映画『七つの会議』のあらすじネタバレ|一転二転する傑作ストーリーを解説!
企業の不正がなくならない!!
なんてことは日々ニュースを見ていて、誰もが思ったことのある感想ではないでしょうか。
そんな日本の企業がどう不正に歩みを進めていってしまうのか、その内情を末端から上層部に至るまで動向を群像劇として描いた傑作映画が『七つの会議』です。
一転、二転していくその物語がどう進んでいったのか、ここではそのストーリーをネタバレありで追いながら、本作の情報を追っていきます。
目次
映画『七つの会議』とは?
出典:Amazon.com
映画『七つの会議』は2019年2月1日に劇場公開を果たした映画です。
大ヒットドラマ『半沢直樹』の演出で知られる福澤克雄さんが監督を務め、まさにその『半沢直樹』の原作者である池井戸潤さんが2012年に手がけた同名小説を実写映画化するということである意味ゴールデンタッグによる映画化企画となっていました。
注目はそんな、福澤作品に多数出演している豪華俳優陣が一同に集う点もあるのですが、そんな中で主人公を務めるのは、狂言界の至宝とでも言うべき存在である野村萬斎さん。かなり実写化させるのは難しいであろう癖の強いキャラクターを、見事に演じきっています。
本作の公開年には『コンフィデンスマンJP』や『おっさんズラブ』などヒットドラマシリーズの劇場版が20億円を超える高い成績を残しましたが、そういった背景がないながらも本作は興行収入21.6億円にも及ぶ大ヒットを果たしました。
10秒でわかる映画『七つの会議』の簡単なあらすじ
“結果がすべて”の体質が根付いた中堅メーカーである東京建電には、業績順調な花の営業一課と、目標未達が続く営業二課があった。営業一課長の坂戸宣彦(片岡愛之助)はいつも営業会議で褒められていたが、営業二課長を務めていた原島万二(及川光博)は逆に怒られてばかり。
しかし、事件が起きる。営業一課で勤務態度の怠慢から疎まれていた八角民夫(野村萬斎)がパワハラで課長の坂戸を訴えると言いだすのだった。本来、実績のある坂戸が罰せられることはないであろうと思われていたが、なんとこの事件によって坂戸は異動が決まってしまうのだった。
これにより営業一課長になった原島だったが、この事件をきっかけに会社の裏で何かが起こっているのではないかと疑い始める。そして時を同じくして、社内でも各部署で不信な動きや、八角の動きを怪しく思い始める者が現れる。実は坂戸の異動には、大きな秘密が隠されていたのだーー。
映画『七つの会議』のネタバレあらすじ
あらすじ①原島のパワハラ騒動
中堅メーカーである東京建電では、親会社であるゼノックスの常務取締役である梨田(鹿賀丈史)が見守る中、営業部の会議が行われた。営業部部長の北川(香川照之)によって好調な成績を褒められる営業一課の坂戸(片岡愛之助)に対し、ノルマを達成できない営業二課の課長である原島(及川光博)は強く叱られるばかりだった。
しかし、そんな営業一課には、会議ではいつも居眠りをして疎まれている八角(野村萬斎)という社員が居た。その態度が気に食わない坂戸は、八角に多くの仕事を与えたり、有給休暇を認めなかったりといった対応を取ってしまう。それに対して八角は、なんと坂戸をパワハラで訴えると言いだすのだった。
会社での貢献度合いからも、八角の訴えなど相手にされないという原島の予想に反して、なんと坂戸は営業一課長から人事部に左遷させられてしまう。
あらすじ②経理課の思惑
坂戸の代わりに営業一課長となったのは原島だった。一課となり成績がよくなるわけでもなく、原島はこれまで通り強い叱責を受けるのだが、原島が座ろうとしたパイプ椅子が壊れた途端、突如北川の態度が変わり会議は終了となる。
