スカーレット・ヨハンソン出演のおすすめ映画10選|子役から大活躍中のハリウッド俳優!
様々な形の魅力を放つ俳優がひしめく映画業界で、その個性を十二分に発揮している女優・スカーレット・ヨハンソン。端整なルックスと子役時代から培ってきた演技力で、アクション映画を中心に様々な映画作品に出演している押しも押されぬハリウッドを代表する女優ですね!!
また、あまり知られてはいませんが、歌手をしていたり、コンサートイベントの司会、アニメの声優を務めたりと、その活動範囲の広さはハリウッドの中でもトップクラスではないでしょうか。
そんな、ハリウッドで王道の女優道を歩みながらも、多岐にわたる活動で魅力を発信している女優・スカーレット・ヨハンソンのこれまでの女優としての軌跡を本記事で振り返ってみませんか?彼女が過去に出演した10作品を取り上げましたので、きっと気に入る作品があると思います!
ハリウッド映画を語るには外せない女優・スカーレット・ヨハンソン。彼女の持つ個性が溢れている作品を知れば、また新たな視点で洋画を楽しんで視聴できるようになると思いますよ!
目次
スカーレット・ヨハンソンのプロフィール
出典:IMDb
アメリカ・ニューヨーク出身、1984年11月22日生まれの37歳。デンマーク系で建築家の父と東欧系のユダヤ人の移民で映画製作の仕事をしている母の間に双子として生を受けました。姉・ヴァネッサと弟・ハンターの両兄妹も俳優業をしており、まさに映画一家と言ったファミリーですね。
そんなスカーレットは幼少期より演劇教室に通っていて、若干8歳でオフ・ブロードウェイの舞台「Sophistry」で舞台俳優デビューしました。その後、1994年に発表された映画『ノース 小さな巨人』で映画デビューし、1997年にはヒットシリーズ作品である『ホーム・アローン3』に出演を果たします。
女優として転機となったのは、1998年公開のロバート・レッドフォードが監督を務めた作品『モンタナの風に抱かれて』への出演です。この作品で女優として国際的な評価を獲得したスカーレットは、その後のキャリアで次々と映画への出演を獲得していきました。
そしてスカーレットの女優としての立場を映画界に確立したのが、マーベルシリーズに登場するキャラクター・ブラック・ウィドウ役ですね!元々はスケジュールの都合で降板したエミリーー・ブラントの代役として演じたのですが、見事なハマり役となってスカーレットといえばブラック・ウィドウといえる程の代名詞となりました。
その後、『LUCY/ルーシー』や『ゴースト・イン・ザ・シェル』といった映画に出演するようになり、アクション女優としての地位も獲得して現在に至ります。
【2021年版】スカーレット・ヨハンソンのファンなら見逃せない!おすすめ映画10選
①ブラック・ウィドウ
「仲間想いのアサシンヒーロー」
出典:マーベル公式サイト
あらすじ
映画『シビル・ウォー』でソコヴィア協定反対派のキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)側についたナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)。その影響で国際的な指名手配を受ける事になったナターシャだったが、ノルウェーのアジトで隠れて過ごしていた。
ある日、正体不明の暗殺者・タスクマスターに襲われたナターシャだったが、敵の持つ強力なコピー能力に苦戦するも何とか退けて難を逃れる。突然の襲撃に困惑するナターシャだったが、襲われた理由を知る為、秘密の隠れ家を構えるブダペストへ向かう事に。
隠れ家に着くと、そこには暗殺組織・レッド・ルームで一緒に育った妹・エレーナ(フローレンス・ピュー)の姿が。
そしてエレーナの口から聞かされたのは、レッド・ルームの長であるドレイコフ将軍が健在で、未だに数多くの少女を洗脳し「ウィドウ」と呼ばれる暗殺者へと育て上げ、自分と同じ境遇の悲しいアサシンを製造しているという現実だったーー。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
映画『ブラック・ウィドウ』でのスカーレットの魅力と言えば、どこか影のあるナターシャというキャラクターを、凛とした表情とスカーレットの持つ独特な雰囲気を発揮して演じているところですね!赤みがかった髪に黒と白のライダーススーツ、戦闘や隠密シーンの華麗な立ち回りなど、強さと色気と美しさがこれでもか!とばかりに画面内を席巻していて、観ていて飽きません。
また、激しい戦闘シーンに挑んだスカーレットにも注目です。怪物ヒーロー揃いのアベンジャーズとは違い、人間の暗殺者であるナターシャがどのように戦い活躍するのか、生々しくと指定してきたマーベルスタジオ社長の言葉をどのように戦闘で演出しているのか刮目してください!
