映画『インクレディブル・ハルク』ネタバレ | 結末や伏線の数々をおさらい!

『アイアンマン』から始まるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの第二作である『インクレディブル・ハルク』。本作ではハルクの強さと繊細さが描かれるだけでなく、この後に続くMCU作品の伏線も張られています。

何の実験が行われていたのか。何が目的だったのか。なぜブルースがハルクにならなければならなかったのか。今一度見直してみませんか?

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映画『インクレディブル・ハルク』とは?

インクレディブル・ハルク
出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

原作はマーベル・コミックのキャラクター「ハルク」です。1962年にコミックで初登場したハルクは、1977年には実写ドラマ化され多くの人に愛されるようになりました。また、2003年にも『ハルク』という題名で映画化されています。2008年に公開された本作はその映画『ハルク』のリブート版です。設定やキャストを一新し、MCUの作品の一つとして再始動しました。

本作では『トランスポーター』のルイ・レテリエ監督による迫力あるアクションが見られます。また、『ラスト・アクションヒーロー』や『X-MEN2』といったアクションとドラマのバランスの良い作品の原案を務めるザック・ペンが脚本を担当しました。

実はハルク役のエドワード・ノートンも本作の脚本に参加しています。ハルクによる力強いアクションが見られる一方で、ハルクになってしまうブルース演じるエドワード・ノートンの繊細な演技からも目が離せません。

映画『インクレディブル・ハルク』ネタバレあらすじ

映画『インクレディブル・ハルク』予告編

5年前、政府主導の実験によってブルース・バナー(エドワード・ノートン)の体は変わってしまいます。感情や心拍数の変動によって緑色の巨人「ハルク」になってしまうのです。軍にこの技術を渡してはいけないと感じたブルースは、逃亡。身を隠しながら、元の体に戻る研究を続けます。しかし、ついに軍が彼を見つけ……。

他の作品を見ていなくても楽しめるので、アメコミ作品に馴染みがなくても入りやすいのではないでしょうか。MCUシリーズのファンはもちろん、アメコミファン必見の作品です

編集長

トビくまくん

そしてそして、暴れ回る格好良いハルクが存分に楽しめるよ!ブルースの過去や、彼自身の性格の部分もピックアップされているので、人間ドラマの部分で「物足りない」と感じることもありません!

【あらすじ①】危険な実験

インクレディブル・ハルク
出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

アメリカ陸軍のロス将軍(ウィリアム・ハート)はある研究を進めていた。研究には物理学の天才ブルース・バナー(エドワード・ノートン)やロス将軍の娘でありブルースの恋人でもある細胞学者のベティ(リヴ・タイラー)も参加していた。

ある時、ブルースが被験者となり実験が行われた。しかし実験は失敗してしまい、負傷者を多数出してしまう。大量のガンマ線を浴びたブルースが緑色の巨人「ハルク」へと変身し、研究室を破壊してしまったのだ。ブルースは人間の体に戻ったとき、軍はこの力を兵器に利用する気だと気付いた。そして政府から逃亡することに決める。

その事故から5年後、ブルースはブラジルに潜伏していた。ネットで「ミスター・ブルー」と名乗る人物と連絡を取り合いながら、2人で「元の体に戻る」研究を続けている。ブルースはジュース製造工場で働き、できるだけ目立たないように暮らしていた。

しかし、ある日ブルースが指に怪我をしたことで居場所が政府にばれてしまう。ブルースの血が混入したジュースを飲んだ男性(スタン・リー)が死亡した。遺体からは、ガンマ線の反応があったのだ。ロス将軍は工場内にブルースがいるに違いないと考え、現地に精鋭部隊を送り込む

【あらすじ②】窮地に立たされるブルース

インクレディブル・ハルク
出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

イギリスからは、優秀な軍人ブロンスキー(ティム・ロス)がこの精鋭部隊に派遣された。ロス将軍はブルースの能力は伝えず、ただ「捕獲」するように命令する。ブロンスキーたち精鋭部隊は命令通り、ブルースを傷つけないよう追い詰めていった。ブルースは運動による心拍数の上昇と動揺により、ついにハルクに変貌してしまった