その頃、営業一課の浜本(朝倉あき)は、社内環境の改善のためにドーナツの無人販売を企画していたが、売り上げの計算が合わず困っていた。そんな浜本は、かつて社内恋愛で経理部課長代理の新田(藤森慎吾)と不倫をしていた過去をもっている。そんな新田ら経理部も営業部の粗探しをしており、八角が経費が嵩む工房へネジの転注を行なっていることを突き止める。
役員会でその動きを経理部に迫られる営業部だが、北川は猛反発。さらに社長の宮野(橋爪巧)も不問としてしまうのだった。それどころかドーナツの売り上げをくすねていたのも新田であり、経理部に恥をかかせた諸々の責任を取らされ、新田は地方に飛ばされてしまう。
あらすじ③八角の動きの理由
原島と浜本は、諸々の会社の判断や八角の動きを不審に思う。何かを知っていると思われるカスタマー室長の佐野も、不可解な事情で小倉営業所に飛ばされ、ついに原島と浜本は八角の動向を探る。賄賂も疑っていた原島たちだったが、八角の住所は質素なアパートでそのような気配はなかった。
しかし、ネジ製造の転注や会議でパイプ椅子が壊れた事件を思い出した原島たちは、ネジに何か秘密があると思い、かつて坂戸が取引を開始した以前のネジの製造を務めていたトーメイテック社を調べる。そこで手に入れたネジの強度が、本来の基準値をはるかに下回っていたことを突き止めた時、二人の前に八角が現れ、真相を明かす。
なんと、東京建電が飛行機や鉄道に流通させていたネジは不良品で、坂戸らはそれらの一時的な隠蔽のために左遷されていたのだ。
あらすじ④リコール隠しに動く東京建電
被害規模の把握が済んだ上で、八角はリコールをかけるべく動いていた。しかし、その調査期間を終えたその日に宮野社長は事態を隠蔽し続けること、そして北川からネジのヤミ改修を実施する方針を明らかにする。
失望した八角は、ゼノックスから出向してきており、事態を聞かされていない副社長の村西(世良公則)にリコール隠しの内部告発文書を送り、内情を暴露する。事態に怒った村西は、自身の責任も覚悟の上、本社に報告してしまい、東京建電の面々はゼノックスの御前会議に招集されるのだった。
ゼノックスの代表取締役の徳山(北王路欣也)の前で、事情を説明する中、八角が会議に乱入。坂戸も出席させ、事件の発端が宮野社長であることや、会社の隠蔽体質を作ったのはかつて営業部長を務めた梨田であることを明かした。
諸々が明かされ、リコールの実施を求める八角。しかし徳山もまた、事態の隠蔽を決断したのだ。
あらすじ⑤八角による最後の告発
八角が本社に戻ると、すでにゼノックスによって隠蔽に関する証拠となるものは全て持って行かれてしまう。愕然とする八角だったが、そんな八角とこれまでの会社でのあり方に対して北川は反省や想いを語り、実は唯一残されていた証拠となり得るトーメイテック製のネジを八角に託す。
こうして八角によってリコール隠しが明らかになり、各種航空機や鉄道は停止。宮野や梨田は失脚し、北川が会社を辞め実家のバラ農園で再スタートを切ることになる。弁護士により事情を説明する八角は、最後に日本の会社に根ざす問題、そして、反省を語る。そして八角は多くの誘いを断り、原島と共に東京建電に残り、けじめとして残務整理に務めていくーー。
映画『七つの会議』の登場人物・キャスト
八角民夫 / 野村萬斎
映画『七つの会議』の主人公として登場するのが八角民夫(やすみ たみお)。
営業一課の万年係長であり、営業会議ではよく居眠りをしていることから、“居眠り八角(はっかく)”の異名を持ち、周囲からも“はっかく”と言う呼称で呼ばれています。人を食ったような性格で何事にもなびかず基本的に飄々とした素ぶりを見せます。
しかし実はそんな八角も、過去は敏腕の営業マンとして社内評価で立て続けにS評価を受けていた人物だったのですが、自身の営業によって犠牲者が出たことをきっかけに現在のような堕落した態度となります。
