色褪せない名作『千と千尋の神隠し』の忘れられない名言集
2001年に公開され、日本映画歴代興行収入1位を守り続けているジブリ作品の代表作『千と千尋の神隠し』。本作は不思議の町に迷い込んだ10歳の少女千尋が豚にされた両親を助け、元の世界に戻るために奮闘し、成長していく物語です!
この記事ではそんな千尋の成長を支えた名言の数々を紹介していきます。
目次
- 映画『千と千尋の神隠し』のあらすじ
- 映画『千と千尋の神隠し』の心に響く名言・名セリフ集
- 【名言①】「怖がるな。私はそなたの味方だ。」/ハク
- 【名言②】「嫌だとか、帰りたいとか言わせるように仕向けてくるけど働きたいとだけ言うんだ。辛くても、耐えて機会を待つんだよ。」/ハク
- 【名言③】「ここで働かせてください!」/千尋
- 【名言④】「千尋の元気が出るようにまじないをかけて作ったんだ。お食べ。」/ハク
- 【名言⑤】「えんがちょ、せい!えんがちょ!!」/釜爺
- 【名言⑥】「私がほしいものは、あなたにはぜったい出せない。」/千尋
- 【名言⑦】「一度あったことは忘れないものさ…思い出せないだけで。」/銭婆
- 【名言⑧】「千尋。いい名だね。自分の名前を大事にね。」/銭婆
- 【名言⑨】「千を泣かしたらばぁば嫌いになっちゃうからね。」/坊
- 【名言⑩】「さぁ行きな。振り向かないで。」/ハク
- まとめ
映画『千と千尋の神隠し』のあらすじ
10歳の少女荻野千尋と両親は引っ越し先の街へ向かう道中森の中へ迷い込み、奇妙なトンネルの入口を見つける。トンネルを抜けるとそこには青々とした草原と人の気配のない町が広がっていた。美味しそうな匂いにつられた両親は誰もいない店の食べ物を勝手に食べ、その罰として豚にされてしまう。一人取り残された千尋は、この世界で暮らす少年ハクと出会い、ハクに助けられ「油屋」と呼ばれる八百万の神が集まる湯屋に行くように言われ、そこの支配者である湯婆婆に働かせてほしいと頼み込む。契約の代わりに元の名前を奪われ、「千」と新たに名付けられた千尋は周りの人に助けられながら成長していく。そして、助けられてばかりだった千尋もいつしか周りの人を助けていくようになる。平凡な少女千尋の成長を描いたスタジオジブリ作品。
映画『千と千尋の神隠し』の心に響く名言・名セリフ集
大切な人を助けるために勇気を出して行動する少女と、それを支える周りの人たちが言った心に響く名言やセリフを10個ご紹介します。個性豊かなキャラクターの言葉は、感動するものからキュンとするものまで様々です!
下記の記事では、ハクの名言を紹介していますので、良かったら併せてご覧ください。
イケメンすぎる!「振り向かないで」他ハクの名言・名セリフ特集【名言①】「怖がるな。私はそなたの味方だ。」/ハク
両親が豚にされひとりぼっちになってしまった千尋。この危機的状況に、訳も分からずうずくまっていた千尋にハクが肩を抱いて声をかけますが、驚いてパニック状態になってしまった千尋にハクが言った言葉です。
弱っていなくてもこんな美少年に言われたらときめくのに、弱っているときにこんなこと言われたら恋が始まっちゃいますね!
【名言②】「嫌だとか、帰りたいとか言わせるように仕向けてくるけど働きたいとだけ言うんだ。辛くても、耐えて機会を待つんだよ。」/ハク
働かないものは動物に変えられてしまうという掟があるこの世界で生きていくためには、支配者である湯婆婆と契約して働かなければなりません。一筋縄ではいかない状況に置かれた千尋を励ますためにハクが言った言葉です。
辛いことがあったとき思い出して頑張ろうという気分になれる名言です。やめてしまいたいと思ったときにそれでも頑張り続けることって結構難しいことですよね。挫けそうになった時、この言葉をぜひ思い出してみてください!