【2023最新】アベンジャーズ(MCU)作品の見るべき順番は?時系列込みで徹底解説!スカーレット・ヨハンソンのハマり役!『ブラック・ウィドウ』撮影裏話
・暗殺一家の家族を演じるにあたって、監督・ケイト・ショートランドとスカーレットを含めた4人の役者が撮影に入る前にディスカッションをしたそうです。それぞれの役割やキャラクターを掘り下げ、共有する事で暗殺一家像を作り上げたそうです。
・マーベルスタジオの社長であり、映画プロデューサーでもあるケヴィン・ファイギに指摘され、アクションを激しく、より生々しくするように撮影を取り組んだそうです。暗殺者の戦いという事もあり、肉弾戦が多い今作ではリアリティが重要という事でしょう。
②ジョジョ・ラビット
「空想少年の戦い」
あらすじ
第二次世界大戦下のドイツ。10歳の心優しい少年・ジョジョ(ローマン・グリフィス・ディヴィス)は、今日からヒトラーユーゲントのキャンプへ参加する事になるが、「無理かもしれない」と弱気になっていた。
そんなジョジョの元に、アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)がやって来て「君ならできるさ」と励ましのエールを送る。このヒトラーはジョジョが空想上に作り上げた想像の友人であった。
現実の友人であるヨーキー(アーチー・イェーツ)と合流し、キャンプ場に着くと、そこには号令によって集まった少年少女達の姿があり、戦場で片目を失い戦線を離れた大尉・キャプテンKが熱烈なユダヤ人侮辱の授業を行い始める。
キャプテンKの側近であるフィンケル(アルフィー・アレン)が「ヒトラーの軍隊に臆病者はいらない、進んで人を殺せる奴は手を挙げろ」と渇を入れると、全員が我先にと手を挙げる。しかしジョジョだけは周囲を伺って手を挙げ、それを見たフィンケルはこの生きたウサギを殺せとジョジョに差し出す。
ジョジョが殺せず逃がそうとすると、そんなジョジョを見て「臆病者のジョジョ・ラビットだぞ」と嘲笑うかのように見下して少年少女達の笑い者にするのだった。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
ナチスに反対し、距離を取る冷静なお母さんを演じているスカーレットに注目です!『ホーム・アローン3』以降、コメディ作品には出演機会が無くヒューマンドラマ作品やアクション作品への出演ばかりしていたスカーレットですが、今作ではナチスに懐疑的で戦場へ行った夫の帰りを待つ健気な母を熱演しています。コメディタッチの本作の中で、アクセントになるような真面目なキャラクターなのが特徴的ですね!
また、今作はコメディとして描かれていますが、その中には差別や全体主義思想の危険性、家族や人種の違う友人間のヒューマンドラマのエッセンスも盛り込んでいるので、ただの笑える映画として視聴するのは勿体ないです。風刺の角度から視聴してみるのも面白いと思います!
