【2023最新版】映画『ワンピース』初代~スタンピードまで全14作を一覧で紹介!
2019年には連載20周年を迎えた『ONE PIECE』。TVアニメやゲームにグッズと多岐にわたる分野に広がってきた作品ですが、劇場版の映画も公開されています。
今回は数多く存在する『ONE PIECE』の劇場版シリーズを一挙に紹介し、その中から、一体どの作品から見ればいいのか、どの作品があなた好みの作品か、を紹介していきます!!
目次
- 映画『ワンピース』を観る順番を解説!【時系列/興行収入一覧】
- 【全14作】劇場版『ワンピース』シリーズの映画一覧
- 1作目『ONE PIECE』(2000年)
- 2作目『ONE PIECE ねじまき島の冒険』(2001年)
- 3作目『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』(2002年)
- 4作目『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』(2003年)
- 5作目『ONE PIECE 呪われた聖剣』(2004年)
- 6作目『ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島』(2005年)
- 7作目『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』(2006年)
- 8作目『ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』(2007年)
- 9作目『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』(2008年)
- 10作目『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009年)
- 11作目『ONE PIECE 3D麦わらチェイス』(2011年)
- 12作目『ONE PIECE FILM Z』(2012年)
- 13作目『ONE PIECE FILM GOLD』(2016年)
- 14作目『ONE PIECE STAMPEDE』(2019年)
- まとめ
映画『ワンピース』を観る順番を解説!【時系列/興行収入一覧】
映画『ワンピース』を観るのにオススメなのは時系列!
作品の紹介を紹介する前に、『ONE PIECE』の映画を見る上で押さえておいてほしいのは、公開順に追っていっても、時系列が異なる作品や、世界観が限定的な映画があること。
ここからは、映画『ONE PIECE』シリーズを麦わら海賊団へメンバーが加入した順に合わせて紹介していきます。
- 『ONE PIECE』(1作目/2000年)
- 『ONE PIECE ねじまき島の冒険』(2作目/2001年)
- 『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』(3作目/2002年)
- 『ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ砂漠の王女と海賊たち』(8作目/2007年)
- 『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』(4作目/2003年)
- 『ONE PIECE 呪われた聖剣』(5作目/2004年)
- 『ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島』(6作目/2005年)
- 『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』(7作目/2006年)
- 『ONE PIECE THE MOVIE エピソード オブ チョッパー+冬に咲く、奇跡の桜 』(9作目/2008年)
- 『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(10作目/2009年)
- 『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』(11作目/2011年)
- 『ONE PIECE FILM Z』(12作目/2012年)
- 『ONE PIECE FILM GOLD』(13作目/2016年)
- 『ONE PIECE STAMPEDE』(14作目/2019年)
基本的にはTVアニメシリーズに合わせて登場キャラクターが増えたり減ったりするのですが、8作目の『ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ』は過去にTVアニメで放送されたエピソードを劇場版として再構成した物語となっているため、本来は仲間になっているはずのロビンが敵として登場します。
また、9作目の『ONE PIECE THE MOVIE エピソード オブ チョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』は、もしルフィがチョッパーに出会うタイミングが違っていたら、という「もしも」の世界を描いた映画です。なので、もし時系列で観たいのならば、この順番がオススメです。
映画『ワンピース』の興行収入ランキング一覧!
