アンジェリーナ・ジョリー出演の映画10選|波乱万丈な人生と彼女の活躍を振り返る
今までに出演してきたハリウッド映画の中でも、特にアクションが多い作品への出演が目立つアンジェリーナ・ジョリー。中でも2001年に公開されたトゥームレイダーは日本で、彼女のアクション映画へのイメージが定着した作品であり、かっこよくバトルシーンをこなす姿が人気となりました。
また、2021年公開予定のMCU作品、『エターナルズ』も注目されており、キーとなる役を演じると言われています。この記事では、そんなアンジェリーナ・ジョリーが出演してきた作品のあらすじに加え、それぞれの作品ごとにみどころもお伝えしているのでぜひチェックしてみてください!
さらに、私生活でも注目されることが多いアンジェリーナ・ジョリーのプロフィールもあわせてご紹介。過去の恋愛・結婚だけでなく、養子を迎え入れたり乳房切除を行ったりと波乱万丈な人生を送ってきたアンジェリーナ・ジョリーが今まで歩んできた人生についてまとめてみました。
目次
アンジェリーナ・ジョリーのプロフィール
1975年6月4日生まれの46歳。女優はもちろんファッションモデルもこなすアンジェリーナジョリーはアメリカのカリフォルニア州のロサンゼルス出身です。ドイツ系アメリカ人の父で俳優のジョン・ヴォイトとフランス系カナダ人の母、ミシェリーヌ・ベルトランの間に産まれた第2子で兄が1人います。
10代から20代前半までは眼鏡や歯列矯正などの見た目から、同級生にからかわれることが多く自傷行為を伴ううつ病の傾向があったそう。
しかし、幼いころから母とよく映画を観に出かけていたそうで、このとことがきっかけとなり、演技に興味をもち演技学校にいくようになったと発言しています。デビュー作は父、ジョン・ヴォイトと親子共演を果たした「大狂乱」。アンジェリーナ・ジョリーの演技が大々的に評価されたのは、実在人物をモデルにして作られた「ジーア/悲劇のスーパーモデル」だと言われています。
この作品以降も映画出演を果たし、アカデミー賞やグラミー賞などを多数受賞して現在までのキャリアを築き上げています。
一方、自身のプライベートでは3度の結婚と離婚を経験。2002年にカンボジアから男児を、その後も男女の養子を迎え入れ、さらに2007年には当時夫であったブラッド・ピットとの間に女児が産まれています。ちなみにその翌年には男女の双子も誕生。
また、遺伝子的に乳がんと卵巣がんの発生リスクが高いと診断された過去があり、2013年には乳腺切除、同じ理由で卵巣・卵管切除を行っています。彼女のこの行動は、多くの女性の癌予防や癌検査を受けるきっかけになったと高い評価を受けています。
アンジェリーナ・ジョリーのファンなら見逃せない!おすすめ映画10選
1.白い帽子の女
あらすじ
小説家の夫ローランド(ブラッド・ピット)とその妻ヴァネッサ(アンジェリーナ・ジョリー)は休暇でフランスの田舎町を訪れていた。一見普通の夫婦に見えるがローランドは小説を書くのに行き詰まりお酒に走る日々、一方妻のヴァネッサは過去の出来事がきっかけで鬱の傾向にあった。
2人は結婚14年目ということもあり、口数は少ない。また、会話をしても喧嘩をすることが多かった。
そんなある日、隣の部屋に新婚夫婦がやってくる。仲睦まじく過ごす彼らの様子を見たヴァネッサは突然驚きの行動に出る……。
みどころ
フランス映画調に仕上げられている白い帽子の女。ハリウッド映画とはまた違った現実味のある世界観を楽しめるようになっています。
結婚14年目の夫婦の姿が描かれますが、かなり身近に感じられる内容で、こういう問題を抱えた夫婦も多いのではないかと思わされる作品です。アンジェリーナ・ジョリーのストイックな役作りが観られるのもこの作品の特徴。
こんな人におすすめ
- 現実味のあるストーリーが好きな人
- 前向きな気持ちになりたい人
こんな人には向かないかも
- ドロドロした内容が苦手な人
- ファンタジーな世界観が好きな人
2.マレフィセント
あらすじ
ディズニー作品である「眠れる森の美女」のリメイク実写化作品であり、ヴィランズであるマレフィセント目線で描かれた作品。あるところに妖精少女マレフィセント(エラ・パーネル)の住む妖精の国、人間の男の子であるステファン(トビー・レグボ)の住む人間の国の2つの国があった。
