『メメント』を時系列順にネタバレ解説|そもそもレナードの妻は死んだのか?
天才監督・クリストファー・ノーランの名を世に知らしめた出世作『メメント』。主人公の記憶がわずが10分程度しか持たないという斬新な設定で注目を集めました。しかも設定だけでなく、物語が「逆再生」であるという驚きの構成も話題となったポイントです。
もちろん全編が全て逆再生なのではなく、小技をうまく効かせて現在・過去の描写を映し出しているのも面白い部分ではありますね!鑑賞者はオチから物語を目にし、時間経過とともに伏線回収を次々と行っていくのです。
ですがこの逆再生と過去の行き来が非常に分かりづらく、一度観ただけでは理解しづらい”難解映画”と呼ばれてしまっているのだとか。今回はちょっぴり難しいけど味わい深い映画、『メメント』についてネタバレを含みながら解説していきます!
【ネタバレなし】『メメント』の簡単あらすじ
記憶障害のあるレナードは自分の妻が何者かに殺されたことから、犯人を追い続けて復讐に燃えています。しかし実は復讐そのものはすでに終えているのですが、忘れている彼は延々と存在しない犯人を追い続けていました。
それに加担してくれる刑事のテディや謎の女性・ナタリーがいますが、この人物達は記憶障害をいいことに、彼を利用することしか考えていません。彼自身、直近のことは覚えていなくとも、過去の記憶は持っています。サミーという保険調査員時代に担当した男性が記憶障害で、うっかり妻を殺してしまった出来事がありました。それをレナードは教訓としているのだとか。
けれどもそんな記憶もまた架空のもので妻は殺されておらず、自分の記憶障害によって命を奪ってしまっていたのです。そして、もう復讐も済んでいる――。肝心の部分を思い出せずにナタリーの思うツボにハマり、また彼は今日も犯人捜しを行うのでした。
『メメント』の登場人物
ストーリーを解説する前に、『メメント』の登場人物を紹介していきます!
少々ネタバレも含んでいますので、未鑑賞の方はお気をつけください。
レナード・シェルビー:ガイ・ピアース
主人公のレナードは保険調査員の仕事をしていましたが、愛する妻が何者かに強姦され、殺されてしまいます。その後は犯人を捕まえるために調査員を辞め、犯人を追い続ける復讐者となりました。
しかし彼は事件現場を目撃しており、その時に犯人から攻撃を受けました。頭を強く打ち、そこから直前の記憶を10分で忘れてしまうという後遺症が残ったのです。過去の記憶は覚えているけど、直近のことはすぐに忘れてしまう……。なので既に復讐は終わっていたのに、後遺症が仇となって延々と犯人を捜し続ける悲しきキャラクターでもあります。
レナードを演じるのは俳優のガイ・ピアース。『英国王のスピーチ』や『アイアンマン3』など有名作品に多数出演。アカデミー賞を受賞した作品へよく顔を出していることでも知られています!
