【レポート】映画『唐人街探偵 東京MISSION』の公開前イベント開催|監督の演出と資金力に驚愕!
中国発の映画『唐人街探偵 東京MISSION』は、中国・日本・タイの名探偵が東京に集結し、ヤクザ絡みの密室事件の解決に挑む「ミステリー×アクション×コメディ」作。
公開されるや初日に約10億1,000万元(164億円)突破し、2019年に『アベンジャーズ/エンドゲーム』が打ち立てた全世界OP興行収入を抜いて歴代NO.1に躍り出た超・ヒット作だ。
2021年7月9日(金)の日本公開を記念し、公開直前イベントが開催。妻夫木聡、鈴木保奈美、浅野忠信、三浦友和の4人が登壇した。
日本の探偵役を演じた妻夫木聡は本作に対し、「こんなにも日本で遊んでくれたか、というくらい暴れまくってくれた。」さらに「僕は中国語を勉強していることもあり、日本語のセリフを中国語に変えたりしました」と、こだわりの熱演を告白。
事件快活率100%を誇るエリート検事を演じた浅野忠信は「間を考えずに笑えて、けど見終わった時に妙な懐かしさもあって。小さい頃から観ていたジャッキー・チェーンの映画なんかを思い出し、そんな映画に出られるのが嬉しかったです」と笑顔で語った。
一人二役に挑戦した鈴木保奈美は「カラフルでスピーディーで、何も考えずに観て笑える作品。」、ヤクザの組長を演じた三浦友和は、「面白かったですよ。日本の10倍くらいお金をかけたみたいです」とそれぞれの印象を語った。
本作は中国側の制作ということもあり、要した資金は総額65億円。その規模の大きさにちなみ、驚いた出来事を聞かれた妻夫木は、「見たことない機材が多かったですね。プログラミング通りにカメラが動くんです。しかも1日1,000万円くらいかかるドローン撮影を散々したのに、本編であまり使っていなかったり(笑)」
続けて、「どうしても監督が渋谷のスクランブル交差点で撮影したいと言ったのですが、それは無理だろとなりまして(笑)結局1億円くらいかけてセットをつくりました。」と、規模の大きさに驚きを見せた。
続く浅野は、チェン・スーチェン監督の熱量にも触れ、「監督のパワーが本当に凄いなと。元々俳優をやられていたということもあり、監督が実際にアクションした方がいいのではないかと思うくらいでした。」妻夫木も同じく「監督が自分でまず演じるんですよ。なので、監督がやった方が絶対早いんじゃないかと思うくらいの完成度で少しプレッシャーを感じました」と述懐した。
また、映画のテーマにちなみ、探偵に解決してほしいことを聞かれた一同は、それぞれの悩みや思い出を告白。
妻夫木は「笑い話にしてはいけないけど…とにかく早くコロナが収まってほしい」と世界中の悩みを代弁。一方の鈴木は、「今日履いて来ようと思っていた黒のスカートを探してほしい。すごくお気に入りだったのに見つからなくて…」と小さな捜索を依頼した。
最後に妻夫木は、「作品を通して、日本人である僕ですら知らない日本をたくさん見つけさせていただいた。海外から見る日本ということで誇張されている部分はあるかもしれないけど、それすら笑いに変えるくらいの熱量で作品に挑んでいます。映画館がまるで遊園地になったかのようなエンターテインメントが満載の作品になっているので、ぜひ大きな映画館のスクリーンでご覧ください」と締め括った。
本作は2021年7月9日に全国公開。
タイトル:『唐人街探偵 東京MISSION』 公開表記:7月9日(金)全国ロードショー 配給:アスミックエース ©WANDA MEDIA CO.,LTD. AS ONE PICTURES(BEIJING)CO.,LTD.CHINA FILM CO.,LTD “DETECTIVE CHINATOWN3” 配給:アスミック・エース 公式HP:detectivechinatown-movie. 公式twitter:@TGtantei_movie(http |