アニメ版『美女と野獣』のあらすじと魅力を解説|誰もが憧れる純愛ストーリー

 

ディズニーが送る有名作品の一つ、『美女と野獣』。恐ろしき風貌の野獣と美しきベルの純愛を描くファンタジー映画です。登場キャラクターは知っているけど、ストーリーを詳しく知らない人も意外と多いのでは?王子が野獣になってしまった理由、そしてベルが彼と出会うには様々ないきさつがあるのです。

魅力的なキャラクターも多数登場し、鑑賞すれば本作の良さが更に分かるはず!二人のピュアで真っすぐな愛は、観る者全てを虜にしてしまいますよ~!本記事はネタバレを含みますので、未鑑賞の方はご注意くださいね。

ディズニーオリジナル作品ではない!?『美女と野獣』について

美女と野獣 原作本 
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ウォルト・ディズニーでは代表的な作品なのですが、実はオリジナルの長編アニメーションではないんです。原作はフランスの民話『美女と野獣』であり、それを基にして制作しているのだそう。原作でも二人ははもちろん登場するのですが、ベルに姉妹がいたりと設定に若干の違いがみられるようです。

1991年にアメリカで初公開され、1992年に日本上陸。公開時も大きな話題となり、第64回アカデミー賞にノーミネートされ作曲賞と歌曲賞を受賞しています!当時、アニメーション映画がノーミネートされること自体が初めてだったので、より注目度も高かったのでしょう。

ちなみに日本の公開年にはアメリカにてホーム・ビデオが発売されていたのですが、一週間で700万本を売り上げる快挙を達成!日本でも公開時の翌年にビデオが発売され、約115万本を出荷したのだとか。瞬く間に人気作品へと上り詰め、老若男女問わず認知度の高い映画となりました。

2010年には3D作品として再び映画館へ登場、そして2017年には遂に実写化を果たしたのです。続編も存在するため、多くの人に愛され続けている作品ということが分かりますね!

10秒でわかる『美女と野獣』のあらすじ

ディズニー公式YouTubeチャンネル

昔々、お城にとっても傲慢な王子が住んでいました。ある夜おばあさんがお城に訪れ「一本の薔薇をあげるから一晩泊めてくれないか」と交渉します。しかし彼女を目にした王子は、見た目が醜いことから冷酷に追い払ってしまいます。しかしこのおばあさん、正体はとっても綺麗な魔法使いだったのです!

彼女は王子の行いを見て魔法をかけてしまいます。傲慢なまま育てた家来たち、お城、そして王子にも。美しかったお城はまるでボロ屋敷のように、家来たちは人間ではない姿に、そして王子は……醜い野獣の姿になってしまいました。これを解くには「ある条件」があり、それを満たさなければ彼らは一生このままです。

そんなことが起きている一方で、村では美女と呼ばれるベルが楽しそうに暮らしていました。父は発明家、彼女は本好き、村の人間からは変わり者だと言われていますが、ある一人の男がベルに求婚を迫ります。彼女は困り果て、一切男に応じようとはしません。

そしてベルの父は発明品をコンテストに出すべく、馬を走らせていました。ですがひょんなことから森へ迷い込んでしまい、あるお城へと足を踏み入れてしまいます。馬だけが帰宅したことに違和感を覚えるベル。そして父を探しにいくのですが……。

『美女と野獣』のネタバレあらすじ

以下、ネタバレとなりますのでご注意ください!

【あらすじ①】王子がかけられた呪い

美女と野獣 発明家
ディズニー・スタジオ公式Twitter

昔々あるところに、傲慢な王子(山寺宏一)が住んでいた。寒い冬の晩に老婆が城に現れ「一輪の薔薇をあげるから泊めて欲しい」と交渉する。王子は老婆の見た目が醜いことから、冷酷に追い払ってしまった。しかしながらこの老婆の正体は魔法使い。彼の身勝手さ、心のなさを見て、城全体に魔法をかけてしまうのだった。彼を傲慢に育てた家来たちは家具や食器へと姿を変え、城本体も廃墟のようなボロ屋敷と化してしまう。そして肝心の王子は醜い野獣へと大変身。

魔法使いは一輪の美しい薔薇と、外の世界が見える不思議な鏡を城へ置いていく。薔薇の花びらが全て散るまでに王子自身が愛され、また誰かを愛すことを知らなければ、一生全員はこのままの姿で過ごすこととなってしまう。傲慢だった王子は生きる希望を失い、更に城は荒れ果てていくのだった。