時間がない方にオススメなのは、興行収入を考慮して選ぶ方法。しかし、興行収入が多いからといって必ずしも観客の満足度が高いわけではありません。
そこで、映画ひとっとび独自の評価基準として国内の大手映画口コミサイトである「Filmarks」「映画.com」「あにこれ」を参考に、オススメレベルを作ってみました。
順位 | 作品 | 公開年 | 興行収入 | 評価 |
1 | 『ONE PIECE FILM Z』 | 2012年 | 68.7億円 | 3.6 |
2 | 『ONE PIECE STAMPEDE』 | 2019年 | 55.5億円 | 3.9 |
3 | 『ONE PIECE FILM GOLD』 | 2016年 | 51.8億円 | 3.6 |
4 | 『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』 | 2009年 | 48億円 | 3.6 |
5 | 『ONE PIECE ねじまき島の冒険』 | 2001年 | 30億円 | 3.2 |
6 | 『ONE PIECE』 | 2000年 | 21.6億円 | 3.0 |
7 | 『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』 | 2003年 | 20億円 | 3.5 |
8 | 『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』 | 2002年 | 20億円 | 3.2 |
9 | 『ONE PIECE 呪われた聖剣』 | 2004年 | 18億円 | 3.1 |
10 | 『ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島』 | 2005年 | 12億円 | 3.4 |
11 | 『ONE PIECE THE MOVIE エピソード オブ チョッパー+冬に咲く、奇跡の桜 』 |
2008年 | 9.3億円 | 3.7 |
12 | 『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』 | 2006年 | 9億円 | 3.1 |
13 | 『ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ砂漠の王女と海賊たち』 | 2007年 | 9億円 | 3.5 |
14 | 『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』 | 2011年 | 7.9億円 | 2.9 |
編集長
『ワンピース』映画全14作のフル動画を無料で視聴しよう!『ONE PEACE』配信中のVOD
【全14作】劇場版『ワンピース』シリーズの映画一覧
1作目『ONE PIECE』(2000年)
出典:Amazon.com
映画『ONE PIECE』について
記念すべき劇場版第1弾『ONEPIECE』は、東映アニメフェアのプログラムの一つとして『デジモンアドベンチャー僕らのウォーゲーム』との二本立てで上映された作品でした!
伝説の大海賊ウーナンの秘宝を目指し、ゴエゴエの実の能力者エルドラゴとぶつかる物語になっています。この頃はまだ船員も少なく、ゾロとナミ、そしてウソップの4人で海賊をしていた頃で、今となっては珍しい麦わら海賊団の姿が観られる映画です。本編は1時間もない中編となっているので、短い時間で楽しめます。
興行収入は21.6億円でした。
名シーン・名言プレイバック!
本作のゲストキャラクター・岩蔵が、ウーナンの為に命を込めたおでんを用意するのですが、エルドラゴによって踏みつけられてしまいます。
非常に憎たらしいシーンなのですが、その直後、ルフィがなんとその踏みつけられたおでんを拾って食べます。そして一言、「ウメェー!やっぱりおっさんのおでんは世界一だ。お前だけは許さねぇ!」と威嚇する姿は気持ちいい!清々しいルフィらしい態度が味わえるのが嬉しいですね。
2作目『ONE PIECE ねじまき島の冒険』(2001年)
出典:Amazon.com
映画『ONE PIECE ねじまき島の冒険』について
前作から新たに、蹴り使いのコック・サンジが仲間に加わり、総勢5名となった麦わらの一味。映画冒頭から、ゴーイングメリー号や服も武器も奪われてしまい、さらにはナミまで連れ去られてしまいます。残された面々は、船や仲間を取り戻す為にトランプ海賊団が占領するねじまき島に乗り込む…という物語です。
劇場版第2弾『ONE PIECE ねじまき島の冒険』は、前作同様東映アニメフェアのプログラムとして、『デジモンアドベンチャー02ディアボロモンの逆襲』との二本立てで上映された作品。
カチカチの実を食べた鋼鉄人間のベアキングをはじめ、個性的な敵幹部も登場し、一味全員に戦いの見せ場が用意されています。
興行収入は30億円にまで達しました。
名シーン・名言プレイバック!
幹部との戦いなどは、TVアニメシリーズのアーロン編が下地となっているのですが、この映画オリジナルの胸熱ポイントがあることも忘れてはいけません。
天井と床に押しつぶされそうになったルフィが、ゲストキャラクター・アキースの落としたオルゴールを見つけて、力を振り絞り、なんと上の階を何階層も持ち上げて仲間たちのピンチを救うシーンには興奮しました!
