映画『三度目の殺人』のあらすじをネタバレ解説|結局真犯人は誰だったのか…?

たかなし亜妖

 

衝撃的なタイトルと、先が読めない展開で人々を魅了した『三度目の殺人』。福山雅治をはじめとした豪華キャスト陣が勢ぞろいし、一つの殺人事件を元に物語が進むリーガル・サスペンスです。

シリアスな雰囲気に加えて二転三転する犯人の供述、謎に包まれたままの真実に終始ハラハラしっぱなし。登場人物だけでなく、作品の視聴者でさえ激しい混乱に巻き込まれることでしょう。

最後の最後まで謎が含まれている細やかなストーリーには脱帽。骨のあるサスペンスを観たい時には強くオススメしたい作品となっています。

ただし複雑がゆえに「一度観たけどよく理解できなかった」「結局犯人って誰なの?」「謎が謎を呼んでいる」という意見も多数。本記事はネタバレを含みながら解説していきますので、共に『三度目の殺人』の世界を味わいましょう!

 

映画『三度目の殺人』について

三度目の殺人
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

2017年に公開された本作は、近年ではちょっぴり珍しいオリジナル脚本。『そして父になる』や『万引き家族』で知られる是枝裕和さんが手掛けました。第71回カンヌ国際映画祭で最優秀賞(パルムドール賞)となり、世界でも認められる監督・脚本でもあります。

公開直後から大きな話題を呼び、公開後のわずか2日間で興行収入は約2億3311万2,600円を記録!動員は17万人にものぼり、瞬く間に人気を博しました。

きめ細やかで魅力あふれるストーリーと、キャスト陣の演技には賞賛の声が集まります。第41回日本アカデミー賞の最優秀作品賞を獲得し、撮影賞、照明賞など演出の面でも大々的な評価を受けました。

また第27回日本映画批評家大賞 作品賞など数々の賞を受賞しています。人気がゆえに二度の地上波放送もされ、今後も語り継がれるサスペンスの最高傑作であることが考えられるでしょう。

ハートフル映画に胸打たれる!是枝裕和監督のおすすめ映画特集

 

10秒で分かる!映画『三度目の殺人』の簡単なあらすじ

出典:東宝MOVIEチャンネル

判決の勝敗にこだわりを見せる弁護士・重盛(福山雅治)はある日、同僚の摂津(吉田鋼太郎)からとある殺人事件の担当を求められました。殺人の容疑で起訴されている三隅(役所広司)の減刑をお願いしたいと言うのです。

けれども三隅は前科持ちの男で、自分の元勤務先をクビにされたことから上司を殺害していました。本人も容疑を認めており、死刑待ったなしとのこですが、重盛の役目は減刑。どうにかしてそれを免れなければなりません。

無期懲役に変更すべく彼の身元調査などに明け暮れますが、不思議なことに三隅の供述は日を追うごとに二転三転。当初囁かれていた殺人ではなく、強盗殺人、保険金殺人などの疑いもかかり、事件は更に謎を深めていき……。

 

映画『三度目の殺人』のネタバレあらすじ

【あらすじ①】二度目の殺人

三度目の殺人
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

弁護士の重盛(福山雅治)は真実をあまり追求せず、勝ち負けにこだわるスタイルで仕事をこなしていた。彼にとってメリットのある結果を出すことが一番重要視すべき点なのである。

そんなある日、同僚の摂津(吉田鋼太郎)より三隅(役所広司)という殺人容疑で起訴された男の担当を頼まれる。

30年前にも殺人を起こした前科者で、今回の供述が二転三転して全く話にならないらしい。致し方なく摂津の頼みを聞き、重盛は三隅と面会することとなる。

確かに殺人容疑は認めているものの、動機や殺害方法の供述はイマイチ信用することが難しかった。だがこのままではかつての前科と今回の事件を合わせると「二度目の殺人」。つまり、死刑は確実に免れないだろう。

どうにか無期懲役まで減刑する方向へ持っていかねばならない――。重盛は三隅について徹底的に調査を行った

 