テディ:ジョー・パントリアーノ
テディはレナードの復讐を手助けする人物ですが、冒頭からいきなり殺害され、「この人は何なの!?」と驚いてしまった人も多いことでしょう。作中ではとことん手を貸していますが、正体は刑事さん。ですが警察が公に絡んでいるわけではなく、テディはいち個人としてレナードを助けているのです。
これだけ見ると聖人のように思えますが、度々登場する彼の言動には矛盾が生じていたり……。よくレナードの前に姿を現しますが、実は記憶を失うレナードを利用し、金儲けを企んでいたのでした。
テディ役は名脇役で有名なジョー・パントリアーノ。『グーニーズ』や『マトリックス』、『デアデビル』などに出演し、ゲーム声優としての経歴もあるベテラン俳優です。
ナタリー:キャリー=アン・モス
テディと同じく、レナードに協力する一人の女性です。献身的な姿勢を彼に見せ、レナードは彼女をすっかり信用しているように思えますね。一夜を共にするなど、「彼の支えになってるのでは?」と思わせてくれる存在です。
しかしナタリーには目的があり、レナードを利用してテディや彼氏の金を狙うドッドを殺させようとしています……。自分は薬の連絡係、そして彼氏は売人であることから、足がついてしまうと非常にマズいのです。記憶をなくしてしまうのを良いことにレナードへ酷い言葉を浴びせたりと、裏表の激しいキャラクターですね。
テディ役は『マトリックス』のトリニティ役で有名なキャリー=アン・モス。二面性のあるナタリーを美しく、そして攻撃性たっぷりで演じました。
サミー(サミュエル・ジャンキス):スティーヴン・トボロウスキー
作中の過去回想に登場する男性・サミー。事故の後遺症で記憶をなくしてしまうのですが、彼の記憶を維持する時間はわずか2分。調査員時代、最初に担当したのがサミーだったのです。当時のレナードは彼の記憶障害を演技だと思い、精神疾患と判断され保険料が下りることはありませんでした。彼の妻も夫に疲れ果て、レナードと同様の疑問を持ち始めます。
いつも妻はサミーにインシュリン注射をお願いしていたのですが、ある日彼は打ったことを忘れてしまい、彼女を死なせてしまいます。サミーは悲しみましたが殺したことさえ、2分で忘れてしまいました。後日彼は介護施設へと入り、レナードはこの出来事を時折思い出しては、自分への戒め・教訓としていたそう。
――が、これは全てレナード自身の話。サミーに奥さんなどおらず、保険金詐欺を働いている男性だったのだとか!ちなみにインシュリン注射を打っていたのはサミーではなくレナードであり、自分の妻は犯人に殺されたのではなく、事件直後は生きていたのです。つまり彼女の死因は、「インシュリン注射の過剰接種」でした。その現実が認められず、一人の男の存在を使って目を背けるレナードの行動は、何とも言えない気分になりますね……。
『メメント』のわかりやすいネタバレあらすじ
恐らく「簡単なあらすじ」を読んでもしっかりと理解できる人はほぼいないと断言しても良いでしょう。物語の最初から最後まで、伏線が細やかに散りばめられているので1回観ただけでは理解が難しいのです。
伏線や重要なポイントを押さえながらネタバレ解説をしていきますので、「鑑賞しても理解ができなかった」、「最初から最後まで謎だった!」と思った人は、ぜひご覧ください。分からなかった“アノ部分”が解決するかもしれませんよ!
【時系列あらすじ①】忘れた過去
レナード(ガイ・ピアース)の愛する妻は、ある日バスルームで強盗に襲われていた。彼が寝ている間に起きた事件だったため、犯人とレナードは鉢合わせに。そして揉み合いとなってしまう。
その時頭を強打したレナードは気絶し、頭から出血。妻もその場で殺され、彼の心は復讐に満ちていく一方。この事件をきっかけに記憶が10分しか持たなくなる後遺症を抱え、それでも必死に犯人を追い続ける――。実はこの時点で、すでに“記憶違い”が発生しているのだ。
まず記憶障害になったレナードだが、犯人は現場に2人おり、1人はレナードの手によって射殺されている。そしてもう1人はテディ(ジョー・パントリアーノ)の協力により、すでに始末し終えていたのだ。
更には事件で妻がなくなったのではなく、別件で命を落としている。そのことをレナードは全く覚えておらず、もうこの世には存在しない犯人を捜す日々なのであった。
【時系列あらすじ②】謎の電話
