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独特な世界観に魅了される!リチャード・リンクレイター監督のおすすめ映画7選

ひつじ

「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」や「6才のボクが、大人になるまで。」などで知られているリチャード・リンクレイター監督。
リチャード・リンクレイター監督は、1960年7月30日にアメリカのヒューストンで生まれました。サム・ヒューストン大学で学びながら、映画製作を始めます。するとすぐに自主製作映画界で頭角を現し、1988年に「It’s Impossible to Learn to Plow by Reading Books」で映画監督デビューを果たします!

リチャード・リンクレイター監督の作品は、主人公たちのある1日を描いていることが多く、登場人物の心情を繊細に表現している点が特徴です。そんなリチャード・リンクレイター監督の作品を、公開年順に紹介していきます。

リチャード・リンクレイター監督のおすすめ映画7選

1.ビフォア・サンライズ 恋人までの距離

出典:映画『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』予告編

あらすじ

ブダペストからパリへと向かう列車の中で、アメリカ人のジェシー(イーサン・ホーク)とフランス人のセリーヌ(ジュリー・デルピー)は出会った。2人はすぐに意気投合し、列車がジェシーが降りる予定のウィーンに到着すると、彼はセリーヌを翌朝までのウィーン旅行に誘う。

言われるがままに列車を降りたセリーヌは、ジェシーと共にウィーンの街を観光し、お互いのことを話した。2人は徐々に好意を寄せていくが、あっという間に時が過ぎ、別れる予定の朝が来た。

リチャード・リンクレイター監督「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」のトリビア!

・「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」は、リチャード・リンクレイター監督の若き日のある1日を元にした作品です。
・実際に本作のモチーフとなる夜を共に過ごした女性に、リチャード・リンクレイター監督は「僕はこの夜を映画にする。」と語っていたそうです。
・2004年には続編の「ビフォア・サンセット」が、2013年には3作目となる「ビフォア・ミッドナイト」が公開されていて、「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」の後のジェシーとセリーヌが描かれています。

リチャード・リンクレイター監督の「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」みどころ!

「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」のみどころは、自然なのにどこかときめいてしまうジェシーとセリーヌの会話劇です。出会ったばかりの男女の1日を描いていますが、ぎこちなさや初々しさが溢れているので観ているこちらまでドキドキしてしまいます。
余韻のあるロマンチックなラストなので、すぐに続編が観たくなってしまいます。

基本情報

上映時間:105分
監督:リチャード・リンクレイター
出演者:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
受賞歴:ベルリン国際映画祭監督賞
公開日:1995年9月2日(日本)1995年1月27日(米国)
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2.スクール・オブ・ロック


出典:映画『スクール・オブ・ロック』公式Facebook

出典:映画『スクール・オブ・ロック』予告編

あらすじ

ロックギタリストのデューイ・フィン(ジャック・ブラック)は、破天荒さがアダとなりバンドメンバーから外されてしまう。私生活でも、親友のネッド(マイク・ホワイト)と共同で暮らしている家の家賃を滞納していたことから、追い出されそうになっていた。

そんな時、デューイは私立学校の臨時教師の話がネッド宛に来ていることを知り、仕事を探していた彼はネッドに成りすまして名門のホレス・グリーン学院へ向かった。
まともに仕事をする気などなかったデューイだったが、厳格な管理教育の元で子供たちが無気力に日々を過ごしていることを目の当たりにした。
さらに、担当しているクラスの子供たちに音楽の才能があることに気付いたデューイは、子供たちとバンドを組んでバンドバトルに出ようと考える。

リチャード・リンクレイター監督「スクール・オブ・ロック」のトリビア!

・ネッド役で出演しているマイク・ホワイトが脚本を担当していますが、彼は親友であるジャック・ブラックのためにこの脚本を書いたそうです。
・デューイのクラスの子供たちは本物のミュージシャンなので、撮影では実際に楽器を演奏しています。

リチャード・リンクレイター監督の「スクール・オブ・ロック」みどころ!

「スクール・オブ・ロック」は、主人公のデューイも、デューイが受け持つことになった子供たちも徐々に変わっていく過程がみどころです。ろくでなしだったデューイはロック以外にも愛や情熱を持てるようになり、優等生で無気力だった子供たちは夢中になれるものを見つけ、つまらない生活から抜け出します。お互いに影響を与え合い、支え合っていく姿に心を打たれます。

基本情報

上映時間:108分
監督:リチャード・リンクレイター
出演者:ジャック・ブラック、マイク・ホワイト
受賞歴:なし
公開日:2004年4月29日(日本)2003年10月3日(米国)
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3.スキャナー・ダークリー

リチャード・リンクレイター監督 映画
出典:映画『スキャナー・ダークリー』公式サイト

出典:映画『スキャナー・ダークリー』予告編

あらすじ

近未来のアメリカでは、「物質D」と呼ばれる強力なドラッグの蔓延が社会現象となっていた。潜入捜査官のフレッドことボブ・アークター(キアヌ・リーヴス)は、ドラッグの供給源を探るため、密売人やドラッグの常習者の共同生活に潜り込む。
潜入中は上司や同僚にも自分の正体を明かしていなかったフレッドだったが、自らも「物質D」にハマってしまい、自我を失っていた。

ある日、同居人のバリス(ロバート・ダウニー・Jr)がフレッドのことを密売人として密告したことにより、彼は自分の監視を命じられてしまう。

リチャード・リンクレイター監督「スキャナー・ダークリー」のトリビア!