野獣が苦しむ一方で、ある村ではベル(伊東恵里)が町の図書館へと向かっていた。彼女は読書が大好きで、自分の世界観をしっかりと持っている女の子。父は発明家であり、村の人間から変わり者呼ばわりをされていたが、ベルは気にしない。むしろ父の存在を大切に、誇りに思っているくらいだ。

そんな彼女に思いを寄せるのが、村では狩の名人で有名なガストン(松本宰二)。男前で気さくな性格の”モテ男”なのだが、彼はベルの美貌に目がない。結婚を迫るも、彼女はガストンに見向きもしていなかった。幾度となるアプローチに困り果てるベル、そして彼も一向に諦める素振りは見せない。

ある日、ベルの父・モーリス(あずさ欣平)は発明品をコンテストに出すべく、馬に乗って外出していた。途中道に迷ってしまい、馬もどこかへ行ってしまったため、仕方なく見つけた城に入って泊めてもらうことに。だがそこは野獣の住む城であり、モーリスは捕らえられてしまった。

食器に姿を変えられた家来たちはモーリスを快く迎え入れたのだが、野獣は決して態度を変えることはない。ろうそくになったルミエール(江原正士)、時計になったコグスワース(熊倉一雄)。ティーポットのポット夫人(福田公子)も人は良いのだが、城の主に逆らうことはできないのだ。

 

【あらすじ②】父と引き換えに……

美女と野獣 ポット夫人
ディズニー・スタジオ公式Twitter

父の帰ってこない村では、ガストンの求婚が続いていた。相変わらず見向きもしないベルだが、彼はそんな態度を目のあたりにするたび「いつか自分の嫁に」と燃えている。

彼の大胆なアプローチに疲れ果てていると、モーリスが連れて行ったはずの馬だけが帰ってくる。不審に思ったベルは馬を走らせ、父を探しに行くと例の城へ到着する。牢屋の前まで辿り着き、再会を果たす親子。だが彼女も野獣に見つかってしまった!ベルは自身を捕虜として差し出し、モーリスを開放することを要求。

結果的にモーリスは解放されたが、娘は捕らわれの身。急いで村へ戻ってガストンらに助けを求めるも、そもそも野獣の存在を信じてもらうことはできなかった。

ベルはもう一生父には会えないと、城内でひたすら泣きじゃくる。そんな彼女の姿を見てルミエールやコグワース、ポット夫人らがベルを歓迎し、慰めた。一方で野獣は自分の醜さに失望し、すっかりと自信をなくしている。不器用であり、ベルをどう扱って良いかも分からない。家来たちは彼のそんな部分を直すようにと注意するのだが、傲慢な性格はそう簡単に改善できるものではないのだ。

屋敷に来た当日、ベルは野獣の部屋にうっかり入ってしまう。そこで彼はまた恐ろしき態度を取り、恐怖心を覚えたベルは城から逃げ出してしまう。だが城の周りはオオカミが多数潜んでおり、足止めを食らってしまった。危機一髪のところで野獣が現れ、自分の身を犠牲にしてまで彼女を助ける。

そんな野獣の姿を見たベルは、再び城へ。彼の手当てを行い、お互いの心優しき一面を知る。

【あらすじ③】城での生活、残された父

美女と野獣 ラスト
ディズニー・スタジオ公式Twitter

二人は城での生活を送るうちに惹かれていった。家来たちもベルが魔法を解くきっかけになるのではないか、と心から期待を寄せる。不器用ながらもベルを想い、精いっぱいの好意を伝える野獣。彼女もそれに応えるがごとく、まるで捕虜とは思えぬほどの関係性となっていた。

二人だけの舞踏会。晩餐会を行った後、ベルはふと父親のことが心配になってしまう。すると野獣は魔法使いからもらった、外の世界を見られる鏡を差し出す。これで父親の様子を確認すれば良い、そう言って鏡を覗くと病気を患うモーリスの姿が……。娘のことが気がかりで無理をして探し続けているようだった。胸が痛んだベルは父親の様子を見に村へ戻ることを決意。野獣も魔法の鏡を渡したまま、彼女を釈放した。

ベルを想っての好意だが、本来なら野獣には時間がない。残った薔薇の花びらも残りわずかとなっている。もうダメかと諦めモードに入りつつある家来たち、そして野獣も彼女が二度と戻ってこないのではないかと落胆していた。

村へ戻り、遂にモーリスと再会するも、家にガストンが現れてしまう。ベルが野獣に連れ去られたと言う彼を「狂っている」と判断し、精神病院へ送り込もうとしていたのだ!止めに入るベルだが卑怯なガストンは「精神病院に入れないのなら結婚しろ」と無茶な要求をする。

