映画『鑑定士と顔のない依頼人』ネタバレ解説|巧妙な伏線に気が付けるか…?

たかなし亜妖

 

美術鑑定士がとある女性に恋をしてしまった。その相手は、姿の見えない依頼人――。

じんわりと漂うミステリアスな雰囲気、主人公・ヴァージルのピュアな恋愛、そして驚きのどんでん返し……。

『鑑定士と顔のない依頼人』は様々な要素が取り入れられた新しいタイプのミステリーです。心地よい音楽と計算し尽くされた素晴らしき画は、誰しもが魅了されてしまうはず。そして予想もできぬストーリー展開には、ハッと息を飲んでしまうこと間違いなしです。

複数散りばめられている伏線を、あなたは全て見抜くことができるでしょうか?きっと繰り返し何度も観たくなってしまうはずですよ。本記事はネタバレを含みますので、未鑑賞の方はご注意くださいね!

映画『鑑定士と顔のない依頼人』について

2013年にイタリアで公開され、たちまち話題となったこの作品。ミステリーと言えど薄暗い雰囲気はほとんどなく、上品な画と音楽で物語が進んでいきます。そこへ恋愛要素を織り交ぜているため、とてもロマンチック。どこかオシャレな感覚さえ覚えるので、女性でも好んで観られる空気感がありますね。

日本では同年の冬に公開され、興行収入は約2億7000万となりました。

映画監督のジュゼッペ・トルナトーレと、作曲家のエンニオ・モリコーネがタッグを組み、この映画は制作されるのです。この2人は『ニュー・シネマ・パラダイス』や『シチリア!シチリア!』、『マレーナ』などでも組んでいることでお馴染みですね。お互いにイタリアの映画界を代表すべき人物で、『カンヌ国際映画賞』、『アカデミー賞作曲賞』など、数多くの賞を受賞しています。

ジュゼッペ監督は恋愛系やドラマものを得意としており、本作でもその特徴がよく活かされています。人間模様や在り方を描くことに長けているので、画像の向こうでもかなりの“リアルさ”を感じることができるでしょう。

 

10秒で分かる!映画『鑑定士と顔のない依頼人』の簡単なあらすじ

ヴァージル・オールドマン(ジェフェリー・ラッシュ)は優秀な美術鑑定士だが、中年になった今でも女性に対する苦手意識を抱いている。そのため孤独な生活を送っていた。

ある日彼の元に、クレア・イベットソン(シルヴィア・フークス)という女性から鑑定の依頼が入る。彼女の両親は亡くなってしまい、残された美術品たちを競売にかけて欲しいとのこと。

部屋中に残されている美術品たちは、とても1人では手に負えない量だ。そして肝心の依頼人は病気を患っているようで、一向にヴァージルの前に姿を現さない。顔の見えないクレアに最初は苛立ちを隠せないものの、次第にその心は彼女へ惹かれていってしまう。

中年の独身男性が恋をした相手とは、果たしてどんな女性なのか……?

 

映画『鑑定士と顔のない依頼人』のネタバレあらすじ

【あらすじ①】依頼人の“クレア”

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映画『鑑定士と顔のない依頼人』公式Facebook

美術鑑定士のヴァージル・オールドマン(ジェフェリー・ラッシュ)はとても優秀な人物だが、今日もレストランで1人孤独に過ごす。彼は女性が苦手な中年、このことから未だ独身を貫くのである。

神経質な性格ゆえか、手袋は一切外さない。口調もやや荒めの“おカタイ”男性だ。

ある日そんな彼の元に、「両親がなくなったから、残された美術品を鑑定してほしい」とクレア(シルヴィア・フークス)と名乗る女性から連絡が入る。どうやら父の遺言で、鑑定はヴァージルに頼むよう指示があったらしい。

いざ家へ行くと、カギは閉ざされていて中に入れない。無駄足となったスムーズに話が進まないことに対して怒るヴァージル。

彼は女性への苦手意識を持っていたが、女性が書かれた肖像画を集めては眺める……という、不思議な癖があった。自らオークションを開催し、知人のビリー(ドナルド・サザーランド)格安で絵を落札させては酔いしれる。そんな日々が続いていた。

後日クレアから謝罪の電話が入り、渋りながらも再度家を訪問。すると管理人のフレッド(フィリップ・ジャクソン)が現れ、すぐさま室内へと案内された。そこには驚きの美術品の数々。とても1人では無理であるため、人員を揃えて鑑定を行うことに。

 

