タイムループの最高潮『バタフライ・エフェクト』をネタバレ解説!

 

バタフライ効果という現象を題材としたスリラー映画『バタフライ・エフェクト』。斬新な物語展開とアイデアが高い評価を受け、公開時は制作国のアメリカにて大きな話題を呼びました。過去に戻って出来事を修正、そしてまた現在に戻る……まるで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を彷彿させますが、主人公は極めて困難な道を辿ることとなります。

本作はネタバレを含みますのでご注意ください。また先にオチを知ってしまうと楽しさが半減してしまうので、未鑑賞の方は鑑賞後の閲覧を強くおすすめします!

少しの変化が大きな事態を招く……『バタフライ・エフェクト』について

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バタフライ効果とは初期状態にある”何か”のわずかな差(変化)が、その後に大きな変化・違いを生み出してしまうこと。名称の由来は「蝶々の羽ばたきは遠地の気象を変化させられるのか」というカオス理論からきています。一部の変化大きな違いを呼ぶ……本作を最後まで観れば、その意味がよく分かることでしょう。

アメリカで2004年に初公開され、珍しい題材と作りこまれたストーリーに人々は大興奮!全米第一位を記録し、興行収入は米国だけで約5700万ドルの興行収入となりました。日本では翌年の2005年に上陸し、トータルの興行収入は約9600万ドルという素晴らしい結果を叩き出しています。

監督を務めるのはアメリカの脚本家エリック・ブレス。脚本家になる前はサウンドデザイナー(効果音を制作する仕事)として働いており、1997年より映画界へ進出。『デッドコースター』『ファイナル・デッドサーキット』でもお馴染みですね!映画だけではなくテレビドラマも脚本も担当しており、扱っているジャンルは幅広いのだとか。

ちなみに『バタフライ・エフェクト』には続編が2つあるのですが、エリックが担当しているのは1のみ。『バタフライ・エフェクト2』と『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』は全て違う監督が制作をしていますよ。

10秒でわかる『バタフライ・エフェクト』の簡単なあらすじ

YouTubeムービー公式

主人公のエヴァンは小さな頃から、要所要所で記憶が飛んでしまうことがありました。父の病気が遺伝していると危惧した母親は彼を病院で診てもらうことに。医師は脳に問題がないことを告げると「一日の記録を毎日日記として着けさせる。記憶力が上がるかもしれない」とアドバイスをします。それ以来エヴァンは、日記をつけることが欠かせなくなりました。

そして、大学生へと成長を遂げるエヴァン。成績は優秀で大学教授からも一目置かれているほどになります。ここ7年ほど記憶が飛ぶ機会はなく、容態が安定していることに喜んでいます。ですが自分のつけた日記を読み返すと突然文字が歪み、不思議な感覚へ陥ることに気づいた時――、過去の世界へ戻れることが発覚しました。それも記憶が飛んでいる部分へ戻れるのです。

エヴァンの記憶が抜け落ちている部分はどれも不可思議なものばかり。早速過去の世界へ行き、記憶を取り戻すべく動いてしまうのですが……。

 

【あらすじ①】奇妙な絵と7歳のエヴァン

バタフライ・エフェクト 7歳
出典:インターネット・ムービー・ベース

成人済みのエヴァン(アシュトン・カッチャー)がある場所にて立てこもっている。机の下に隠れ「誰かがこれを見つけたら僕の計画は失敗した証拠」「最初に戻れたら彼女を救える」などと意味深なメモ書きを残していた……。

時はさかのぼること3年前。まだ7歳の少年だったエヴァンは母・アンドレア(メローラ・ウォルターズ)と二人暮らしで、父は精神病院へ入院している。クラスメイトには皆父親がいることから、彼は少し寂しい気持ちを抱いていたようだ。しかしながらアンドレアは女手一つで子供を育て、二人は良好な関係を築いている。

そんなある日のこと、エヴァンを学校へ送って行ったアンドレアは担任に呼び止められる。話を聞くと彼は奇妙な絵を授業中に書いたのだとか。将来の夢を題材に書いた絵らしいが、男二人を刃物で惨殺する……人格を疑ってしまうほどの、恐ろしいものだった。そして何より気がかりなのは、エヴァン自身がそんな絵を描いた事実を覚えていないことである。

