愛され続ける映画『天使にラブ・ソングを』の名言集
1992年製作のアメリカのミュージカル映画。監督はエミール・アドリーノ。
アメリカでは6ヶ月を記録する大ヒットロングランとなり、翌年には続編となる『天使にラブ・ソングを2』が公開、さらにはブロードウェイではミュージカル化もされています!
2018年には3作目の制作が発表されており、修道院を舞台に、多くの人々に笑顔をもたらすストーリーは、長きにわたって愛され続ける人気を集めています。
主演は、ウーピー・ゴールドバーグ。彼女の人気を不動のものにした、彼女の代表作ともいえる作品です。今回は『天使にラブ・ソングを』の中で、特に印象的だったセリフを5つ紹介していきます!
目次
あらすじ
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ネバダ州リノでクラブ歌手をつとめる主人公のデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)。彼女は、ネバダ州の大物マフィア・ヴィンスの愛人だった。
ある日、内緒でヴィンスのもとを訪れたデロリスは、ヴィンスの殺人現場を目撃してしまう。目撃者としてヴィンスから命を狙われることになった彼女はーー。
警察へ駆け込んだデロリスはヴィンスの裁判が始まるまで、重要参考人としてかくまわれることに。その場所となったのは、カトリック系の聖キャサリン修道院だった。
修道院長(マギー・スミス)は、彼女の服装を見てかくまうことに躊躇する。デロリスも激しく拒否をするが、自身の身を守るためにはそうせざるを得なかったーー。
尼僧として過ごすことになったデロリスだが、規律に厳しい修道院長と何度も衝突を繰り返す。デロリスの素性を知らない他の修道女(シスター)たちとも、なかなか馴染めずにいた。そんな中、修道院長はデロリスを聖歌隊の指揮者に任命しーー。
デロリスは聖歌隊の歌を聞いて驚く。お世辞にも上手いとはいえるものではなかったのだ。しかし、デロリスの指導を受けた聖歌隊は、どんどん上達。当初、険悪だった修道院のシスターたちとも打ち解け、友情を深めていく。ある日のミサで動きと加えた歌を披露すると、町でも評判となり、ミサには多くの人が訪れるようになる。そしてとうとう、ローマ法王までもがミサに参加することになるのだった。修道院長の心境にも変化がーー。
ローマ法王が訪れるミサの前日、デロリスが突如行方不明に。
そう、デロリスの所在を知ったヴィンスが自分の手下に誘拐を指示していたのだ。
教会を町の中心的な存在へと導き、歌の素晴らしさを伝えてくれたデロリス。そんな彼女のために修道院長とシスターたちは団結し、デロリスを救い出す。デロリスが本当の修道女でないことなど、彼女たちにとってはもはやどうでもいいことだったーー。
そして迎えたミサ当日。聖歌は大成功を納め、ローマ法王から喝采を受ける。修道院長とも和解し、ハッピーエンドで映画は幕を閉じる。
犬猿の仲の2人に変化が…『天使にラブ・ソングを』の名言
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ハッピーエンドで終わる心地よさとともに、ストーリーが進むにつれて変化していく修道院長とデロリスの間で交わされるセリフ、確信をつくデロリスのセリフが心に残る作品です。
【名言①】「神があなたをここに連れてきたのよ。考えなさい」(修道院長)
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修道院での生活を余儀なくされるデロリス。しかし、これまでとは全く異なる厳格で窮屈な生活に耐えられなくなっていきます。そんなデロリスに、規律に厳しい修道院長が伝えた言葉です。
納得のいかないデロリスですが、こうやって感情をぶつけられる修道院長とのやり取りがあったおかげで、修道院にとどまることが出来たのかもしれませんね。
【名言②】「目立つために生まれてきたような人ですわ」(修道院長)
警察からデロリスをかくまうよう依頼された修道院長。派手な服装・髪型で訪れたデロリスをひと目見て、「隠せるような人ではありません。目立つために生まれてきたような人ですわ。」と言うのです。
しかし、デロリスをかくまうことで警察から1万ドルもの寄付受けられる、という背景もあり、受け入れざるを得なくなるのです。
そして、そのセリフは現実のものとなります。身を隠すために修道院生活のはずが、聖歌隊の歌をきっかけにデロリスは有名な存在になっていくのです。このセリフはまるで、これからのデロリスの修道院生活を予言しているかのような、そんなセリフと言えるでしょう。
【名言③】「変えられるわ。楽しみましょうよ」(デロリス)
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聖歌隊の指揮を任されることになったデロリス。ここからストーリーは大きく展開していきます。ナイトクラブで歌手をしていたデロリスは聖歌隊の歌を聞いて愕然とします。決して人前で聞かせられるようなものではなかったのです。そこからデロリスの特訓は始まり、ある日のミサで聖歌隊はパフォーマンスを合わせた歌を披露します。これを見た修道院長は、今すぐやめるようデロリスに進言。それに対し「教会には行くのはみんな好きじゃない。なんで?それはつまらないからよ。」とデロリスは反論します。そして、続けてこのセリフを発するのです。
修道院が抱える問題と既存のあり方、楽しさは決して悪ではない、というデロリスの価値観が伝わるセリフです。
【名言④】「セックスよりもね!えっと…聞いた話よ」(デロリス)
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歌うことの喜びについてデロリスと修道女たちが語り合っている時のセリフです。セックスをしてはいけない修道女たち。デロリスが本当の修道女ではないことは、他の修道女には隠されていたため、とっさに「…聞いた話よ」と付け足したのです。
いつものデロリスのストレートな物言いでうっかり素性がバレてしまう、ドキッとするセリフ。なんとかバレずに済み、今まで通りの修道院生活を続けることになります。
【名言⑤】「寛容と高潔と愛の体現者です」(修道院長)
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ヴィンスに捕らわれたデロリス。ヴィンスはデロリスのことを「ただの女」と表します。この言葉を聞いた修道院長が、ヴィンスに反論した時のセリフがこちらです。
これまでデロリスと相容れることのなかった修道院長ですが、デロリスが来たことによって、修道院が町の中心となり、町の人々や修道女たちがイキイキとしている姿に「本当のあるべき姿」を見つめなおします。そして、デロリスのことを褒め称え「デロリスは修道女である」と認めるのです。犬猿の仲だった2人の間にはいつの間にか深い絆ができていたことを感じさせられるセリフです。
まとめ
当初はヴィンスから隠れるためだった厳しい修道院生活。しかし、歌を通して、人々のここをを突き動かすデロリスの行動力と、厳しくも最後にはデロリスを1人の修道女として認めた修道院長。『人々を楽しませ、自分自身も楽しむ』ことの大切さ・偉大さを体言した作品であり、名言でしたね!
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