とびっきりキュートな女優・綾瀬はるか出演のおすすめ映画7選!!
お茶目な役からシリアスな役まで幅広く演じる女優・綾瀬はるかさん。ドラマや映画、CMなど幅広く活躍されており見ない日はない程です。
そんな綾瀬はるかさんが出演するおすすめ映画を一挙ご紹介致します!!
女優・綾瀬はるかが生まれるまで
綾瀬さんは、1985年3月24日生まれ。本名は非公開となっていますが、広島県出身のB型です。デビューのキッカケは、深田恭子さんや石原さとみさんを発掘したあの有名なホリプロタレントスカウトキャラバン!2000年の第25回で審査員特別賞を受賞。ホリプロに所属し芸能界デビューを果たしました。
綾瀬はるかさんを語るうえで、天然エピソードははずせません!「ホリプロスカウトキャラバン」の審査の際、披露できる特技が何もなかったので、その頃、学校で流行っていたウサギの口をマネしたという綾瀬さん。いかにも綾瀬さんらしい、ほほえましいエピソードですよね。
ボケキャラの印象が強い綾瀬さんですが、真面目な役やキリっと格好いい役などもこなし、マルチな才能をみせてくれています。アラフォーが近いというのに、奇跡の透明感にも注目です。
そんな綾瀬さんの魅力が伝わる映画を7作品選びました!タイトルは聞いたことあるけど・・・という作品も多いかと思いますが、キュートな彼女の様々な引出しをこの機会に発見して下さい!
1. ICHI
あらすじ
盲目の女性・市(綾瀬はるか)は、あることがキッカケで盲目の芸人仲間から追い出され、ただ一人で旅をしていた。偶然知り合った侍・藤平十馬(大沢たかお)に付きまとわれたまま、人探しのために賭場に行く市。
そこで十馬は市のおかげで大儲けするが、それが『万鬼党』の連中の目に留まり襲われてしまう。『万鬼党』はならず者の集まりで、宿場町を治めている白河組の若頭・虎次(窪塚洋介)は万鬼党と戦う準備を進め、用心棒として十馬を雇う。
しかし、実は十馬は真剣が抜けないトラウマの持ち主であった。
ある人に会うためだけに盲目の身で一人旅をする市と、トラウマを抱えた十馬。この二人が出会った行方は――。
カッコイイ綾瀬はるかが見れる「ICHI」の撮影裏話!
■綾瀬はるかさんは運動神経が良かったため、殺陣はスタントなし。
■曽利監督は、『座頭市』のオファーがきた時は悩んだが、“女版”と聞き、創作意欲が湧き出てきたのだそう。
綾瀬はるかが盲目の女剣客を演じる「ICHI」のみどころ!
この映画を観るには、まず日本の歴史背景を知っておいた方が分かりやすいと思いますので、少しご説明します。
江戸時代の日本には士農工商という階級があることは知られていますが、更にその下に賤民階級というものがありました。明治維新後にその制度は廃止されましたが、その影響は色濃く残り、盲人達は長い間そういった扱いを受けながらも必死に生きていました。
ちなみに、男性の盲人達の自治的互助組織を「当道座(とうどうざ)」と言い、映画「座頭市」の“座頭”はその組織の位の一つを指しています。(最高位「検校(けんぎょう)」から「別当(べっとう)」「勾当(こうとう)」「座頭(ざとう)」の順になります。)そして、女性盲人のための組織が「瞽女(ごぜ)座」です。
その瞽女(ごぜ)と呼ばれる盲人の女性芸能者が今回の主役です。瞽女(ごぜ)は、三味線や唄を披露し、昭和の初期まで活躍していました。昭和初期というと、そんなに遥か大昔の存在でもない気がしてきませんか?(映画は、お侍がいた時代ですが。)
そして、その主役を綾瀬はるかさんが演じ、言ってみれば、勝新太郎さんやビートたけしさんが過去に演じた『座頭市』の女性版になります。
『座頭市』の見どころといえば、杖に仕込んだ刀を逆手で一気に抜き切る殺陣のシーンの格好良さだったりしますが、女性版ということで、殺陣の格好良さもさることながら、今までの任侠に重きをおいた『座頭市』とは違って、女性の尊厳を踏みにじられ、生と死の境がない主人公・市がどう人生の光を見出すのか?といった点が見どころになってきます。
市はぼろぼろの着物を着ていますが、綾瀬はるかさんの美しさがにじみ出ていて、しかも格好いい!そして、殺陣だけでなく、綾瀬さんの唄にも注目です。
何の庇護もなく、盲目の身で孤独に旅を続けている無表情の市が、何を思い、何を感じて来たのか、そして十馬との出会いで何を得るのか?