心配したアンドレアは父の入院する精神病院へ連れていくも、脳に異常はなし。医師はストレスが溜まっているのでは、と判断し、父がいないことも原因となっている可能性があると指摘した。記憶がない件については「毎日日記をつけさせ、記憶力を向上させてみては」とのこと。早速その日からエヴァンは日記をつけ始めることとなる。

そして慣れてきたある日、友人の兄妹・トミー(ウィリアム・リー・スコット)とケイリー(エイミー・スマート)宅へ行く直前に、彼は包丁を手にしたままキッチンへ佇んでいた。驚くアンドレア、しかしまたエヴァンは覚えていない。

そしてトミーとケイリーの父の元へ預けられた時も一部記憶が飛び、気づけばケイリーとエヴァンはカメラの前で裸になっていた。映画・ロビンフッドの撮影をすると彼らの父は言っていたはずなのに、なぜ裸に……?わけがわからぬまま、記憶喪失の状態は続いた。相変わらず、脳に異常はない。

父親がいないことがストレスなら……と考えた末、精神病院にいる父親と面会を果たす。だがここでも記憶が飛び、気づけば父親がエヴァンの首を絞めている謎の事態に!父は「この子はこのまま死ぬしかない」と本気で襲い掛かり、後ろから止めに入った人間に殴られ、そのまま死亡。

記憶が飛び、何が何だかわからないまま父の葬儀へ出席するエヴァン。全て重要な部分で記憶喪失となっているため、本人も事態がどう転がったのか分かっていなかった。

【あらすじ②】ダイナマイトがもたらす悲劇

バタフライ・エフェクト 20歳
出典:インターネット・ムービー・ベース

その後エヴァンらは13歳になり、タバコを吸って悪さをするようになっていた。その頃はトミー、ケイリー、レニー(エルデン・ヘンソン)と相変わらずつるんでおり、トミーが父親の部屋からダイナマイトを見つけ出す。ほんのイタズラ心で点火し、見知らぬ家のポストに入れるようレニーに命令。戸惑うレニーだが、火が付いたままポストへ入れてしまった。

そこからエヴァンの記憶は飛び、気づくとレニーが救急車で発作を起こしながら運ばれていた。事は大きくなり、アンドレアは彼に詰め寄るも全く覚えていない。その後もエヴァンは医師の元で催眠療法を受けるが大量の鼻血を出し、めざましい効果は見られなかったのだ。

レニーが無事に退院し、ケイリーとエヴァンは彼を遊びに誘う。すると廃品置き場にて、エヴァンの飼い犬が麻袋に入れられ、油をかけている様子が……。そこにいるのはトミー。彼の飼い犬を殺そうとしているのだ。止めに入るも妹のケイリーにまで攻撃、エヴァンも重傷を負ってしまう。そしてここで記憶が飛んでしまい――、気づけば大泣きするケイリーと、燃える麻袋があった。レニーは呆然として立ち尽くしている。

ここでの記憶もないまま、エヴァンはアンドレアと共に引っ越しの日を迎える。ケイリーに「君を迎えにくるよ」という言葉を残し、二人は街を出ていった。

そして彼は大学生になり、記憶に関する研究を進めていた。引っ越してから7年間はずっと日記を書き続け、幸いなことに記憶喪失は起こっていない。教授からも期待され、友達ともうまくやっているようだ。ルームメイトであるパンキッシュなサンパー(イーサン・サプリー)も見た目とは裏腹に”イイ奴”なので、問題のない学校生活を送っている。

ある時部屋で過去の日記を読み返すエヴァン。すると悪さをしていたあの13歳の時に戻ったような感覚に襲われ、意識を失ってしまった。どうやら日記を読むことで過去の世界へ戻れるらしい。欠落した記憶を埋めるべく、彼は13歳の廃品置き場で起きた場所へ戻ることに。

