偏見なんかに負けるな!自信を与えてくれる『キューティー・ブロンド』の名言20選!
2001年に公開されてヒットとなったアメリカ映画『キューティー・ブロンド』。
周囲の人間からの悪意や偏見を浴びながらも懸命に立ち向かうエルの姿には、心を打たれます。本作ではそんなエルをはじめとしたキャラクターたちの、ポジティブなメッセージに溢れています!
今回はそんな『キューティー・ブロンド』に登場するセリフたちをピックアップ!元気がないときにあなたに力をくれる20の名言を用意しました。
目次
- 『キューティー・ブロンド』のざっくりあらすじ
- 【名言①】「その答えに命を懸けられる?」ストロングウェル
- 【名言②】「ただ泣いてるつもり?奪い返せばいいじゃない」ポーレット
- 【名言③】「私は挑戦を恐れません」エル
- 【名言④】「あの子は私がもらうわ。このクズ男!」ポーレット
- 【名言⑤】「だとしたら私たちが無能なのよ」エル
- 【名言⑥】「そういうあなたを観て、素敵だと思った」ケンジントン
- 【名言⑦】「私も今やっとわかりました。教授がただのセクハラ親父だって」エル
- 【名言⑧】「あんなつまらない男のせいで自分の人生を棒に振るつもりなの?」ストロングウェル
- 【名言⑨】「でも私、30までに法律事務所持ちたいから、恋人はもっと頭のきれる人じゃないとね」/エル
- 【名言⑩】「そしてもっと大事なことは常に自分自身を信じることです。」エル
- 『キューティーブロンド / ハッピーMAX』の名言
- 【名言①】「そんな風に思ってる人とは仕事はできません」エル
- 【名言②】「彼女は特別なものを持ってる。そして、周囲を変える力のある人だ。」エメット
- 【名言③】「あなたがワシントン流なら、わたしはエルウッズ流にやる」エル
- 【名言④】「正義の声は群衆の声よりも大きい。だから自分の声を信じて」シド
- 【名言⑤】「 友が何をしてくれるかではなく、友のためになにができるか問うべきです」エル
- 【名言⑥】「うちの犬はゲイだ だからなんだ 私はあいつを誇りに思っている」スタンフォード・マークス
- 【名言⑦】「ここでは全て取引や裏工作や秘密だらけ、国民は望んでないのに 」エル
- 【名言⑧】「はじめたことはやり遂げよう」ティモシー
- 【名言⑨】「あなたはだれの役にも立ってない」エル
- 【名言⑩】「声に出して。忘れないで、みなさんはとても素敵。」エル
- まとめ
『キューティー・ブロンド』のざっくりあらすじ
出典:Amazon.com
ブロンドの髪をもっているばかりに、偏見をもたれて馬鹿にされる女の子、エル・ウッズが、彼氏にフラれたことをきっかけに一念発起。自分を振った彼氏が通っているハーバード大学への進学を目指します。
周囲の協力のもと、エルは見事試験に合格するのですが、周りとは違うエルは引き続き偏見の目で見られるばかり。
多くの逆境に揉まれながらも、エルは負けじと、努力にアイディア、そして持ち前のプラス思考で、立ち向かっていくことになります。
『キューティー・ブロンド』に続く第二弾『キューティー・ブロンド / ハッピーMAX』では、法律事務所に務めることになったエルが、大切な愛犬ブルーザーの母犬を、化粧品開発の実験施設から救うべく、動物実験を阻止する法案を推し進めます。なかなか受け入れてもらえない中、今作でもふたたびエルは諦めずに立ち向かいます。
<h
2>『キューティー・ブロンド』の名言
【名言①】「その答えに命を懸けられる?」ストロングウェル
エルが初めて受けた授業で登場したのがこのセリフ。『法律は情熱を排した理性である』という言葉が、アリストレスの言葉であるという主張に、ストロングウェル教授は間違いがないのか責め立てます。