【あらすじ②】謎に包まれた男、三隅

三度目の殺人
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

三隅の容疑は勤めていた食品工場の社長を、金銭目的で殺していたことだった。週刊にて彼は「社長の妻に保険金目的で(殺害を)お願いされた」と答えていたからだ。実際に三隅の通帳には50万円ほどの振り込み履歴があり、これが保険金殺人の確たる証拠だと推測されていた。

調査にて被害者の妻・美津江(斉藤由貴)との不倫疑惑があったため、三隅が社長を恨んで……というシナリオを考える重盛。しかし調査を重ねると美津江との接点は極めて薄いことが発覚。

到底保険殺人とは思えず、なぜか社長の娘・咲江(広瀬すず)と三隅の結びつきが強かった。全く真実が見えないことから、事件は更に謎を深めていく。

三隅の供述も二転三転し、頭を悩ませる重盛。三隅という男について調べるべく、彼の故郷である北海道を訪れた。

約30年前に殺人と放火の罪で逮捕されたが、当時弁護人を担当したのは重盛の父だったという。父のお陰で死刑は免れ、現在に至っているのだ。

以前の逮捕時も証言がころころと変わっていたらしい。穏やかな一面もあれば獣のような激しい怒りを見せる一面もある……。彼と関わった人間によって、抱かれている印象が180度異なっていた。

三隅という男が分からないまま、遂に第1回目の公判が始まってしまう。

 

【あらすじ③】濁っていく真実

三度目の殺人
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

法廷で勝つためにに、重盛は「美津江から保険金目当てで殺害を頼まれた」設定を作り上げた。共犯者がいる流れはできたものの、公判後に咲江から衝撃の事実を告げられる。

殺された社長(咲江の父)は、なんと娘に性的暴行を働き続け、美津江はそれを見てみぬふりをしていた事実を明かした。それを河川敷で偶然出会った三隅に話し、咲江は「恐らく私を救おうとした犯行だろう」と考えた。

全てを話す覚悟ができている、と語る咲江を後にして、重盛は三隅に真実を確認する。だが想像通りの言葉は返ってこず、「あの子はよく嘘をつく子だ」と真っ向から否定した。またも真実にモヤがかかってしまったのである。

そもそも会社をクビになった男の呼び出しに、のうのうと社長が応えるだろうか――。疑問を抱いた重盛は、どう河川敷まで被害者を呼び出したのかを尋ねる。

すると工場では食品偽装が当たり前のように行われていた事実が明らかになる。三隅がそれに関与しており、その代わりに大金を手にしていたというのだ。

更に彼は事件当日河川敷には行かず、財布だけを盗んだことを自白し始め……。

 

【あらすじ④】無罪の主張

三度目の殺人
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

三隅は今までの供述とは異なった衝撃の発言を繰り返した。

 

  • 事件当日河川敷には行ってないこと(ただし財布は盗んだ)
  • 通帳に振り込まれていた大金は食品偽装で手にした金で、美津江から貰った保険金ではないこと
  • そもそも人を殺しておらず、無実をずっと主張していたこと

 

前科があることから無実を主張しても、警察も検事にも弁護士にも信用してもらえなかったと語る。そして自白すれば罪が軽くなるから、と半ば強引に殺人を認めたと言うのだ。

一体三隅の発言がどこまで事実なのか分からず、戸惑う重盛。今更容疑を否認しても信憑性には大きく欠け、裁判で負ける確率が跳ねあがるだろう。だが弁護人である以上は最後まで戦わねばならない。

証言を信用することに決めた重盛は仲間内に報告するも、「負けるぞ」と摂津はバッサリ。だが三隅との出会いで勝ち負けだけにこだわらなくなっていたため、「依頼人の願いを叶えたい」という考えに変わっていた。

 