・フィリップ・K・ディックの「暗黒のスキャナー」が原作となっていて、原作者が麻薬の常習者だった頃の実体験から、作中のジャンキーたちの言動や共同生活の様子などを描いています。
・「スキャナー・ダークリー」は、俳優の動きを撮影した実写の映像をアニメーション化するロトスコープという技法を使って制作されました。ほとんど手作業なため、30人ものアニメーターが15ヶ月かけて完成させたそうです。

リチャード・リンクレイター監督の「スキャナー・ダークリー」みどころ!

「スキャナー・ダークリー」のみどころは、何と言っても斬新な映像技法です。自分で自分を監視することになるというストーリーももちろん面白いですが、アニメーションの質感が新感覚で、まるで実写作品を観ているかのような錯覚に陥ります。他のアニメーション作品とは全く違っていて、現実なのか幻想なのか、曖昧になってしまうような独特な雰囲気が楽しめます。

基本情報

上映時間:100分
監督:リチャード・リンクレイター
出演者:キアヌ・リーヴス、ウディ・ハレルソン、ロバート・ダウニー・Jr
受賞歴:なし
公開日:2006年12月9日(日本)2006年7月7日(米国)
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4.僕と彼女とオーソン・ウェルズ

リチャード・リンクレイター監督 映画
出典:Amazon.com

あらすじ

俳優を目指している高校生のリチャード・サミュエルズ(ザック・エフロン)は、後に伝説的な作家になる、新進気鋭の俳優オーソン・ウェルズ(クリスチャン・マッケイ)に出会う。オーソンは自分が主宰する劇団の舞台「ジュリアス・シーザー」で、ルシアスという役の俳優を気まぐれに解雇したばかりだった。

そんな時、目の前に現れたリチャードを新たなルシアス役に抜擢する。
憧れの世界で役を貰えたことに胸を躍らせるリチャードは、制作助手のソニヤ・ジョーンズ(クレア・デインズ)に好意を寄せるが、彼女にはオーソンの愛人だという噂があった。

リチャード・リンクレイター監督「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」のトリビア!

・実際にオーソン・ウェルズが主宰していた「マーキュリー劇団」が、本作で演劇を行うシーンは、イギリスのマン島にある「Gaiety Theatre」で撮影されました。
・主人公のリチャードが通っている高校のシーンは、イギリスのハートフォードシャー州にある「Royal MasonicSchool For Girls」で撮影されています。リチャードが退屈そうに授業を受けるシーンが印象的です。

リチャード・リンクレイター監督の「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」みどころ!

「僕と彼女とオーソン・ウェルズ」のみどころは、オーソン・ウェルズを演じたクリスチャン・マッケイの見事な演技です。実在の人物であり、かなりわがままな男だったというオーソン・ウェルズですが、クリスチャン・マッケイの気難しい演技は多方面から絶賛され、数多くの賞にノミネートされました。今やスター俳優となったザック・エフロンの初々しい演技にも注目です。

基本情報

上映時間:114分
監督:リチャード・リンクレイター
出演者:ザック・エフロン、クリスチャン・マッケイ、クレア・デインズ
受賞歴:ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞インディペンデント映画賞
オースティン映画批評家協会賞ブレイクスルー・アーティスト賞、映画賞
ユタ映画批評家協会賞助演男優賞
公開日:2009年11月25日(米国)2009年12月4日(英国)

5. 6才のボクが、大人になるまで。

映画 6才のボクが、大人になるまで。

映画「6歳のボクが、大人になるまで。」予告編

あらすじ

6歳のメイソン・エヴァンス・ジュニア(エラー・コルトレーン)は、母親のオリヴィア(パトリシア・アークエット)と、姉のサマンサ(ローレライ・リンクレイター)と3人で暮らしている。
バンド活動にのめり込み妻に愛想尽かされてしまった父親のメイソン・エヴァンス・シニア(イーサン・ホーク)は、離婚後アラスカへ旅に出たが、定期的に子供たちに会いに戻ってきていた。

シングルマザーとなったオリヴィアは、職を得るために入学した大学で教授のビル・ウェルブロック(マルコ・ペレッラ)と再婚するが、ウェルブロックの酒癖に嫌気がさして子供たちと家を飛び出す。一方でメイソンの父親も恋人と再婚していた。

リチャード・リンクレイター監督「6歳のボクが、大人になるまで。」のトリビア!

・「子供が6歳から成長し、大学へ行って親元を離れるまでの12年間の親子関係を描きたい。」と思っていたリチャード・リンクレイター監督は、メイソン・エヴァンス・ジュニアが6歳から18歳になるまでの12年間を描くために、2002年から2013年の12年間という月日をかけて撮影されました。
撮影は毎年数週間ずつ行われ、脚本は撮影と同時進行で書かれました。遅い時には、撮影の前夜にギリギリで書き終えることもあったそうです。

リチャード・リンクレイター監督の「6歳のボクが、大人になるまで。」みどころ!

