『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』舞台挨拶|大泉洋&小池栄子、最後の夫婦漫才
『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』の上映会及び舞台挨拶が2月23日(日)、東京丸の内ピカデリーで行れた。登壇したのは主演の大泉洋、小池栄子、そして成島出監督。番宣で行った地方各地でのエピソードや、撮影裏話などをユーモア満載で語った。
本作は太宰治の未完の遺作を元にした人生喜劇で、2人は偽装夫婦役を演じた。主演でダメ男役を務めた大泉は、「このご時世にたくさんの方にきていただいてありがたい。マスク不足が問題ですが、みなさん意外と持ってるんですね。(マスクを)してない我々が1番怖い。」と新型コロナウイルスを話題に。
一方の小池は、「(劇場に)入ってきた瞬間感動しました。大泉さんと公開前から行っていたプロモーションが終わりを迎えることもあり、余計に感極まります。」と涙を浮かべ、続く成島出監督も「半分くらいの予想に反してたくさんの方が来てくれた。」と感謝を述べた。
それを横で聞いていた大泉は「今日は本当にみなさんに集まっていただいて…」と嘘泣きをしながら挨拶し直そうとすると、「欲しがるよね〜」と小池がツッコミ。会場は笑いの渦につつまれ、「そういうモードでいくなら裏でいってくれよ。」と冗談交じりに話し、まさに「嘘からはじまる」挨拶となった。
そして、本作のタイトルにちなみ「お互いにグッドバイしておきたいこと」を聞かれる場面も。小池は「番組を盛り上げようと、バラエティタレントとしてかなり暴言を吐きました。でも大泉さんのことは本当に大好きで尊敬しているので、その記憶はグッドバイしてほしいです。」と熱く語り、「少しでもいいから一緒に番組をやりたいよ。」とラブコールを送った。
大泉は「あなたと番組をやったら面倒臭いし、毎回喧嘩する。」と拒否するも、1番印象に残ったことを聞かれた際は「名古屋で夜に舞台挨拶を終え、1時間半ほどかけて岐阜にご飯を食べに行ったこともありました。疲れている中この誘いにOKしてくれる女優さんは小池さんくらいだと思う(笑)」と明かし、仲の良さが伝わるエピソードも披露。
最後の挨拶で、本作が成島監督作5回目の出演となった小池は、「監督は映画でカラス声を演じきるのはチャレンジだとおっしゃってくれましたし、私もそう思っています。監督が映画のたびにチャレンジをしてくれ、その座組みに立ってお芝居をできたことを嬉しく思っています。」と思いを述べた。
大泉は「このご時世、人が集まるところにこんなに多くの人が集まってくれて本当にありがとうございます。」と再び感謝をし、「また監督にコメディを撮っていただいて、小池栄子ちゃんと共演したい。」と再共演の意気を見せ、息ぴったりの”偽夫婦”最後の舞台挨拶が幕を閉じた。
本作は現在、全国公開中です。
タイトル:『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』 公式サイト:http://good-bye-movie.jp/ キャスト:大泉洋 小池栄子 水川あさみ 橋本愛 緒川たまき 木村多江/戸田恵子・濱田岳/松重豊 配給:キノフィルムズ 公開日:2020年2月14日 |