映画『マイティ・ソー』のあらすじをネタバレありで解説!伏線や小ネタに気がつける?
2011年、マーベル・スタジオ製作のもと公開された『マイティ・ソー』。
アメリカの代表的なヒーローコミックであるマーベル・コミックの実写化作品であり、アイアンマン(2008年公開)・インクレディブル・ハルク(2008年公開)に次ぐ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の4作品目、『マイティ・ソー』シリーズでは1作品目に当たる映画です。
本編はアクション要素だけでなく、兄弟・親子間の葛藤や恋愛模様などといったヒューマン要素、そして、神の世界と地球の世界の交わりといったSF要素・ファンタジー要素も盛り込まれた作品に仕上げられています!
公開後は興行収入が502億円越えと最先がよく、その後公開された続編2本は1作品目を上回る興行収入で人気作品の仲間入りを果たしました。
この記事では、『マイティ・ソー』本編のネタバレを含むあらすじを始め、登場人物やキャストの魅力・ストーリに隠された伏線や小ネタ・見どころなどをご紹介していきます。まだ見たことがない方はもちろん、1度見たことがある方でも見直したくなるような情報がたっぷりです。
目次
映画『マイティ・ソー』について
『マイティ・ソー』は北欧神話がもとになって作られた映画で、原作コミック『Thor』の実写化作品です。ストーリーの流れはもちろん、主要どころの登場人物も北欧神話と重なる部分がほとんどで、オーディンやソー(北欧神話ではThorと書いてトールと読む)・ロキ・ヘイムダルなどが登場します。
また、キャラクター設定もほぼ同じ。映画化にあたり、監督は俳優や脚本・プロデューサーなどで知られるケネス・ブラナーが担当しました。キャッチコピーは「神失格の男(ヒーロー)”2つの世界”の運命は彼の手に」で、アスガルド(神の世界)とミッドガルド(地球)の2つの世界の様子が描かれます。
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10秒で分かる!映画『マイティ・ソー』の簡単なあらすじ
冷静になれず休戦中であったヨトゥンヘイムに戦いを仕掛けてしまったソーは、アスガルドの次期王にふさわしくないと見極められ、オーディンに力をすべて奪われたあと、ミッドガルドに追放されてしまいます。
どうにかしてアスガルドに戻ろうと模索する中、ミッドガルドでは新たな出会いがあり、人間との繋がりが広がっていきます。
同じころ、アスガルドからも仲間たちがソーを連れ戻しにやってきますが、これに気づいた「裏切り者」によって魔の手が差し伸びることに……。
映画『マイティ・ソー』のネタバレあらすじ
【あらすじ①】ヨトゥンヘイムとアスガルドの因縁
ときは現代のニューメキシコ。天文物理学者であるジェーン(ナタリー・ポートマン)とエリック博士(ステラン・スカルスガルド)・ダーシー(カット・デニングス)の会話から物語ははじまる。
過去17回決まって同じ時間に現れた大気擾乱が、ジェーンの研究するワームホールと関係あるのではないかと観測のため3人で集まったのだそう。
準備をしていると空にはオーロラのようなものが突如現れ、竜巻が起こり大きな落雷が落ちてくる。より詳しく調査するため、車で近づくも目の前に突然現れた謎の男(ソー(クリス・ヘムズワース))を轢いてしまう……。
場面が切り替わり、今よりも遠い昔、西暦965年のミッドガルド。ラフウェイ(コルム・フィオール)率いるヨトゥンヘイム軍(氷の巨人軍)がミッドガルドを侵略しようと、人間を次々氷に変えてしまった。
侵略が進む中、オーディン(アンソニー・ホプキンス)率いるアスガルド軍がミッドガルドに到着。激しい攻防戦を繰り広げた結果、王であるオーディンの片目は失明してしまうものの、戦いには見事勝利し休戦を結ばせることに成功する。その際ヨトゥンヘイムの力の源である青い箱も回収しアスガルドで管理することにーー。
ときは戻り現代。アスガルドにてオーディンの息子、ソーの王位継承の儀式が行われていました。しかし同時刻、武器庫には青い箱を奪い返すため、ヨトゥンヘイム兵がどこからか侵入。