お母さん役のスカーレット!『ジョジョ・ラビット』撮影裏話
・子供の想像上のキャラクターであるアドルフ・ヒトラーを演じたのは監督でもあるタイカ・ワイティティ。あえて忠実に演じないようにし、子供の中にあるちょっと現実離れしたイメージ像を壊さないように表現したそうです。
・シリアスに扱われる題材である第二次世界大戦下のドイツの話を、あえてブラックジョーク満載のコメディタッチで描く事で偏見や独裁に対するカウンターカルチャーになるような表現を目指したそうです。
③マリッジ・ストーリー
「夫婦の決断、別れの物語」
出典: Netflix Japan 公式YouTubeチャンネル
あらすじ
演出家のチャーリー(アダム・ドライヴァー)とその妻で女優のニコール(スカーレット・ヨハンソン)は、擦れ違いから夫婦の仲に亀裂が入っていた。一人息子・ヘンリー(アジー・ロバートソン)を連れてLAの実家で暮らしながら仕事を続けようとするニコールだったが、そこにチャーリーが訪れ、マッカーサー基金の奨学金を得られた事を報告すると、円満離婚を望んでいる2人は喜び抱き合う。
離婚協議に入るにあたってニコールはノラ・ファンショー(ローラ・ダーン)という弁護士と接触し、依頼する事に。ニコールは溜まっていた夫や結婚生活への不満をノラに吐き出し、協議を上手く進める為の関係を作っていた。
一方、弁護士を雇う気の無かった夫・チャーリーだったが、親権獲得について有利にする為に仕方なく弁護士を探す事にした。そんな中で出会い、依頼する事にした弁護士のジェイ・マロッタ(レイ・リオッタ)に、「親権が欲しいなら息子をLAから連れ出してニューヨークで訴訟を起こすべき」と促される。しかし円満離婚を望むチャーリーは、ジェイへの依頼を取りやめ、別の弁護士を探す事となるがーー。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
リアルな夫婦の終わりを描いているネットフリックス限定配信の本作。今作ではアクション女優としてのスカーレットの姿は鳴りを潜め、リアルなお母さん像を演じています。また、ニコールの職業が女優なので、自身の仕事を重ねて等身大の女性を作り上げている点にも注目ですね!
夫婦、子育て、仕事での悩みや岐路というのは誰にでも訪れる出来事です。リサーチから再現した夫婦の実像を、怒りや悲しみや不安といったネガティブな感情をぶつけ合うチャーリーとニコール夫妻に乗せて描いている本作。ヒューマンドラマとしての完成度も高く、アクション女優としてしかスカーレットを知らない人が観たらより興味深い作品になる事でしょう。
リアルな夫婦の別れに挑むスカーレット!『マリッジ・ストーリー』撮影裏話
・チャーリーとニコールが激しく言い合う口論のシーンでは、何と50テイクものやり直しを行いました。撮影監督のロビー・ライアン曰く、撮影には2日を要し、撮影クルー3名が演者2人の感情のぶつかり合いに長時間向き合い続けた為、メンタルケアの必要性を覚える程に消耗したそうです。
・映画のベースには監督自身の離婚経験を踏まえ、友人、弁護士へのインタビューをした上で制作にあたったそうです。リアリティーを追及する為には皆が触れたがらないプライベートな部分へのリサーチも怠らないなんて、徹底していますね!