【あらすじ⑤】事件の行方

三度目の殺人
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

仲間をどうにか説得した上で迎えた第三公判。咲江に三隅の証言を任せたものの、父親からの性的虐待の件は口にすることはなかった。

そして三隅は遂に無罪を主張し、公判は大騒ぎとなってしまう。一時中断し裁判をやり直す話まで出たが、これでは手間も時間もかかってしまう。

それぞれにも事情があるため、「いかに三隅の犯人性をうかがえるか」にフォーカスして、裁判を続行する運びとなった。

結局のところは判決がひっくり返ることはなく、否認の容疑には合理性がないと判断。三隅は公的に死刑を言い渡されたのである。

時間も経ち、死刑を言い渡された三隅の面会へ行く重盛。恐らく咲江の立場になり、彼は彼なりの正義で当事者の父親、見て見ぬふりをした美津江を裁いたのであろう。

けれどもそれが真実が?と言われれば、分からない。何が本当で嘘かも分からない。ただ一つ分かることは、三隅がようやく安堵の表情を浮かべていたということだけだ。

 

映画『三度目の殺人』のキャスト

重盛/​福山雅治

三度目の殺人
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

裁判では勝ち負けを重視している重盛ですが、三隅の弁護人を担当することにより、その考えに大きな変化が訪れます。しかしこの事件の真実は一向に見えないままで、激しい混乱の中敗北してしまいました。

一体何が正しかったのか、何が間違いだったのか……。それは重盛にも、視聴者にもハッキリとは分かりません。

複雑な心境のキャラクターを演じ切るのは福山雅治さん。この名前を知らない日本人はいない!と言い切って良いくらい有名な方ですね。シリアスで厳格な重盛の雰囲気を纏いながら、素晴らしい演技力で我々を魅了してくれます。

常に全力!国民的スター”ましゃ”こと福山雅治のおすすめ映画7選‼

 

三隅/​役所広司

三度目の殺人 役所広司
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

表情も気迫も供述もコロコロと変わる、全く掴めないキャラクターの三隅。善人なのか、悪人なのかの判断さえつかず、結局真実は闇の中……といった感じでしょうか。

心の底から咲江を救いたかったのかもしれませんし、また別の見方もできるはず。三隅という男の真実が最後まで明かされることはありませんでした。

三隅を演じるのは俳優の役所広司さん。誰もが認める演技力で登場人物、そして視聴者までもを見事に惑わせてくれました……!日本を代表するトップ俳優さんの1人です。

映画 失楽園日本を代表する名優・役所広司の魅力にせまるおすすめ映画10選!

 

咲江/​広瀬すず

三度目の殺人 広瀬すず
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

三隅と結びつきがあった咲江。彼女もまた謎めいた存在で、どこまで証言が本当なのかさえ疑ってしまいました。けれども三隅を救いたかった気持ちは本物なのでしょう。

重要なキャラクターの咲江を演じるのは広瀬すずさん。本作の出演時は10代で、瞬く間にトップ女優の座へと駆け上がりました。清楚なルックスと透明感溢れる雰囲気、少し見ているだけで虜になってしまいそうですね。

 

映画『三度目の殺人』の時系列と登場人物の関係性を解説!

三度目の殺人
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

次から次へと異なる供述する三隅に加え、咲江といった人物も絡み、観ていて混乱してしまった人もいるのではないでしょうか?

まず分からなかった場合は各々の人間関係や、物事の時系列について整理していきましょう!

 

三隅と咲江

この2人は事件が起きる前から面識があり、咲江が家庭の事情や自分の誕生日を話せるくらい近しい関係だったことが分かります。

三隅にも実の娘がいるものの、うまくいっていません。娘の姿を重ね合わせたのか、咲江には心優しく接します。だからこそ彼女の父・山中の行為を決して許すことができなかったのでしょう。

なぜここまでお互いが心を通わせられたのか、その部分についてはハッキリと描かれていません。しかし2人とも“何かが欠けている状態”で知り合ったため、この出会いは必然だったのかも……?

