【英語付き】悲劇のダークヒーロー「ダースベイダー」の魅力に浸る名言特集
世界で最も有名な悪役といえば、やはりダースベイダーでしょう。その強烈な外見から、一目見ただけで悪役と分かる彼ですが、元は希望と未来に溢れる若きジェダイでした!
なぜ、彼は悪に染まってしまったのでしょうか。ダークヒーローとしても人気の高い彼の本性にせまる名言をご紹介します!
※ジェダイとは、銀河を司るエネルギー「フォース」、そして光刃の剣「ライトセーバー」を用いて戦う、自由と正義の守護者のこと。
目次
- ダースベイダーってどんなキャラ?
- ダース・ベイダー名言・名セリフを英語と一緒に解説
- 【名言①】I am your father.(私がお前の父親だ。)
- 【名言②】I hate you!(あんたが憎い!)
- 【名言③】Don’t be too proud of this technological terror you’ve constructed.(技術で築いた恐怖を過信するな。)
- 【名言④】I find your lack of faith disturbing.(私を疑うのか。信念がなさすぎる。)
- 【名言⑤】Apology accepted, Captain Needa.(謝罪を受け入れてやる、ニーダ艦長。)
- 【名言⑥】We meet again, at last. The circle is now complete.(ついに再会したな、オビ=ワン。宿命の環が閉じる。)
- 【名言⑦】Impressive. Most impressive.(見事だ!実に見事だ!)
- 【名言⑧】You already have, Luke.(もう救ってくれたんだ、ルーク。)
- 【名言⑨】Where is Padmé? Is she safe? Is she all right?(パドメはどこに?無事なのか?大丈夫なのか?)
- 【名言⑩】You were right about me. Tell your sister you were right.(お前は正しかった。私には善の心が残っていた。妹にもそう言ってやれ。)
- まとめ
ダースベイダーってどんなキャラ?
ダース・ベイダーは元々アナキン・スカイウォーカーという名のジェダイの騎士でした。彼はジェダイマスターであるヨーダ並の素質を持つ少年でした。彼はフォースにバランスをもたらす選ばれしものだったのです。
クローン大戦で英雄的な活躍を見せ、ジェダイとしての頭角を表します。そのさなか、共に戦地をくぐり抜けてきたナブーの女王パドメと禁断の恋に落ちたのです。
しかし母親やパドメとの死別、ジェダイ・オーダーへの不信感からアナキンは次第に暗黒面に堕ちていきます。そこへつけ込むダース・シディアスの誘惑により、彼はダークサイドに堕ち、ダース・ベイダーとしてシス卿の皇帝に仕えることとなってしまったのです…
最強のパワーを持つ彼ですが、頭脳明晰で思慮深くもり、彼は力をもって有無を言わさず周りをねじ伏せていきます。
ここでは、ダース・ベイダーのカリスマ性や子煩悩(?)な一面が垣間見える名言をご紹介していきます!
ダース・ベイダー名言・名セリフを英語と一緒に解説
【名言①】I am your father.(私がお前の父親だ。)
アナキン(ダースベイダー)の息子であるルークは、ヨーダから「自分の父はベイダーに殺された」と教えられていました。しかし、そのベイダーこそルークの父親であるアナキンだったのです。父から先のセリフを伝えられ、衝撃の事実を知ったルークは耐えきれず身を投げ出します。
これは、スターウォーズにおいて最も有名なセリフの一つです。当時の観客はこの事実に衝撃を受けました。
ちなみに、”Luke, I am your father.”と思われがちですが、実際は”No, I am your father.”です。
【名言②】I hate you!(あんたが憎い!)