父の発言が虚言でないことを証明するために、魔法の鏡で野獣の姿を映し出した。これにはガストンも村人も大騒ぎ。そして察しの良いガストンは、野獣がベルに好意を寄せていることがハッキリと理解できた。嫉妬心をむき出しにした彼は村人と共に野獣討伐を決意。モーリスとベルを地下室に閉じ込め、城へと向かっていく。

絶体絶命のピンチだが、こっそりとベルのあとをつけてきたポット夫人の子供・チップ(山口淳史)が二人を救出。城に向かうガストンらを追いかけることに。

【あらすじ④】そして二人は……

美女と野獣 ドレス
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目的地へ辿り着いた村人とガストンは、城内に侵入すべく襲撃を開始する。これには家来たちも驚きを隠せず、彼らなりの方法で対抗し、城は騒然となっていた。その一方でガストンは別行動を取り、着々と野獣のいる部屋へと向かっている……。

家来たちのおかげで村人達は一層できたものの、ガストンは野獣の元へ到着してしまう。ベルの件ですっかり心が落ちてしまった野獣は、以前のような凶暴性を秘める人物ではなくなっていた。それを良いことに奇襲をかけるガストン。彼は弓矢で追い詰め、トドメをさそうとしたところにベルが駆けつける。

ベルの存在を確認して目が覚める野獣。ガストンへ反撃し先ほどの立場から逆転、野獣がガストンを追い詰める形となった。卑怯な彼は「もう許してくれ」と許しを乞い、野獣はトドメを刺さずに城から出ていくよう促す。

ベルと感動の再開を果たしたのもつかの間、先ほどのガストンの態度は演技であり、後ろから剣で野獣を突き刺した!血を流し、苦しむ野獣。だがガストン自身もバランスが取れずに、城のバルコニーから転落していくのだった……。

野獣は大きなダメージを受け、息も絶え絶えである。そして息を引き取った瞬間、ベルが涙を流しながら「愛してるわ」と一言。その瞬間、最後の花びらが落ち……呪いはみるみる解けていく。廃墟のような城は美しい城に、家来たちは元の人間に、そして野獣も――ベルにふさわしい立派な王子へと本来の姿にかえっていった。

二人は共に愛を誓い、城でダンスを踊る。家来やモーリスもベルと王子を幸せそうに見守るのだった。

『美女と野獣』の登場人物

ベル役:伊東恵里

美女と野獣 ベル
ディズニーキッズ公式サイト

読書と空想が大好きな美女・ベル。村では親子共々「変わり者」と言われていますが、周りを気にせず自分らしく生きる姿には好感が持てますよね。ガストンにどれだけ求愛されても動じない部分は思わずカッコよさを覚えるほど(笑)非常に芯の強い女性といった感じですよね。同性からみても憧れる要素がたくさんあるキャラクターではないでしょうか?

彼女の行動力や優しさが、最終的なハッピーエンドをもたらしたと言っても過言ではありません。いつまでも幸せに野獣と暮らしてほしいものです。

ベルを演じるのは女優・伊東恵里さん。ミュージカルを中心として活動しており、劇団四季に在籍していた時期もあるのだとか。作中の歌唱パートも全て担当しています。あまり歌唱パートを兼任している声優さんは多くないので、とても印象に残りますよね!ちなみに『ムーラン』や『メリー・ポピンズ』の歌唱部分も担当しているそうですよ。落ち着いているけど、どこか色気のある声色が心地よく耳に残ります。

野獣(アダム)役:山寺宏一

美女と野獣 アダム
ディズニーキッズ公式

元々は普通の人間だったのですが傲慢な態度が度を過ぎ、魔法使いに呪いをかけられてしまいます。己が美しかったゆえに、「醜さ」に対してはとても厳しい考えを持っていたのかもしれません。しかし相手を受け入れない姿勢が仇となり、自分自身が醜い姿へと変貌を遂げたため、自分の過ちに気づいたのでしょう。

傲慢な態度は不器用な本来の姿の裏返し。素直にものを言えないだけで、心の底から悪人だったわけではないのです。ベルと出会い心を開いたことから、運命が大きく変わったといっても良いでしょう!恋に落ちてから彼の眼差しは優しく、そして非常に柔らかくなりました。

野獣(アダム)を演じるのは『アラジン』のジーニーや『リロ&スティッチ』のスティッチ、そしてドナルドダックなどでお馴染みの山寺宏一さん。「山ちゃん」の愛称で幅広い年代から人気を誇る大ベテラン声優です。過去には「おはスタ」でメインMCを務めていたので、該当する世代の人たちからの認知度はとっても高いですよね!様々な系統の声色を出すことができるので、ダンディーな男性キャラから可愛らしい動物まで、数多くのキャラクターを演じています。