ハルクになってしまっては、もう実弾も通用しない。部隊は壊滅状態になり、ハルクは逃げていった。ブロンスキーは「あれ」が一体何なのか、ロス将軍に問い詰める。ロス将軍はあのハルクはブルースであり、軍の「スーパーソルジャー計画」の実験結果であることを打ち明けた。より強い兵士になることを熱望するブロンスキー。自分もその実験の被験者となることを志願した。

一方、逃げ切ることに成功したブルースは、気付くと森の中にいた。自分の体にどんなことが起きているのかを詳しく知るため、ブルースは再びアメリカに戻ることを決心する。5年前実験が行われた研究所で、当時の資料を見ようとした。ところが、資料はすべて消去されており何の手がかりも掴むことができない。意気消沈するブルースだったが、偶然ベティと再会する。

【あらすじ③】ベティとの再会

インクレディブル・ハルク
出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

ベティは、研究資料を軍に消されてしまう前にバックアップを取っていた。ブルースはそのデータを持って再びベティの元を去ろうとした。ベティに迷惑をかけたくないというブルースの気持ちをベティも尊重し、別れようとする。

その時、ロス将軍率いる陸軍部隊が到着した。ブルースは逃げようとしたが、催涙ガスのせいでハルクに変身してしまう。ハルクになってなお逃げようとするが、ブロンスキーに阻まれる。「スーパーソルジャー計画」の実験により人間よりはるかに速く、強くなったブロンスキーは、生身ながらもハルクを翻弄する力を見せつけた。

しかし、最後にはハルクの蹴りひとつで重症を負う。今度は武装ヘリによる攻撃が始まった。その攻撃はハルクだけでなく近くにいるベティにも被害が及ぶ。ハルクは身を挺してベティを守り、彼女を連れて遠くへ消えていった。

ベティは、ベティを守ろうとするハルクの瞳の中にブルースを感じ、彼と一緒に行動することを決める。ハルクがブルースに戻ると、ブルースの協力者「ミスター・ブルー」のいる研究所へ向かった。

一方、病院にはブロンスキーが運び込まれていた。いつ死んでもおかしくない程の重症だった。しかし、「スーパーソルジャー計画」の超人血清により強化されていたブロンスキーには、超回復のパワーも備わっていた。ブロンスキーはベッドから起き上がるや否や、さらなる超人血清の投薬を望む。

【あらすじ④】もう一人の「ハルク」との死闘

インクレディブル・ハルク
出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

ブルースとベティは「ミスター・ブルー」のいる大学の研究施設にやってきた。「ミスター・ブルー」ことスターンズは、ブルースに電気ショックを与えてハルクに変貌するその瞬間に解毒剤を投与する治療方法を思いついていた。失敗すると周りの人間にも被害が及ぶが、それでもブルースたちはその危険な治療を選ぶ。結果、治療は上手くいったようだった。

ハルクに変身しかけていたブルースの体はみるみるうちに人間の体に戻っていく。完全にハルクの力を抑えられたのか、それとも一時的な効果なのか分からないが、一安心する一同。

しかし、今度はロス将軍たち陸軍部隊が到着してしまう。逃走する手段ももうないブルースとベティは、ロス将軍に連行される。ところが、連行中「ハルクが暴れている」との通信がロス将軍に届いた。ブロンスキーがさらなる力を求めて、スターンズの持っていたブルースの血液から得たサンプルを自分に打ったのだ。結果、ブロンスキーはハルクのように巨大で邪悪な力を手に入れ暴れている

止められるのは自分しかいない、とブルースは飛び出す。スターンズの治療は失敗していたのだ。再びハルクの力を手に入れたブルースは、暴れるためではなく守るために戦うブロンスキーを倒したハルクは、またしてもロス将軍とベティの前から姿を消し、逃亡生活に戻っていった。

「スーパーソルジャー計画」は正式に凍結されることとなる。しかし、そのハルクに興味を持つ者がいた。アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)だ。彼はロス将軍にある話を持ちかける。「“我々”はチームを編成中だ」と。

映画『インクレディブル・ハルク』のキャスト

ブルース・バナー/エドワード・ノートン

インクレディブル・ハルク
出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

原子核物理学やコンピュータ科学など幅広い知識を持つ生物学者。ロス将軍による研究に参加していました。実験に成功すると確信したブルースは自ら被験者に志願しました。しかし実験は失敗し、心拍数が上がり興奮するとハルクになってしまうようになります。