通常の映画では少年期と青年期は別々の年齢の俳優を起用して撮影されますが、本作は実際に1人の男の子が6歳から18歳になるまでを撮影しているので、他のどの作品よりも成長の過程がリアルです。斬新な撮影方法によって親子関係が徐々に変化していく点を繊細に描いている部分がみどころで、観客のみならず、有名映画監督や批評家たちからも高評価を得たリチャード・リンクレイター監督の渾身の1作です。

基本情報

上映時間:166分
監督:リチャード・リンクレイター
出演者:パトリシア・アークェット、エラー・コルトレーン、イーサン・ホーク
受賞歴:第87回アカデミー賞助演女優賞
第19回サテライト賞監督賞、助演女優賞
第67回ベルリン国際映画祭監督賞
第72回ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞、助演女優賞
2014年エディ賞最優秀作品賞  他多数
公開日:2014年11月14日(日本)2014年7月11日(米国)
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6.エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」予告編

あらすじ

野球推薦でサウスイーストテキサス大学に入学したジェイク(ブレイク・ジェンナー)は、期待と不安を抱えて野球部の寮へとやってきた。すぐに野球部の先輩たちの手荒い歓迎を受けたジェイクは、野球のエリート選手とは思えないほど変わり者揃いの彼らに圧倒される。

ある日、ジェイクはフィネガン(グレン・パウエル)のガイドで女子寮に潜入し、同じく新入生のビバリー(ゾーイ・デゥイッチ)に一目惚れをする。

リチャード・リンクレイター監督「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」のトリビア!

・「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」のストーリーには、学生時代に野球部に所属していたリチャード・リンクレイタ―監督の体験談が反映されています。
・リチャード・リンクレイタ―監督は本作について、「アメリカの70年代の高校生の日常を描いた『バッド・チューニング』の続編だと思っている。」と語っています。
・撮影は、オースティン、サンマルコス、サンアントニオなど、テキサスの各所で行われました。

リチャード・リンクレイター監督の「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」みどころ!

「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」は、野球部の寮に引っ越してきた新入生たちが過ごす、大学入学までの4日間が描かれています。ゆっくりと丁寧に描かれているストーリーや、どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気に魅了されます。70年代の若者たちのユニークなファッションもおしゃれで、視覚でも楽しめる作品です。

基本情報

上映時間:116分
監督:リチャード・リンクレイター
出演者:ブレイク・ジェンナー、ゾーイ・ドゥイッチ、グレン・パウエル
受賞歴:なし
公開日:2016年11月5日(日本)2016年3月30日(米国)
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7. 30年後の同窓会


出典:映画『30年後の同窓会』公式Facebook

出典:映画『30年後の同窓会』予告編

あらすじ

バーを営む酒浸りのサル・ニーロン(ブライアン・クランストン)と、友人のリチャード・ミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の元に、30年間音信不通だったドクことラリー・シェパード(スティーヴ・カレル)が突然現れる。3人はベトナム戦争に海兵隊員として従事した時に知り合った旧友であった。
ドクは2人に、1年前に妻に先立たれたことと、彼の2人の息子を戦争で亡くしたことを打ち明け、息子たちの遺体を引き取りに行くのに付き添ってほしいと頼んだ。
ドクの頼みをすぐに快諾したサルだったが、ミューラーは同行を渋っていた。なぜなら、海兵隊員時代にいい思い出がなかったからである。

リチャード・リンクレイター監督「30年後の同窓会」のトリビア!

・ダリル・ポニクサンの「Last Flag Flying」が原作となっていますが、リチャード・リンクレイタ―監督はこの小説を読んで以来12年間、企画を温め続けていたそうです。
・昔からの友人である3人の男の旅を描いた作品ですが、親密な雰囲気を作るために、撮影前にロサンゼルスで3週間のリハーサルを行ったそうです。リハーサルを経て、アメリカのピッツバーグで撮影が始まりました。

リチャード・リンクレイター監督の「30年後の同窓会」みどころ!

「30年後の同窓会」のみどころは、いくつになっても変わらない男たちの熱い友情物語です。大切なものを失ったドクが、昔からの大切な友人と再会することによって悲しみを乗り越え、新たな人生をスタートさせる姿に心を打たれます。感動して思いっきり泣きたい人におすすめの作品です。

基本情報

上映時間:124分
監督:リチャード・リンクレイター
出演者:スティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン
受賞歴:なし
公開日:2018年6月8日(日本)2017年11月3日(米国)

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まとめ

リチャード・リンクレイター監督の作品を、公開年順に紹介しました。
ラブストーリーや青春物語などを描くのが得意なリチャード・リンクレイター監督ですが、どの作品も登場人物たちの心情が画面を超えて伝わってきて、監督のこだわりが光っています。
今後もリチャード・リンクレイター監督の作品に注目です。

この記事を書いた人
ひつじ
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