【2023年最新】主人公がサイコパスすぎる映画15本を解説!
キュンとくる恋愛映画や泣ける感動モノ、テンションの上がるアクションもいいけれど、ちょっぴり挑戦してみたいのが“サイコパス系”映画。ホラーやスリラー同様根強いファンも多く、登場キャラクターについ愛着が湧いてしまうマニアもいるのだとか……!?
視聴者を選ぶジャンルではありますが、一度観れば癖の強さが病みつきになってしまうかもしれません。今回はサイコパスを取り扱った映画を10本ご紹介致します。
目次
【2023年最新版】サイコパスが登場する映画15選
最も怖いのは人間――。そんなことを嫌というほど分からせてくれる(笑)、そんな映画をピックアップしました。
1『サイコ』
あらすじ
アリゾナ州のとあるホテルでマリオン(ジャネット・リー)とサム(ジョン・ギャヴィン)は密会をしていた。経済的な事情で結婚に踏み切れないサムにマリオンは不満を抱いている状態である。
会社に戻ったマリオンは銀行に移して小切手にするはずの4万ドルを盗んでしまった。どうしても結婚がしたい、その思いから窃盗に走ってしまったのである。この状況から逃げ切るために、彼女は偶然見かけたモーテルへ宿泊。そこはノーマン(アンソニー・パーキンス)というモーテルの経営者と母親が住んでおり……。
サイコパスなポイントはここ!
『鳥』で有名なヒッチコック監督が贈るスリラーです。元祖サイコパス映画と言えばまずこの作品が挙がることでしょう!罪を背負った女性が駆け込んだ怪し気なモーテル、そこで人格を失ったノーマンに襲われてしまう……といった王道的なストーリー。モーテルといった閉鎖的空間、窃盗の罪を犯したマリオン、もうドキドキの要素は一通り揃っているようなものです(笑)
古い映画のため映像もモノクロですが、逆にそれが味を出しているのでたまりません。母親に依存した男の悲しきサイコパス具合、観ていて心が痛くなってくるはずです。
大都会ニューヨークの高級レストランで働くフランシス(クロエ・グレース・モレッツ)は、帰宅中に地下鉄でバッグの忘れ物を見つけた。バッグの中の身分証を見ると、持ち主は都会の片隅に住む未亡人の老婆・グレタ(イザベル・ユペール)であることがわかった。
親切にも、彼女の家までバッグを届けたフランシスはグレタに中へと招き入れられる。そして会話を交わし、その中でグレタの身の上話を聞く。心動かされたフランシスは、亡き母に感じた愛をグレタに重ね、次第に彼女を求めるように。
しかしだった。ひょんなことをきっかけに、フランシスはグレタを恐れるようになり、離縁を望むようになる。グレタはそんな彼女に異常なストーカーと化していき、やがて戦慄の事態へと発展していく…
サイコパスなポイントはここ!
親切な老婆かと思ったら、実は…
サイコパスの特徴として、本性がわからなかったり、全て打算的に動いたり、目的のためには演技をすると言ったものが挙げられますね。本作のサイコパスとはまさにそうであり、目的のために人を手懐けていく過程がまさに巧妙!
”戦慄の事態”に向かっていく後半は、何故そうなってしまったのかについて納得してしまうほどです。弱い立場であったり、味方であったり、心を許していた相手が実は…という展開は、ショックが大きくて見応え抜群です!
3『ソウ』
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あらすじ
サイコパスなポイントはここ!
この映画のサイコパスなポイントは、この生存をかけたゲームのルール”制限時間内にどちらかの相手を殺すこと”が達成できなければ、大きすぎる代償が降り掛かってくるところですね。
他にも、このデスゲームの首謀者に対して、有効なコミュニケーションは取れないと言った点は恐ろしく、一方的な理不尽に終始さらさらされているのです。
何よりこの映画はグロく、そうしたシーンは痛々しいですので、閲覧注意となっております。ただグロいだけではなく、終盤に待ち構えるは大どんでん返しなのです。
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4『テッド・バンディ』
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あらすじ
サイコパスなポイントはここ!