マレフィセントとステファンは仲がよかったが、2人の住む国同士は仲がいいとは言えず常に対立している状態で、両国をまとめられるのはごくひと握りのものだけ。しかも清らかな善の心をもつものか邪悪な心に突出しているものだけであるとされていた。
やがて時は経ち2人は大人になったが、本格的に戦いが始まってしまう。一方、王になったステファン(シャルート・コプリー)と妃との間には、王女であるオーロラ(エル・ファニング)が生まれる。しかし、そのことを知ったマレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)に目をつけられてしまい……。
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アニメーション映画「眠れる森の美女」に登場するマレフィセントとはまた違った彼女が見られる作品です。もちろん「眠れる森の美女」の実写化ではなく、あくまでリメイク実写化作品なので、世界観や登場人物がオリジナル通りという訳ではありません。
しかし、マレフィセントの心の葛藤や壮絶な体験が見えることで、なぜ心が邪悪になってしまったのか理解できる作品となっています。
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- ディズニー作品が好きな人
- ファンタジーの世界観が好きな人
こんな人には向かないかも
- リメイク作品が苦手な人
- 実写化作品だとイメージが崩れてしまう人
3.ツーリスト
あらすじ
2005年公開の「アントニー・ジマー」をリメイクした作品で、アンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップの豪華ダブル主演作品でもある「ツーリスト」。もともとこの2人の出演が決まっていたわけではなく、ほかの出演者の降板が重なりに重なった末に決定されました。
あるところに見張りをつけられている女性、エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)がいた。常に監視の目がある彼女のもとにある日1通の手紙が届く。
差出人は彼女の恋人であり指名手配中のアレクサンダー。そこには指定した列車に乗ること、アレクサンダーの背格好に似た人物を探し自分だと思わせることが書かれていた。手紙の指示通り列車に乗り、アレクサンダーに似た背格好のフランク(ジョニー・デップ)に話しかけるも……。
みどころ
この作品は、なんといってもアンジェリーナ・ジョリーとジョニー・デップの豪華キャスティングがみどころ!ハリウッドスターの演技力に驚かされます。
また、ストーリーに関してもみどころ満載で、アレクサンダーの本当の姿だけでなくエリーズの本当の姿にも驚かされます。騙し合いの重なりで終盤は特に見逃せない作品になっていると言えるでしょう。
こんな人におすすめ
- 推理系や謎解き系の作品が好きな人
- どんでん返しのある作品が好きな人
こんな人には向かないかも
- アクションやバトルシーンが多い作品が好きな人
- ラブストーリーが得意ではない人
4.ソルト
出典:Amazon
あらすじ
CIAに勤務するソルト(イヴリン・ソルト)はある日、ロシアからの亡命者である男の尋問を行っていた。しかしその尋問中、男の口から「ソルトという名のスパイがロシアの大統領を暗殺する計画がある」と伝えられる。
それを聞いていたCIAからソルトが二重スパイなのではないかと疑われ始めるも、ソルトは夫であるマイク(アウグスト・ディール)と連絡が取れないという理由でCIAから逃亡し……。
みどころ
今作のアンジェリーナ・ジョリーは、とにかくカッコよさ満載です。潜入スパイということもありますが行動や言動、身のこなし方がかなりクール。
また、次々と敵を倒していくシーンはもはや気持ちいいくらいです。その一方、危険な身でありながらも恋人を大切に想うシーンが描かれており、人間らしさもしっかり映し出されています。
こんな人におすすめ
- スパイ映画が好きな人
- バトルシーンが多いのが好きな人
こんな人には向かないかも
- 騙し合いが苦手な人
- グロテスクな内容が苦手な人
5.チェンジリング