ガストン役:松本宰二

狩りがうまく、村では恋心を寄せる女性がいるほどのイケメン・ガストン。猛烈なアプローチに素晴らしい容姿、メロメロになってしまう人がいるのも分かりますが、ベルは彼の性格の悪さや乱暴な振る舞いを見抜いています。しかし自信満々なガストンはそれさえ気づかず、勝手に野獣へ対抗心を燃やしていたほど。

最終的には性格の悪さを改められず、バルコニーから転落し命を落としてしまいました。傲慢さを改善して全てが変わった野獣と、悪夢の結末を迎えたガストン。非常に対照的な人物であることが分かりますね。

有名な悪役・ガストンを演じるのは松本宰二(さいじ)さん。名古屋フィルハーモニー交響楽団の会員であり、オペラでデビューしました。メディアにはあまり出演していませんが、コンサートやディナーショーなど積極的な活動を行っています。

『美女と野獣』はなぜ愛される?魅力3選

美女と野獣 ディズニープラス
ディズニー・プラス公式サイト

本作は長きにわたって愛される作品ですが、思わずハマってしまう、見入ってしまう理由はどこにあるのでしょうか?その魅力を解説いたします。

ココが良い&ハマるポイントその①ベルの性格が好き!

美女と野獣 あらすじ
ディズニー公式サイト

女性の大好きなディズニープリンセスの一人、ベル。フランス語で”ベル”とは「美しい」という意味だそうで、彼女の美貌を見れば納得してしまうはず。ただ美しいだけでなく、芯が通ったしっかり者の一面も、人気を博す理由なのでしょう。ガストンに対して毅然とした態度を取る、野獣にも臆さず立ち向かっていく姿は、観ていて思わず惚れ惚れしてしまいますね。

ただ気が強いだけでなく、素直になれない野獣の気持ちをそっと汲み取ってあげる優しい一面も。ベルが寄り添ってあげたからこそ、彼は心を安心して開いていけたに違いありません!まだまだ若い少女ではありますが、どこか頼りたくなってしまう、また会いたくなる……そんな魅力を持った女の子なのです。

ココが良い&ハマるポイントその②野獣の不器用さがイイ!?

このお話は野獣がガストンのような、グイグイくる性格だと魅力がなくなってしまいます(笑)ベルのブレない姿勢や優しい気持ちがあるからこそ、野獣の不器用さをカバーできるのです。一見アンバランスな二人ですが、逆にその部分に相性の良さを感じたのかもしれません。

「彼女を喜ばせるにはどうしたらいいのだろう」と慎重になる野獣、本がいっぱいの部屋に案内するときはとても緊張したことでしょう。ベルの笑顔をみて顔がほころぶ野獣、ハッキリ「好きだ」とは言いませんが、行動から好意を感じ取れるあの雰囲気……観ていてとってもキュンキュンくるシーンですよね。「真実の愛」を知らないからこそ戸惑ってしまうのですが、その手探りな感じがまたたまらないと思います。

 

ココが良い&ハマるポイントその③家来たちが個性派!

美女と野獣 あらすじ
ディズニー公式サイト

注目すべきはベルと野獣だけではありません。家具や食器と化してしまった家来たちのキャラクター性が、より本作の良さを引き立たせるのです。「傲慢な王子に育てたから」と魔法使いから野獣同様に呪いをかけられますが、彼らも心優しき人間。大切に思うあまり、少し甘くしてしまったのかもしれませんね。

父と離れ悲しむベルをもてなしたり、野獣とベルをくっつけようと奮闘したり、襲撃に負けず対抗したり……あらゆるところで活躍を見せます。端役のフィフィ(羽ばたき)がルミエールとイイ感じの関係だったり、チップが意外な部分で登場するなど細やかな設定も魅力の一つ。あの家来たちの中で「推し」ができてしまう人もいるそうですよ!(笑)

『美女と野獣』のあらすじまとめ

「真実の愛」をテーマに描いた作品『美女と野獣』。ベルと野獣を観ていると、なんだか心の奥が温まっていくような感覚に陥ります。特別な日の夜に大切な人と観て欲しい作品でもありますね。きっと鑑賞後はお互いの大切さに気付き、もっと愛しくなってしまうかも?

もちろん年代幅広く愛される映画ですので、お子様やお友達と楽しむのも◎ハッピーな『美女と野獣』の世界に、ぜひ触れてみてはいかがでしょうか。

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