 

週刊誌での証言

摂津から重盛へと担当が変わり、三隅との面会を終えました。けれども週刊誌では「保険金殺人」「美津江に依頼されて殺した」など、供述が変わっているのです。重盛が事件性の謎に疑問を抱いたのも、この出来事がきっかけでした。

ここから1回目の公判が始まるのですが、“依頼された保険金殺人”のシナリオはあえなく失敗。美津江との関係も極めて薄いことが発覚し、更に真実にモヤがかかっていきました。

 

咲江の登場

山中家に訪ねた時にも咲江はいましたが、重盛らと堂々と接触するのは公判が終わってからのことです。二度の公判終了後の新事実であったため、弁護士チームは更に頭を悩ませてしまうのでした。

ただここで咲江と三隅の関係性が発覚し、「彼女を思いやった上での犯行説」が浮上。この説は三隅本人より真っ向から否定されるものの、最終的に容疑否認へと繋がるのです……。

 

最終判決に至るまで

最終的な判決が下るまで、数回にわたって公判が行われてきました。三隅が無実を主張したのは第三公判であり、この発言により法廷は騒然とします。

裁判をやり直すとなったら当然振り出しに戻るため、またも時間がかかってしまいますからね。一時休裁も考慮しましたが、裁判長の判断により結局続行。第五公判にて三隅への死刑が決定したのでした。

 

映画『三度目の殺人』の考察&事件の経緯を徹底解説!

三度目の殺人
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

結局真犯人は誰だったのか?

犯人が分からぬままエンディングを迎える本作ですが、結局のところ山中を殺したのは誰だったのでしょうか?

犯人疑惑が浮上するのは三隅か咲江の二択だとは思いますが、恐らく三隅で間違いはありません。

ただ前科があるだけでは信ぴょう性に欠けますが、食品工場の偽装に手を染め、咲江の事実を耳にし、山中への恨みは相当大きかったものと思います。

また一度起こした事件も、殺害相手は借金取りでした。「この借金取りには数々の人が苦しめられていたから」と、三隅自身感情に肩入れしやすい性格というのも関係していますよね。

飼っていたカナリアを処分するなど、もう殺人計画は入念に行われていたということ。三隅は山中を最初から殺すつもりで動いていたのです。

 

なぜ三隅の発言は二転三転するのか?

毎回供述が変わり、これが物語を大きく波打たせていく要素となっています。なぜ彼は話を二転三転させ、周囲の人々を惑わしていくのでしょうか?

一瞬「この人間はある意味愉快犯なんじゃ……」と思ってしまいますが、重盛の父による発言を思い出してみてください。父は三隅を「空っぽの器みたいだった」と現しているのです。

要するに彼自身は空っぽ=何もないということですが、言い換えれば何にだって染まれる・変われてしまうのです。

その時の感情や出来事、出会った人の悲しみや苦しみをダイレクトに受け、“空っぽの器”に入ってしまうからこそ、人格も供述もころころ変わるのではないでしょうか。

現に30年前の事件で三隅を担当した警官は「獣みたいだった」と語っていますからね。こうして人によっても印象が大きく異なることから、二転三転する理由が“器”にあったことが推測されます。

 

三隅と咲江は清い関係なのか?

三度目の殺人 
出典:映画『三度目の殺人』公式サイト

ちょっぴり疑い深い人から見れば、咲江と三隅の関係が不可解なものに思えるかもしれません。確かに肩入れするには相当な時間を要したと思いますし、殺人へ至ってしまうほどですからね。

いくら三隅が空っぽの器とは言え、咲江の訴えが心に響かねばこの事件は起きていなかったと思います。更に「清い関係?」と思わせてしまうのが、ピーナッツクリームというアイテム!