④アベンジャーズ/エンドゲーム
「マーベルヒーローズ最大のバトル」
出典:マーベル公式サイト
あらすじ
前作『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』で現れた最強の敵・サノスのパワーによって全宇宙の生命の半数が消滅した世界。その3週間後、宇宙を漂っていたトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)とネビュラ(カレン・ギラン)はキャプテン・マーベル(キャロル・ダンヴァース)による救助によって地球へ帰還する。
地球では生き残ったアベンジャーズのメンバーが集結しており、サノスの居場所を突き止めたヒーロー達は消滅した生命を復活させる為、キーアイテムであるインフィニティ・ストーンを持つサノスに再び戦いを挑む。
戦闘の末にサノスを倒したアベンジャーズだったが、6つのインフィニティ・ストーンは既にサノスの手によって破壊されており、消滅した者達を元に戻す手立てを失ってしまう。
5年の月日が経過したある日。アベンジャーズのメンバーがそれぞれの生活をしている中アントマン(ポール・ラッド)が現れ、量子力学を使ったタイムトラベルで過去へ戻り、インフィニティ・ストーンを回収するミッションを提案する。こうして闇の中で希望を見出したアベンジャーズは、破壊された宇宙を元に戻す為、運命を賭けた最後の戦いを始めるのだった。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
出典:マーベル公式サイト
スカーレットの代表的な役柄・ブラックウィドウが、人間離れした超人達に引けを取らず画面狭しと大暴れする姿に注目です!アクションもさる事ながら、ナターシャの持つ優しい人柄にも共感できると思います。
自分にとって家族のように大切なアベンジャーズの仲間達を想い、結束をもたらす為に奮闘します。しかし、タイムトラベルによってインフィニティ・ストーンを回収する最中で命を落とす事となります。消滅した仲間と宇宙を救う為に命懸けで任務にあたった彼女の姿に、エンタメ作品以上に心を動かされるものがあるのではないでしょうか。
ブラック・ウィドウの覚悟!『アベンジャーズ/エンドゲーム』撮影裏話
・ラストシーンでのトニー・スタークには本来はセリフが無かったそうです。しかし、作品の絞め括りとして何かセリフは無いかと考えている中で、編集のジェフ・フォードが「私はアイアンマンだ」という最初のマーベル作品である『アイアンマン』からの引用を提案し、アイアンマンを演じるロバート・ダウニーJrを始め、スタッフが気に入って採用しました。マーベル映画を代表するカッコいいセリフですね!
・クライマックスの戦闘シーンでは、アベンジャーズ達は実際にその場に居たそうですが、サノス軍のキャラクターは全てCGで描かれているそうです。俳優たちの視線を誘導する為に6名のスタントはサノス軍側に用意されたそうで、めちゃくちゃカッコいいシーンですが撮影の裏側は逆にシュールな状況だったようですね!
⑤アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
「全宇宙最大の危機に挑むヒーロー達」
あらすじ
ある日、マイティ・ソー(クリス・ヘムズワース)らアスガルドの民を乗せた船がサノス(ジョシュ・ブローリン)一味によって襲撃される。同乗していたハルク(マーク・ラファロ)は難逃れて地球へ逃げ帰るが、乗っていたソー達アスガルドの民は壊滅し、ソーの弟・ロキ(トム・ヒドルストン)が持っていたスペース・ストーンをサノスに奪われてしまう。
地球へ戻ってきたハルクは、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)を通して、アイアンマン(ロバート・ダウニーJr)を始めとするアベンジャーズメンバーにサノスの計画を伝える。サノスはインフィニティ・ストーンを集めていて、6つ全てを集めた時に出る強大なパワーを使って宇宙に破滅をもたらそうとしているのだった。
そんな中、サノスの兵がドクター・ストレンジの持つタイム・ストーンを狙って襲ってきた。応戦するアベンジャーズだったが、サノスの部下・エボニー・マウ(トム・ボーン=ローラー)によってドクター・ストレンジが拉致されてしまうのだったーー。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
サノスの部下・ブラック・オーダーに襲われた仲間の窮地を救う正義のヒロイン像がカッコいいですね!キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)とファルコン(アンソニー・マッキー)らと共闘する姿はまさにアベンジャーズといった所でしょうか。
また、今作ではトレードマークだったウェーブのかかった赤い髪から金髪のストレートボブカットへ大胆にイメージチェンジしています。仲間達の友情を取り戻す為に奔走するナターシャの姿は、アベンジャーズの影の立役者、縁の下の力持ちと言った感じですね!
激闘のブラックウィドウ!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』撮影裏話
・ハリウッドではじめて全カットをIMAXカメラで撮影しまし、これにより通常のカメラで撮影された映像よりも、26%も拾い視野で観覧する事ができるようになりました。最近の横長モニターのアスペクト比16対9にも合っていて、迫力ある映像がより楽しめる作りになっているんですね!