内側にモンスターを秘めた繊細な人物を演じたのはエドワード・ノートンです。映画『真実の行方』でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞、映画『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で全米映画俳優組合賞キャスト賞受賞するなど、多くの実績を残しています。

エリザベス・ロス/リヴ・タイラー

インクレディブル・ハルク
出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

通称、ベティ。ブルースの恋人であり、遺伝細胞学者でもあります。彼女の一番の特徴は「人を見る目」があることでしょう。彼女の選んだ恋人は皆人が良いのです。ハルクの中にブルースの意識を感じる繊細さがあります。その一方で運転の粗いタクシー運転手に怒りをあらわにする人間らしさもある魅力的な人物です。

ベティを演じたリヴ・タイラーは、映画『すべてをあなたに』や映画『アルマゲドン』など多くの大作に出演しています。映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでは人間のアラゴルンと恋に落ちたエルフ、アルウェンを演じ観客を魅了しました。

エミル・ブロンスキー/ティム・ロス

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出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

イギリスから派遣されてきた「最強」海兵隊員。人間の力では太刀打ちできない敵ハルクにもひるまず攻撃しました。それほどまで力への渇望を見せる彼ですが、超人血清を打つとその性格が裏目に出てしまいます。

ブロンスキーを演じたティム・ロス。映画『レザボア・ドッグス』を始めとして『パルプ・フィクション』や『フォー・ルームス』、『ヘイトフル・エイト』などクエンティン・タランティーノ監督作品の常連です。ドラマ『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』では、どんな表情も見逃さず嘘を見破る主人公カルを演じました。

サディアス・ロス/ウィリアム・ハート

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出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

ベティの父親で陸軍将軍。5年前の「実験」を主導していた人物です。ブルースのハルクの姿は実験の結果であるため、「軍の所有物」という名目でブルースを追い続けています。

演じたウィリアム・ハートは、映画『蜘蛛女のキス』でアカデミー賞主演男優賞を受賞、同作でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。MCUでは本作以外に『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でもサディアス・ロス役として出演しています。

サミュエル・スターンズ/ティム・ブレイク・ネルソン

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出典:映画『バスターのバラード』公式Facebook

ハルクになってしまったブルースは逃亡生活をおくりながら、治療方法を探していました。そんな中でブルースがネットで知り合ったのがこのサミュエルでした。ネットでは「ミスターグリーン」と名乗っていたサミュエル。ハルクを抑えられる方法を考え付く優秀な細胞学者です。

演じたのはティム・ブレイク・ネルソン。『マイノリティ・リポート』や2015年の『ファンタスティック・フォー』などの多くの作品に出演してきました。俳優としてだけでなく、映画監督としても活躍しています。

映画『インクレディブル・ハルク』ネタバレ | 3つの伏線

【伏線①】スターク・インダストリーズ

インクレディブル・ハルク
出典:「アイアンマン」公式Facebook

映画冒頭のオープニングで、スターク・インダストリーズへの兵器開発承認がされています。スターク・インダストリーズは、MCUでお馴染みのアイアンマンことトニー・スタークの会社です。

そのスターク・インダストリーズが今回開発したのは、物語中盤に登場する音波兵器。既存の兵器では傷一つ付かないハルクも、この兵器は無視することができませんでした。ちなみに、この音波兵器は後の「ウォーマシン マーク3」の小型音波攻撃技術の基礎となっています。

【伏線②】S.H.I.E.L.D.の協力

インクレディブル・ハルク
出典:「キャプテン・アメリカ」公式Facebook

オープニングでスターク・インダストリーズの協力が示唆された後、ニック・フューリーの名前も登場します。ニック・フューリーはS.H.I.E.L.D.(スーパーヒーローたちを指揮する国際平和維持組織)の長官です。彼がどのように本作に関わっていたのかは明らかにされていませんが、ブルースの持つハルクの力に目を付けていたことは確かなようです。

逃亡するブルースとベティの捜索にもS.H.I.E.L.D.は協力しています。ブルースは偽名で協力者「ブルー」と連絡を取っていました。例え偽名であっても、何万何億ものメールからブルースを見つけられるS.H.I.E.L.D.の技術の高さがうかがえます。