三隅の住まいにも置いてありましたが、パン屋で咲江が同じものに手を伸ばしていたという……。きっと彼女が家に上がり込むほど距離感は近かったというわけです。

実の娘とうまくいっていないことから、本当の娘のように可愛がっていたことに間違いはないでしょう。ですから“怪しげな関係”と考えてしまうのは、少々違うかな?と筆者は推測します。

ただしこれだけ人柄が読めない三隅ですからね……。「この2人、何かあるのでは?」と疑われるのも致し方がないでしょう。

 

三隅と重盛の共通点

今までは勝利だけに重きを置いていた重盛ですが、三隅との出会いによりその考えは大きく変わります。けれども三隅の容疑否認に耳を傾けた際には、仲間達が一斉に反対。摂津に至っては彼のかつての性格を考慮して「負けるぞ」とハッキリ言い放っています。

三隅と重盛には娘とうまくいっていない共通点があり、彼も自分の立場に置き換えたことを考えてしまったのでしょう。実際に自分の手が回らず、実の娘が万引きに走っていましたからね。挙句の果てに、妻とは離婚協議中です。

どこか三隅の存在を他人事とは思えない――、そんな重盛がいたのかもしれません。だからこそただの依頼人ではなく、最後まで彼を思いやる姿勢を見せました。

 

裁判をやり直さなかった理由

裁判のやり直しの話は出ていたものの、裁判長の目配せ一つで公判は続行してしまいます。普段法廷に関わることがない私たちも、裁判長の動きを見て「あ、オトナの事情があるんだな……」ということが容易に理解できたことでしょう。

後々の摂津のセリフでの解説があるように、予定通りにコトを進ませなければならないのです。彼らもボランティアではなく仕事でやっていますからね。

あのまま裁判やり直しが決まれば時間も手間もかかることは確実。予定が大幅に狂うのを避けるために、真実よりも予定を優先させたということ。

残念ながら日本の法廷の現状であり、その部分を大きく表現しているシーン。監督の映したリアルな描写には、つい驚いてしまいました。

 

映画『三度目の殺人』小説版について

三度目の殺人 小説
出典:Amazon.com

本作はオリジナル脚本のため原作小説はありません。映画公開よりノベライズ化され佐野晶が執筆を担当しました。

小説版では映画とのちょっとした違いが見られるため、併せて『三度目の殺人』の世界観へ触れるのも面白いかもしれません。

 

意味深な単語の意味が詳しく解説されている

小説では映画にて描き切れなかった、意味深な言葉たちの意味が解説されています。

例えば三隅を殺し、殺害後の燃え跡には十字架がありました。作中ではたびたび「十字」を表現する描写がされているものの、決して言及されることはありません。

「器」もそうですし、むしろタイトルがなぜ「三度目」なのかも不思議なところですね!

この疑問点を全て明らかにしてくれているので、気になる人は読んでみるとより一層理解が深まるはずですよ。

 

物語がより細かく描かれている

限られた時間の中で表現されている映画よりも、より分かりやすく描かれているのが小説版です。それぞれの心理や描写が文字化されているため、あまり理解できなかった人にもスッと入ってきやすい内容となっています。

重盛の心境の変化、戸惑いなどが映像からではなく文字でしっかりと描かれているので、小説ならではの魅力がありますね。

 

まとめ

真実をハッキリと明かさない斬新なスタイルを貫いた『三度目の殺人』。わざとモヤモヤが終わるエンディングにすることで、視聴者の想像力を働かせ、物語に深みをもたらす効果があると言えるでしょう。

三隅という男にも不思議な魅力がたっぷりと詰まっている、そんな点に怖さを覚えますね。二度三度観たくなる、そんな中毒性を秘めている作品だと思います。

一度鑑賞してしっくりこなかった場合も、解説を読んでから再視聴することで感じ方も変わってくるはず。今までにない新感覚のサスペンスをどうぞお楽しみください!

関連するタグ
この記事を書いた人
たかなし亜妖
たかなし亜妖

フリーライター&シナリオライターの映画好きサブカル女子。ライター歴は一年半くらいでまだまだひよっこ。 「感動よりも恐怖を、お涙よりもスリルを!」を基準に映画を選ぶ人。ホラー、スリラーサスペンス、鬱になりそうな作品が特に好き。でもハッピーな気分になれる海外ドラマも好き。キャラクターものもアニメも好き。要するにかなりの雑食です。