場面としてはエルがいじわるをされてるようなシーンではありますが、ここには“自信喪失は許されない”という教授の考え方が隠されています。『キューティー・ブロンド』において自信は大事な武器。ここでエルは自信を培っていったといえるかもしれません。
そして実はこのシーンが、後々にストロングウェルの再登場シーンへの伏線にもなっています。
【名言②】「ただ泣いてるつもり?奪い返せばいいじゃない」ポーレット
彼氏だったワーナーを追いかけてハーバード大学にまで入学したエル。しかし、そんなワーナーには、ケンジントンという婚約者が居ることが発覚します。落ち込むエルに対し、ネイルショップで出会ったポーレットがかける言葉がこのセリフでした。
作品を通してなかなかへこたれることのないエルですが、辛いこと続きだったせいか、この時ばかりはひどく落ち込みます。エルにとっては、失いかけていた元気を取り戻すきっかけとなる重要なセリフでした。
【名言③】「私は挑戦を恐れません」エル
もし依頼人を選べるなら、法廷犯か自然犯のどちらを選ぶのかと授業で問いただされたエル。選べるなら無実の人がいいのでどちらも嫌とエルは応えるのですが、それは夢にすぎないと一蹴されてしまいます。
しかし恋のライバルであるケンジントンは、法廷犯を選ぶと模範解答を返します。ここでエルは負けじと自然犯を選ぶと宣言し、応えた理由がこれです。
ポーレットのアドバイスを行動に移す熱いシーンでもあり、エルの躓いてもただでは起きない強さが表れていますね。
【名言④】「あの子は私がもらうわ。このクズ男!」ポーレット
内気な性格のポーレット。元カレから犬を取り戻したくても、うまく伝えられずにいます。
しかし、そこへやってきたエルが、勉強した法律を武器に論理的に問いただして援護します。ここで勢いがついたポーレットは、これまでの内気な態度から一変、このセリフを言い放つのです。
ポーレットからエルへ。エルからポーレットへ。自信が伝染していく気持ちの良いシーンでした。
【名言⑤】「だとしたら私たちが無能なのよ」エル
殺人容疑をかけられていたブルック。実はアリバイとなる情報を持っていたものの、それを明かすことは自身が脂肪吸引をしていたことを打ち明けることになってしまうのでした。
それを教えてもらったエルですが、秘密を絶対に守ると約束します。
たとえ有利になる情報と分かっていても、打ち明けることはしません。このままでは裁判に負けると責められるエルでしたが、このセリフで言い返しました。
頑なに約束を守ろうとするエルの実直さもすごいですが、たとえそれでも裁判に勝つことを諦めていないところもカッコいいですよね!
【名言⑥】「そういうあなたを観て、素敵だと思った」ケンジントン
当初はエルのことを敵視し、いじわるをしていたケンジントン。そんな彼女も、キャラハンに立ち向かうエルの姿を観て見直し、ついにこの言葉をかけます。対立関係にあった二人がついに和解する感動的なシーンでした。
一度は対立した相手でもしっかり認めなおすことができるのはケンジントンの良いところ。最初は嫌な描かれ方をするキャラクターも、悪役で終わらないことがあるのも『キューティー・ブロンド』の魅力的な部分です。
【名言⑦】「私も今やっとわかりました。教授がただのセクハラ親父だって」エル
出典:Leagally Blonde 公式 Facebook
キャラハンがエルを見習い弁護士にしてあげようと口説いてきたシーンで登場したセリフがこちら。
実は、キャラハンは実力ではなく、エルを女性として気に入っていたことが明らかになるのですが、エルはそれに対して揺らがず、強くこのセリフで反抗します。
エルの努力を知っている視聴者にとっては、どれだけキャラハンの態度が憎たらしいことか。いまだに男性の立場も強く、女性を弱い立場に思うオヤジも多いもの。しっかり、それにNOを訴えかけることができるエルはかっこいいですよね!