実際に起きた凶悪事件を映画にした本作。数々の女性を手にかけた手口や、それらは主に本人の衝動的なものによって引き起こされたと言った点から、サイコパスなポイントは本人のペルソナにあると言えますね。
目的のためならば演技もするし、手段も選ばない。これが同じ地球上で起きたリアルであるという点を考えると恐ろしいです。シリアル・キラーの語源ともなったテット・バンディですが、逮捕された彼の猛反抗は法廷まで続き、自らを弁護士をつけずに弁護する場面も。
まさに、知能に特化した実存したサイコパスとは何か、というものが見られる作品です。
5『ジョーカー』
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あらすじ
サイコパスなポイントはここ!
なるべくしてサイコパスになってしまったアーサー。そして、生まれるべくして生まれたジョーカー。本作のサイコパスは、他の映画のものとは一線を画します。
それは、彼がそうしたロールに転落していく過程には同情を禁じ得ず、社会的弱者たちのヒーロー(ダークヒーロー)として転生したのも、納得の理由が作中にはあるからです。
アーサーは弱い立場でありながらも、まるで神から見放されたかの如く酷い目に遭い続けます。更に彼には脳の損傷のせいで、緊張すると笑いの発作が出てしまうということがあり、それが周囲に理解されず、筆舌に尽くし難い酷い仕打ちに遭うことも。
そんな彼が、あることをきっかけにジョーカーとなり、社会的弱者のヒーローになるのです。
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6『羊たちの沈黙』
出典:Amazon
あらすじ
カンザスシティ・ミズーリ州で連続猟奇殺人事件が発生。次々と若い女性が行方不明になり、発見された遺体の一部の皮膚が剥がされているというものだった。
FBI行動科学課のクロフォード主任捜査官(スコット・グレン)は、5人の殺害犯人であり逃走中の通称・バッファロー・ビルの心理を解明するべく監禁中の凶悪殺人犯で元精神科医ハンニバル・レクターに協力を求めるが拒絶されていた。
そのころFBI捜査官になるべく、FBIアカデミー女性訓練生として優秀な成績を持つクラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)は大勢の男性訓練生と互角に渡り合うほど血のにじむ様な努力を積み重ねていた。
ある日クロフォードに呼び出されたクラリスは、連日の猟奇殺人事件の解明の為に獄中の元精神科医ハンニバル・レクターに会って、バッファロー・ビル事件の心理分析の協力を依頼して欲しいと頼まれる。
FBIアカデミー訓練生でありながらその任務を任され捜査に挑戦することになったクラリスは、レクターが収監されているボルティモア州立精神病院へと向かう事となる。
サイコパスなポイントはここ!
ハラハラしっぱなしのサイコパス系映画といえば、やはりこれですね。本作のサイコパスポイントは、ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)の振る舞いにあるといえます。
既に逮捕され、投獄されている身でもあるのにも関わらず、面会の際は沈着冷静で知的そのもの。あまつさえ、FBIアカデミーの女性訓練生のクラリス・スターリング(ジョディー・フォスター)の心を掴もうと親密な会話を試みたり、取引まで持ち出すのです。
かなりギョッとするシーンに、死体の喉からスズメ蛾の蛹が出てくるものがあります。こうした異常なシーンがよりサイコパスさに拍車をかけていますね。
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7『アメリカン・サイコ』
あらすじ
27歳と若者ながらに輝かしい成功を収めるパトリック・ベイトマン(クリスチャン・ベイル)。家庭も裕福で彼は自分に自信満々。不自由など何一つない暮らしを送っていた。しかし誰もが羨む人生を送る中、ベイトマンはいつも心に穴が空いている状態である。仕事よりも更に強い刺激が欲しい、だからこそ殺人衝動を抑えられないでいたのだ。
なんとか抑え込んでいた衝動が、ある時から一気に爆発してしまう。超エリートのサイコパス青年は、遂に頭に描いていた方法で人を殺めてしまい……。
サイコパスなポイントはここ!