出典:Amazon
あらすじ
1926年~1928年にかけてイギリスで起こったゴードン・ノースコット事件を元に作られた「チェンジリング」。母親であるクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)と息子のウォルター(ガトリン・グリフィス)の2人家族でいつも通りの日常を送っていたある日、突然息子がいなくなってしまう。
警察に捜索願いを出し、息子を探してもらうも帰ってきたのは本当の息子ではなく別の誰かだった。
再捜査を必死に訴え続けるも警察は取り合ってくれないうえに、病院関係にまで手を回しクリスティンは精神疾患があることにされてしまう。
しかし、病院外から支えてくれる牧師(ジョン・マルコヴィッチ)やウォルターの小学校の先生、そして精神病棟で出会った仲間の支えがあり、彼女は息子を探すのを諦めないのだった。
みどころ
今作でのアンジェリーナジョリーは母親役。比較的カッコいい役を演じることが多い彼女ですが、このチェンジリングではごくごく一般的な息子を愛する母親を演じています。そして、アンジェリーナ・ジョリーの喜怒哀楽の表現が豊かに観られるというのが今作のみどころです。
息子を探す過程で過酷な場面に直面する彼女がその時々で見せる表情は、まさに等身大の母親そのもの。彼女自身がプライベートで母親であるからこそあれほど迫真のある演技ができたのかもしれません。
また、ストーリー内ではショックの大きいシーンが何度か登場しますが、「まさかこの話が実話だったとは」と思わされるほど事件の無残さが分かる作品でもあり、人として考えさせられる作品です。
こんな人におすすめ
- ノンフィクション映画が好きな人
- 泣ける映画が好きな人
こんな人には向かないかも
- 実際に起こった事件・事故などをもとにした作品が苦手な人
- グロテスクなシーンが苦手な人
6.マイティ・ハート/愛と絆
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あらすじ
2002年にパキスタンで起こったアメリカ人記者誘拐・殺害事件をもとに作られたノンフィクション映画。2002年9月12日、ジャーナル記者のダニエル(ダン・ファターマン)と妊娠中の妻マリアンヌ(アンジェリーナ・ジョリー)はアフガニスタンの戦況を取材するためにパキスタンへ向かった。
終戦を迎えたものの、より詳しく取材するために夫婦はパキスタンに残り取材を続ける日々が続く。マリアンヌは妊娠5ヶ月になり取材もひと段落した翌日、パキスタンを出発するという矢先、ダニエルは最後の取材に出かけたまま行方しれずになってしまう……。
みどころ
「マイティ・ハート/愛と絆」は、残された妻のマリアンヌが書いた手記をもとに作られた作品。よりリアルに伝えるために、実際に事件の起こった場所がロケ地に選ばれていたりドキュメント風に仕上げられたりといった工夫が施されています。
また、マリアンヌ役のアンジェリーナ・ジョリーは、当時のマリアンヌの心境をリアルに再現するために、マリアンヌと親睦を深めその交友はその後も続いているそう。
こんな人におすすめ
- ノンフィクション映画が好きな人
- ドキュメンタリーが好きな人
こんな人には向かないかも
- 実際に起こった事件・事故などをもとにした作品が苦手な人
- 重くて暗いストーリーが苦手な人
7.Mr.アンドMrs.スミス
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あらすじ
運命的な出会いにより結婚することになったジョン(ブラッド・ピット)とジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)。しかしこの2人の正体はスパイだった。
ジョンは建築系の設計事務所、ジェーンはサーバー管理会社の経営をしているとお互いに嘘をつき続け、相手の本業を知らないままおよそ6年一緒に暮らしてきた夫婦だったが、ある日同じ標的を狙ったのがきっかけでお互いの本業がスパイかつ同業者であることが分かってしまう。それぞれのスパイ事務所から相手を殺せと命じられ了承し殺し合いを始めた2人だったが……。
みどころ