早々にオーディンが気づきデストロイヤー(戦闘マシーン)で対処したため、青い箱は奪われずに済んだ。しかし、宝物庫への侵入を許してしまったことや休戦の約束を守れていないことから、ソーはヨトゥンヘイムに乗り込むとオーディンに訴える。
オーディンはもちろんビフレストの守り人、ヘイムダル(イドリス・エルバ)にも反対されましたが、納得できないソーはロキ(トム・ヒドルストン)・シフ(ジェイミー・アレクサンダー)・アスガルドの3銃士とともに、ヨトゥンヘイムに乗り込むのだった。
ヨトゥンヘイムに到着したソー達だったが、すぐにラウフェイに見つかってしまう。気が変わらないうちにアスガルドに帰れと促されたものの冷やかされたことで怒りが抑えられず、戦闘に。危機一髪のところでオーディンが駆けつけアスガルドに強制帰還するが、ヨトゥンヘイムとのいざこざは解消されないまま。
アスガルドに戻ったオーディンはソーになぜ愚かなことをしたのかと問う。これに対しソーは自分の力を見せつけなければならない。そうでないと9つの国の笑い者になると言うのだが、それは思い上がりでありときには耐えることも必要だとオーディンに言われてしまう。
言い争いの末、このままでは次期王にふさわしくないと思ったオーディンは、ソーから神の力を奪い取りミッドガルドに追放するのだった。ふさわしいものだけがハンマーの力を授かるだろうと、ソーの武器であるムジョルニアも飛ばされてしまう。
【あらすじ②】ソーとジェーンの出会い
場所はミッドガルド。ジェーン・エリック博士・ダーシーが乗り込む車が謎の男にぶつかるシーンに繋がる。場所も時間も分からないソーはハンマーを探しながら現在地がどこかを3人に尋ねます。
しかし彼の挙動不審な動きやミッドガルドでは通じない地名の登場により、危険性を感じたダーシーによって気絶させられてしまう。車でぶつけてしまったことや気絶させたことから、病院に連れていくのだが、その後方では空から何かが降ってくる様子がーー。
場面が切り替わりソーは病院のベッドで目を覚ます。再び場所が分からないうえに、襲われたと思っているソーは暴れ始める。同じころ、赤い車が謎の大きなクレーターに近づき、車からはおじいさんが出てきた。
通りがかりだったようだが近づいた先には、なんとソーのハンマーが。前夜、ソーを病院へ運ぶ際、後方の空から降ってきていたのはハンマーだったことが判明する。おじいさんはハンマーを取ろうとするも重すぎて持ち上げられず…
一方、プエンテ・アンティグオ町の研究所では、ジェーン・エリック博士・ダーシーが昨夜の大気擾乱について研究・話し合いをしていた。昨夜の大気擾乱はただの磁気嵐ではなく、2つの時空を繋ぐ橋、いわゆるワームホールである「アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ」の可能性が高いと。
その根拠にこの時期に見えるはずの星座、こぐま座が見当たらない。つまりあの時間、ほかの世界と繋がってその世界の空が見えている状態だったと解析する。これに加え、大気擾乱の中に人影が映り込む写真も発見されたのだ。昨夜車でぶつかってしまったソーが何か知っているのではないかと、ジェーン達は病院へ急ぐーー。
しかし、病院に到着したころにはソーはいなくなっており、手がかりを失ってしまうことに。とにかく探し回ろうと決意し車を出そうとした直後、たまたま現れたソーを不本意ながらもまたひいてしまい、再会を果たします。
同時刻、ハンマー落下地点周辺では地元民による野次馬がたくさん現れ、誰がハンマーを持ち上げられるかチャレンジで盛り上がりを見せていました。そんな中、遠方には黒い車が近づきエージェント(S.H.I.E.L.Dのフィルコールソン)が降り立つ。ハンマーを遠目で確認後、誰かに「見つけました」と連絡するのでした。
場面が切り替わりアスガルド。なんでソーが追放されてしまったかを仲間達で議論していました。ロキは自分が衛兵伝いにオーディンに知らせたと言い、これは国のためだと伝え立ち去る。しかし、昔からロキがソーを妬んでいたことやラウフェイがアスガルドには裏切り者だらけだと言っていたことから、ロキがヨトゥンヘイム兵をアスガルドに引き入れたのでは?といった話が持ち上がる。