レナードは「犯人の名前はジョーン・G」という手がかりをヒントにしている。そんな彼を見たテディは「ジョーン・G」にあたる人物をわざと提供し、レナードに殺させて金を得ていた。これっぽっちも覚えていない彼をうまく利用していたのである。
モーテル住まいのレナードはテディと電話をし、「サミー事件」についての話を始めた。サミーの存在が自分にとっての戒めとなっているのだが、実はこの事件は自分が起こしたもので、レナードは現実を認められずに記憶をすり替えていたのだ。
そしてテディに利用され、ジミー・グランツ(ラリー・ホールデン)という人間を殺害。だがこの時すでに復讐は終わっていること、テディが自分をうまく使っていることを知ってしまう。(この事実もすぐに忘れてしまうのだが)記憶が飛ぶ彼はポラロイドに「こいつの嘘を信じるな」とメモを残した。そして復讐の際に撮った記念写真を半分燃やし、手がかりとしていた資料も全てなくしてしまう。
【時系列あらすじ③】ナタリーとの出会い
テディの車のナンバーをメモし、それをタトゥーショップで肘にタトゥーを彫ったレナード。そこへテディが着替えを持って現れた。レナードは殺したジミーの車を使い、挙句の果てには彼の服まで着用していたことから、足がついたらマズイと思われたのである。
この時点ですっかり記憶が飛んでいるため、テディの映ったポラロイドを確認すると「信用するな」の文字。彼の忠告も聞かず、レナードはタトゥーショップから姿を消した。ジミーの服からはファーティーズバーのコースター(ナタリーからのメッセージ入り)が出てきたため、レナードはその場所へ向かう。
ジミーはナタリーの恋人であり、彼女はバーで働いていた。ジミーの車に乗るレナードを恋人と勘違いし2人は出会う。しかしジミー宛のコースターを彼が所持していることを不審に思い「ジミーがあなたのことを知っていたけど」と話を持ち掛ける。
しかし悲しいことに、レナードはもう殺した相手のことを覚えていない。そしてここで、自分の記憶障害を告白した。
【時系列あらすじ④】利用されるレナード
記憶障害であることを信じられなかったナタリーだが、唾の入ったビールをうっかり飲んでしまうレナードを見て、疑いは確信へと変わる。
ジミーは薬の密売人、彼女は連絡係であることから、ドッドという人物に金を狙われていた。そしてテディは刑事、ジミーを呼び出したことから2人の存在が邪魔でしかない。レナードに協力するふりをして、2人を殺させる作戦に出た。
ナタリーの部屋から出てくる彼を見て、テディは「あの女を信じるな。ヤクをやっている」と説明されるが、レナードはテディのポラロイドに書いたメモ書き「奴の言うことは信じるな」を見て聞く耳を持たない。
ジミーの車を使うレナードの後を、ドッド(カラム・キース・レニー)は見事に追ってきた。モーテルにてドッドを殴り、街の外れで彼を解放した。そしてナタリーは話を見事に作り上げ、協力姿勢を見せるふりをしてテディ殺害を誘導。最終的にはテディを射殺してしまい、ナタリーの思うツボにハマってしまったのだった……。
『メメント』に残された4つの謎
本作は物語の流れが分かりづらく、更には気になる謎も多数出てきます。この謎と複雑なストーリー展開が、より「分かりづらい!」と生み出してしまうのでしょう。モーテルの電話の相手の声さえ聞こえないので、ハッキリとは「誰」とは明かされていないくらいですからね。
このように本編では明かされない謎が、作中にはたくさん散りばめられているのです。その中でも特に気になる部分をピックアップしてみました。
【『メメント』の謎①】なぜ車の位置を忘れていないのか?
作中ではレナードが自分で停めた車の位置を把握しているシーンがあります。しかし車がなくて戸惑いを見せている姿も見られますよね。短時間の記憶を保てないのに、なぜ位置を覚えているのでしょうか?
これに関してはかなり謎!と呼ぶべき部分ですが、モーテル駐車場なら恐らくポラロイドカメラにおさめているのでしょう。ふとしたタイミングでどこかにメモをしているのかもしれません。10分で記憶がなくなってしまいますから、ずっと覚えているなど不可能なことですからね。
ただ違う考え方をすれば、「レナードは本当に記憶障害なのか?」といった疑問もあります。記憶障害であるなら、なぜその事態を覚えているの……?という謎も生まれますからね。
サミー事件にもありますが「サミーは精神疾患なのではないか」とレナードは疑いの目を向けていた……もしかするとそれは自分自身への疑問、そして真実なのかもしれません。
【『メメント』の謎②】なぜメモの指示にすぐ従うのか?