そういったところをどう感じ取れるのか、当時の人々がどう生きていたのか、感性を研ぎ澄ませて観てみて下さい。
2. ハッピーフライト
出典:Amazon.com
あらすじ
副操縦士の鈴木和博(田辺誠一)は機長昇格を目指していたが、訓練では失敗してしまう。そんな中、乗客を乗せた最終訓練では、特に厳しいという試験教官の原田(時任三郎)に当たってしまい緊張が増す和博であった。
一方、国内線から国際線に変わり初搭乗となる新人キャビンアテンダントの斎藤悦子(綾瀬はるか)も同じ便に乗ることになる。そんな彼らを乗せたホノルル行1980便はどんなフライトを見せるのか。
奮闘する綾瀬はるかが見れる「ハッピーフライト」撮影裏話
■監督は当初パニック航空映画を考えていたが、航空業界の裏を知り内容を変更した。
■ANAが撮影に全面協力。更に「ハッピーフライトプロジェクト本部」まで作っていた。
■日本映画史上初のロケ場所(東京国際空港第2旅客ターミナル、関西国際空港、ANA機体整備工場など)。
ドジでお調子者の新人CA役・綾瀬はるかさん出演「ハッピーフライト」のみどころ!
「ハッピーフライト」の綾瀬さんといえば、当時予告で流れていた「ビーフがじぇんじぇん足りましぇん!」のセリフが印象的ですよね!綾瀬さんはコメディエンヌとしてもやはり一流で、同性から見てもなんて可愛いいんだ!と思ってしまいます。
作中では、パイロットやCAだけでなく、空港内で働く整備士や管制官、グランドスタッフやバードさんなど様々な役割を担って働いている人々のシーンが描かれていますが、それがコミカルな要素を含みつつ展開していくので、退屈することなく、ひとつひとつのフライトが空港内のスタッフ全員によって支えられていることを感じさせてくれます。
「ハッピーフライト」という映画のタイトルからもわかるように、コメディ色の強い映画ですので、家族そろって見やすい映画となっています。
さらに、キャストも超豪華!小日向文世さんや柄本明さんなど、主役級の俳優さんがワンカット出演しているため、映画としても贅沢な仕上がりになっています。
ストーリーの主軸は副操縦士の田辺誠一さん、CAの綾瀬はるかさん、グランドスタッフの田畑智子さんですが、そのほか豪華な面々が裏方のスタッフ役として出演されています。
そして、裏方の仕事ぶりにもきちんとスポットがあてられており、フィクションでありながら「現場の熱意」がしっかりと伝わってきます。
仕事で疲れた時などに、私も頑張ろうとちょっと元気を貰える映画ではないでしょうか。
3. ひみつのアッコちゃん
出典:Amazon.com
あらすじ
10歳の小学生アッコ・加賀美あつ子(吉川愛)は、鏡の精(香川照之)から魔法のコンパクトを貰うことに。魔法の呪文「テクマクマヤコンテクマクマヤコン」と唱えると、好きなものに変身できるそのコンパクトで、大人の自分に変身するアッコ。
ある日、大人に変身したアッコ(綾瀬はるか)は、化粧品売り場で憧れの人と再会する。化粧品会社に勤めているその男性・早瀬尚人(岡田将生)は、アッコをアルバイトに雇うことに。
初めての大人の世界でも無邪気に振る舞うアッコだったが、実はその化粧品会社の上層部ではある陰謀が渦巻いていた。大好きな化粧品を守りたい気持ちと、憧れの人の力になるため、コンパクトの魔法を使うアッコだったがー。
綾瀬はるかが熱演!あの国民的コミック実写化「ひみつのアッコちゃん」の撮影裏話
■大人の姿のアッコが椅子に乗ってクルクル回るシーンで、綾瀬さんの勢いが良すぎて、岡田将生さんが吹っ飛ばされた。
■現場で綾瀬さんと岡田さんは、どちらがしっかりしているか競い合っていた。
綾瀬はるかさんの純粋さが出ている「ひみつのアッコちゃん」のみどころ!
この役は、綾瀬はるかさん以外にできないでしょう!と思うほどです。綾瀬さんの無邪気で純粋なところが役に活かされています。
大人なのに、中身は小学生であることが表情や話し方、歩き方や動きで感じられ、小学生のアッコちゃん役の吉田里琴ちゃん(現在は改名して吉川愛)との違和感が全くありません。この二人の演技力が見事です。ネタバレになるので詳しく書けませんが、最後の方の綾瀬さんの演技にも注目です。演じ分けが素晴らしい!