一方、皆のもとを立ち去ったロキは宝物庫にて自分が何者かをオーディンに尋ねる。ヨトゥンヘイムから奪ってきたのは青い箱だけではないのでないか?と。ここでオーディンの口から実はロキはラウフェイの息子だったと伝えられる。ショックを受けたロキはそのままオーディンに罵声を浴びせ、その結果オーディンは眠りについてしまう。
再びプエンテ・アンティグオ町。カフェで食事中にほかのお客さんの話からソーのハンマーの場所が判明する。皆と別れ、すかさずハンマーの場所へと急ぐソー。到着したころには、S.H.I.E.L.Dによってハンマーの周りに研究施設が建てられ、護衛もたくさん張り巡らせてあった。
そんな中、ソーは強行突破でハンマーの元へ向かいます。無事ハンマーに辿り着くも力を失っている状態ではハンマーを持ち上げられない……。結果的にS.H.I.E.L.Dのエージェント達に捕らえられてしまうことにーー。
【あらすじ③】ミッドガルドで生きていく
S.H.I.E.L.Dに捕らえられてしまったソーだが、長官であるフィル・コールソン(クラーク・グレッグ)から取調べを受けていた。どこから来たのか、誰に雇われているのか。そんな矢先、コールソンが席をたった隙を狙って突如ロキが幻影で現れる。
父が死んでしまったこと、ソーをアスガルドには戻せないこと、情報を伝えるとソーは受け入れ、アスガルドに戻らずミッドガルドで生きていくことを決意するのだった。この直後ロキもハンマーを引っ張るが、もちろん持ち上げられず(ほかの人間には見えていない)。
この後、エリック博士の機転によりS.H.I.E.L.Dから解放され、ジェーンに自分はどこからやってきたのか説明をした後、感謝を伝える。一方、ヨトゥンヘイムではロキがラウフェイに話を持ちかけていた。
自分がアスガルドの宝物庫へ手引きした本人であり、現在眠りについているアスガルドの王、オーディンを殺す手引きをすると。同じころ、アスガルドではシフや3銃士が痺れを切らせ、ソーを連れ戻しにミッドガルドへ向かう。無事再会を果たした仲間達ですが、ここで亡くなったと思っていたオーディンが生きていることを知らされ、怒りを顕にする。
【あらすじ④】アスガルドへの帰還・最後の戦い
すべての真実を知ったソーはアスガルドに戻ろうと試みるも、戦闘マシーンであるデストロイヤーの登場により大苦戦。3銃士やシフが戦うも危ないところまで追い込まれる。このままでは仲間が殺されてしまうと悟ったソーは、空に向かって「自分だけ殺せばいい。それでお終いだ。」と伝えデストロイヤーの攻撃を受ける。
自分を犠牲にしてでも仲間を守るというソーの行動により、ついに力とハンマーが戻ってくるのだった。一方、アスガルドではロキがラウフェイを手引きしオーディンのもとへ連れ込むが、殺す手前で意外とあっさりロキにやられてしまう。ロキの本来の目的はラウフェイに殺されかけたオーディンを守り、国と民を守ったという功績を残すことだったのだ。
このタイミングでソーがアスガルドへ帰還。虹の橋にてロキとソーの壮絶な戦いがスタートする。激しい戦闘の末、ソー・ロキとも橋から落ちそうになってしまうが、間一髪、目覚めたオーディンが手を差し伸べる。しかしロキはそのまま手を離してしまい宇宙に落下してしまう。その後落ち着きをとり戻したアスガルド。
ソーはというと、ロキを失ったことや虹の橋の破損でジェーンに会えなくなってしまったことから、傷が癒えない。
気にかけたオーディンがソーに、今も誇り高い息子だと伝え心を持ち直し、また、ヘイムダルにジェーンの様子を聞き、ミッドガルドでジェーンがソーを探していて元気であることを知り、希望を取り戻すのだった。
映画『マイティ・ソー』のキャスト
ソー/クリス・ヘムズワース
映画『マイティ・ソー』の主人公でアスガルドの次期王候補。死にゆく星の心臓で作られた無敵の全能ハンマー『ムジョルニア』を武器として持ち、アスガルド最強と言われるほどの戦闘力を持っています。
ソー役を演じたのはクリス・ヘムズワース。駆け出しのころはオーストラリアで活動していた俳優で、オーストラリアのテレビ界最高峰とも言われるロギー賞にて人気新人俳優賞を2年連続受賞した経歴があります。