レナードは自分のメモ、そして刺青の言葉を最も信用しています。確かに自分の刻んだ言葉たちに従うのは当たり前のように思えますが、何の疑いを持っていない部分は少し気になってしまいますよね。
やたらと落ち着きを持ったレナードであり、妻の死に対しても疑問一つ持っていません。妻が死んだことにより、記憶障害だけではなく精神疾患も患っていることが推測されます。「妻は死んだ、復讐する」と血眼になって犯人を捜す……そんな姿に、ちょっぴり怖いものを覚えませんか?
愛する人間を失った悲しみで奮闘するのは分かりますが、メモ、そしてタトゥー、犯人への執着が妙にコワいのです。
淡々と一人で復讐のことばかり考え、それに生きるレナード。きっと精神を壊してしまったのでしょう。不思議な落ち着き、自分の言葉を一切疑わない部分に何か”狂った”ものを感じてしまいます。
【『メメント』の謎③】なぜ自分の部屋番号を覚えているのか?
レナードは電話にて部屋番号を伝えているのですが、10分しか記憶がないのによく覚えているな……と思いませんでしたか?(笑)「そんなの、モーテルのドアを見ればわかることじゃない?」と突っ込まれそうですが、実は室内に部屋番号が書かれた場所が存在しないのです……!
普通ならドアの中心に書いてありそうですが、内側にはそれもなし。どこかにメモをしていたのでしょうか?
あくまで推測ですが、レナードは事件に関すること以外は要所要所で記憶があるような気がしまいます。事件=トラウマであり、妻をなくした記憶でさえ塗り替えているのですから、車の停車や部屋番号など直接関係のない部分では覚えておくことができるのかもしれません。
ちなみにモーテルの人間に記憶障害を利用され、2部屋分借りさせられていましたね。あの言葉が借りさせるための誘導なのか、すでに借りていたのかは不透明ですが、彼の周りには”利用する人間”ばかり集まっていたように感じます。
【『メメント』の謎④】ラストシーン、”I’ve done it.”の意味とは?
左胸に彫られた「I’ve done it」の刺青、言葉を直訳すると「私は終えた」「僕はやった」という意味になります。ラストシーンでは奥さんがこの文字を指先で撫でながら、隣に座っていましたね。確かに復讐は終えていましたから、彼は「やり遂げた」のです。すでに完了していることを示唆する刺青であり、その思いを刻んでいるのではないでしょうか。
奥さんが隣にいたのはあくまで空想の世界であり、現実に起きていることではありません。「復讐を終えたことにより、奥さんもあの世で喜んでいるのでは……」という空想が、あのシーンに投影されているのではないでしょうか。ただしその気持ちも、犯人を殺した直後にすっかりと忘れてしまったのですが……。
あともう一つ推測するなら「奥さんは生きている説」です。サミー事件の架空の妻は「の記憶障害に疲れ果てていた」のです。あの事件は自分を投影した出来事ですから、レナードは奥さんと関係が壊れて離婚済みだったことが考えられます。しかし関係は修復できず、サミー事件をつくり上げたことから様々な嘘が出来上がったのかもしれません。
離婚=死別というストーリーをつくり上げ、それを信じた記憶障害のレナードは復讐に燃える……。そして復讐を遂げ「I’ve done it」にたどり着いた可能性も大いにありますね。ちなみに真実は謎のままで、今でもファンの間では様々な憶測が飛び交っています。
そもそも全て妄想?『メメント』の全貌を徹底考察!
本作では、「そもそも映画内の出来事は全てレナードの妄想なのでは?」や、「実は奥さんは死んでないのではないか?」という根本的な疑問が数多く残っています。
全貌を解き明かす上で非常に大事になってくる色々な説を考察してきます!