また、正義感は強く、今回の物語でも会社のリコール隠しに対しては真っ向から誠意ある対応を求めており、映画の最後ではある行動を取り、会社を揺るがす事態を起こすこととなりました。
そんな八角民夫役を演じるのは、俳優であり狂言師でもある野村萬斎さんです。舞台だけでなくドラマ『あぐり』や映画『陰陽師』などにも出演し、『シン・ゴジラ』ではモーションアクターまで務めるなどその活躍は多岐に渡ります。
原島万二 / 及川光博
映画『七つの会議』の狂言回しの役割を担うのが、営業二課長の原島万二。
ノルマを達成できず叱られてばかりの名前の通り万年二番手な平凡なサラリーマンだったのですが、パワハラによって坂戸が左遷され営業一課長になります。情けない態度を取ることも多いながら、正義感は強く、他者への共感力も厚い優しい性格をしています。
会社の異様な人事や、八角に対する不信感から、経理の浜本とともに事態の真相を独自に調査するのですが、それにより八角たちが隠してきていた不良ネジの秘密を知ることになりました。映画の最後には、八角とともに東京建電に残って、諸々の事件の残務処理を担うことになります。
そんな原島万二役を務めるのは俳優でありミュージシャンでもある“ミッチー”こと及川光博さん。福澤作品では『半沢直樹』にも出演経歴があります。
浜本優衣 / 朝倉あき
営業一課で経理を担当しているのが浜本優衣です。
表向きには寿退社を控えているということになっていましたが、実は経理部課長代理の新田雄介と不倫関係にあったのが実際でした。最後に結果を残したいと、社内環境の改善のためにドーナツの無人販売を開始するのですが、そのドーナツがまた随所で鍵となっていきます。物語の中盤からは原島と共に行動し、八角らが何を隠しているのかの捜査を進めていくことになります。
そんな浜本優衣役を務めるのは、女優の朝倉あきさん。映画『四月の永い夢』や『ハロウィンナイトメア』などで主演を務めた他、アニメーション映画『かぐや姫の物語』では、主人公のかぐや姫役を務めました。福澤作品ではドラマ『下町ロケット』に出演しています。
北川誠 / 香川照之
営業部の部長を務めているのが北川誠です。営業部の会議を取り仕切り、度々結果を残せていない原島のことを強く叱責しており、営業部からは鬼として恐れられていました。
ただし、居眠りをしている八角に対しては叱ることがなく、その理由は八角とは同期で、かつては梨田の下で営業に勤しんでいたものの、八角が断った梨田からのデータの改ざんを承諾したのが北川だったからでした。一時は八角と対立して、リコール隠しに加担しようとしたものの最終的には、その行動や過去を反省し、リコール隠しの証拠となるネジを八角に委ねました。騒動後は実家のバラ農園に従事し、食べられるバラの育成に勤しんでいます。
そんな北川誠役を務めるのは、歌舞伎役者でもある香川照之さん。福澤作品では『半沢直樹』にて印象的な大和田役を務め、高い視聴率を叩き出しました。
坂戸宣彦 / 片岡愛之助
“花の一課”と称される営業一課の課長を務めているのが坂戸宣彦です。度々の目標達成から北川から厚い信頼を受けていたのですが、八角によってパワハラで訴えられてしまってからは人事部に移動となってしまいました。
しかし、本当は欠陥品であるネジの流通規模の調査のために隔離されていたのが真相で、危うく今回の事件の責任を全て背負わされそうになります。しかし実際はプレッシャーによって、不正をさせるように仕向けられていたことが明らかになります。
東京中央銀行の本部の次長である兄を持っており、子供の頃から兄と比べられて生きてきたことからも無理をしていたのではないかと、坂戸の背景にも言及されています。
