日本屈指の実力派俳優”池松壮亮”出演映画厳選7選!!
今や日本映画界になくてはならない存在となった池松壮亮さん。独特の存在感で、主演から脇役まで多彩に演じ分け、有名監督からの指名も多い日本屈指の実力派として活躍されていますよね!
そんな彼は福岡県出身の、1990年7月9日生まれのA型。本名も同じく『池松壮亮』。年齢は32才とまだまだ若い池松さんですが、実は芸歴約22年という大ベテランなんです!!
10才の頃、劇団四季のミュージカル『ライオン・キング』のヤングシンバ役でデビュー後、子役として『ラスト サムライ』でなんとあのハリウッドスターのトム・クルーズと共演。
日本大学藝術学部映画学科監督コースで映画を学び、俳優としてではなく監督として映画界に関わっていこうと志した時期もあったそうですが、大学を卒業し所属していたブルーシャトルから芸能事務所ホリプロに移籍したことをきっかけに、役者として精力的な活動を再開。話題作に次々と出演し、今ではこれからの日本映画界を担う存在とまで評されています。
若手実力派俳優とも呼ばれ、幅広い役柄をこなす池松さん。そんな彼が出演するオススメ映画を、厳選して7作品選出致しました!公開年度順にご紹介していきますので、幼い頃の初々しい表情から大人の落ち着いた演技まで余すところなくご覧いただけます!
まだ見たことない作品で、気になったものがあれば、この機会にぜひご覧になってみてくださいね!
1.ラスト サムライ
あらすじ
ネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)は、かつては国と名誉のために命を賭けた戦った英雄であった。しかし終戦を迎え、変わりゆく時代に取り残されていた。そんな彼はある日政府に雇われ、サムライと戦うため、遠い異国の地日本までやってきた。日本で出会った勝元(渡辺謙)は、サムライたちの長であり、尊敬を一身に集める男であった。日本も時代の変わり目を迎えようとする中、近代化しつつある国で勝元は自らの時代の終わりを予感していた。しかし彼は、何もしないまま退こうとなど考えてはいなかった。ネイサンと勝元、そして多くのサムライたちが出会い、歴史の波が大きく動いていく。
ココがスゴい!「ラスト サムライ」の池松壮亮撮影裏話
■なんと当時13才のスクリーンデビュー作
■あのハリウッドの厳しいオーディションを経て見事選出
■あのトム・クルーズを相手に1テイク目から完璧な演技を披露
ココがたまらない!!編集部イチオシの池松壮亮熱演ポイント
当作品では、まだあどけなさの残る少年だった頃の池松壮亮さんの姿が見られます!出演当時、池松さんはなんとまだ13才!それなのにトム・クルーズや渡辺謙ら名だたる俳優たちに負けない演技を見せています。
その演技力は、後に再会したトム・クルーズに「当時からすでに素晴らしい俳優だった」と言わしめたそうです。大人の俳優でさえ難しい別れを告げる重要なシーンも、感動を呼ぶ演技を見せ「この子役は誰だ?!」と話題になったほど。それでいて、当時はまだ俳優をやると決めていたわけではなかっというのですから驚きです。
今はもう見ることができない若かりし頃の池松壮亮をぜひご覧ください。
2.ダイブ!!
あらすじ
坂井知季(林遣都)はどこにでもいるごく普通な中学生。ある日、富士谷要一(池松壮亮)の飛び込み姿に魅せられたことをきっかけに、同じダイビングクラブに通い始めた。しかしクラブは赤字続きで、存続すら危うい状態。
そんな中、突如現れたアメリカ帰りのコーチ麻木夏陽子(瀬戸朝香)は、クラブ存続のためにここからオリンピック選手を出す!と大きすぎる目標を掲げる。彼女が連れてきた荒削りだがワイルドさが魅力のダイバー沖津飛沫(溝端淳平)も仲間に加わり、お互いライバル心を熱く燃やしながら切磋琢磨する日々へ。
知季、要一、飛沫、3人それぞれ悩みを持ち、ぶつかり合い、挫折を経験しながらも、飛び込みに対する情熱は決して失わなかった。果たして彼らはオリンピックの切符を手にすることはできるのか?一瞬に賭ける暑い夏が、いま始まる。
ココがスゴい!「ダイブ!!」の池松壮亮撮影裏話
■飛び込み未経験から約3ヶ月の猛特訓により腹筋の割れたエリートアスリート要一役をこなすまでに成長
■スタントなし!わずか1.8秒の中に凝縮された演技力!
