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逆境でも諦めない ! 映画『ゴールデンスランバー』の名言集

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2008年本屋大賞受賞を皮切りに数々の賞を獲得した、伊坂幸太郎による小説『ゴールデンスランバー』。この小説を原作とする2010年公開の映画『ゴールデンスランバー』は仙台市の全面協力の元で撮影が行われた一作です。序盤から用意された多くの伏線と個々に際立つキャラクターに魅了された方も多いのではないでしょうか?

実は、この作品を見た韓国人俳優のカン・ドンウォンが感銘を受け、2018年に韓国でも同小説を原作に映画化へこぎつけたほどの影響がある一作です!!
そんな『ゴールデンスランバー』に登場する、名言や名台詞を抜粋してご紹介します。

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あらすじ

青柳雅春(堺雅人)はアイドルを助けたことで一躍時の人となっていた。そんな青柳に大学時代の親友・森田(吉岡秀隆)から「釣りに行こう」と数年ぶりに誘いの連絡があった。懐かしむ青柳をよそに、そわそわと様子のおかしい森田はお前、オズワルドにされるぞと意味深な一言を告げてきた。

その直後、新首相の凱旋パレードが盛大に行われていた現場で、大きな爆発が起こり首相が暗殺されてしまう。突如、警官に追われる身となった青柳は様々な人々の力を借りて、森田と最期に交わした約束の通り逃げ延びるため走り出すのだった…

不屈の精神が溢れる『ゴールデンスランバー』名言・名セリフ

今作の音楽監督は斉藤和義。原作者の伊坂幸太郎が会社を辞めて作家として生計を立てる決意をしたきっかけは、今作のエンディング曲である「幸福な朝食、退屈な夕食」だそうで、不思議な縁が繋いだ采配とのことです。主題歌・エンディングテーマ、そして物語を盛り立てる全ての劇中音楽を斉藤和義が担当しています。

映画のタイトルである『ゴールデンスランバー』も斉藤和義自信がカバーしているので、音楽まで併せて楽しめる一作です。
今回は歌のように耳と記憶に残る、日常のヒントになるような台詞を抜粋し、シーンを踏まえてご紹介します。

【名言①】「逃げろ、無様な姿晒してもいいから、とにかく逃げて生きろ。」

映画『ゴールデンスランバー』名言
出典:Amazon.com

事件発生前、そわそわとした様子の森田が青柳に伝えた最期の一言です。
久しぶりの再会を懐かしむ青柳と、「イメージしろ」と青柳が置かれた状況を諭す森田。
イメージしていた最悪の事件が現実のものとなり、古くからの友人と残してきた家族を救うために、森田が必死の覚悟で伝えた言葉でした。そしてこの物語のきっかけとなる言葉でもあります。

【名言②】「イメージで世の中は動く」

大学の後輩一夫(劇団ひとり)を頼って部屋を訪れたところ、様子がおかしく、彼女が来てしまうから、一度ファミレスで待っていて欲しいと言われた青柳。ファミレスで待っているとやはり警察が…逃げた先で一夫に電話したところ、代わりに出たのは佐々木(香川照之)でした。警察とファーストコンタクトとなるシーンでの一言です。

表情を変えずに淡々と「そして君は犯人だ」と、身に覚えのない一般市民に罪を着せる佐々木のキャラクターに、ぞっとした方も多いのではないでしょうか?名優、香川照之の演技が光りますね!

【名言③】「びっくりした?」

ゴールデンランスラバー
出典:Amazon.com

佐々木に身柄を確保されてしまった青柳。自首するチャンスを与えるという警察から逃げようとする矢先、フードを深くかぶった怪しい男が現れます。正体はキルオ(濱田岳)。連続通り魔であるキルオが警察の狙撃手を襲ったあとに、ニヤリと一言このセリフを放ちました。

冒頭のデパートでの晴子(竹内結子)夫婦が通り魔の噂をしているシーンがあるのですが、犯行の瞬間に、「びっくりした?」と犯人が言う噂話がでてきます。これはキルオの事だったのです!
独特のキャラクターですが、なんだか信用してしまう面持ちの一役ですね!