次に紹介する『悪の教典』もそうなのですが、一見完璧に見えるキャラクターほど裏ではサイコパス……といった設定が多いですよね(笑)華やかで誰しもがうらやむ分、相手には見せられない想いや心の隙間があるのでしょう。一生懸命抑えていた衝動を解放した時の残虐さ、あまりのエグさには目を覆いたくなってしまうほど。
ただサイコパスを扱っているだけの作品ではないため、「エリートで社会的信用のある青年がこんなことを行ったら?」といったオチがとにかく最高!考えさせられる物語を好む方にもオススメです。
8『悪の教典』
あらすじ
問題の多い私立晨光学院高校に勤める蓮実聖司(伊東英明)は生徒から人気の高い教師だった。「ハスミン」の愛称で親しまれ、生徒だけではなく保護者間でも評判が良い。教師らの中でも絶大な信頼を誇っていた。
だが蓮実の正体は決して善人でなく、他社への共感能力が大幅に欠けているサイコパスだったのだ!自身が邪魔と判断した人間は容赦なく殺害し、抹消する――。そのことには誰も気づかないまま、徐々に彼の目的とする「学校全体の支配」が実現されていく。だが計画はそう簡単にうまく進まず……。
サイコパスなポイントはここ!
公開当初、あまりのサイコパス加減に反響を呼んだ悪の教典。細身でハンサム、爽やかな教師の蓮実の風貌からは一切おかしな空気を感じさせません。けれども裏の顔は共感能力の一切ない人間。目的のために邪魔だと判断すれば、生徒でも、保護者でも簡単に命を奪ってしまうのでした。
恐ろしいのは「教師の蓮実」と「本当の蓮実」を完璧なまでに使い分けているところ。殺人を犯していながら平気な顔でいられるその精神に、思わずゾクゾクしてしまうはず。ラストシーンの大量殺人は体制のない人が観ると、具合が悪くなってしまうかも……。かな~りサイコ度の高い作品です。ご注意を!
9『パージ』
あらすじ
経済崩壊後のアメリカでは「パージ」法を導入していた。この法令は1年に一度だけ、夜7時から朝7時までの12時間限定で「どんな犯罪を犯しても罰則を受けない」といった斬新なもの。日頃から押さえつけられた生活をしている中、年一回だけ開放することで犯罪率や失業率の低下などを目的としている。
パージの日を控えたサンディン家はお祭り騒ぎには参加せず、セキュリティの高い自宅で静かに過ごすことなる。しかし息子のチャーリーが襲われている男性を保護してから、事態は急変し……。
サイコパスなポイントはここ!
1年に一度だけ全ての犯罪が合法化される……。この法令が決まったらあなたはどうするでしょうか?サンディン一家のようにおとなしく過ごすのか、お祭り騒ぎに参加するのか?誰が聞いても悩ましくなる、そんな題材です。
この映画の怖いところは「パージによって鬱憤を晴らし、社会を良い方向へ傾ける」という考えがあること。果たしてそれが正しいのか、そうでないのか、ハッキリと断言できる人間はいないでしょう。
人はタガが外れると誰しもがサイコパスになる。いつだって悪に染まれる、そんなことを強く伝えてくれる映画でしょう。
10『エスター』
あらすじ
2児の母であるケイト(ヴェラ・ファーミガ)は3人目の子供を流産してしまい、悲しみに明け暮れていた。その傷を癒すべく孤児院へ向かい、エスターと名乗る落ち着いた9歳の少女を迎え入れることとなった。エスターは年齢の割には大人びており、社交性も高い。だが異様なこだわりを持っており、非常に頑固な部分も見え隠れしてくる。最初は気にならなかったケイトも、次第に不安を隠しきれなくなっていた。
受け入れ当初はうまくいっていたものの、段々とエスターの恐ろしき本性が露わになっていく。孤児院からやってきた9歳の少女、その正体とは……?
【ネタバレ解説】サイコホラー『エスター』は実際に存在した…!?究極のサイコホラー映画サイコパスなポイントはここ!