アッコちゃんが変身する人物の中に、前社長役で故・大杉漣さんも拝見できますが、中身がアッコちゃんなので笑えます。やはりこの方も素晴らしい俳優さんでしたよね。
大杉漣さんのコミカルな演技を拝見できるので、視聴者としては嬉しくなるのではないでしょうか。
大人に変身したアッコちゃんは、中身はもちろん小学生のままなのに、アルバイトで仕事を始めてしまいます。仕事の仕方も大人としての人との付き合い方も知らないので、何をやらかすかハラハラしてしまいます。
そんな中、アッコちゃんが会社の様々な問題にどう立ち向かっていくのか?憧れの人とどうなっていくのか?というところで目が離せなくなります。
原作は、巨匠・赤塚不二夫の名作まんが「ひみつのアッコちゃん」ですが、実写化にあたりオリジナルストーリーで作られたこの映画は、アッコちゃんの変身を楽しみながら、アッコちゃん世代から子供まで様々なスタンスで気軽に楽しめるのではないでしょうか。
4.海街diary
あらすじ
女を作って15年前に出て行った父親。その後、母は再婚し出て行ってしまった。残された3姉妹は祖母の元で成長していた。その祖母が亡くなり、長女の香田幸(綾瀬はるか)、次女の佳乃(長澤まさみ)、三女の千佳(夏帆)の3姉妹だけの生活を送っていた。ある日、山形へ父の葬儀に姉妹で行く事になる。そこで、父が出て行った原因ともなった女性との間の子供・浅野すず(広瀬すず)と出会う。しかし、すずの母はすでに他界しており、中学生のすずは、後妻の洋子と暮らしていた。葬儀の時のすずの様子や、自分たちへの態度から彼女の孤独感を察した長女の幸は思わず、すずに意外な提案をする。「鎌倉で一緒に暮らさない?4人でー」そして四姉妹の生活が始まる。
綾瀬はるかさん主演、海辺に住む四姉妹のストーリー「海街diary」の撮影裏話
■四姉妹が暮らす家はセットではなく、実際に人が住んでいるお家。
■幸がすずの身長を家の柱に書き込むシーンは、家主の承諾を得て実際の柱に書き込んだ。
■縁側で千佳が佳乃の足をツンツンするシーンは、休憩中の2人がふざけてやっていたことだった。
綾瀬はるかさんをはじめ実力派女優たちがみせる家族の絆「海街diary」のみどころ
原作者の吉田秋生さんが映画を観て「幸福な時間だった。そしてなんかちょっぴり、くやしかった。(笑)」と言わしめた程の出来栄え。それも観れば納得です。
派手な出来事や演出はないのに、飽きさせることなくストーリーは進んでいきます。
複雑な気持ちを抱えて生きて来た姉妹4人。長女、次女、三女それぞれの視点や後ろめたさを抱えた四女の想い。それを自然な形で表現し、最後には家族の絆や四人それぞれの変化を無駄なくさらりと伝える是枝ワールドはさすがの一言。
そして四姉妹には、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。観終わった後には、これほどぴったりなキャスティングはないだろうと思えます。もうこの4人以外に考えられません!是枝監督、天才!って思っちゃいます。
複雑な想いを持ちながらも、日常の生活の中で少しずつ何かが変わっていく様や、家族とは何かを感じられ、姉妹だからこそのやりとりや生活の雰囲気が素晴らしく見事に表現されています。
綾瀬はるかさんは、両親への葛藤を内心に抱えつつ健気に三人の妹を見守る長女・幸を見事に演じています。そして、ちょっとしたセリフから長女としての責任感や看護師らしさをさらりと伝える演技力はさすがです。本当にどんな役でもどうしてこんなに自然にこなしてしまえるのか不思議でなりません。
“diary”というだけあって、日常に沿ってストーリーが進みます。日常生活のちょっとしたシーンであったり、誰でもいつかは訪れる“死”であったり、亡くなった人が遺したものや、生前の想い出だったり……日々何事も無いように過ごしている人たちも、それぞれの想いを持って生きている。何があっても日々は進んでいき、人生のあらゆる出来事も日常に相まって存在する事を感じられる珠玉の作品です。
5.高台家の人々
あらすじ
主人公・平野木絵(綾瀬はるか)が休み明けに会社に出社すると、社内はニューヨーク支社から来るという元華族“高台家”の長男・高台光正(斎藤工)の噂で持ち切りだった。自分には縁のない話だと思っていた木絵だったが、何故か光正から食事に誘われてデートをする仲に。口下手でつまらない自分が誘われるのを不思議に思う木絵。実は光正は人の気持ちを読める“テレパス”で、それ故に人との関係に壁を作っていた。しかし、木絵の頭の中の妄想のおかげで笑顔が増え、木絵の純粋な心に思いを寄せるようになっていた。そして、一度は光正の能力を受け入れた木絵だったが-。
綾瀬はるかさんの天然エピソードが「高台家の人々」の撮影裏話にも!
