スピルバーグも絶賛!『きっと、うまくいく』の名言集
この映画は、2009年の公開当時もインド映画歴代1位を獲得するほど人気のある作品です。コメディーですが、インドの教育問題などもテーマになっています。主人公のランチョーはずば抜けた才能と強い負けない心を持っています。とても勇気付けられる作品です!
作中には、人生に役立つ名言・名シーンのセリフがたくさん登場します。今回はそんな名言集をご紹介していきます!!
目次
- 「きっとうまくいく」あらすじ
- 「きっとうまくいく」の名言・名シーン
- 【名言①】「主人が手に鞭を持っていれば椅子に座る必要があるとサーカスのライオンは学ぶ。しかしそいつがよく教育されたライオンと呼ばれることはないだろう。よく調教されたライオンと呼ばれるはずだ。」
- 【名言②】「成功を求めて勉強してはいけない。成功の背中を決して追うな。美徳に従えば成功は自ずとついてくるものだ。」
- 【名言③】「工学を辞めて動物の写真家になれよ。才能を無駄にするべきじゃない。もしプロの歌手の父親が子供にクリケット選手になるように説得していたら?もしプロのクリケット選手の父親が子供に歌手になるよう説得していたら?彼らはどうなっていたと思う?僕が言っていることが分かるか?動物が好きなのになぜ機械と結婚するんだ。」
- 【名言④】「もし写真家になったらきっと稼ぎは少なくなる。そうだろ?家や車も小さくなるだろう。でも、父さん。僕はそれで幸せ、本当に幸せなんだよ。何をするにせよ心は満たされるのだから。」
- 【名言⑤】「あの日私たちは人間の行動心理を知った。友人が失敗すれば人は嫌な気持ちを抱く。しかし、友人が一番になったら、人は最悪な気分になるものだ」
- 【名言⑥】「自分がなりたいものは心が教えてくれる。臆病になった時は胸に手をかざしてこの言葉を言うんだ。“”AAL IZZ WELL”(きっとうまくいく!)」
- まとめ
「きっとうまくいく」あらすじ
ある日、大学時代親友同士だったファルハーン(ファラン・クレイジー)とラージュ(シャルマン・ジョン)は、もう一人の親友チャトルから呼び出される。その日はもう一人の親友であるランチョー(アーミル・カーン)とチャトルが10年前に「10年後の今日に母校に戻りどちらがより成功したかを見せ合おう」という賭けをしたのだ。
しかし、ランチョーの姿は見当たらない。ランチョーは大学卒業後、消息が途絶えていた。すると、チャトルは、ランチョーがシムラにいると告白。3人は急いで車に乗り、シムラを目指すことに。
4人は、インド屈指の難関工科大学にで出会ったのだ。カメラマンを夢見ていたが、エンジニアになるよう強要され生きてきたファルハーンと恐怖心から祈りを欠かせないラージュ、探究心旺盛で強を持つランチョーの3人はルームメイトで絆は深まる一方だった。
特にランチョーは浮世離れしていて、反骨心がとても強く、座右の名「All is well(うまーくいーく)」と唱え、上級生に逆い、学長のいうことも聞かずにいた。思うがままに世間の常識に反抗していた。そんなある日、ランチョーと同類と目されていた良きライバルだった4年生のジョイ・ロボが自殺してしまう。強烈な競争を強いていた大学の教育方針に苦しみ、競争社会から降りたのだった。
彼らが在籍していた大学の学長が求めるのは、通知表にのる点数や成績、就職率ばかりであった。ランチョーは「学問」ではなく、「点の取り方」を教える教育方針に疑問を覚え真っ向から対立していた。ファルハーンとラージュはそんなランチョーに惹きつけられ、ランチョーの背中についていった。いつも学年最下位だったファルハーンとラージュ。ある日、ランチョーとヴィールーは「ファルハーンかラージューが就職するか否か」を賭けた。
そして10年が経ちシムラのランチョーの家に訪れたのだが、出迎えたのは、ランチョーと名乗る別物だったーー。
「きっとうまくいく」の名言・名シーン
【名言①】「主人が手に鞭を持っていれば椅子に座る必要があるとサーカスのライオンは学ぶ。しかしそいつがよく教育されたライオンと呼ばれることはないだろう。よく調教されたライオンと呼ばれるはずだ。」
「学問」ではなく、「点の取り方」を教える教育方針に不満を抱いていたランチョーのセリフです。大学が提供すべきことは、調教ではなく教育だ!という意味が込められています。