ホラー映画として知られる『エスター』ですが、心霊が出てくるものではなく、織りなされる人間描写にゾクッとくるタイプの物語。どちらかというとミステリーに近いと思いますね。ホラーが苦手な方でも十分に観られる作品ではないでしょうか。
9歳のエスターは大人びており、非常におしとやか。子供らしくない部分がまた可愛らしいのですが、頑なに歯医者を嫌がる、手首のリボンを外したがらないなど奇妙な行動を見せます。どこかおかしな言動が多いながら、なかなかその謎が解けない部分にえも知れぬ恐怖を覚えるはず!エスターそのものがサイコパスすぎて、前半と後半のギャップが凄まじいです……。
11『冷たい熱帯魚』
あらすじ
熱帯魚店を営む社本(吹越満)の家庭は冷え切っていた。2人目の妻・妙子(神楽坂恵)と、前妻との娘の美津子(梶原ひかり)の3人で暮らしているも、妙子と美津子の溝は深まるばかり。そんな時に美津子が万引きをしてしまい、間一髪のところ村田(でんでん)という男に助けられるのだった。
村田は社本よりも大きな熱帯魚店「アマゾンゴールド」を営んでおり、美津子の更生を考えてここでのアルバイトを提案した。村田夫妻の人柄や恩もあり、家族ぐるみの付き合いが始まるのだが……。それは恐ろしき出来事の序章にすぎなかった。社本はこの付き合いをきっかけに、引き返せないところまで足を踏み入れてしまう。
実話がベースの衝撃映画『冷たい熱帯魚』のネタバレ解説|死体に醤油をかける理由は?サイコパスなポイントはここ!
日本人を震撼させた実話をベースとした物語『冷たい熱帯魚』。家庭が冷え切っている社本に対し、明るくてひょうきん、妻とはラブラブ、経営も成功している牟田の存在はさぞ明るく見えたことでしょう。人を惹きつける話術や場を盛り上げる雰囲気は流石のもの。しかしそんな人間こそウラがある……。社本が家族ぐるみの付き合いを始めてしばらくした頃、村田夫妻の恐ろしき顔が露わになります。
R18ならではのグロテスクなシーンに、村田演じるでんでん氏の演技力には脱帽!そして周りを取り巻く全員が“狂って”いく(あるいはすでに狂っている)様は必見です!あまりのサイコパス具合に、開いた口が塞がらないといった意見もあるようですが……(笑)
12『ハッピーボイス・キラー
あらすじ
工場で働く青年のジェリー(ライアン・レイノルズ)には、精神疾患を患っており、他人には聞こえない「声」を聴くことができる。この幻聴もかつて父親から虐待を受けていたせいであり、精神病棟へ入院していた経歴さえあるのだ。
ある日ジェリーは工場で開催される盛大なパーティーのリーダーに抜擢されてしまった。だが密かに想いを寄せていた社内のフィオナ(ジェマ・アータートン)も主催メンバーに入っており大興奮!徐々に距離を縮める2人だが、ひょんなことからフィオナを刺殺してしまった。正気に戻ったジェリーは一旦彼女の死体を家に持ち帰り、解体を始め……。
サイコパスなポイントはここ!
あらすじを読んだだけでゾッとするストーリーですが、明るめのタッチで描かれているので非常に不思議な気持ちになります。彼だけが聞こえてしまう「幻聴」が大きなカギとなっており、殺人をする時、死体を解体する時など、聞こえてくる声を頼りに行動を起こしていくのです。
設定など非常に重々しいのですが、コメディ風に話が進んでいくので「観ていてツラい」ことはありません!けれども謝りながらフィオナを殺したり、幻聴と話しながら死体を切り刻む様子はサイコパスそのもの。というか作品全体の明るい雰囲気そのものが、サイコなのかも……(苦笑)
13『ミュージアム』
あらすじ
仕事にかまけすぎて子供と妻に出ていかれた刑事・沢村(小栗旬)。非番であるのにも関わらず呼び出されると、犬に噛み殺された被害者の姿が……。犬の体内からは「ドッグフードの刑」と書かれたメモが現れ、次々と凶悪な事件が連続して発生していく。警察が戦慄する中、カエルの覆面を被った男が彼らの前に現れた。
犯人である「カエル男」の正体は一体何なのか?どんな目的で殺人を犯しているのか――。警察とカエル男との戦いが始まる。
サイコパスなポイントはここ!