【伏線③】キャプテン・アメリカと同じ「スーパーソルジャー計画」

この項目では『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のネタバレを含みます。ご注意ください。

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出典:「キャプテン・アメリカ」公式Facebook

ハルクが生まれるきっかけとなった実験は、キャプテン・アメリカが誕生した「スーパーソルジャー計画」の一端でした。「スーパーソルジャー計画」とは、超人血清という人体を強化する血清を打つことで、兵士の肉体も頭脳も治癒能力も高めるという計画です。

しかし「スーパーソルジャー計画」の中心人物であるアースキン博士(スタンリー・トゥッチ)が殺されたことで、本計画は中止となります。その計画を再び始めたのがロス将軍による本作の実験でした。

第二次世界大戦中「スーパーソルジャー計画」を指揮していたアースキン博士は、計画にスティーブ・ロジャー(クリス・エヴァンス)を選んだ理由に超人血清によって精神的な部分も増強されてしまうから」ということを挙げていました。スティーブの愛国心や誠実な一面が強く押し出されたのが、キャプテン・アメリカなのです。

ハルクはブルースの「怒り」が増強されてしまった姿です。怒り狂う一方でベティを守る行動もとります。怒りだけに支配されないハルクは、キャプテン・アメリカと同じ「ヒーロー」です。同じように超人血清を打ったブロンスキーは「強くなりたい」「闘いたい」という気持ちが強く出て暴走しました。『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のキャプテン・アメリカとレッド・スカルとの対比が本作でもされていたのです。

映画『インクレディブル・ハルク』ネタバレ | 2つのみどころ

【みどころ①】ハルクの戦い方

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出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

物語前半の工場の中で暗闇から襲ってくる手法はパニック映画のようです。姿形が分からず、人間が闇に消えていきます。工場の中には悲鳴だけが響きわたりました。映画『ジョーズ』のように、姿が見えない分「恐ろしい何か」を想像してゾッとします。

ハルクの全貌が明らかになると、今度は大きい動きで観客を魅了しました。すさまじい脚力で生み出されるジャンプは、ハルクの巨体からは想像もできない程高く飛び上がります。ハルクはどんな攻撃にも動じません。戦車をおもちゃのように壊していく姿は恐ろしいと同時に格好良くも感じます!

ここぞという時に「ハルクスマッシュ!」とモノを壊します。これは原作のハルクの決め台詞、原作コミックファンにはたまらないサービスです。

大雑把な動きばかりではありません。時にはその場にある鉄で盾を作ります。ただの怒りだけではなく理性的な部分も感じる一幕です。ハルクは凶暴性だけで戦っているように見えますが、周りを見て「どの兵器のどんな攻撃か」「誰がいるのか」「何を守るべきなのか」そして「どう行動するべきなのか」まで冷静に考えています。

【みどころ②】ハルク対ブロンスキー

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出典:映画『インクレディブル・ハルク』公式Facebook

ラストのハルクとブロンスキーの対決は、大きいモンスター同士の戦いとして見応えのあるものです。しかし、一番注目したいのはハルクと人間のブロンスキーの戦闘。ハルクの存在を知らず、ブルースを追いかけるブロンスキーは本物の兵士です。絶対に命令を聞き、未知の相手にも物怖じせずに追い込んでいきます。

超人血清を打ってからは「強さへの渇望」による命令無視が見られるようになりましたが、さらに強い兵士へと進化しました。キャプテン・アメリカのスティーブのように他の兵士をどんどん追い抜く足の速さ。ハルクを圧倒するスピード。大きいモンスターに果敢に挑むブロンスキーはヒーローです!

ハルクを倒せず絶望する兵士たちにとって、ブロンスキーほど頼もしい味方はいないでしょう。物語後半はヒーロー対ヴィラン(悪役)といういつもの構図になりますが、このシーンに限ってはヒーロー対ヒーローという戦いになります。人間による戦闘が好きな方必見です!

まとめ

『アイアンマン』から始まるMCUシリーズの第二作目『インクレディブル・ハルク』をご紹介してきました。ハルク役の俳優が交代したこともあり、シリーズの中では注目度は低めでした。しかし、これから続く他の作品の伏線も多く詰まっている重要な作品です。MCUを見直すなら本作は外せません!

 

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