厳しい競争社会で戦わされ、その異常なほどの環境に耐えることができず、自殺する生徒もいました。誰も声をあげて意見できなかったが、ランチョーは違います。このシーンはとても勇気付けられるシーンです。
「月面に初めて立った人物は?紛れもなくニール・アームストロングだ。これは誰もが知っていることだが、2番目は誰だ?時間を無駄にするな。2番目の人物なんて誰も覚えてやしない。」
ランチョーと対極の性格の同級生ヴィラスが放ったセリフです。
ヴィラスは勉強ばかりしているのにランチョーに負け続けていました。ランチョーをかなり適ししているヴィラスが放ったこの一言は、相当1位になりたいのが伝わってきます。しかし1位へやたらこだわるヴィラスをみていると、なんだかこっちまでやる気が出て、ポジティブな気持ちになります。
【名言②】「成功を求めて勉強してはいけない。成功の背中を決して追うな。美徳に従えば成功は自ずとついてくるものだ。」
ランチョーが放ったセリフです。
目先の目標、成功だけを意識していたら、何事にも身が入らないという意味が含まれています。
【名言③】「工学を辞めて動物の写真家になれよ。才能を無駄にするべきじゃない。もしプロの歌手の父親が子供にクリケット選手になるように説得していたら?もしプロのクリケット選手の父親が子供に歌手になるよう説得していたら?彼らはどうなっていたと思う?僕が言っていることが分かるか?動物が好きなのになぜ機械と結婚するんだ。」
幼い頃から動物の写真家に憧れていたファロンに対してランチョーが放った一言です。親の言いなりになっている姿が許せなかったランチョーが、ついに直接ファロンに喝を入れているシーンです。
【名言④】「もし写真家になったらきっと稼ぎは少なくなる。そうだろ?家や車も小さくなるだろう。でも、父さん。僕はそれで幸せ、本当に幸せなんだよ。何をするにせよ心は満たされるのだから。」
ランチョーからの言葉、姿に刺激を受け、ファランの情熱が高まり、思いが変わりました。固い決意が表現された名言です。
【名言⑤】「あの日私たちは人間の行動心理を知った。友人が失敗すれば人は嫌な気持ちを抱く。しかし、友人が一番になったら、人は最悪な気分になるものだ」
ファランが放ったのがこの言葉。結局人間は自分が1番です。この言葉はたくさんの人に当てはまる言葉だと思います。非常に耳が痛くなります。。。
【名言⑥】「自分がなりたいものは心が教えてくれる。臆病になった時は胸に手をかざしてこの言葉を言うんだ。“”AAL IZZ WELL”(きっとうまくいく!)」
このセリフは映画の中で度々でてくる、ランチョーの座右の銘です。
強い権力者との戦いでは、何度も挫折してしまいそうになりますが、ランチョーいつも気持ちが負けてしまいそうになった時に自分の手を胸にあてこのセリフを唱えます。
ランチョーの心の強さを感じる名言ですね。
まとめ
「きっとうまくいく」の名言・名シーンでのセリフを紹介しました。あなたの心に響く言葉はありましたか?
浮世離れしたランチョーの考え方、ブレない生き方、前だけを見て突き進んでいる姿に心揺さぶられます。とにかくランチョーがかっこい!彼の生き方に憧れてしまいます。
いまいち自分に正直になれない、本当にやりたいことができていない。やりたいことよりも安定に逃げてしまっている方…。『きっとうまくいく』をみて何か考えが変わったんじゃないでしょうか。
今の世の中、大企業に就職してマイホームを買うことが誰もが憧れる幸せではなくなってきています。本当に自分の好きなことで働いたり、働くスタイルも様々。本当の幸せとは心の充実感だと思います。あたなもランチョーのように、手を胸に当ててみてください。何を思いますか?
この作品をみて、自分を見直す良いきっかけになればと思います。世界中を熱狂させたスティーブン・スピルバーグが、3回観たほど大好きだと言ったほどの作品です!また、主人公ランチョーの顔がラッパーのエミネムに激似!ということで話題にもなっています。
人生の無駄遣いにならないと思います。是非、ご覧になってみてください!
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