【名言⑧】「あんなつまらない男のせいで自分の人生を棒に振るつもりなの?」ストロングウェル
尊敬していたキャラハンに失望したエルは弁護士の道を諦めようとします。地元に帰ろうとポーレットと慰めあっていたところに登場するのがまさかのストロングウェル教授。
自信を失ってしまっているエルをこの言葉で再び奮い立たさせてくれました。
映画の序盤で自信を説いていた彼女が、ここで再び自信を取り戻させてくれるのがまた憎い演出。かつては敵だった人物が、味方になるような展開はかなり胸アツでした。
キャラハンの行動がまた許せないからこそ、ここまでズバリ言ってくれるところも気持ちよいです。
【名言⑨】「でも私、30までに法律事務所持ちたいから、恋人はもっと頭のきれる人じゃないとね」/エル
裁判で見事大勝利を収めたエルはすっかり人気者になるのですが、そこへやってくるのがワーナー。一度は距離を置いたはずのエルに、図々しくも告白をします。
「あなたがそう言ってくれることをずっと待っていたわ」と一度持ち上げたエルでしたが、この一言で一気に突き離します。
当初はワーナーを追いかけて大学にやってきたエルでしたが、すっかり自分に自信を持った彼女はすでにワーナーのことは眼中になくなっていたわけですね。彼女が成長したことを表す爽快なシーンでした。
このシーンでワーナーが、“自分にふさわしい”と上から目線なのも嫌らしい!なおさら痛快でしたよね。
【名言⑩】「そしてもっと大事なことは常に自分自身を信じることです。」エル
出典:Leagally Blonde 公式 Facebook
裁判から2年後。卒業を迎えるエルが代表としてスピーチに立ち、この言葉で締めくくりました。
立ちふさがる逆境に負けそうになりながらも、周りに支えられながら諦めなかったエルらしい、映画を総括する感動的なメッセージとなっていました。
作中でエルが何度も言及するように、“ブロンドヘアー”は実際に偏見にさらされてきた特徴でもあります。しかし、そんな偏見に負けず、アイデンティティとして肯定してくれる本作は、多くの人に勇気を出させてくれる映画だったというわけです。
『キューティーブロンド / ハッピーMAX』の名言
映画『キューティ・ブロンド』の続編として公開された「ハッピーMAX」は、エルがハーバード・ロースクールを卒業した後の話。彼女は大手法律事務所に就職し、恋人のエルメット(ルーク・ウィルソン)と結婚も決まって順風満帆です。
結婚式に愛犬ブルーザーの母親を呼ぶため、母親犬を探そうと思い立ったエル。しかしその母親犬は、化粧品メーカーの実験台にされる予定になっていてーー。
真っ直ぐで真面目、そして思いやりのあるエルが大手化粧品メーカーを相手取り、戦いに挑む物語です。
【名言①】「そんな風に思ってる人とは仕事はできません」エル
出典:Amazon.com
『キューティーブロンド/ハッピーMAX』の物語のきっかけともなるシーンで登場したのがこのセリフです。
犬のブルーザーのためにも、正義のために動物実験と戦おうとするエル。納得してくれない事務所の面々に、自分を曲げない姿勢を見せるシーンで飛び出したセリフでした。
意外なことに、この発言のせいでエルはクビになってしまうのですが、まっすぐなエルの性格が出ているエルらしさが出ているセリフです。
【名言②】「彼女は特別なものを持ってる。そして、周囲を変える力のある人だ。」エメット
事務所をクビになってしまったエルに対して、エメットが励ますために、自分が初めてエルにあったときにどう思ったのかを打ち明ける時に言ったのがこのセリフです。
どんな印象を持ったと思うか問われたエルは、「上から下まで真っピンク」と返答するのですが、ここで偏見に晒されてきたエルを優しく励ます言葉をかけるところがさすがエメット。
しかもこれが嘘くさくないところに、エメットの人の好さがにじみ出ていますよね。いつもは周りに元気を与える役割を持つエルですが、そんな彼女の元気も、実は周囲のサポートがあってこそ。理想的なギブアンドテイクの関係ですよね。
【名言③】「あなたがワシントン流なら、わたしはエルウッズ流にやる」エル
グレースがワシントンでの厳しさや、理想を追い求める人たちが負けてきたことを話して、エルの要求を拒んだときのエルの返答がこちら。普通ならば諦めるようなシーンでも、エルは諦めません。
むしろ発破をかけられたがごとく、自身のやる気へと変えていくのがエルの強いところですよね!「郷に入りては郷に従え」という言葉がありますが、こういう時に郷を変えてしまうのがエルの強みです。
ちなみにここでグレースが話していたことは、実はグレース自身のことであったことが映画の最後に明らかになります。それを知っていると、なおこのシーンが味わい深いものとなります。
【名言④】「正義の声は群衆の声よりも大きい。だから自分の声を信じて」シド