【名言④】「俺にとって残ってる武器は、人を信頼することくらいなんだ」

警察の手からキルオのおかげで逃れた青柳は、カップラーメンをご馳走してもらっていました。正体不明のキルオが何か薬などを入れているかもしれないというのに、迷わず箸を進める青柳。その時に青柳がキルオに伝えた一言です。
本当に睡眠薬が入っていたことで、眠そうにまぶたの重みを感じる青柳は「黄金のまどろみ」を見せつつも、キルオを疑っていませんでした。青柳の人の良さがにじみ出るワンシーンですね。

【名言⑤】「どうせお前じゃねぇんだろ?」

逃走ルートを画策する青柳。アイドルを助けた時のインタビューがニュースで流れているのを見て、元同僚の岩崎渋川清彦の存在を思い出しました。「一番大きい段ボールで」と集荷の依頼をかけた青柳は、無事に岩崎と落ち合うことに成功。そしてあっさりと信じた岩崎が青柳に言った一言です。

無事逃げ切って、チクリに来いよ」そう言って逃走に手を貸す岩崎の姿から漢気と、青柳の人望が感じられるワンシーンです。

【名言⑥】「小さくまとまんなよ」

青柳と晴子が付き合っていた頃の思い出の回想シーン。家で二人過ごす中で、唐突に「私たちは慣れすぎている」という理由で別れ話を切り出した晴子。その直前にテレビゲームのシーマンが放ったこのセリフがきっかけになったというのでした。

【名言⑦】「このまま一緒にいても“よくできました”止まりな気がするの」

青柳に対して別れ話をする晴子が、理由に付け加えた例話のセリフです。
小学生のころに先生がつけてくれた評価で「たいへんよくできました」と「よくできました」の2段階のうち、自分たちの関係はよりよい評価の方にはたどり着かないというのです。頭のキレる晴子の、青柳に対する気持ちが少し曲がった形で表れた印象的なワンシーンですね。

【名言⑧】「自動車のエンジンがかかっただけで人って泣くのかよ」

学生時代、ラブホテル代わりに皆で使おうと一夫が提供していた、黄色いカローラがとある草地の中に隠してありました。その思い出を頼りに、青柳の逃走を手伝えればとエンジンを直しに行く晴子。そして、青柳も同じく思い出の車の元へ来ていました。

元恋人の晴子の計らいで、学生時代の思い出の車に命が吹きかえり、逃走ルートへの希望も蘇ったシーンでの青柳のセリフです。
俺は犯人じゃないという青柳の書置きにだと思ったと返答をしていた晴子のやりとりは、ぐっと胸が熱くなるワンシーンですね。

【名言⑨】「意味ねぇぞ、死んだら逃げたことになんねぇぞ?」

ゴールデンランスラバー
出典:映画『ゴールデンランスランバー』公式サイト

警察と国家の策略により、「青柳の顔をコピーした男が病院にかくまわれている」という、偽の情報を掴まされたキルオは、命を落としてしまいます。キルオの好意を無駄にしないために、再度ひとり逃げ始めた青柳は偶然、病院で保土ヶ谷(柄本明)と出会い、逃げ道は地上だけでは無いことを教えてもらいました。この名言は青柳を見送る保土ヶ谷が言った一言です。

【名言⑩】「昔は帰る道があったのに、いつの間にか皆、歳取って。」

一夫の見舞いに訪れた晴子。警察に青柳を売るようなことをしてしまった一夫は、大事な仲間を手放してしまった後悔をこぼします。そして、青柳が一夫の家に置き忘れたというiPodを晴子に渡しました。そのiPodで最後に再生されていたのは、ビートルズの名曲「ゴールデンスランバー」。学生時代、皆でビートルズについて話している思い出とともに、一夫が晴子に言った一言です。

まとめ

映画『ゴールデンスランバー』に登場する名言・名台詞をご紹介しました!

伊坂幸太郎作品が原作の実写化映画『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』両作で見事な完成度を実現させた中村義洋監督。これを機に原作者と監督の間に生まれた信頼関係から、『ゴールデンスランバー』の実写化企画が動き始めたときには、監督欄に当然のように中村義洋とクレジットされていたそうです。
信頼関係から作り上げられた映画には、人との繋がりを大切にしたくなる素敵な言葉がたくさん溢れていましたね。
「黄金のまどろみ」を見せられる程の信頼関係は「習慣と信頼」から!

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