ちょうどこの部分はトミーとエヴァンが揉めている最中に記憶が飛んだのだが、戻ったことで同じシーンが再生される。やはりエヴァンは重傷を負っていたのだがが、レニーは飼い犬を助けるべく麻袋に手をかけていた新事実が発覚した。しかしトミーに脅され実行はできず、また彼はエヴァンへ向かって「妹に手を出すな!」と警告を促す。犬は殺されてしまい、そこで現実へと返って行った。

これが真相なのか確かめるべく、大学生のエヴァンは幼少期を過ごした街へ向かい、レニーを訪ねる。しかし彼はすっかりと精神を病んでおり、プラモデルばかり作って引きこもっていた。

トミーに脅された時の「ママの喉をかっ切るぞ」の言葉をそのままエヴァンへ投げ、彼は暴れ出す。様子がすっかりとおかしくなっていたので、過去へ戻った際の出来事が本当であることが分かった。

【あらすじ③】初恋の女の子は・・・

バタフライ・エフェクト サンパー
出典:インターネット・ムービー・ベース

現実に戻ったエヴァンだが、実際にダイナマイトで何が起きていたのかはまだ不明だった。そこでダイナマイトをポストに投げ入れた日へと移動。再び13歳の自分となり、レニーの様子を見つめていた。途中タバコを落としてお腹にやけどを負ってしまう。

ダイナマイトはタバコの火を通じて点火をするようになっていたため、爆発には2分ほどの猶予がある。ポストへ近づいたのは赤ちゃんを抱いた女性、一同は自分たちの事の重大さにやっと気づきますが時既に遅し。ポストは爆発してしまったのだ。レニーが心を痛めた原因はこの出来事が引き金となっていたのである。そした現実へ戻るエヴァンのお腹には、くっきりとやけどの跡が残っていた。

エヴァンの父も実は若き頃「記憶を取り戻す方法を知った」と口にしていたらしい。そこから精神を病んでしまったそうだが、他人事と思えない彼は父の発言に関心を持ってしまう。このまま過去を取り戻そうという計画だが、ルームメイトのサンパーからは「理由があって封印した記憶かもしれないから、無理に掘り起こすのは良くないぞ」と反対される。

しかし気持ちを止められないエヴァンは現実のケイリーに会いに行ってしまった。彼女は地元のウエイトレスとして働いており、彼と嬉しそうに再開する。真実を確かめたく思い、さりげなく地下室で起きた“二人が裸でカメラの前に立っていたこと”について触れる。その瞬間彼女は悲しい顔で反発、泣きながら去って行ってしまった。実はずっと、ケイリーはエヴァンの迎えを待っていたのである。

翌日兄のトミーから、ケイリーが自殺したことを留守電にて知らされた。ショックを隠し切れないエヴァンだが、過去に戻れることを学んでしまったため、今までの出来事を変えられるのではないか?と考え始める。日記を使って過去へ戻り、現実を変えられるよう奮闘することに。

そして7歳の時、ロビンフッドの映画を撮ると称して地下室へ行った出来事へワープ。やはりケイリーとエヴァンはカメラの前にいた。彼らの父は児童ポルノを撮影しようと企み、それがケイリーのトラウマとなっていたのである。

そこでエヴァンは彼らの父を一喝、彼女への虐待を辞めさせることに成功した。

【あらすじ④】未来がねじ曲がっていく……

バタフライ・エフェクト 刑務所
出典:インターネット・ムービー・ベース

現実に戻ると、エヴァンとケイリーは恋人同士として結ばれていた。同じ大学へ進学し、同じベッドで寝ている……書き換えられた過去が一気に脳味噌へ入ってきたため、エヴァンは衝撃のあまり鼻から大量の出血を起こす。一見幸せなオチに思えるが、この世界ではルームメイトのサンパーとは仲が良くない他、教授からも大きな期待はかけられていなかった。

ケイリーとはうまくいっているが、あるデートの夜にトミーは待ち伏せしてエヴァンに襲撃する。彼は悪い道へ走り少年院に入っており、父親にも虐待されていたため、唯一の心の拠り所はケイリーだけだったのだ。そんな彼女をエヴァンが奪ったと怒り、話を一方に聞かない。