3作目『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』(2002年)
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映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』について
劇場版第3弾は、新たに麦わらの一味に加わったばかりのチョッパーがキーキャラクターに選ばれた『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』。前作や前々作同様、東映アニメフェアのプログラムの一作として『デジモンテイマーズ暴走デジモン特急』と一緒に公開されました。
珍獣たちの住む王冠島を訪れた麦わらの一味。偶然に一味とはぐれたチョッパーは、島の住民たちに動物王と勘違いされてしまい、珍獣島に伝わる伝説の秘宝を狙う動物学者のバトラー伯爵と戦うことになってしまう物語です。
まだまだ麦わらの一味になって日の浅いチョッパーが、一味となって決意を固めていく姿が熱い一本となっています!
興行収入は20億円を記録しました。
名シーン・名言プレイバック!
本作はチョッパーの成長劇としても、熱いものが込み上げてくる一本。バトラー伯爵に挑発されたルフィが、『俺にはチョッパーという大切な仲間がいるんだよ!』と叫ぶシーンは、チョッパーと同じくルフィの想いに感動するはず。
チョッパーが改めて一味の一員となる記念碑的な映画と言ってもいいでしょう!
4作目『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』(2003年)
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映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』について
劇場版第4作目にしてついに、『ONE PIECE』単独映画として初めて公開された記念すべき映画が『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』です。
麦わらの一味が、海賊たちが行う裏レース「デッドエンド」に参加し、元海軍のアメアメの実の能力者ガスパーデを始めとした、多くの海賊たちと激突する物語です。身体が飴になり変幻自在に体を硬化させたり、軟体化させるガスパーデにルフィがどう立ち向かうのかは必見!
今作より新たに麦わらの一味にニコ・ロビンが加入。麦わら一味としてのロビン初登場作品でもあります。
興行収入は前作と同じく20億円を記録しました。
名シーン・名言プレイバック!
今作には海賊だけでなく、賞金稼ぎのシュライヤがキーキャラクターとして登場し、彼もかっこいいアクションを見せてくれます。
スコップ使いのシュライヤとガスパーデの部下ニードルスの戦いは、どちらもオリジナルキャラクターとは思えないほどの見せ場となっており、スピーディーでかっこいい戦いが見られます。
5作目『ONE PIECE 呪われた聖剣』(2004年)
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映画『ONE PIECE THE MOVIE 呪われた聖剣』について
劇場版第5弾は、麦わらの一味の剣士ゾロにフィーチャーした映画『ONE PIECE 呪われた聖剣』です。
グランドラインで一番美しいと言われている伝説の剣・七星剣を求めてアスカ島を訪れた麦わらの一味。船番を頼まれていたゾロが急にいなくなってしまったかと思えば、急に村を襲い出してしまいます。ゾロの行動の真相を突き止めるべく、暗躍する海軍道場の師範であるサガに麦わらの一味が立ち向かいます。
本作では原作でも語られていないゾロの過去のエピソードが描かれるということで、ゾロファンは必見。今回の宿敵が剣を使うということで、斬撃に弱いルフィがどう立ち向かうのかも見ものでした。
興行収入は18億円を記録しました。
名シーン・名言プレイバック!
映画のクライマックス、七星剣を持ったサガと対決するゾロのシーンには注目。実は幼馴染だった二人の戦いは、いつもは徹底的な戦いを見せるゾロとは違い、感情的な戦いを見せるところが珍しいです。
思わず『俺たちの夢は、二人で誓い合った夢は、そんなんじゃねぇだろ!』と叫ぶゾロの姿には、こんな熱い一面もあったのか!と驚かされます。
6作目『ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島』(2005年)
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映画『ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島』について
劇場版第6弾は、『サマーウォーズ』や『バケモノの子』などでおなじみの細田守監督による映画『ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島』。
リゾート地と言われるオマツリ島への永久指針(エターナルポース)を手に入れた麦わらの一味。しかし、それはオマツリ男爵による罠だった。仲違いさせら、さらに仲間を奪われたルフィは、オマツリ男爵との戦いに挑む、という物語。
映画シリーズ史上で特にホラー要素が強い作品として評判をもつ映画でもあり、生者を生贄に死者を生き返らせる力をもつ花、リリー・カーネーションの凶悪ぶりが絵的にも不気味で強烈な印象を残す映画でした。いつもの『ONE PIECE』とは一味違った体験ができる一本です。
興行収入は12億円でした。
名シーン・名言プレイバック!