妻は死んだのか?
本作を掘り下げれば掘り下げるほど疑問に思う点は「妻の死」。レナードの記憶上では犯罪者に犯され、殺されたとありますが実際の死因はインシュリン注射の過剰接種でした。それも、自分の記憶障害によって打たれた注射です。
このように事実とレナードの供述が異なる部分を見ると、余計に疑問が深くなっていくことでしょう。事件直後は生きていたのですから、「事件によって殺された」は間違いなのです。自分で殺してしまった悲しき事実が受け止められず、サミーという人物を使って架空の話をレナードはつくり上げたのでしょう。ただこれを「意図的に創り上げた」のか、「気づけばそうなっていた」のかはわかりませんが……。
ただし完全に妻は死んでいると言い切れない部分もあります。先ほど「メメントに残された謎」でも説明しましたが、妻は生きているという考え方もできます。事件直後に生きていたことは恐らく確実ですから、その後離婚してしまったことも推測できるはず。レナードの妻への気持ちから、一方的に離婚を突き付けられてしまったのではないでしょうか?そのことから妻はいない=死んだと記憶を改ざんし、事件に結び付けて復讐に燃え始めたのかもしれません。
本当に記憶障害なのか?
そもそも本当に記憶障害なのか?というのも気になるポイントです。車の位置や部屋番号を覚えている、過去のことだけは鮮明、などと疑わしき点は多数見受けられますよね。
妻の生死もあいまい、レナードの復讐に投じる精神や落ち着きに狂気を感じることから、「精神疾患」も考えられるでしょう。かんしゃくを起こすタイプではなく、全編を通してナタリーに煽られた以外は感情的になることはありません。レナードは表情があまり読めない人物とも言えます。この妙な落ち着きと冷静さにつかみどころはなく、人間味も感じさせない何かがあるのです。
記憶障害というよりかは、妻を何らかの形で失った悲しみが高じて精神に支障をきたしたのでは……と思ってしまいます。もしかすると本当に記憶が飛んでいるのかもしれませんが、そこも定かではありません。自分に「記憶障害だ」と言い聞かせている可能性もあります。
考えられることは
- 本当に記憶障害だ
- 精神疾患を抱えているだけ
- 記憶障害+精神疾患のどちらもある
の3つ。もし精神疾患を患っているとすれば、この映画の出来事全てが現実なのかさえ怪しいかもしれません。
全ては妄想!?
「サミー事件」は本作の大きなヒントとなっており、サミーの出来事はレナードの過去を投影していることが分かりました。最終的に妻を亡くした後、サミーは施設へ入ってます。考えられるのはサミーの行い=レナードということ。つまりレナードは奥さんを亡くした後、施設へいたのではないでしょうか?
現在も施設にいて、自分自身を「記憶障害の人間」と自称し、作中の物語を度々口にしていたのかも……。となれば、精神疾患を持つ患者だった可能性が高いです。仮に疾患がなかったとしても「記憶障害」を自称し、精神に何らかの支障をきたしていると判断されて施設入りをしたのかもしれません。
それにいくら刑事のテディが側にいるからといって、何度も殺人を重ねるレナードが野放しにされ続けるのはちょっぴり考え難いことです。テディが復讐へ手を貸してしまっているのも問題ですし、どこかで足がつくはずでは?と思ってしまいますよね。
これらのことから『メメント』のストーリーは全て、レナードが創り上げた妄想である……そんな考えも出来ます。様々な憶測が飛び交っていますが、あなたはこの物語をどう捉えますか?
まとめ
作中では全ての真実が明らかになることはなく、謎が謎を呼んだまま物語は締めくくられています。この記事に書かれていることもあくまで推測であり、真実は未だに闇の中なのです。
考えによっては様々な見方が出来る個性的な映画『メメント』。何度も観ることでより味わい深く感じられる、いわば「スルメ系」の作品です。クリストファー・ノーランの織りなす素晴らしき世界を、ぜひお楽しみください。
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