■キスシーンの直前に綾瀬はるかさんは待合室で中島みゆきさんのモノマネをしていた。
■妄想のシーンの撮影中に、綾瀬はるかさんが楽しくなってつい笑ってしまったがOKになった。
■塚地武雅さんは特殊メイクに2~3時間をかけ、妄想の登場人物8役をこなしていた。
地味な妄想主人公もキュートにする綾瀬はるか主演「高台家の人々」のみどころ
とにかく妄想シーンが面白くて、つい吹き出してしまいます!奇想天外な妄想が炸裂し、前半はコメディ感満載で楽しめます。後半は、コメディ感も残しつつも人の心を読む側と読まれる側それぞれの葛藤や、高台家の人々の恋愛ストーリーを混ぜつつ、最後まで飽きさせません。
原作は漫画ですが、出てくる妄想シーンをどのように実写化しているかも、読者には楽しみの一つ。「予想を超えつつ、期待に応える」。まさに王道の名作映画です!
地味で口下手な主人公ですが、キュートな女性に感じさせるのは綾瀬はるかさんならではの魅力。やっぱり何を演じても可愛い!!
コメディアンヌとしても評価が高い綾瀬さんですが、それも惜しみなく発揮されています。
そして、斎藤工さん、水原希子さん、間宮祥太朗さん演じる高台家の兄弟3人がテレパスで会話するシーン。口は動いていないのに表情は豊かなので、リアルに話しているように見える演技力の高さも見どころです。
意外な配役も注目ポイントのひとつ。ドランクドラゴンの塚地武雅さんも映画のどこかに出てきます。さて、皆さんはいくつ気付くことができるでしょうか?
何度観ても思い切り笑える映画なので、元気になりたい時にオススメの作品です!
6.本能寺ホテル
あらすじ
主人公・倉本繭子(綾瀬はるか)は、恋人・吉岡恭一(平山浩行)の親に挨拶するために京都に訪れた。しかし、泊まるはずのホテルに泊まれず、町を彷徨っていると、路地裏に“本能寺ホテル”を見つける。
観光客の多い京都で当日に泊まれるはずがないと思っていた繭子だが、部屋は空いていた。
お店で落ち合った恋人の吉岡は、繭子に相談もなく、知らぬ内に結婚話を進めていた。特にやりたい事が見つからない繭子は、モヤモヤしつつも反対せずにいた。
そんな中、繭子は1582年の織田信長(堤真一)のいる本能寺に何度もタイムトリップしー。
今までにない本能寺の変を描いた綾瀬はるか主演「本能寺ホテル」の撮影裏話
■本能寺炎上のシーンは実際に炎の中で撮影された。
■信長の騎馬のシーンで堤さんは馬がうまく走ってくれて嬉しくて笑ってしまった。
■蝉の鳴き声が凄すぎてセリフが聞こえないこともあった。
コメディアンヌ綾瀬はるかの魅力溢れる「本能寺ホテル」のみどころ
今回は、綾瀬さんが演じるのは地味な印象の女性ですが、そこは綾瀬さんということで、キュートさや面白さがしっかりと表現されています!そして、着物姿もとても似合っていて可愛いです!