「カエル男」こと霧島は自身をアーティストと語る快楽殺人鬼。毎度趣向を凝らした殺害方法を実行しては「〇〇の刑」と名前を付け、現場へメモを置いていくのです。あまりの残忍さに驚いてしまう人多数、「グロくて観るのが嫌になった」といったリアルな声もたくさん寄せられています。
自らをアーティストとして自称する点、血の気も凍る“私刑”を目にしていると同じ人間とは思えなくなるでしょう。
14『ハウス・ジャック・ビルト』
あらすじ
強迫性障害を持つジャック(マット・デイロン)は建築士を夢見ている青年。ある日道で出くわした女性に救いの手を差し伸べるのだが、運悪く性格の悪い相手で、助けたジャックに対して馬鹿にするような発言を連続する。この衝動からジャックは殺人行為に走り、以来シリアルキラーとして目覚めてしまうのだった。
取りつかれた殺人衝動を抑えることができず、次々と罪の無き人間に手を染めていく。建築士の夢を諦めてはいないが、同時に殺人も辞められない。自身をサイコパスと理解した男の行く先とは、果たして――。
サイコパスなポイントはここ!
あまり他作品にはない「自分自身がサイコパスであることを分かり切っている」パターン。多くの場合が自覚なしで殺人へ走るために、斬新な主人公像に新鮮味を覚えることでしょう。ジャックは完璧なまでに証拠を隠滅するなど、至って冷静な一面を我々に見せてくれます。そして死体を次々と冷蔵庫へ運び、写真を撮るなど想像のナナメ上の行為が炸裂!やけに落ち着いている彼が本当にコワイのです。
正直なところ話の大きな盛り上がりもなく、淡々とジャックの異常性を見せつけられるため、変な息苦しさが続きます。筆者も鑑賞している時は周りの観客を見て「この中にもサイコパスがいるんじゃないか……」といった不思議な気分になってしまいました。
15『アングスト/不安』
あらすじ
私生児として誕生したKは家庭環境に恵まれず。幼少期から問題行動を繰り返す一方だった。実の母をメッタ刺しにして殺害し、10年間もの間刑務所へ放り込まれていたのである。堀の中の生活で更生することなど知らず、仮出所の瞬間から抑えきれない殺人衝動で溢れていた。
とにかく人を殺したい一心で気分が高揚。とある林の奥に存在する屋敷に目を付け、殺害のために侵入する。罪の無き家族はKの餌食となり……。
なぜ犬は無事だった?映画『アングスト/ 不安』をネタバレ解説&考察!サイコパスなポイントはここ!
“ココがサイコパスポイントです!”というよりかは、主人公Kそのものがサイコであるため、“全編通してずっとサイコパスです”としか言いようがありません……。恵まれない家庭環境から心が歪み、私たちの理解できぬ道を歩んでいたK。自分を捨てた母親、厳しく当たった祖母や義父のを恨む気持ちが根底にあり、そのことから殺人衝動が沸々と湧き上がってしまうのでしょう。
殺人についての興奮、高揚が生理的不快感を掻き立てます。激しい山場こそありませんが、これぞサイコパス!と唸りたくなってしまう超・猛毒タイプの作品ですね。
まとめ
サイコパスを取り扱った映画は多いため、ヘビー級からライト級まで幅広く紹介してみました。ただ観て「やばかった」で終わらせるだけでなく「なぜこの登場人物はサイコパスになったのか?」「シリアルキラーと変化を遂げた心理」などを突き詰めて鑑賞すると、より面白くなると思います。
邦画、洋画問わず引き込まれてしまう作品ばかりですよ!気になる作品はぜひチェックしてみてくださいね。
人間の狂気を描いたサイコホラー映画15選!「一番怖いのは、人…」