【あらすじ②】見えない相手に恋をして

鑑定士と顔のない依頼人
映画『鑑定士と顔のない依頼人』公式Facebook

電話には出るものの、一向に現れないクレア。ずっと家を出入りしているフレッドでさえ、彼女の姿を一度も見たことがないと言う。天涯孤独で、15歳の頃から外へ出ていない。いわゆる「広場恐怖症」を患っているそうだ。

クレアの家には複数の部品が落ちていて、それを信頼できる機会工のロバート(ジム・スタージェス)へ逐一渡す。すると歴史に残るオートマタの部品であることが発覚!感染させたら素晴らしい価値のものになるらしい。鑑定も兼ねて、ヴァージルは度々イベットソン家を訪れる日々になった。

最初はクレアに苛立っていたヴァージルだが、ある日壁の向こう側に彼女の部屋があることに気づく。壁越しに目が合い、壁越しで会話を毎回重ねていく……。徐々に彼は、クレアという存在が気になるようになっていた。

彼女が電話にでなければ心配になり、突如家へ行くこともあった。ヴァージルの中で“クレア”という存在が大きくなり、今まで使わなかった携帯電話を持つようになった。使い方をロバートへ聞いてしまうほど、夢中になり始めていたのである。

 

【あらすじ③】現れた美女

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「どうしても彼女を一目見たい」。その気持ちが抑えきれなくなったある日のこと、ヴァージルは家を出ていったふりをして、肖像の近くに隠れていた。すると中から出てきたのは美しくて若い女性……。彼はますます心を奪われてしまう。

クレアは病気を患っているせいか、感情の起伏が激しかった。ナイト&デイというカフェまでは歩いたことがある、と親し気に話す日もあれば、癇癪を起こす日もある。彼女の誕生日に花束を持って行くヴァージルだが、鑑定額の低さに怒ったクレアは激昂。しかしその後、謝罪の電話がかかってきたのである。

再び仲を取り戻した2人。そして彼はまたもクレアを一目見たいと、前回と同じように隠れて部屋の様子を観察していた。だがうっかりスマホを落としてしまい、覗き見したのがバレてしまう。

もうこれまでか――と思った矢先に、ヴァージルはすぐさま謝罪。遂にクレアは姿を現すようになり、2人の距離は急接近するのだった。

 

【あらすじ④】ヴァージルの本気

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ずっと引きこもっていた彼女へメイク道具や洋服など、あらゆるものをプレゼントするヴァージル。女性経験がないゆえに、相談相手はモテるロバートに頼り切り。彼のアドバイスで、クレアとの距離は更に縮まっていく。すっかり心を奪われていたため、指輪まで用意をしていたのだ。

しかし順調に行っていたかと思った矢先に、クレアがいなくなってしまう。必死に探しても出てこず、ロバートやフレッドに頼んでも見つからない。更にヴァージルは彼女にのめっていたあまり、自ら開催するオークションの開催を忘れていた。慌てるあまり商品説明を間違えるなどして、会場で笑いものとなってしまう。

幸いにもクレアは発見され、昔の恋人が旅行時に戻ってこなかったことを思い出して不安になっていたらしい。最愛の彼を亡くして、精神が崩壊してしまったそうだ。傷ついた彼女を受け止めたいヴァージル。プロポーズをし、2人は結ばれることになった。

 

【あらすじ⑤】結ばれたはずの2人、だが……

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恋のサポートをしてくれたロバート、ロバートの彼女、そして2人で食事会を開くこととなった。そこでヴァージルはイベットソン家の遺品を掲載してカタログを載せるが、急遽クレアは「出品をやめたい。せっかく両親が残したものだから」と言い出す。やや悩ましい顔をするヴァージルだが、彼女の意思を尊重した。そして2人で暮らし始めたために、次のオークションで美術鑑定士の引退を宣言する。

最後のオークションでは素晴らしき金額を叩き出し、有終の美を飾った。だがクレアの待っている家に帰ると、彼女はいない。それおろか今まで集めた肖像画がゴッソリとなくなっていたのだ!