本作では、オマツリ男爵が実はかつて仲間たちを失っていた海賊であった、という境遇が明らかになります。リリーを失ってしまい「ワシを一人にしないでくれ…」と叫ぶオマツリ男爵に、仲間たちが一人一人メッセージを送る場面は、思わず涙が溢れてきましたね!敵側のドラマが染みる作品でした。
7作目『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』(2006年)
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映画『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』について
劇場版第7弾は機械仕掛けの城を舞台にした『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』。
難破船で見つけた宝箱に入っていたローバの案内により、メカ島を訪れた麦わらの一味。そこでは領主であるラチェットが、メカ島の正体である島カメを使って世界征服を企んでいた。島に伝わる金の王冠を手に入れるべく、ルフィたちはラチェットに勝負を挑んでいく物語です。
本作の公開時期には、チョッパーの声を務めていた大谷育江が休業中だったため、代役として伊倉一恵がチョッパー役を務めています。
興行収入は9億円でした。
名シーン・名言プレイバック!
映画のクライマックス、島カメが別の島に激突してしまうのを防ぐべく、カラクリ城を破壊しなければいけなくなります。
それを止めるべくルフィ・ゾロ・サンジ・ウソップのメンバーで協力して繰り出す技が強烈!ウソップの打ち出した大砲をきっかけに繰り出すルフィのゴムゴムの回転斧は、城をまさかの真っ二つにしてしまっていたのですよ。映画シリーズの中でも衝撃の技でした。
8作目『ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』(2007年)
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映画『ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』について
劇場版8作目は、これまでの劇場版シリーズとは形式を変えた異色の作品『ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』。一度TVアニメシリーズで放送したアラバスタ編を映画サイズにまとめた作品です。
アラバスタ王国を乗っ取り、国に戦争を巻き起こそうとする王下七武海のクロコダイル率いいるバロックワークスと、それを阻止しようとする麦わらの一味と王女ビビの戦い、そして別れが描かれる映画です。
本作までは、アニメオリジナルエピソードが展開されてきましたが、今作では初めて原作のエピソードを採用!ファンにも人気の高いアラバスタ編を一挙に楽しむことができるお得な一本となっています。
興行収入は9億円でした。
名シーン・名言プレイバック!
アラバスタ編の名シーンと言えば、原作でも人気の高いビビと別れをするシーンなのですが、この映画でもしっかりこのシーンが抑えられています!
「いつかまた、会えたら、もう一度仲間と呼んでくれますか?」と問いかけるビビに、海軍が迫り応えられない麦わらの一味が、黙って仲間の印を掲げるシーンは涙なしには観られません。
9作目『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』(2008年)
出典:Amazon.com
映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』について
劇場版第9弾は、原作でも人気の高いチョッパーとの出会いを描いたドラム王国編を映画サイズにした『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』。
高熱を出してしまったナミを助けるために、ドラム島に立ち寄ることにした麦わらの一味は、島唯一の医者であるDrくれはとその助手チョッパーに出会い、島を支配しようとするバクバクの実の能力者ワポルと、その兄・ノコノコの実の能力者ムッシュールと戦うことになります。
前述の通り「もしも」の世界を描いた作品である一方、原作には登場しなかったムッシュールが登場するなど、映画限定のオリジナルの設定が盛り込まれているので、すでにストーリーを知っている人も楽しめる映画となっていました!