エヴァンもエヴァンでダイナマイト事件の発端はトミー、愛犬を殺された、などと様々な憎しみが蘇り、彼を勢いで殴り殺してしまうのだった……。犯罪者となり刑務所へ送られ、劣悪な環境での生活を強いられることに。

事態が悪化していくエヴァンは危機を感じ、アンドレアに日記を持ってきてもらう。しかし刑務所は本物の悪人で溢れており、早速彼は怪し気な奴らにちょっかいを出され、体を求められる。挙句の果てには日記も奪われてしまった。

状況を打破すべく、同じ部屋の男を味方につけ、自分自身がワープできることを彼の前で証明。同部屋の男は信仰深いため、エヴァンに協力。日記を奪還し過去へ戻り……再びあの廃品置き場の場所へとワープする。思えばあの頃からトミーはエヴァンに対し怒りを抱いていたため、13歳のエヴァンは彼に「もうケイリーとは会わない」と約束する。その代わり犬を殺せば少年院送り、ケイリーと二度と会えなくなると脅すとトミーは火をつけることをやめた。

物事が良い方向へ向かったと思いきや、手を止めたトミーの背後にはレニー。今度は彼がトミーを刺殺してしまったのだ!結局トミーは死亡、レニーは別の原因で精神を病み、病院送りに。誰かを助けようとしているのに、誰かが犠牲となる。ワープするたびに事実はねじ曲がり、思う方向へ行かないのだ。

そしてエヴァンの脳は出血が起きているも、神経再生が行われていることが発覚する。記憶を塗り替えるたびに十数年分もの情報が頭へ入ってくる→大量の鼻血や頭痛が起きているため、彼自身もそのことは分かり切っていた。

レニーを救うことができなかったため、次は父との面会の日へ戻ることに。父はエヴァンがしている行動にすぐに気づいたのか、今すぐ過去の塗り替えをやめろと言う。このまま続ければ他人の人格さえも変え、母を殺す可能性だってあると警告を促したのだ。全く言うことを聞かない彼に危機を感じ、首を絞めて殺そうとしたのである。

父自身もそれで精神を病んだことから、エヴァンに同様の道を進んでほしくなかったのが本音なのだ。大学生へと戻ったエヴァンは面会時の記憶を埋めると、次はケイリーの元へ訪れる。

【あらすじ⑤】過去と現在の果てに

バタフライ・エフェクト ラスト
出典:インターネット・ムービー・ベース

ケイリーはウエイトレスをしておらず、顔に傷を残したまま安いストリッパーと売春で生活をしていた。住む場所も見た目も汚く、可愛らしい雰囲気もなくなっていたため、エヴァンは軽いショックを受ける。かつてのワープした出来事を話し、どうにか彼女の信用を得ようとする。説明により信じてもらえたものの、過去に戻れるならダイナマイト事件や母親と赤ちゃんを助けろと吐き捨て、その場を去ってしまった。

このことからエヴァンはダイナマイト事件の日に戻り、トミーは母親と赤ちゃんを救出した。エヴァンが郵便受けに近づき、爆発したところで現在に戻ると――彼はレニーとルームメイトになっていた。元気そうな彼を目の当たりにするも、エヴァンは両腕をなくしていたのである。

この世界ではレニーとケイリーが恋人同士になっており、トミーは善人になっていた。周りは救われていたものの、今度は自分の身に災難が降りかかっていたのだ。車椅子でないと生活が出来ず、アンドレアはダイナマイト事件をきっかけにヘビースモーカーに、そして肺ガンの患者となっている状況……。これまた過去を変えなくてはならない。

レニーに協力を受け、ダイナマイトを壊す計画を立てる。7歳の彼に戻り、壊すための包丁を手にするのだが、その場面を母に見られてしまう。失敗に終わったため、次は7歳の地下室での事件へ。そこではケイリーが火のついたダイナマイトを持ってしまい、過去の中で彼女は死亡。戻っても戻っても、うまくいかないことが続く。

更に連続して過去へ移動したことから脳には大きな負担がかかっていた。そして戻った現実では日記帳が存在しておらず、精神科の医師からは全て妄想とさえ言われてしまった。精神病院の患者となったエヴァンはアンドレアに幼き頃のホーム・ビデオを持ってきてもらうことに。