・ほぼ全ての出演者は物語全体の記された脚本を渡されておらず、出演者それぞれの登場シーン分だけを台本として受け取っていたそうです。出演者のカレン・ギランによると、時にはその日の朝に台本を受け取って撮影し、終了時には返却して帰るといった事もあったそうですね。それだけ複雑な脚本だという事でしょうか。
⑥ゴースト・イン・ザ・シェル
「日本SFアニメの金字塔を実写化」
あらすじ
出典:パラマウント・エンターテインメント Japan公式YouTubeチャンネル
近未来、ネット技術の発達によって人々が自らの肉体を義体化(サイボーグ)し、オンラインに直接アクセスするようになった時代。脳以外の全てを義体化したミラ・キリアン少佐(スカーレット・ヨハンソン)率いる公安9課は、サイバー犯罪やテロを未然に防ぐ為に日々活動していた。
ミラ・キリアン少佐がとあるテロリストの正体を追う捜査中に、何者かによって襲われる事態が起こる。社会に普及した業務用ロボットをハッキングして操り、ミラ少佐を遠隔から攻撃したのだった。
高い戦闘力を誇るミラ少佐は格闘の末に難なくロボットを退けるが、その時に首謀者と思しき人物からメッセージを受け取る。犯人の狙いは社会に義体化を普及させている企業・ハンカ社への復讐だったーー。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
ストーリーの大枠を構成する元ネタのアニメ作品(本当の原作はコミック)・攻殻機動隊では、主人公は日本人の義体を持った草薙素子となっていますが、今作では西洋人のルックスをしています。違和感があるかと思いましたが、スカーレットの存在感とその演技力でマッチしていますね!
また、攻殻機動隊のアニメ版3シリーズ(押井守、神山健司、黄瀬和哉各監督)を踏襲し、エッセンスを描写としてふんだんに散りばめており、アニメを観た事がある人ならより一層楽しんで観れる作りにもなっている所にも注目です。上手く2時間の物語に入れ込んできたと感心しますよ!
攻殻機動隊×スカーレット・ヨハンソン『ゴースト・イン・ザ・シェル』撮影裏話
・出演者のビートたけしさんは、セリフなどの物忘れが酷い時にはスカーレットにカンペを持って貰っていたそうです。ハリウッド・スターをアシスタントに使うなんて、流石は世界の北野武(監督)ですね!
・アニメ版・攻殻機動隊の監督・押井守さんが撮影現場に現れスカーレットの演技を見た際、「彼女は僕が描いたキャラクターとかなり近い。この役は彼女の為の役」とその演技とキャスティングに太鼓判を押したそうです。押井監督も演技力抜群のクールビューティー・スカーレットに魅了されたという事でしょうか!
⑦LUCY/ルーシー
「人間の脳が覚醒する時、何かが起こる」
出典:Amazon
あらすじ
出典:ユニバーサル・ピクチャーズ公式YouTubeチャンネル
どこにでもいる普通の女性・ルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、ある時にマフィアの危険な取り引きに巻き込まれてしまう。運び屋として体の中に麻薬を入れ、指定の場所まで移動するように命じられたルーシーだったが、腹部に埋め込まれたのはCPH4という普段使われていない人間の脳の機能を限界まで引き出す麻薬であった。
身の危険を感じ、指示された通りに移動している途中、麻薬を狙う他のマフィア組織によって捕まってしまう。マフィアによって拷問を受けるルーシーだったが、拷問による衝撃で腹部に入れていた麻薬を包む袋が破けてしまう。
麻薬成分の影響を受けたルーシーは脳が覚醒し、考えられないような超人的な能力を発揮しマフィアから逃れるのだったーー。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
ブラック・ウィドウとは違ったアクションを見せるスカーレットに注目です!格闘などはあまりないのですが、覚醒度のパーセンテージが上昇し徐々に異常な強さを手にするに伴って人格も異様に変化してゆくルーシーの様も観ていてハラハラしますね。
リュック・ベッソン監督の真骨頂とも言える戦うヒロインを描いた作品という点も見逃せないポイントですね!ベッソン監督が世に送り出した『ニキータ』や『フィフス・エレメント』を踏襲しつつも新しい作風を作り出し、美しく革新的な映像で『LUCY/ルーシー』の世界観を表現しています。
人智を超える力を持った女性!『LUCY/ルーシー』撮影裏話
・スカーレットは覚醒した超人・ルーシーを演じるにあたって、あらゆる動きができそうに見えるよう体を鍛え、徐々に力を解放していく姿を見せる為に内面の強さもアクションに表れるように演技したとの事です。かなりの難役ですが、流石はキャリアのあるスカーレット。見事になりきっています!