ココがたまらない!!編集部イチオシの池松壮亮熱演ポイント
この作品の撮影時、池松壮亮さんはまだ現役高校生!演じる役ともピッタリで、まさに青春のきらめきがギュッとつまった映画です。
池松さんは両親ともに元飛び込み選手というエリートである富士谷要一を演じていますが、実は飛び込みは全くの未経験。約3ヶ月にわたる猛特訓の末、水泳選手らしい割れた腹筋の肉体に作り上げ、なんと!飛び込みシーンもスタントなしで実際に池松さんが行なっています!!
高さ10mからの飛び込みは、失敗すれば命の危険さえあるもの。そんな中、池松さんは恐怖心を見せることなく、プールに飛び込んでいきます。わずか1.8秒に込められた真剣な表情に、思わずあなたの胸も熱くなるはず!
3.愛の渦
出典:映画『愛の渦』公式サイト
あらすじ
深夜午前0時から朝方5時。都会の一室に、男女10人が集まったのは乱行パーティが目的だった。性欲を満たしたいだけの愛などなかった行為のはずが、いつしか「感情」が生まれ男女それぞれの思惑がぶつかり合う。立場も年齢も、何もかも違う他人同士が、一つの目的を持って同じ場所に集まる時。渦巻くものは愛なのか、それとも。
ココがスゴい!「愛の渦!」の池松壮亮撮影裏話
■演技力がある人という監督こだわりのキャスティングの結果、見事主演に抜擢
■2時間の映画中服を着ているシーンはなんと約20分間だけ!R18+のかなりハードな濡れ場も体当たりで生々しく演じ切る!
ココがたまらない!!編集部イチオシの池松壮亮熱演ポイント
「ラスト サムライ」「ダイブ!!」と、少年の表情を見せていた池松壮亮さんですが、この作品で一気に大人の男性としての魅力を開花させます。
個性豊かな演技派俳優たちが揃った本作は、一見過激な映画に思えますが愛と欲望という誰もが持つ感情を、本音をさらけ出しながら繊細に描き、大きな話題を呼びました。また劇中のほとんどが裸のシーンで、服を着ている時間はなんと約20分間だけというほどセクシーなシーンの連続なんです!その池松さんの大胆な脱ぎっぷりに釘付けになった女性も多かったとか。
また、三浦監督のこだわりにより選び抜かれた個性あふれる演技派俳優たちが揃う中、若いながらも堂々主演で難役を演じきった池松さんに、多くの称賛の声が集まりました。過激な映画はちょっと・・・という方にも、人間ドラマとしてぜひ見ていただきたい一作です。
4.劇場版 MOZU
あらすじ
人気テレビドラマの劇場版完結編。公安のエース警察官 倉木尚武(西島秀俊)は、爆発テロ事件に巻き込まれ亡くなった妻の死の真相を知り、気力の尽きた日々を過ごしていた。そんな中、高層ビル占拠爆破とペナム大使館襲撃という二つのテロが同時に発生する事態が巻き起こる。
倉木はその現場に居合わせた結果、テロ集団に襲われる大使館の車を助けることに。テロリストを制圧した倉木は一本の電話を受け取る。それは、テロリストを率いる権藤(松坂桃李)からのものだった。
作戦が失敗したと悟った権藤は、すぐさま撤収。彼らの狙いが、ベトナム大使の娘であることを知った倉木は、彼女を元警視庁捜査官で、現在私立探偵の大杉良太(香川照之)に預けることにする。そしてこの事件を操作していくうちに「ダルマ」が大きく関わっていると知り、その正体に迫っていく。
ココがスゴい!「劇場版 MOZU」の池松壮亮撮影裏話
■アイスピックを武器とする権藤(松坂桃李)と刺すか刺されるかの息を飲む接近戦にほぼスタントなしで挑戦!
■長回しでの撮影という一瞬たりともミスできない緊張感あふれる中で行う壮絶アクション!
ココがたまらない!!編集部イチオシの池松壮亮熱演ポイント
池松壮亮さんの名が、お茶の間にも一気に知られることになったのがこのMOZUシリーズ。これまで映画をメインに活動してきた池松さんでしたが、ドラマシリーズからキーパーソンとなる新谷役で出演し、この俳優は誰だ?!と多くの人を驚かせました。
壮絶な過去を持った新谷和彦と新谷宏美という双子の殺し屋を一人二役でこなすと演技力の高さは、ドラマ放送当時SNSなどでも多くの人が話題にしたほど。この劇場版でも、静かな佇まいの中に狂気を潜ませる姿、過酷な環境の中で魅せるアクションなど、脇役ながら池松壮亮の魅力がたくさん詰まっています。特に松坂桃李さんとの一騎打ちシーンは、あまりの迫力に息をするのも忘れてしまうほど!長回しでの撮影ということもあり、殺陣の流れを全て覚えて挑まなくてはならず、現場では疲労困憊だったとか・・・けれどその甲斐あってスピード感のある大迫力の激闘シーンが生まれています!