そして病室を抜けて院内のある場所へ立てこもり、メモを書く。(※冒頭シーンと同じ※)ホーム・ビデオを見ながらワープを成功させ、本来ならここでケイリーと仲良くなるはずだが……わざと嫌なことを言って、彼女を遠ざけた。つまりケイリーとは最初から交流がないように仕立て上げた、彼の苦渋の決断である。

7歳のエヴァンは泣いており、現在に戻ると――やはりルームメイトはレニー。ケイリーとトミーは非行に走らず、虐待を行った父にもついていかずに、離婚後は母親の元で育ったようだ。もう二度と過去の塗り替えをしないように、エヴァンはレニーと共に日記帳を燃やす。

8年後、無事に医者となったエヴァンは街中でケイリーとすれ違う。お互い何かを感じて振り返るも、話しかけたり目が合うことはなかった。エヴァン自身も彼女を追うことはなく、そのまま前を向いて再び歩き出した。

『バタフライ・エフェクト』のキャスト

エヴァン役:アシュトン・カッチャー

バタフライ・エフェクト アシュトン・カッチャー
アシュトン・カッチャー公式Facebook

記憶の一部が飛んでしまうという不思議な現象に襲われているエヴァン。記憶を取り戻すべく、そして過去の塗り替えを行うためにワープするのですがなかなかうまくいきません。誰かが助かれば誰かが傷つく、最終的な決断「ケイリーを諦める」ことで負のスパイラルは止まりました。

苦渋の決断だったとは思いますが、どこかで辞めなければ父親と同じく精神が崩壊していたかもしれません。最後は憑き物がとれたかのように、NYの街中を颯爽と歩いていく彼の姿がありました。

大学生後のエヴァンを演じるのはアシュトン・カッチャー。アメリカで活躍する俳優さんですが、実は投資家の一面も。超がつくほどの豪邸に住んでいることでも有名で、出演料が非常に高いのだとか……!『最後に恋に勝つルール』や『スティーブ・ジョブズ』など有名作品に多数出演しています。

ケイリー役:エイミー・スマート

バタフライ・エフェクト エイミー・スマート
エイミー・スマート公式Twitter

トミーの妹であり、兄妹揃って父親から虐待を受けていた少女。ある過去ではエヴァンと恋人同士になっていたり、レニーと愛をはぐくんでいたり、ある時は売春婦になっていたり……。過去によって運命が大きく変わる人物と言えます。最終的にはエヴァンの判断で交流は断ち切られてしまいましたが、NYの街中で見かけた彼女は真っ当な社会人となっていました。

ケイリー役を務めるのはモデル・女優のエイミー・スマート。13歳からファッションモデルとして活動し、美しいルックスが何よりも印象的。演劇クラスを10代の頃専攻していた経験を活かし、女優や声優としてもたくさんの功績をおさめています。

トミー役:ウィリアム・リー・スコット

バタフライ・エフェクト トミー
ウィリアム・リー・スコット公式Instagram

幼き頃エヴァンらとよくつるんでいたトミー。父親に虐待されていた心の傷が、エヴァンへの恨みを大きくしてしまったのかもしれません。心の拠り所はケイリーだけだったため、本当に奪われたと思ってしまったのでしょう。少年院に入っていたり、奇襲をかけてきたりとハードな言動が目立ちますが、最後は父親と離れることに成功。ケイリー同様、真っすぐと成長していくことができたんですね。

トミー役を演じるのはアメリカの俳優、ウィリアム・リー・スコット。『遠い空の向こうに』や『60セカンズ』など多くの作品に出演。あまり情報がない俳優さんですが、日本に上陸していない映画にも多数出演しているようで、現在も活動を続けています。

レニー役:エルデン・ヘンソン

バタフライ・エフェクト エルデン・ヘンソン
エルデン・ヘンソン公式Instagram

元々トミーにいじめられていたであろうレニー。ちょっぴり気弱そうなルックスをしているので、本当はダイナマイトでのイタズラなどはしたくなかったのかも……。精神を病んでしまい、過去によってはトミーを殺害する恐ろしい一面も見られました。しかしエヴァンの選択により、最後は彼のルームメイト・そして良き理解者となったのです。