ハリウッドデビュー作は『スター・トレック(2009年)』。その後MCUシリーズを始め、『スノーホワイト(2012年)』や『ゴーストバスターズ(2016年)』など、数々のハリウッド映画に出演を果たしました。
ロキ/トム・ヒドルストン
ソーの義弟でラウフェイの息子。いたずら好きで嘘をつくのも得意。口がうまいことや頭がキレることから、表上うまく世渡りをしている。しかし、心には複雑な感情と闇を抱えています。
そんなロキを演じるのはトム・ヒドルストン。実はトム・ヒドルストンはロキのオーディションではなく、ソーのオーディションを受けていたのだそう。しかし、結果的にはロキ役として抜擢されることに。
現在、ディズニー動画配信サービス、ディズニープラスにてドラマ『ロキ(2021年)』が配信されています。ロキの明かされていない秘密やキャラクター性が見られる作品で、続編も決定しました。
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ソー・ロキの父親でありアスガルドの王、全能の神とも呼ばれています。アスガルドを含めた9つの国とその民を守りながら、息子たちに国を支える厳しさや我慢強さなども教えていました。
この役に抜擢されたのはアンソニー・ホプキンス。デビュー作である『冬のライオン(1968年)』でも注目を集めましたが、『羊たちの沈黙(1991年)』で演じた殺人鬼、ハンニバル・レクター役が高く評価され、アカデミー主演男優賞を受賞しました。『マイティ・ソー』出演後も『ノア約束の舟(2014年)』・『トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年)』などに出演しています。
ジェーン・フォスター/ナタリー・ポートマン
ミッドガルドに住む天文物理学者。ソーと出会ったころは変わった人であり、研究のヒントになるかもしれないと興味本位で近づいていました。しかし、次第に惹かれあっていき最終的にはソーと再会する約束をしています。
このヒロイン役を演じたのはナタリー・ポートマン。『マイティ・ソー』出演後に知名度を上げる出演者が多い中、ナタリー・ポートマンは子役時代に出演した『レオン(1994年)』で注目され、『マイティ・ソー』出演前から知名度があったため、公開前から話題性がありました。
過去作では『スター・ウォーズエピソード1(1999年)、2(2002年)、3(2005年)』のパドメ・アミダラ役。『ブラック・スワン(2010年)』のニナ役など、数多くの作品で主演やキーキャラクターとして映画出演しています。
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映画『マイティ・ソー』にまつわる2つのみどころ
【その1】アベンジャーズメンバーのカメオ出演や伏線が盛りだくさん
実は『マイティ・ソー』の作中には、数多くの伏線やカメオ出演が盛り込まれています。すでに映画化された作品のカメオ出演はもちろん、まだ映画化されていない作品の伏線を登場させるなど、後からもう1度見返したくなる要素がたっぷりです。
たとえば、ジェーンの研究道具がS.H.I.E.L.Dに回収されてしまった後のシーンでは、エリック博士が『かつての知り合いにガンマ線研究をしている人がいた』というセリフを言う場面があります。これはMCUの2作品目である『インクレディブル・ハルク(2008年)』の主人公、ブルース・バナーを指したものです。
また、ハンマーの周りにS.H.I.E.L.Dが拠点をはり、そこにソーがやってくるシーンで登場する弓矢を持った男性。こちらもカメオ出演で、2作品後の『アベンジャーズ(2012年)』に主要キャラ、射手のホークアイとして登場します。
ほかにも原作コミック『Thor』のライターであったマイケル・ストランジスキやマーベル・コミック編集委員であるスタン・リーもソーのハンマーを持ち上げられるかのシーンでカメオ出演しているので要チェックです。
さらに伏線といった要素では、『マイティ・ソー』以降に公開予定であった映画のアイテム達がアスガルドの宝物庫にずらりと揃えられています。