繊細な演技も凄まじいアクションもどちらもこなせてしまうなんて、池松壮亮おそるべしです!
5.セトウツミ
あらすじ
ここは関西の、とある河原。どこにでもある風景に、タイプのちがう男子高校性が2人。そんな2人が、ただ放課後にまったり喋るだけという衝撃の映画。何か事件が起きるわけでもなく、青春のキラキラ感もない。それなのに絶妙なセリフと間で、重わずクスッと笑ってしまう。
眼鏡姿のクールな内海役に池松壮亮、元サッカー部で明るくお喋りな瀬戸役には菅田将暉と、今の日本映画を背負う若手実力派がダブル主演。そしてそんな2人の間に立つマドンナ樫村役には、今をときめく中条あやみと豪華キャストでの実写化が実現。
何でもないことのようで、なんだかちょっとおかしくて面白い。そんなセトウツミ2人の放課後は、今日もいつもと同じように始まる。
ココがスゴい!「セトウツミ」の池松壮亮撮影裏話
■慣れない関西弁も関西出身の菅田将暉さんに撮影中チェックをいれてもらいながら挑み、自然と掛け合いができたと言わせるほどマスター!
■1週間しか撮影期間がない中で、会話の間の取り方などを相談し合い「しゃべるだけ」という異色の作品を作り上げる
ココがたまらない!!編集部イチオシの池松壮亮熱演ポイント
池松壮亮さんはその演技力の高さゆえ、難役と呼ばれる特殊な役柄をこなすことも多くありましたが、この『セトウツミ』では一変、どこにでもいる予備校通いに嫌気が指している眼鏡姿の男子高校生を演じています。
ちょっともっさりとした髪型に、アレンジすることなく着込んだ学ラン。物静かであまり喋らず、でも心の中は少しひねくれている・・・といったクラスに1人はいそうな、優等生然とした男子高校生内海くん。そのちょいダサ眼鏡姿が、かえって多くの女性をキュンとさせ、2016年邦画界ナンバーワン眼鏡キャラに推す声も多かったほど。
また不慣れな関西弁も、共演で関西生まれの菅田さんに細かくチェックを入れてもらい短期間でマスター。舞台挨拶の時には、関西弁でボケとツッコミを披露するほどになっていました!「ただ喋ってるだけなんて、面白いの・・・?」という不安をお持ちの方もいるかもしれませんが心配ご無用です。池松さん菅田さんの絶妙な間と表情で、気がつけば思わずクスリと笑ってしまう本作。瀬戸くんと内海くんの、なんでもないようでいてしっかりハマる会話の面白さは抜群で、ずっと2人で河原でおしゃべりし続けてほしい!と願ってしまうほど。しかも見所はお笑い部分だけではありません。映画後半、瀬戸くんにも樫村さんにも不器用で気持ちとは裏腹の態度をとってしまう内海くんの姿は必見!池松さんが演じる悩める思春期らしいもだもだ具合は、なんだか守ってあげたくなるほどで女性の心をくすぐります!
