ついつい口にしたくなる映画「サマーウォーズ」の名言特集!
2009年8月1日に公開されたアニメ映画『サマーウォーズ』。『時をかける少女』や『おおかみこどもの雨と雪』など、数々の感動作を世に出した細田守監督が初めて完全オリジナルで撮った長編作品です。何年経っても色褪せることなく、老若男女様々な人から愛されています。観たことがある、作品名を聞いたことがあるという方も多いのでは?
少し気弱な男の子・小磯健二が憧れの先輩・篠原 夏希の家族達との触れ合いなどを通して成長していく青春物語。綺麗な田舎の風景と、近未来的な世界観が上手くマッチした作品です。
そんな『サマーウォーズ』に登場するセリフの中でも、特に感動するものや元気が湧いてくるものをご紹介します!
きっとあなたの心に一生刻まれる言葉が見つかるはず!
目次
- あらすじ
- 『サマーウォーズ』の胸に響く名言・名セリフ
- 【名言①】でも二人じゃ多いかな。募集人員、一名なの。
- 【名言②】大勢でごはん食べたり花札やったり、こんなに賑やかなのは初めてっていうか、嬉しくて。
- 【名言③】大事なのは昔のように、人と人が声をかけ合ってコミュニケーションをとること。
- 【名言④】止めて涙。ここ握って、止めて。
- 【名言⑤】一番いけないのは、おなかが空いていることと、1人でいることだから
- 【名言⑥】私はあんたたちがいたおかげで、たいへん幸せでした。
- 【名言⑦】こういうのは、勝ちそうだから戦うとか、負けそうだから戦わないとかじゃないんだよ。
- 【名言⑧】アカウントをナツキに預けます。私たちの大切な家族を、どうか守って下さい。
- 【名言⑨】よろしくお願いしまあああああす!
- 名言おまけ
- まとめ
あらすじ
気弱な少年・小磯健二(神木隆之介)は、数学が得意だったが国際数学オリンピックの日本代表になりそこねてしまう。目標を失った健二は、学校一の人気者で憧れの先輩・篠原夏希(桜庭ななみ)から「バイトしない?」と持ちかけられる。そのバイトとは、夏希の婚約者のふりをすることだった。夏希へ想いを寄せていた健二は複雑な気持ちだったが、その嘘に付き合うことに。
そして、偽の婚約者となった健二は夏希の曽祖母・陣内栄(富司純子)の誕生日会に参加する。沢山の親戚が一堂に会する様子に驚きながらも、平和に過ごしていた矢先、健二の元に一通のメールが送られてきた。健二はそのメールの暗号を何の気なしに解読したが、実はその暗号は多くの人が利用しているインターネット上の空想世界「OZ」のセキュリティに侵入するためのものだったのだ。謎の人工知能「ラブマシーン」が暴れ始めてしまい、世界は大混乱に陥る……。
『サマーウォーズ』の胸に響く名言・名セリフ
家族が1つのテーマとなっている今作。かけがえのない家族の大切さを教えてくれる言葉が沢山あります。また、大きな敵にも恐れることなく立ち向かうに姿に、勇気を貰えること間違いなし!
今回は、そんな『サマーウォーズ』の中でも、特に胸に響く感動的なセリフや名言をご紹介します。大切なものを改めて気づかせてくれる素晴らしい作品です。未来に残したい素晴らしい言葉の数々、ぜひ楽しんで頂きたいです。
きっとあなたも、大切な人に感謝の気持ちを伝えたくなるはずです!
【名言①】でも二人じゃ多いかな。募集人員、一名なの。
夏希が健二達をバイトに誘う時に言った言葉です。憧れの先輩からの頼みに、速攻で手を上げた健二と友達の佐久間 敬(横川貴大)。この時はまだバイトの内容を明かしていなかった夏希は、少しいたずらっぽくこのセリフを言います。天真爛漫な夏希の可愛らしさが分かりますね!また、この言葉から物語が始まるっていくので印象深いセリフの1つです。
【名言②】大勢でごはん食べたり花札やったり、こんなに賑やかなのは初めてっていうか、嬉しくて。
OZの暗号をうっかり解いてしまい指名手配犯となった健二。夏希の婚約者ではないこともばれてしまった時に、健二がみんなに向けて言った言葉です。
家でいつも1人だった健二は、個性豊かな夏希の親戚達と触れ合い家族の温かさを知ります。当たり前のようにある家族団らんの風景の尊さを教えてくれるセリフですよね。素直に感謝の気持ちを伝えたことで、夏希の親戚達が健二を見る目も変わっていきます。
【名言③】大事なのは昔のように、人と人が声をかけ合ってコミュニケーションをとること。
ラブマシーンによって街が大混乱に陥った時、栄が言ったセリフです。栄は広い人脈を駆使して電話を駆け続けます。相手が人工知能だとしても、人と人でコミュニケーションをとることが大切だと、長年厳しい時代を生きた89歳の栄だからこそ言える言葉です!