・映画内に登場する小道具として日本の大幸薬品から販売されている「正露丸」が登場しています。これに対して大幸薬品は「全世界におなかのお守り正露丸という事が伝わると嬉しい」とコメント。なぜ正露丸を小道具に選んだのでしょうか?不思議ですね!
⑧アンダー・ザ・スキン 種の捕食
「宇宙より来訪した美しき捕食者」
出典:Amazon
あらすじ
スコットランド、寒い冬の夜。妖艶でエロティックな裸の女性(スカーレット・ヨハンソン)が声をかけた男性が次々と姿を消す。この女性の色香に惑わされついて行った男性は皆、闇夜の中で謎の液体の中に飲み込まれ、その身を犠牲にしていた。次々と男性を餌食にしている彼女の正体は地球外から来た生命体だった。
男性を騙し、罪の意識も無く人間を捕食し生きる存在だったが、顔に障害を持つ青年と出会い、人間の生態に触れていく中で徐々に感情を持ち変化してゆくのだったーー。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
何と言ってもスカーレットのフルヌードシーンですね。エロティックな映画への出演は今のところこの作品のみですが、彼女のイメージに新たな一説が加わると思います!モデルのようなスタイル抜群の体系ではなく、肉感的でリアルな女性の色気を漂わせるスカーレットの魅力が発揮されています。
また、無口で人間的な思考ほぼ行わないエイリアンというキャラクターも新境地ですね。所作や雰囲気で演技をしないといけない難しい役ですが、演じ切ったスカーレットの演技力もまた注目できる部分ではないでしょうか!
スカーレットが挑む珠玉のエロス!『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』撮影裏話
・スリリングでリアルな濡れ場を演出する為、変装させたスカーレットをスコットランドの田舎の街中へ送り出してゲリラ撮影するという手法でシーンを作り出しました。エロティックな映画だけに、自然な雰囲気を作り出す事が重要だったようです。
・フルヌードシーンはボディダブルを使わずにスカーレットが体当たりで挑んだとの事。流石は希代のハリウッド女優ですね!撮影へ挑む覚悟が伝わってきます。
⑨ブーリン家の姉妹
「史実に残る愛憎劇」
あらすじ
16世紀のイギリス、美しく育ったブーリン家の姉妹・アン(ナタリー・ポートマン)とメアリー(スカーレット・ヨハンソン)。そんな2人の元にブーリン家と血族関係にあるハワード家から、王様・ヘンリー8世(エリック・バナ)が妻であるキャサリン王妃(アナ・トレント)との関係が悪化しているという話が舞い込んでくる。男児を出生できなかった為、後継者を育てる事ができないのが理由だった。
ブーリン姉妹の父・トーマス(マーク・ライランス)は、長女であるアンを王様の愛人にしようと考え、王様が村に訪問してくる事態に備えてアンに身なりと心構えを教え込む。元々、一際美しい容姿をしていたアンは訪れた王様の目に留まり、王様の狩りに同行するよう誘われる。
翌日、王様はアンを連れて狩りに来たが、落馬する事故が起きて王様が負傷してしまう。誇り高い王様は傷つき、落ち込んでいると、既に結婚しているアンの妹・メアリーが王様の看病にあたる事に。慈悲深く優しい看護をするメアリーの姿が目に留まった王様は、メアリーの夫には爵位を与え、メアリーを宮廷へ招き入れる事になるのだった。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
1500年代のイギリスに実在した王族に嫁いだ女性・アンの妹であるメアリー役のスカーレット。昨今の出演作からは強く凛々しい戦う女性のイメージが強い彼女ですが、今作では優しい母性のある女性を演じています。お金や地位に翻弄され、運命の歯車が狂ってしまう姉妹の泥沼のドラマは、日本の昼ドラを超える程のドロドロした怨念が渦巻いていて、一見の価値があると思います。
愛憎劇に巻き込まれる姉妹!『ブーリン家の姉妹』撮影裏話
・ジャスティン・チャドウィック監督が語るこの作品の特徴は、スカーレットとナタリーという異なる魅力のある女優が姉妹を演じた事だそうです。感受性が強く、大きな心を持つ妹役・スカーレット、好奇心が高く知性の高いナタリーというタッグが、物語を動かす理想的なキャラクターを作り出したと言います。
・ナタリー演じるアン・ブーリンが感情的になり、正気を失っていくシーンで共鳴してしまったスカーレットが、演技とは無関係に泣き出してしまう一幕があったそうです。ジャスティン監督が語るスカーレットの感受性の高さとは、こういった共感力の高さを表す一面から受けた印象でしょう!