そんな坂戸役を務めるのは、歌舞伎役者でもある俳優の片岡愛之助さん。片岡さんも『半沢直樹』に出演し、国税局査察部統括官の黒崎という特に個性的なキャラクターを演じました。
梨田元就 / 鹿賀丈史
東京建電の親会社であるゼノックスの常務取締役を務めているのが梨田元就です。東京建電の営業部の会議には出席し、極度に高圧的な態度を取っていました。
実はそんな梨田も20年前には、東京建電の営業部の部長を務めており、現在の北川のように高いノルマを要求する存在として君臨していました。挙げ句の果てには、データの改ざんを強要するようなことにまで手を出し、東京建電のノルマ第一の隠蔽体質を作り上げることになってしまいます。
物語の最後には今回のリコール隠しの責任を背負わされる一人として、失脚することになります。
梨田元就役を務めるのは俳優の鹿賀丈史さん。かつては劇団四季に在団しており、多くのミュージカルに出演した他、『料理の鉄人』や『ポンキッキーズ』などのバラエティ番組への出演や声優・歌手など多岐に渡る活躍を果たします。
宮野和広 / 橋爪功
東京建電の社長を務めているのが宮野和宏。
本来必要な強度以下のネジを製造させるべく、トーメイテックに圧力をかけていた張本人であり、実は今回の事件の首謀者であったことが物語の終盤で明らかになりました。八角の告発により、事件の責任を負わされ失脚することになります。
宮野和広役を務めるのは『LEADERSリーダーズ』で福澤作品にも参加したことのある大ベテランでもある橋爪功さんです。
徳山郁夫 / 北王路欣也
東京建電の親会社であるゼノックスの社長を務めているのが、徳山郁夫です。
“御前様”という通称から彼が、出席する会議は御前会議と呼ばれており、八角が乱入した御前会議にて、今回の不良ネジの真相が明らかになりました。しかし徳山は一通りの真相を知ってもなおその事実を隠そうと動きます。結果、八角によって告発されるもその責任は梨田が背負うことになりました。
徳山郁夫役を務めるのは福澤作品では『華麗なる一族』や『半沢直樹』にも出演していた北王路欣也さんです。
村西京助 / 世良公則
東京建電の副社長であり、ゼノックスから出向してきている立場にあるのが村西京助です。
その立場からゼノックスに報告されてはいけないと、今回のネジの問題を知らないままだったのですが、事件を隠蔽しようとする社長らに反発した八角からの内部告発文書を受け取り、ついに事態をゼノックスが知ることになりました。
村西京助役を務めるのは、福澤作品では『下町ロケット』にも出演し、ミュージシャンという経歴も持つ世良公則さんです。
新田雄介 / 藤森慎吾
経理課の課長代理を務めているのが新田雄介です。
妻子持ちでありながらも、かつては浜本と不倫関係にあり、その仲もこじれていました。そんな浜本が企画していたドーナツの無人販売で採算が合わなかった原因も彼であり、ネジの転注の件の不信感を訴えるも、諸々の事情を知る上層からは棄却され、東北営業所に飛ばされることになります。
新田雄介役を務めるのは、オリエンタルラジオとしてお笑い芸人として活躍する藤森慎吾さん。ドラマや映画にも度々出演していましたが福澤作品への参加は今作が初めてでした。
八角淑子 / 吉田羊
八角の元妻が八角淑子です。すでに八角とは離婚していながらも度々八角とは会っており、慰謝料を受け取りながらも無理には要求しておらず、むしろ、八角のことをよく理解している存在として、八角を後押しする存在として登場しました。
そんな八角淑子役を務めるのは、映画『記憶にございません!』やドラマ『2020年五月の恋』など多くの作品に出演している吉田羊さんです。
知っているとより深みが増す『七つの会議』の解説
原作小説『七つの会議』との違いとは?