【名言③】「ここで働かせてください!」/千尋
ハクの言葉を胸に千尋は湯婆婆の元を尋ねます。断られ、脅され、嫌味を言われても挫けずに何度も何度もこの言葉を繰り返します。そしてついに湯婆婆と契約を結ぶことに成功します。
一人では何も出来なかった千尋が、他人の言葉に流されない強い心を持ち始め、両親を救うためにめげずに頑張ります。もし湯婆婆があの形相で迫ってきたら泣き出しそうです…。
【名言④】「千尋の元気が出るようにまじないをかけて作ったんだ。お食べ。」/ハク
早朝、千尋を呼び出したハクが手作りのおにぎりを千尋に差し出して言った言葉です。慣れない環境に疲れ切った千尋を気遣って、美味しいご飯を食べて元気になってほしいというハクの優しさが感じられます。
ずっと泣かずに頑張っていた千尋も緊張の糸が解けたように泣き出してしまいます。10歳の女の子がいきなり見知らぬ世界で見知らぬ人と生活するなんて大変ですよね。泣きながら口いっぱいに頬張るおにぎりはとても美味しそうです。
【名言⑤】「えんがちょ、せい!えんがちょ!!」/釜爺
ハクが吐き出した銭婆のハンコについていた、守りのまじないの象徴である虫を踏みつぶしてしまった千尋に釜爺がえんがちょという儀式をするように促します。
えんがちょという独特の語感と簡単な儀式は覚えやすく、誰もが真似したくなるシーンです。踏みつぶした時の千尋の表情とねずみに変えられた坊たちが儀式を真似しているところは可愛くて見どころです。
【名言⑥】「私がほしいものは、あなたにはぜったい出せない。」/千尋
カオナシという化け物を湯屋に呼び込んでしまった千尋。千尋を気に入ったカオナシは欲しいものをなんでも出してやると言い、千尋の目の前に金を差し出します。しかし、金には目もくれずカオナシに自分の家に帰るように促します。
千尋の純粋な心と両親を想う強い気持ちが伝わる言葉です。欲に揺らぐことなく、本当に大切なものに千尋は気づいているのです。10歳の少女の持つ心の綺麗さと芯の強さに心打たれる名場面です。
【名言⑦】「一度あったことは忘れないものさ…思い出せないだけで。」/銭婆
ハクと昔会ったことがあるという事実を思い出せない千尋が銭婆に相談した時に言われた言葉。忙しなく過ぎる日常の中で忘れていってしまうものがあるのは私たちも一緒ではないでしょうか。忘れてしまうことは無くなることではないのだということに気づかせてくれる一言です。
【名言⑧】「千尋。いい名だね。自分の名前を大事にね。」/銭婆
最初のころ湯婆婆に勿体ないと言われた千尋という名前ですが、銭婆との別れの際には素敵な名前だと褒めてもらいます。名前を忘れると元の世界に戻れないという掟のある千と千尋の世界では名前の持つ力の強さ、この言葉の重みを感じることができます。
両親からもらった大切な名前には様々な思いが込められていることでしょう。自分の名前とそこに込められた思いを大切にしていきたいですね。
【名言⑨】「千を泣かしたらばぁば嫌いになっちゃうからね。」/坊
豚に変えられた両親を無事に見つけ出すことが出来たら帰れるというのが湯婆婆の最後の条件でした。掟だからという湯婆婆に対して坊が千尋のことを擁護します。湯婆婆に頼るだけだった弱い坊が千尋と行動を共にするうちに強くなり、どんどん千尋のことを好きになっていきます。
千尋自身が強くなっただけでなく、その強さが周りに与えた影響が分かる一言です。最初はわがままだった坊も自分の意思で動く子に成長していきます。
【名言⑩】「さぁ行きな。振り向かないで。」/ハク
無事に両親を元の姿に戻すことができた千尋は、ハクとお別れをしなければなりません。千尋のおかげで本当の名を取り戻したハクは、湯婆婆と話をつけて元の世界に戻ることを決意します。トンネルを出るまで決して振り向いてはいけないとことを告げハクは千尋と繋いでいた手を離します。
ずっと支えてくれたハクとの別れのシーンは心に刺さる名場面です。名残惜しそうに残る手がとても印象に残ります。
まとめ
『千と千尋の神隠し』に登場する名言をいくつか紹介しました。平凡な10歳の少女千尋が不思議な世界に迷い込み、成長していく中で、背中を推される言葉がたくさんありましたね。ハクのかっこいい姿に胸をときめかせた方も多いのではないでしょうか。
子どもの時に見た方も、大人になってから見るとまた違った視点で観ることが出来ます。老若男女問わず楽しめる、ちょっと切ない不思議な世界にあなたも迷い込んでみませんか!