広い部屋にはロバートの作ったオートマタだけが残されており、「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む、その通りだ、会えなくて寂しいよ」の言葉だけが何度も繰り返されていた……。ショックのあまり、ヴァージルは入院してしまう。

後日、クレアの家の前にあったカフェで真実を知ることとなる。そもそもあの家は機械工に貸していたものであり、その持ち主が“クレア”と語る人物だった。本物の“クレア”は小人症で、いつもカフェの窓際に座っていた。この1年半のうち、ヴァージルが恋した彼女は何度も外出していたと言う。

そしてとある肖像画の裏には、ビリーから「親愛と感謝を込めて」のコメントが……。つまり彼もヴァージルを騙していたのである。

未だ真実を受け止められないヴァージルは、クレアがかつて話していた「ナイト&デイ」へ。そして永遠にくることがない彼女を、この店で待ち続けるのだった……。

 

『鑑定士と顔のない依頼人』のキャスト

ヴァージル・オールドマン/ジェフェリー・ラッシュ

鑑定士と顔のない依頼人 ヴァージル
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仕事はできるものの、女性に関しては全くダメ。ちょっぴり性格もキツいことから、孤独に暮らしているヴァージル。初めはクレアに対しても攻撃的でしたが、心を奪われてからは態度も一変。盲目的になってしまうのです。

決して彼が悪いとは言い切れず、ラストで来ない彼女を待ち続ける姿には何とも言えない気持ちになったことでしょう……。

切ないヴァージルを演じるのは俳優のジェフリー・ラッシュ。オーストラリア人初のオスカー賞を勝ち取った人物で、賞レースの常連!『ミニオンズ』のナレーターの声は聴いたことがある人が多いかもしれません。

 

クレア・イベットソン/シルヴィア・フークス

鑑定士と顔のない依頼人 シルヴィア
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誰もが息を飲んでしまうほどの美女、クレア。電話の声からどんな姿をしているかは想像もつきませんでしたよね。奇妙な行動が多く、その正体も案の定……といった感じでしたが、ヴァージルを虜にさせた名演技。もうこれには拍手喝采レベルですね(笑)

結局ロバートとデキており、典型的な悪女キャラとして強烈なインパクトを与えました。

クレアを演じるのはシルヴィア・フークス。女優だけでなくモデルとしての顔を持ち、その美貌は視聴者さえも惹きつけられてしまうもの。『ブレードランナー2049』や『蜘蛛の巣を払う女』などに出演しています。

 

ロバート/ジム・スタージェス

鑑定士と顔のない依頼人 ロバート
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ヴァージルの良き相談役のように見えましたが、ロバートもクレア達とグルになって彼を騙していました。物語中盤から親切すぎて怪しげな雰囲気はありましたので、案の定……といったところでしょうか。けれども初見ではなかなか気付かぬ裏の顔。クレア同様、名演技には脱帽してしまいますね。

ロバートを演じるのはジム・スタージェス。1994年に映画デビューして以来、俳優として活動を続けています。現在はAppleTVオリジナル作品の『レポーター・ガール』にて、メインキャストを務めていますよ。

 

ビリー・ホイッスラー/ドナルド・サザーランド

鑑定士と顔のない依頼人 ビリー
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ちょこちょこ登場するビリーを見逃してはなりません。ロバートらと関与していない風を見せていますが、実はちゃっかりグルだったのです。そんな雰囲気を一切感じさせないあたりが、実に巧妙と言えますね。

ビリーを演じるのはドナルド・サザーランド。なんとあの『24』シリーズでお馴染み、キーファー・サザーランドのお父さんなんです。現在は85歳ですがまだまだ現役。ダンディな雰囲気にシビれる俳優さんです。

 

映画『鑑定士と顔のない依頼人』の伏線を徹底解説!

鑑定士と顔のない依頼人 ヴァージル
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最後のどんでん返しが実に強烈な本作ですが、一体どの場面に伏線が張られていたのでしょうか?初見だと分かりづらいものの、実はあちこちにヒントが隠されているんですよ!ひとつずつ解説していきますね。

伏線その①屋敷に足を踏み入れた時から、全ては始まっていた

鑑定士と顔のない依頼人
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序盤にはあまり伏線がないようにも思えますが、そんなことはありません。ヴァージルが屋敷に来た時から、もう全ては始まっていたのです!

“イベットソン家”とされる屋敷は驚くほど古く、あちこちがホコリまみれ。フレッドという使用人がいながら、全く掃除が行き届いておりません。つい最近ご両親が亡くなったばかりなのに、まるで何十年も経過しているような状態でしたよね。この時点ですでに、伏線は張られていることが分かります。

更にフレッドは長い間仕えていたのにも関わらず、部屋数を把握していません。これもまたおかしな点なのですが、ヴァージルは疑うことなく信じてしまうのでした。

 

伏線その②ヴァージルの覗き見を分かっていたクレア

彼女の姿を確かめるべく覗き見をするヴァージルですが、これもクレア達の計算通りです。特に2回目は露骨で、電話でわざと彼を期待させるような会話をしていました。そして1回目に比べると服装もやや露出が増えていて、いかに「狙った」かが分かりますね。

残念ながらこれは全て“仕込み”。しかし本気にしてしまったヴァージルは、この後もまんまと誘導されてしまったわけです。

 

伏線その③クレア失踪の真実とは?