本作より麦わらの一味にフランキーが加入していたり、ルフィの新たな戦闘スタイルであるギアが初登場する作品となっています。
興行収入は9.2億円でした。
名シーン・名言プレイバック!
原作での人気の高さも納得できる名シーンだらけのドラム王国編。
そんな名シーンの中でも重要なパートとなるチョッパーの過去エピソードもしっかり映画内で描かれています。医者狩りの罠にハマり、銃口を向けられたDrヒルルクが『人はいつ死ぬと思う?』と問いかけるシーンは、悔しさや悲しさが溢れ出る感涙のシーンとなっています。
10作目『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009年)
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映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』について
劇場版第10弾は、アニメ放送10周年記念作品にして、シリーズで初めて原作者の尾田栄一郎が製作総指揮を務めたのが『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』。
ルフィたちの故郷である東の海(イーストブルー)の壊滅を企てる伝説の大海賊・金獅子のシキ。そんなシキにナミを攫われた麦わらの一味は、ナミを連れ戻すべくシキのフワフワの実の能力で浮遊する島・メルヴィユを冒険します。
本作では、シキによって凶暴に成長させられてしまった島固有の生き物が大量に登場。その全てが尾田栄一郎によってデザインされており、その個性的な見た目を観るだけでも楽しい映画になっています。
これまでの劇場版シリーズは、原作とは別のパラレルワールドとして描かれた側面がありましたが、製作総指揮に原作者が参加しているということで、原作の物語にも密接に関係した物語が描かれたことも話題になり、興行収入は前作から大幅にUPして48億円の大ヒットとなりました。
今作から麦わらの一味にブルックが加入しています。
名シーン・名言プレイバック!
本作では任侠映画からのインスパイアを受けているところもポイント。
金獅子のシキと盃を交わそうとしている部屋の襖を打ち破り、現れる麦わらの一味。黒いスーツでビシッと決まったその姿はまさに任侠映画のヤクザの討ち入り!映画らしいカッコいいシーンでした!
11作目『ONE PIECE 3D麦わらチェイス』(2011年)
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映画『ONE PIECE 3D麦わらチェイス』について
大鷲によって大切な麦わら帽子を奪われてしまったルフィ。大鷲を追って、海王類たちが日しめく海を巡る大冒険を仲間たちと共に繰り広げます。劇場版第11弾は、シリーズでも異色の作品となる全編フル3DCGで制作された『ONE PIECE3D麦わらチェイス』。『トリコ3D開幕!グルメアドベンチャー!!』との同時上映作品として上映され、シリーズ中もっとも短い30分の短編映画でした。タイトルにもあるように、当時流行していた3Dメガネを着用して鑑賞する作品として制作された作品でした!
興行収入は7.9億円でした。
名シーン・名言プレイバック!
アトラクション要素が強い作品なだけに、巨大な海王類や巨人と対決するシーンはインパクト大!そのスケールの大きさを実感できる場面となっています。
テレビや小さな端末などで本作を観る場合でも、これが巨大なスクリーンに投影されていたことを想像しながら観ると、本作の狙いが感じられるのではないでしょうか!
12作目『ONE PIECE FILM Z』(2012年)
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映画『ONE PIECE FILM Z』について
劇場版第12弾は、10作目に続いて原作者の尾田栄一郎が総合プロデューサーとして、がっつり制作に関与した映画が『ONE PIECE FILM Z』。
ダイナ岩を使い、各地の火山を噴火させることで、海ごと海賊たちを根絶やしにしようとする元海軍大将のゼット。そんなゼットをたまたま海で拾い上げたことをきっかけに、麦わらの一味は、ゼットや海軍たちとの戦いに巻き込まれていきます!