特に夢も見つからずに生きてきた主人公・倉本繭子は、心のどこかで、これでいいのか自問自答しています。夢を持たなきゃいけない、みたいな風潮がある現代で、そうそう簡単に夢は見つからないことを考えると、リアルです。
とびぬけて何かが得意だとか、そういった事のない普通の主人公が“本能寺ホテル”で、戦国時代にタイムトリップし、織田信長と出会います。今まで、普通だと思っていた現代の世界とはまるで違う価値観の世界に迷い込むのです。その象徴が“茶壷”。戦国時代は権力の象徴である“茶壷”の前では、人の命は軽んじられる。現代では考えられない事態に主人公はカルチャーショックを受けるのです。
そんな出来事や、織田信長と会って話している内に、今までなんとなく生きていた主人公の心に少しずつ変化が訪れます。
一方、信長も繭子の存在で、価値観が変化していきます。タイムトリップに目がいってしまいがちですが、主人公の心の変化や、現代と戦国時代とを比較して流れていく映像から、歴史は繋がっていっている事を感じさせてくれます。
織田信長というと、時代劇や大河ドラマではとにかくキレやすくて破天荒な暴君として描かれがちですが、堤真一さん演じる織田信長はひと味違います。繭子を警戒しながらも彼女の天然さに少しずつ振り回されていく信長の姿は微笑ましく人間味があり、「こんな信長なら上司にしたい!」と思わせてくれます。
森蘭丸は、今までのイメージを見事に破り、新しい森蘭丸になっており、そこも楽しめる要素になっています。
最初の方のシーンと最後の方のシーンは同じ場所が写されていますが、映画を観終わった後に最後のシーンがどのように感じられるか。それも見どころの一つでしょう。気軽に楽しめる映画となっています。
7.今夜、ロマンス劇場で
あらすじ
助監督の健司(坂口健太郎)は、監督になるため日々小さな仕事もこなしていたが、ドジで要領が悪かった。落ち込んだ時はロマンス劇場で映画を観るのが唯一の気晴らし。そして、観客が帰った後にお気に入りのあるモノクロ映画を一人で観るのが日課だった。その映画の王女(綾瀬はるか)に魅了されている健司だが、館長(柄本明)からその映画を売るといわれる。最後の見納めに観ていると、モノクロの王女が健司の前に現れたのだった。憧れの彼女が現れ喜ぶ健司だったが、彼女には秘密が-。
美しさ全開!綾瀬はるか主演「今夜、ロマンス劇場で」の撮影裏話
■稲葉直人プロデューサーが「彼女の魅力をフル活用できるような映画を作りたい」と綾瀬はるかヒロインの映画を発案。
■王女感を損なわない立ち振る舞いを意識して臨んだ綾瀬はるかさん。
■実はこの作品、過去の名画へのオマージュを感じるシーンがちりばめられているんです!
■衣装も王女の心情に合わせて変化させるなど、色の表現に徹底してこだわっている。
綾瀬はるかのために作られた「今夜、ロマンス劇場で」のみどころ
めちゃくちゃ綺麗な綾瀬はるかさんが観られます!武内監督が「綾瀬はるか史上、一番美しい綾瀬はるかを撮りたい」と仰っていたようですが、その情報を知らずに観てもしみじみ綺麗だな~と思える作品です。
王女なので尊大なセリフですが、それでも可愛らしさを感じるのは綾瀬さんの最大の魅力のひとつ。
そして、王女の気品が自然な振る舞いから伝わり、綾瀬さんの力量も感じさせられます。
更にクラシカルな衣装も沢山出てきますが、その数なんと25種類!ココ・シャネルが女性を動きやすい服装に開放した時代はこんな服装だったのかな~と思いながら、そのスタイリッシュな服の数々に、ストーリーだけでなく、目でも楽しめちゃいます。
そんな素晴らしい衣装を綾瀬さんが着こなし、女性としての魅力も溢れています。
ストーリーは、現代とリンクさせながら進みますが、それも最後まで観ると納得できます。自分が肌で感じた事のない時代の古いラブストーリーで終わらず、リアリティが出て最後はストンと心に収まります。
ここからネタバレも含まれますが、予告で流れていた内容なので書いちゃいます。ネタバレを一切知りたくない人はご注意下さい。
人の温もりを感じると消えてしまうため、触れられないという秘密を持った彼女とその彼女を愛してしまった青年の苦悩と葛藤が切なく描かれています。ガラス越しのキスシーンも見どころの一つでしょう。
切ない運命をもつ二人のラブストーリーですが、それでも暗くならないのはカンフル剤的な存在や、カラフルな色使いなど楽しめる要素が盛りだくさんだからでしょうか。
切なくピュアなラブストーリーが観たい方には特にオススメします!
まとめ
7つ厳選してご紹介しましたが、気になる映画はあったでしょうか?
多くの映画に出演されている綾瀬はるかさんですが、様々な役柄が綾瀬さんの魅力と重なりつつ自然に表現され、実力派の女優さんであることが分かると思います。
公開順に観てもよし、気分に合わせて観てもよし。綾瀬さんの魅力が詰まった作品ばかりですので、気になったら一度観てみてください。