ワシントンに来たばかりで孤軍奮闘状態のエル。そんなエルを支えるのが、エドでした。思ったようにうまく事が運ばないエルを励ますために、この言葉をかけたのです。
まだまだ苦難も多く、やらなければいけないことも多いエル。普通なら自分が正しいことをしているのか、迷ってしまいそうになりますが、そんな時にこんな言葉をかけてくれる人がいれば、頑張れる気がしますよね。
自分が間違っていることをしているかも……と思ったとき、シドのこの言葉を思い出しましょう。
【名言⑤】「 友が何をしてくれるかではなく、友のためになにができるか問うべきです」エル
エルが動物実験に対抗するべくブルーザー法案を立案する際に、宣言するのがこのセリフ。
ここで言う“友”とは犬をはじめとした動物たちのこと。実験の犠牲となってしまう動物たちを、友とする前提にも感銘を受けますが、そんな友のためにもなにかをしようとするエルの姿勢にも心を打たれます。動物愛護もテーマとなる本作では、重要なセリフの一つですよね。
もちろんここで言う友はいろんなものにも置き換えられます。動物だけに限らず自分のためになにかをしてくれる人に対しても、この言葉を忘れないようにしたいですね。
【名言⑥】「うちの犬はゲイだ だからなんだ 私はあいつを誇りに思っている」スタンフォード・マークス
エルの訴えかけに応えたスタンフォード議員が、カミングアウトしたときのセリフがこちら。
LGBTが叫ばれる現代からすると、同性愛に対する描き方は悩ましく映る場面もあるかもしれませんが、このセリフは少なくともマイノリティ側を応援するメッセージだったことには間違いありません。
なにか自分や周りの大切な人が不当に咎められそうになったときも、このシーンを思い出し、「だからなんだ」と言ってやりましょう。
【名言⑦】「ここでは全て取引や裏工作や秘密だらけ、国民は望んでないのに 」エル
法案が通せるかと思いきや、ラッドの画策によってそれを遮られてしまいます。
天国から一転、地獄へ叩き落されたエルが思わずつぶやいたのがこのセリフ。いつもポジティブなエルが、駆け引きの前に破れてしまったのを象徴するショッキングなシーンでもありました。
この時のエルは、落ち込むというよりも憤りを感じているというのが正しいでしょう。
法律に限らず、会社であったり、政治であったり、社会はどうしても複雑なことが多いもの。エルのこのセリフには多くの人が共感したのではないでしょうか。
【名言⑧】「はじめたことはやり遂げよう」ティモシー
せっかくあと一歩で法案が通りそうだったのに阻止されてしまったエル。それまで、懸命に立ち向かっていましたがとうとう挫けそうになってしまいます。
そこへ一度はエルを突き放したはずのリーナやティモシーたちが、エルを助けるためにかけつけます。
無力に終わったと思ったエルでしたが、ティモシーは『ひとりの力ではなにか変えられるなんて思ってなかった 君が来るまでは』と声を掛けます。
無力かと思ってたエルがしっかり周りに良い影響を与えていたことが明らかになる感動的なシーンでした。元気を取り戻したエルに、ティモシーは最後にこの言葉をかけます。これこそまさにエルがいいそうなメッセージですよね。
【名言⑨】「あなたはだれの役にも立ってない」エル
信頼をしていた先生であるラッドが、お金を目的に動いていたことを知ったエルが言い放った時のセリフがこちら。
たとえ相手が尊敬していた人物であっても、それが間違っていると思ったら、声に出すことができるのがエルの強いところ。憎たらしいラッドに立ち向かう痛快なシーンでした。
お金のために動くラッドは、有権者のためにも、自分のためにもなっていないと訴えてくれましたが、この声を届けたい相手は意外と現実世界にも居たりしますよね。
【名言⑩】「声に出して。忘れないで、みなさんはとても素敵。」エル
映画のクライマックス、議員の前でスピーチをしたエルのセリフがこちら。
自分の髪を例にたとえて、自分の声に妥協してはいけないと訴えかけます。ここのスピーチはまさに『キューティー・ブロンド』を表すテーマでもあります。
政治的なメッセージだけでなく、他人の目や力に屈しないように負けずに立ち向かおう。声に出そう。というシリーズ自体の一貫したメッセージが隠されています。
このスピーチによって、エルと敵対していたラッドも最終的には署名をします。ポジティブなエネルギーが敵対していた相手にも、良い影響を与えるというのは感動的ですよね。
現実世界ではエルのように、自分を通していくことは簡単にはいかないかもしれないですが、エルのように諦めずに声に出していけば何かが変わるかもしれません。
わずかなあなたの変化が、映画のように大衆を動かすかもしれませんよ!
まとめ
明るく前向きなエルの言動には逆境に立ち向うためのパワーがつまっていました。
負けそうな時、諦めそうになった時、これらの言葉を思い出したり、映画を見返してみましょう。そこには元気になる秘訣が隠されているかもしれませんよ!