人との繋がりが希薄になりがちな現代。思わずハッと大切なことに気付かされる深い言葉ではないでしょうか。
【名言④】止めて涙。ここ握って、止めて。
憧れの大人で大切なかけがえのない人である栄が亡くなった時に、夏希が健二へ言ったセリフです。健二は恐る恐る夏希の手を握り、それと同時に夏希は大声で泣き始めます。いつも笑っていた夏希が涙する姿に、胸が締め付けられてしまいますよね。
また、2人の淡い想いが垣間見える場面でもあります。何も言わずにただ手を握ってあげる健二の優しさに、夏希も心を許したのでしょう。甘酸っぱい恋模様に切なくなりますね。
【名言⑤】一番いけないのは、おなかが空いていることと、1人でいることだから
栄が残した遺書の中にある一節です。今作の中でも多くの人が一番の名言としてあげるこの言葉。栄は人と人との繋がりをとても大切にしている人でした。
親戚全員で集まって食卓を囲む光景は、栄が一番望んでいたものだったです。自分が死んで、みんなバラバラになってしまうのを恐れた栄が残した言葉に胸が熱くなりますよね。誰かと一緒に生きるということの大切さを教えてくれている気がします。
【名言⑥】私はあんたたちがいたおかげで、たいへん幸せでした。
栄の遺書で最後に出てくるこの言葉。激動の時代を生きた栄、辛いことも悲しいことも沢山あった人生をこの一言で終えます。後悔したことなど、マイナスな言葉が一切無かった栄の遺書を締めくくるものとして、最高の言葉ではないでしょうか。
思わず涙してしまう、今作屈指の感動場面です。陣内栄という人物の偉大さを思い知りますよね。親戚中に広がっていた喪失感が、この遺書によって吹っ切れます。
【名言⑦】こういうのは、勝ちそうだから戦うとか、負けそうだから戦わないとかじゃないんだよ。
ラブマシーンへ戦いを挑む健二と夏希、そして夏希の親戚達。人間でもない圧倒的な力を持つ敵を前にして、夏希の大叔父にあたる陣内万助(永井一郎)が言ったセリフです。
大切なのは結果ではなく、挑む姿勢だというメッセージが込められています。実は陣内家は戦国時代から続く由緒正しい一族。武士魂を感じる言葉となっています。
【名言⑧】アカウントをナツキに預けます。私たちの大切な家族を、どうか守って下さい。
ラブマシーンと花札で熱戦を繰り広げるが逆転されてしまう夏希達。倒すためには掛け金の代わりにOZのアカウントが必要だったのです。そんな時に名も知らないOZの利用者が言った言葉です。
自分のアカウントを人に預けるなんて、そう簡単にできることではありません。しかし、世界を守るために戦う夏希達の姿に心を動かされ、多くの人が協力しようとする感動シーンです。自分達の街を、大切な家族を守ってほしいという切実な想いを感じますね!
【名言⑨】よろしくお願いしまあああああす!
今作の中でも最も有名なこのセリフ、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?地上波で当作品が放映される際には、鑑賞中のtwitterユーザーが一斉にこのセリフを呟く…なんて社会現象も度々話題になっています。
大量の計算式を暗算しなくてはいけなくなった健二が、最後の答えを打ち込んだ時に放つ言葉です。
白熱した場面でも丁寧な口調で叫ぶ健二に、彼の優しい人柄が表れています。気弱な少年だった健二は、この夏で一回りも二回りも成長したのでしょう。人を想いやれる彼だからこそ世界を救えたのかもしれませんね!
名言おまけ
最後に、ちょっと変わった、それでいてコアな人気がある名ゼリフを2つご紹介いたします!
言い方がダメ、もっと取引先に言うみたいに言って
夏希の又従兄弟である中学1年生の少年、池沢佳主馬(いけざわ・かずま)の一言。納戸でパソコンを操作していた彼に健二が「パソコン借りてもいい?」と尋ねた事に対してのこの返答、とてもインパクトがありますよね。
中学生がこんな大人びた言葉を放った事にも驚きですが、その後素直に指示通り言い直す健二もなんだかかわいらしい、そんな微笑ましい1シーンです。
ちょっと言えないとこ。
海上自衛隊である、夏希の親類の1人・理一。
ラブマシーンへの対決を挑む際に、自衛隊の車両を持ち出してきた理一へ「自衛隊のどこに所属してるんですか!?」と尋ねた健二に対し、お茶目にニヤリと笑いながら吐いた一言。
謎めいたこのセリフに思わずキュンとしてしまった方、多いのではないでしょうか??
まとめ
『サマーウォーズ』に登場する名言をご紹介しました。人と繋がることの大切さ、家族という存在の尊さ、諦めない勇気など、メッセージ性の強い言葉が盛りだくさんでしたね。また、現代に生きるからこそ胸に響くセリフも多くありました。
文字だけでも連絡ができる現代ですが、直接話してコミュニケーションをとるのは大切ですよね。きっと何年経っても、『サマーウォーズ』は観ている人に感動を与え続けてくれるはず。
ぜひ、魅力的なキャラクター達に会いに行きましょう!