レニー役を演じるのはアメリカの俳優・エルデン・ヘンソン。現在は42歳ですが2歳からベビー・モデルとして活動し、8歳には子役デビューと業界では大ベテラン。映画からテレビドラマまで、幅広い活躍をしていますよ。

バタフライ・エフェクトで重要な6つのポイント

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本作は「タイムリープもの」でありますが、過去に戻る際にカギとなるのは以下の通り。一回観て話がうまく掴めなかった方は、以下のポイントに注目して再鑑賞しましょう!

ポイントその①残酷なイラスト

冒頭から鑑賞者に衝撃を与えた残酷なイラスト。よく見ると刺されて倒れているのはスキンヘッドと金髪の男性です。これは刑務所内で出会ったエヴァンにちょっかいを出してくる、あの二人ですね。ただしこれを描いた時に彼はまだ7歳。

予知能力があったのか、はたまた自分の未来が見えていたのか……。それは作中で明かされていないので、やや疑問が残るシーンですね。

ポイントその②無意識の包丁

キッチンにてエヴァンが包丁を手にしているところを、アンドレアが見つけました。彼はここでも記憶が飛んでいるのですが、初めて見た時は「サイコパスなのか?」と思ってしまいますよね。最後まで観ている方なら分かると思いますが、これはダイナマイトを壊そうとした際に持ち出したもの。

彼はこの時まだ7歳ですから、何か壊せるものと考えた結果が包丁だったのでしょう。子供ながらの発想ではありますが、アンドレアが不気味に思うのも無理はありません……。

ポイントその③ケイリーの父親が撮る「映画」

トミーとケイリーの父親であるジョージ。映画を撮ると称しながら本当は児童ポルノを撮影するつもりだったのです!全てが明かされる前からも、ジョージの言葉は汚く乱暴だったので、すぐに虐待だと思った方も多いのではないでしょうか?

作中では重要なシーンであり、地下室の出来事は様々な変化をもたらします。虐待を止めたり、ケイリーが命を落としたり……何度もエヴァンはこの瞬間へと戻るのです。

ポイントその④父親との面会

面会後、突然父親に首を絞められて何が何だか分からず驚いてしまいましたよね!父親はエヴァンと同じ能力を持っており、かつて過去を塗り替え、それを繰り返したところ精神を病んでしまったのです。忠告したけど聞き入れない息子に危険性を感じ、殺害しようとしたのでしょう。

ずっと母・アンドレアはエヴァンに「父の遺伝じゃないか」と不安に思っている様子でした。はっきりとは明言されていませんが、彼女も夫の能力を目の当たりにしたことがあるのかも……?

ポイントその⑤ダイナマイト事件

少しのイタズラ心が大きな惨劇を招いたダイナマイト事件。レニーの精神を蝕んだほか、尊い命を奪った最悪の出来事です。どの過去へ戻っても誰かが傷つく結果となり、なかなか物事はうまく運びませんでした。ダイナマイトは作中のあちこちに登場するので、本作のキーポイントとなるアイテムです。

ポイントその⑥廃品置き場にて

エヴァンの愛犬が殺されてしまう、ケイリーや彼自身も重傷を負った廃品置き場での出来事。こちらもダイナマイト事件同様、最悪の結末を迎える事態も存在しました。

これをきっかけにエヴァンが刑務所に入ってしまったり、トミーが死を迎えるものだったり、レニーが病んでしまう原因だったり……。作中の最もカギとなるシーンの一つですね。

『バタフライ・エフェクト』のネタバレまとめ

タイムリープものとしては完成度が高く、114分があっという間に過ぎる『バタフライ・エフェクト』。一度ではなく、重要ポイントを押さえて繰り返し鑑賞するのも面白いですよね。謎解き感覚で友人や恋人と一緒に鑑賞するのも面白いでしょう!続編もありますので、興味がある方は続けて観ることをおすすめします。

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