生命と時間の石板(MCU未登場)・アガモットの眼(ドクター・ストレンジ)・ウォールロックの眼・永延なる炎(マイティ・ソー/バトルロイヤル)、そしてインフィニティ・ガントレット(アベンジャーズ・インフィニティーウォー)です。後にインフィニティ・ガントレットがレプリカであったことが分かったので、ほかもレプリカである可能性が高い模様。あくまで視聴者を楽しませる演出といったところだと推測されます。
『マイティ・ソー』に限らず、MCU作品には毎回こういったファンの心をくすぐる仕掛けが盛りだくさんなので、本編だけでなく伏線探しも楽しみの1つになる方が多いです。
【その2】日本人俳優、浅野忠信が出演
今作には、日本人俳優である浅野忠信さんがウォーリアーズ・スリー(3銃士)の1人、ホーガン役で出演されています。浅野忠信さんはこの作品でハリウッド映画デビューを果たし、続編である『マイティ・ソー/ダークワールド』と『マイティ・ソーバトルロイヤル』にも出演しています。
出演することになった経緯はなんとオーディションに受かったから。ハリウッドでは、有名なスターであったとしてもオーディションを受けるのが一般的で、浅野さんもほかのキャスト同様にオーディションを受けこの役を掴み取ったのだそう。
出演時間がかなり多いというわけではありませんが、ヨトゥンヘイム軍を引き入れたのはロキではないかという鋭い意見を言ったり、モーニングスターを使った戦闘術を繰り広げるなど、重要ポイントでしっかり活躍するキャラクターを演じています。
映画『マイティ・ソー』の続編のネタバレ・内容は?
映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のネタバレ・内容は?
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は2013年公開の『マイティ・ソー』の続編です。ここからはネタバレ・内容について。かつて、とてつもないパワーをもつエネルギーの結晶石のひとつ、エーテリオンを使って世界を闇に陥れようと企てるダークエルフからエーテリオンを守るアスガルドは、地中深くに埋めてエーテリオンを隠していました。
しかし現代のミッドガルドにて、研究中のジェーンは世界の境目に吸い込まれ、エーテルを吸収しとてつもないパワーを得てしまうのでした。エーテルを吸収したジェーンのその後やダークエルフのアスガルド侵略、ロキの再登場など、次々切り替わる場面に目が離せない作品に仕上げられています。
映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』のネタバレ・内容は?
『マイティ・ソー バトルロイヤル』は2017年公開のシリーズ3作目。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の2年後の世界を描いています。ここからは、ネタバレ・内容について。
インフィニティ・ストーンを探す旅に出ていたものの故郷であるアスガルドに帰郷したソーは、オーディンからアスガルドに危機をもたらすため異次元に幽閉している姉(ヘラ)がいると聞かされています。
オーディン死後、幽閉がとけ、ソーの前に現れたヘラは全能のハンマーを破壊、また、ウォーリアーズ・スリーを含むアスガルド兵を次々と殺戮していきます。そのタイミングでソーは外の世界へ投げ出されますが、結果的にアスガルドは崩壊直前まで追い込まれてしまうのでした。外に投げ出されてしまったソーですが、ハルクとの再会がありアスガルドに戻る準備をするも……。
この作品では『インクレディブル・ハルク』からハルクの出演があり、MCUファンからしたらかなり見応えのある作品に仕上げられています。この時点で、かつてないほどの強大な敵と戦うことになりますが、その結果かなり悲しく悲惨な結末になるのもこの作品の特徴です。
まとめ
今では人気シリーズとなった『マイティ・ソー』。ファンタジー・SF感があるストーリーで楽しめる一方、要所要所でしっかり戦闘シーンも折り込まれ、アクションも見られる作品になっています。1度見たことがある方も、伏線探しに再度見直してみるとよりMCUの世界観が楽しめるのではないでしょうか!ぜひチェックしてみてください!
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