鑑定士と顔のない依頼人 クレア
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屋敷からいなくなってしまったクレア、この目的は一体何だったのでしょうか?

もちろんヴァージルを惑わすための方法であることに間違いはありません。けれども一番の理由は「連絡なしに家に来られて困った」からでしょう。

今まで電話をする→家へ行く、の流れだったのですが、一度急にヴァージルが訪問したシーンがありました。しかし全てが嘘ですから、常にクレアがあの家にいるわけがないのです!

クレア不在=外出したと疑われては困るので、「失踪」という形で仕立て上げたということですね。そこで理由をつけて再開させれば、より愛も深まるだろう……という計算までされています。うーん、この巧妙さにはため息さえ出てしまいますね。

 

伏線その③カフェの小人症の女性

ずっと数を数えている小人症の女性が、度々登場します。あの数が全ての伏線回収となるのですが、正直なところ最後まで観ないと分からないですよね(笑)

「何かある」ことにみなさんも気付いていたとは思いますが、数の意味が明かされるのはラストのラスト。一体この女性が何なのかを推理できる人は、あまりいないでしょう。

 

伏線その④イベットソン家のカタログについて

美術品全てをオークションにかけることを進めていたヴァージルですが、クレア、まさかの「売りたくない」発言!これには視聴者も「今になって!?」と驚いてしまったはず。あれほどの時間を歳月をかけたのにも関わらず、残しておきたいと言い出すのです。

ただ実際は美術品も騙すための小道具ですから、売られると色々困ってしまうのでしょう。

恋心ゆえに彼女の意見を飲んだヴァージルですが、流石に一瞬止まっています(笑)そしてその様子を「ヤベェな……」という顔をするロバート。この表情はヴァージルではなく、実はクレアに向けられたものだったんですね。

 

伏線その⑤引退したら「会えなく」なる?

最後のビリーの台詞「会えなくなるからさみしいよ」。これ、よーく考えると非常におかしなことだと思いませんか?これほど長く仕事をしていれば、いずれ会う機会もあるでしょう。まるで永遠の別れを告げるような言い方をしているのです。

これはビリーが張った立派な伏線であり、いよいよ彼らが姿を消すことをほのめかしています。

 

ヴァージル・オールドマンという人間と考察

鑑定士と顔のない依頼人 ヴァージル・オールドマン 
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ラストを見届ければヴァージルという人間が不憫に思えてきます。周りにいる人間に見事に騙されてしまったのですから、抜け殻のような姿になるのも無理はありません。

しかし彼自身に全く罪がない、といったことは考えられないでしょう。序盤のヴァージルを見ていれば分かる通り、誰に対しても口調は強く、ビリーに対しては「絵としての才能がないから」と下に見ていたのです。登場人物だけでなく、恐らく多方面から恨みや怒りを買っていたことが推測できます。

クレアとの恋愛を通じて人間的にも柔軟性が出てくるものの、時すでに遅し。その柔らかさが出てきた頃に全ては終わってしまいました。

初めての恋愛で周りが見えなくなるほどのめり込む……。その“甘さ”に漬け込まれてしまったヴァージルは、実に人間らしいと言えるでしょう。孤独な日々を送っていましたが、恋の温かさには勝てなかったということですね。

あなたは彼を見て「可哀想」と思うか「自業自得」と思うか……。その考えは視聴者に委ねられているのかもしれません。

 

まとめ

「胸糞映画」と言われる『鑑定士と顔のない依頼人』ですが、その一言で片づけてしまうのは実に勿体ない作品でしょう。人々の意表を突き、驚きのラストを迎えるストーリー展開は流石としか言いようがありません。

細やかな伏線だけでなく、ぜひオールドマンという人間にも注目してほしいもの。そして何度も繰り返して鑑賞することで、より面白さを感じられるはずです。

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たかなし亜妖
たかなし亜妖

フリーライター&シナリオライターの映画好きサブカル女子。ライター歴は一年半くらいでまだまだひよっこ。 「感動よりも恐怖を、お涙よりもスリルを!」を基準に映画を選ぶ人。ホラー、スリラーサスペンス、鬱になりそうな作品が特に好き。でもハッピーな気分になれる海外ドラマも好き。キャラクターものもアニメも好き。要するにかなりの雑食です。