師であるオビ=ワンとの死闘を繰り広げたアナキン(ダースベイダー)。腕は切られ、下半身は致命的な火傷を負い、瀕死の状態になりながらオビ=ワンに憎悪に満ちた言葉を浴びせます。
オビ=ワンはそんなアナキンにも「愛してる」と言いました。このときすでにアナキンの心は憎しみに満ち、ダース・ベイダーとなっていました。
【名言③】Don’t be too proud of this technological terror you’ve constructed.(技術で築いた恐怖を過信するな。)
デス・スターの帝国軍会議で「デス・スターは宇宙最強」と豪語するモッティ提督に対し、ベイダー卿は警鐘を鳴らします。確かに、デス・スターは宇宙最強のパワーを持つ巨大な要塞ですが、一つのほころびからすべてが瓦解してしまいます。完全無欠に思える技術にも過信しませんでした。このセリフは昨今のテクノロジーに一辺倒なハイテク社会にも通ずるものがありますね。
【名言④】I find your lack of faith disturbing.(私を疑うのか。信念がなさすぎる。)
フォースを旧時代の魔法だと見下すモッティに苛立ち、フォース・チョークで彼の首を締め上げます。自分の実力を信じないものにはその実力を見せつける、そして力ずくで従わせる。なかなかのアウトローぶりです。
【名言⑤】Apology accepted, Captain Needa.(謝罪を受け入れてやる、ニーダ艦長。)
ファルコン号を見失った責任を取って死んだ(殺された)ニーダ艦長に対して言った捨て台詞です。失策を犯した部下は即座に処刑、使えないものは直ちに排除するという潔さです。
デス・スターの改修が遅れているときも、部下たちに「私は皇帝ほど優しくないぞ」と脅しをきかせていました。
【名言⑥】We meet again, at last. The circle is now complete.(ついに再会したな、オビ=ワン。宿命の環が閉じる。)
デス・スターにて再会した元師匠と弟子。運命の対決が始まります。一触即発のシーンですが、ベイダー卿は心なしかワクワクしているようにも見えます。お互いいがみ合いながらも息の合ったコンビネーションを見せた師弟時代(エピソード1~3)を見たあとに、このシーンを見ると感慨深いものがあります。
【名言⑦】Impressive. Most impressive.(見事だ!実に見事だ!)
フォース・ジャンプを使って冷凍装置から脱出したルークに賞賛の言葉を浴びせます。他にも、ルークが作ったライトセーバーを褒めたり、皇帝に自分の息子を紹介したりと、なにかと息子を気にかけています。
その極悪非道っぷりや威圧感のある外見から、血も涙も無い悪の権化かと思われがちですが、意外と子煩悩な一面もあるのです。そのようなギャップも彼の人気の秘訣なのかもしれません。
【名言⑧】You already have, Luke.(もう救ってくれたんだ、ルーク。)
命を救いたいという息子と、父の返事の会話です。
悪の権化とも呼ばれたダース・ベイダーをダークサイドから解放したのは息子のルーク・スカイウォーカーでした。このシーンは、クラシックスター・ウォーズのクライマックスとも言えるでしょう。
ずっと自分を隠してきた仮面を息子に取らせ、面と向かって初めて親子の会話をする。フォースにバランスをもたらすと言われていたアナキン・スカイウォーカーが帰ってきた感動的なシーンでした。
【名言⑨】Where is Padmé? Is she safe? Is she all right?(パドメはどこに?無事なのか?大丈夫なのか?)
生命維持装置を装着し、意識を取りもどしての第一声はパドメを心配する言葉でした。自分は下半身がなくなるほどの重症を負ったにもかかわらず、まず気にかけたのは自分の妻の容態でした。愛の強さゆえ、それを失ったときの悲しみは彼をダークサイドに引き込むには十分すぎたのです。これがアナキン・スカイウォーカーとしての最後の言葉でした。
【名言⑩】You were right about me. Tell your sister you were right.(お前は正しかった。私には善の心が残っていた。妹にもそう言ってやれ。)
ルークに残した最期の言葉です。ベイダーはルークに教えられるまでレイアが娘だとは知りませんでした。彼は息子へ静かに語りかけます。それは自分の妻の死に目に会えなかった後悔と重ね合わせているようでした。絶対的悪であるダース・ベイダーから、フォースに調和をもたらす予言の人アナキン・スカイウォーカーへと戻ったとても感動的なシーンです。
まとめ
出典:映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』公式サイト
その風貌からひと目見ただけでわかる悪役感、使えない部下は即座に処し、気に入らない人間は痛い目に合わせる。そんな極悪非道に見えるダース・ベイダーですが、デス・スター工事の現場に視察に来たり、戦うときは誰よりも先頭に立って指揮をとったりと、良い上司の一面もありました(パワハラがすぎるのが玉に瑕ですが……)。
強いし、頼れるし、見た目もカッコいい、しかも子には少し甘い、そんなところが彼がダークヒーローとして愛される理由なのかもしれませんね!