この頃から本編も新しい局面を迎え、ルフィたちは2年の修行期間を経た状態に。成長した麦わらの一味の力が楽しめる一方で、強敵となるゼットのドラマになかなか泣かせられる作品。シリーズの中でも屈指の高い評価を獲得している映画です。
興行収入は68.5億円を記録し、シリーズ最大のヒット作品となりました。
名シーン・名言プレイバック!
本作ではルフィが三度もゼットと戦います。中でもやはり最後の戦いが見もの。
二度の敗北を経ても、再度ゼットに戦いを挑み、殴り合いを繰り広げる二人の戦いが熱い!ヘトヘトになりながらも「海賊王に俺はなる!」と「俺の名はゼットだ!」とお互いの謳い文句と共にぶつかり合う二人の姿はかなりカッコいいです!
13作目『ONE PIECE FILM GOLD』(2016年)
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映画『ONE PIECE FILM GOLD』について
劇場版第13弾は、前作に引き続き原作者尾田栄一郎が総合プロデューサーを務める『ONEPIECE FILM GOLD』。4年ぶりの劇場版公開となりました。ゴルゴルの実の能力者グラン・テゾーロがオーナーを務める巨大な黄金船ギルド・テゾーロにやってきた麦わらの一味。ゾロを人質に取られてしまった一味は、グラン・テゾーロに多額のお金を請求される。一味は旧知の知り合いであるカリーナと協力し、テゾーロの大金を奪う計画を練る、という物語。
カジノがモチーフになっている世界観ということで、映画シリーズの中でも随一の騙し合いが繰り広げられる作品で、相手を騙しきった気持ちいい瞬間も味わえる一本です。
本作でも尾田栄一郎が協力しているということもあり、革命軍のサボやCP0のロブ・ルッチといった原作でも重要なキーキャラクターが登場しています。
興行収入は51.8億円を記録する大ヒットとなりました。
名シーン・名言プレイバック!
グラン・テゾーロは所有欲の強い敵キャラクター。偉そうに仲間たちをぞんざいに扱う姿がなかなかムカつくのですが、そんなテゾーロにルフィが『俺の仲間はモノじゃねぇ!』と唸りながら立ち向かうシーンは、ルフィらしい熱い態度がたまらないですね!
最後には『支配してみろ!』とテゾーロにトドメを刺すシーンも痛快です。
14作目『ONE PIECE STAMPEDE』(2019年)
映画『ONE PIECE STAMPEDE』について
テレビアニメ20周年記念作でもある劇場版第14弾が、『ONEPIECE STAMPEDE』。
海賊ブエナ・フェスタによって開催された海賊万博に参加した麦わらの一味を始めとした海賊たち。しかしそれは、元ロジャー海賊団であるガシャガシャの実の能力者、ダグラス・バレットが海賊を皆殺しにしようとする策略ということが判明し、ルフィに襲いかかります。
監修として原作者の尾田栄一郎が今作の制作陣に名を連ねており、記念作品らしく麦わらの一味のみならず、海軍・最悪の世代・王下七武海・CP0・革命軍が入り乱れる豪華メンバーや懐かしのキャラクターが集う映画となっています。最後には思わぬサプライズキャラクターの出演も用意されています。
興行収入は55.5億円を記録し、シリーズでも2番目のヒット作となりました。
名シーン・名言プレイバック!
これまでの劇場版シリーズと違って、麦わらの一味ではなく、かつてルフィの敵として登場したキャラクターや、ライバルが集結するのが本作の見所。
ハンコック、ロー、サボ、スモーカー、クロコダイル、ロブ・ルッチ、そしてバギーが勢揃いしてバレットに挑むシーンは、往年のファンほど、その夢の共演ぶりに思わず興奮してしまいます。
まとめ
以上、14作品を一挙に紹介してきました。こうして観ると、原作エピソードのアレンジをしていたり、3D映画になったりとONE PIECEというシリーズが様々な挑戦をしてきたことがわかります。きっとあなたの知らないルフィたちの冒険がまだあるのではないでしょうか。見逃した作品がないか、ぜひチェックしてみて下さい!