瀬戸くん樫村さん内海くんの、三角関係(?)の行方にも注目です。
6.デスノート Light up the NEW world
出典:映画『デスノート Light up the NEW world』予告編
あらすじ
犯罪のない世界を目指し、デスノートを使い世界を変えようとした夜神月(藤原竜也)ことキラと、キラを止めるべく立ち上がった世界的名探偵L(松山ケンイチ)の闘いから10年。ある日世界中のインターネット回線がハッキングされ、キラからのメッセージが送られた。その時、東京渋谷では大量無差別殺人事件が起こっていた。
存続していたデスノート対策本部捜査官の三島(東出昌大)は、事件にデスノートの存在が関わっているのではと疑い、現場に急ぐ。死神(松坂桃李)との対峙により、人間界には新たに6冊のデスノートが落とされたと知る。三島はLの後継者である竜崎(池松壮亮)と合流し、デスノート争奪戦の過酷な戦いに身を投じていく。
ココがスゴい!「デスノート Light up the NEW world」の池松壮亮撮影裏話
■実在しない「死神」との演技も自然にこなす
■大人気作品の続編というプレッシャーの中、緻密な演技で新たな人気キャラを生み出す
■劇中では触れられていない設定も盛り込む深い役作り
ココがたまらない!!編集部イチオシの池松壮亮熱演ポイント
大人気作品「デスノート」シリーズの続編である本作。制作発表された当時は、前作を超えることはできないのでは?という声も多く、キャストはみな不安と恐怖を抱えていたそうです。
しかし公開を迎えるとこれまでの「デスノート」とは一味ちがう展開に、多くの観客が驚きました。三島・竜崎・紫苑(菅田将暉)の三つ巴による複数のデスノート争奪戦というスリリングな展開は、息つく暇さえないほど!中でも池松さん演じる竜崎は、人気キャラクターである探偵Lの正当後継者ということで、期待も大きい分不安視する声も多かったようです。池松さんもオファーが来た当初は、思わず取り乱して動揺してしまったとか。それでも、リスクが高いからこそ役者として演じてみたいという気持ちに突き動かされ出演を決めたそうで、その決意がなければ池松さん演じる竜崎は見られなかったかもしれないと思うと、決意してくれてありがとう!と伝えたいほどです。
そして公開前の不安の声も、迫真の演技でかき消してくれました。特に三島演じる東出さんと意見をぶつけ合うシーンの緊迫感は、凄まじいものでした。なんと池松さん、このシーンを撮影する際に東出さんには黙ってテストと本番で演技を変え、本気で東出さんを怒らせようと挑発したそうです!東出さんも本番での急な変更に驚きつつ、苛立ちを抑えられず手が出る寸前だったとか!けれどそのおかげで、凄まじしい緊張感ある映像が撮影できたとお二人は満足しているとのこと(役を離れれば池松さんと東出さんは一緒にごはんにいくほど仲良しだそうなので、決して険悪な仲ではありません!皆さんご安心を!)
相手を信頼しているからこそ、お芝居では大胆に仕掛けていく。池松さんの役者魂を感じます!
『デスノート Light up the NEW world』の詳細を見る▷▷▷
7.夜空はいつでも最高密度の青色だ
出典:映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ 』公式Twitter
あらすじ
2017年東京。美香(石橋静河)は、昼間は看護師としての顔を持ちながら、夜はガールズバーで働いている。都会の片隅で、漠然とした不安を抱える美香。その気持ちは簡単に言葉にはできず、誰かに甘えたり頼ったりすることもでいないまま。
慎二(池松壮亮)は、左目がよく見えないハンデを抱えながら生きている。建設現場で日雇いの仕事をし、古いアパートに1人で暮らしていた。同じ現場で働く同僚は、みな悪い奴ではないが、何となくつるんでいるだけで慎二の胸から漠然とした不安は消えない。ある日、慎二は同僚と一緒に行ったガールズバーで、美香と出会う。
その場ではさして盛り上がることのなかった2人だが、美香は渋谷の喧騒の中、慎二の姿を見つけていた。その後、急逝してしまった同僚の葬式で再会するも、かみ合わないままの美香と慎二。3度目は怪我をした急患と看護師としてまた顔を合わせることに。
慎二は美香にまた会いたいと伝え、美香も連絡先くらいなら教えてもいいと答え、少しだけ距離が縮まる。不器用で生きづらい2人の、不安定で儚い恋愛模様を描く珠玉の映画。
ココがスゴい!「夜空はいつでも最高密度の青色だ」の池松壮亮撮影裏話
■国内の名だたる賞を総なめにした繊細かつ目に焼きつくような印象に残る演技
■三度目のタッグとなる石井裕也監督からの「ものすごい才能の持ち主」と太鼓判
■左目が見えないという設定を徹底的に身体に落とし込んで役作りに挑んだ
ココがたまらない!!編集部イチオシの池松壮亮熱演ポイント
詩人・最果タヒさんの詩集を元に『舟を編む』の石井裕也監督が脚本を練り上げ、映画として作り上げた本作。池松さんはこの作品で、国内の様々な映画賞の主演男優賞を受賞!池松壮亮の代表作と呼ばれるようになりました。
評価のポイントはなんといっても、その繊細ながらも熱い気持ちのこもった演技!特に印象的なのが、目の演技です。慎二は左目がほとんど見えていないという設定ですが、わずかな目の動きに様々な感情が込められていて、池松さんの演技力の高さを存分に感じることができます。
派手さがないからこそ試される実力を、いかんな発揮し俳優としての評価をさらに一段階上げた池松さん。名実ともに若手実力派と呼ばれる理由の全てが、この作品に詰まっています。
まとめ
池松壮亮さんのおすすめ映画をご紹介いたしました。なぜ彼が28才という若さでありながら、日本映画界になくてはならない存在と評されるのか、お分りいただけたのではないかと思います!その圧倒的な演技力でこれからの日本映画界の未来を担っていくであろう池松壮亮さんの今後の活躍に期待です!