⑩ブラック・ダリア
出典:Amazon
あらすじ
1946年のロサンゼルス。元ボクサー同士の刑事コンビ・バッキー・ブライカート(ジョシュ・ハートネット)とリー・ブランチャード(アーロン・エッカート)は、数々の事件を解決に導いた優秀な警察官。リーの彼女で教師のケイ・レイク(スカーレット・ヨハンソン)と3人で楽しく過ごしていた。
ある日、バッキーとリーは、老女を撲殺し、少女を強姦した容疑のかかった重犯罪者・ナッシュの逮捕の為、潜伏先らしきアジトで張り込みを行う。長時間の張り込みの中、休息を取って寝ていたバッキー。すると犯人の銃撃に気づいたリーに起こされ命の危険から逃れる。
そこから銃撃戦に発展し、撃ち合う中でタレコミ屋の友人を間違って撃ち殺してしまう事故が起きる。撃ってしまったリーは泣き崩れて酷く落ち込むも、ナッシュの姿は既になかった。
別の日、女優志望の女性が拷問を受けて無残に殺された猟奇殺人事件が起きる。女優を志していた事と彼女が身に着けていた衣類になぞらえ、当時流行していた映画タイトルを取って『ブラック・ダリア』と彼女に命名しマスコミが騒ぎ立てる。
その後、事件の捜査を続ける2人はある富豪の娘に接触するがーー。
スカーレット・ヨハンソンの魅力満載!映画のみどころポイント
今作でのスカーレットは、恋人関係だった強盗犯の彼氏に娼婦を強要されていた過去を持つ影のある女性を演じています。3人組の中で明るく楽しんでいますが、現在の恋人のリーだけは彼女の過去を受け止めて付き合っているという難しい役どころですね。
また、女教師役というスカーレットの役者キャリアの中でも珍しい職業を演じている事にも注目ですね!1940年代を舞台にした物語なので、当時のファッションなども着目して視聴するとより映画に入り込めるのではないでしょうか。
猟奇殺人を追う刑事の彼女を演じるスカーレット!『ブラック・ダリア』撮影裏話
・ブライアン・デ・パルマ監督に決まる前は、映画『ファイト・クラブ』などで知られるデヴィッド・フィンチャーが監督に就き、指揮を取る予定だったそうです。しかし条件が合わずに流れ、フィンチャー監督は別の猟奇殺人事件を描いた映画『ゾディアック』のメガホンを取っています。
・バッキー・ブライカート役には本来マーク・ウォールバーグにキャスティングのオファーがされていたそうですが、都合が合わずに降板しました。
まとめ
今やハリウッド映画では欠かせない世界的な女優へと上り詰めたスカーレット・ヨハンソン。幼い頃より培った演技力と漂わせる独特な雰囲気で映画に華をそえ、魅力を高めてくれる存在ですね!
そんな彼女が出演した数々の過去作を観て、これから出演する予定のタイトルにも注目していきませんか?きっとあなたのエンタメライフに新しい楽しみをもたらしてくれる事だと思います!
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