ジョン、ジェーンともにスパイの中でもトップクラスのプロ。にも関わらず、素性がバレお互いを殺せと命じられてもなかなか殺せずに1歩手前で躊躇している姿が多く描かれます。
また、お互いの職業柄、騙すのは得意であり愛や情はないと口では言っていても、行動に移せないところから、愛は嘘ではなく本当に運命的な出会いで好きだったんだということが伝わってきます。
こんな人におすすめ
- スパイ作品が好きな人
- アクション・銃撃シーンが多いのが好きな人
こんな人には向かないかも
- 宝探しなどの冒険作品が好きな人
- コメディチックな内容が好きな人
8.ブロンド・ライフ
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あらすじ
テレビ局のリポーターであるレイニー(アンジェリーナ・ジョリー)は、女性が憧れとする名声やお金、有名人の彼氏などを手にしており不自由なく充実した暮らしを送っていた。しかしある日、取材中に出会ったある預言者(トニー・シャルーブ)から1週間後に死ぬと予言されてしまう。
最初は信じずバカにしていたレイニーだったが、預言者のほかの予言が次々に的中するのを目の当たりにし、どうすれば死なない未来になるのかを模索し始めるも……。
みどころ
1週間後に死んでしまうと予言されるので、重い内容の作品かなと思いがちですが意外と前向きで明るいストーリーが特徴的。時間は有限であるということやお金や地位・名誉以外にも大切なものがあると考えさせられる内容になっています。
こんな人におすすめ
- 明るい気持ちになりたい人
- 女性のキャリアアップに興味がある人
こんな人には向かないかも
- ラブストーリーが苦手な人
- アクションや冒険が好きな人
9.トゥームレイダー
出典:Amazon
あらすじ
名高いトレジャーハンターであるララ(アンジェリーナ・ジョリー)は小さいころに亡くなってしまった父にもう1度だけ会いたいと思いながらも日々トレーニングに励んでいた。そんなある日、父(ジョン・ヴォイト)が残した邸宅で時を支配できると伝えられる光のトライアングルを探すカギを発見する。
ララは光のトライアングルが誰かに悪用されないよう探し始めるも、同じく光のトライアングルを手に入れたいイルミナティという組織のパウエル一味が現れて……。
みどころ
スタートからラストまでアクション要素が盛りだくさんなトゥームレイダー。お宝探しというワクワク感や冒険が楽しめる内容になっているのはもちろん、派手なバトルが好きな方も楽しめます。アンジェリーナ・ジョリーのアクションの原点とも言える作品でしょう。
こんな人におすすめ
- アクション・バトルシーンが好きな人
- 冒険作品が好きな人
こんな人には向かないかも
- 戦闘シーンが多いのが苦手な人
- コミカルな内容が好きな人
10.17歳のカルテ
出典:Amazon
あらすじ
自殺未遂を起こしてしまったスザンナ(ウィノナ・ライダー)は精神科病院に収容されることになる。最初は居心地が悪かったもののそこで出会った精神科のボス的存在、リサ(アンジェリーナ・ジョリー)の行動や考えに惹かれ仲良くなっていく。
ある日、精神科から抜け出す計画を立てたリサとスザンナは深夜に飛び出し脱走に成功する。しかし、退院した元患者の家を訪れた翌日、彼女たちは思いもよらないものを見てしまい……。
みどころ
主演であるウィノナ・ライダーは自身が演じたスザンナ同様に境界性パーソナリティ障害を患っていた過去があるそうで、この作品の原作に惚れ込んだという逸話があります。
また、アンジェリーナ・ジョリーも過去にうつ病の時期があったと発言していることから、かなりリアリティのある演技を魅せています。出演者の役に対する気持ちの入れ方が本気であることが伝わってくる作品です。
こんな人におすすめ
- 考えさせられる内容が好きな人
- 実際に身近でも起こりそうな現実味のある話が好きな人
こんな人には向かないかも
- 少しでもグロテスクな内容が出てくるのが苦手な人
- 暗い内容が苦手な人
まとめ
今回は、アンジェリーナ・ジョリーの魅力をたっぷり感じられる作品を厳選してご紹介してきました。
カッコよくてサバサバした雰囲気の役を演じることが多いイメージの彼女ですが、意外と可愛らしい役や感情がはっきり出る役などもあるので、また違った魅力を楽しむことができますよ!