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冒頭でも紹介している通り、映画『七つの会議』には、同名小説を原作としています。
そんな小説を生み出した池井戸潤さんは、本作以外にも、『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズ、『花咲舞』シリーズなど金融界や経済界を舞台にした小説を数多く発表しており大ヒットを果たしています。
小説版と映画版ではいくつか違いがり、そもそも原作小説は主人公がそれぞれ異なる短編からなる群像劇となっており、新聞にて連載されていた七つの短編と単行本化の際に書き下ろされたエピローグで構成されています。原島や浜本といったキャラクターの視点が前半の中心となっていたり、カスタマー室長の佐野の活躍が大幅にカットされていたりと、映画独自のアレンジが施されていました。
物語の顛末や、キャラクターの背景など、映画などでは語られきれていない要素も原作では知ることができるので、映画を観た後に読んでも楽しめるのではないでしょうか。
“七つ”の会議の七つとは?
意外と気になるのは、タイトルになっている『七つの会議』における“七つ”とはなんのことか。この七つは、原作の七つの主人公の物語から描かれていたり、それに伴い、七つの会議が登場することから、『七つの会議』というタイトルになっています。
ただし、映画版では物語のアレンジなどの影響から、そのタイトルの意味が薄れるような結果となっているので、タイトルの意味はわかりにくくはなっています。多くの人が、七つも会議が登場したのか?と違和感を覚えるのではないでしょうか。
一応、物語に影響する、主要な役職の面々が集い話し合う“会議”シーンを数えていくと、以下のように映画版でも七つが出揃います。
- 一度目:冒頭の営業部会議
- 二度目:坂戸に対するパワハラ委員会の会議
- 三度目:原島が営業一課長になってからの営業部会議
- 四度目:転注に対する不信を経理部が責める役員会議
- 五度目:(回想)屋上における不良ネジ発覚の秘密会議
- 六度目:ゼノックスにおける御前会議
- 七度目:(回想)20年前に梨田が営業部部長をしていた頃の営業部会議
『七つの会議』に登場する会社や事件にモデルはあるのか?
もう一点気になることといえば、今作で描かれている物語にはモデルとなる会社や事件はあるのか?ということです。ベースとなった実在の事件が存在する『空飛ぶタイヤ』とは違い、原作者の池井戸潤さんは、本作の物語に明確なモデルとなる会社や事件はないことを明言しています。『七つの会議』はあくまでもフィクションとなっています。
ただし、リコール隠しやデータ改ざんといった事件は度々報道される通り、現実に発生している問題であり、フィクションとは思えないような内容となっているところがまた本作の魅力となっています。会社勤めをしている人にとっては作中の随所に共感できる瞬間があるのではないでしょうか。
『半沢直樹』『下町ロケット』の福澤克雄さんの存在感の大きさ
本作の魅力的なフックの一つでもあるのが、やはり『半沢直樹』や『下町ロケット』など池井戸潤さんの作品の映像化で複数回タッグを組んでいる福澤克雄さんの存在。本作の映画監督であり、テレビドラマディレクターや演出家という一面を持ち、テレビの視聴率が低下している中で、演出として参加した2013年に放送されたテレビドラマ『半沢直樹』の最終話は、視聴率42.2%を記録。平成における民放テレビドラマでは最高視聴率を獲得する結果を残しました。
映画監督作では2008年の『私は貝になりたい』や、2018年の『祈りの幕が下りる時』など本作以前にも担当したことがあったのですが、やはり池井戸潤さんの作品を実写化するという点で注目度合いがかなり違うものとなりました。これまでの福澤・池井戸タッグによるドラマに出演した役者が多数出演するという点でも、その色合いがより濃いものとなっています。
まとめ
映画『七つの会議』の結末に至るまでの物語の流れから、錚々たる豪華な役者陣、さらには原作との違いや、多くの人が疑問に思うであろうポイントまで一挙に紹介して参りました。
世界でも特異とされる会社文化を持つ日本の一面をよく知れるという意味でも有意味な一本。エンドロールで流れる最後の発覚からのメッセージは、いざという時にしっかり道を外さないための指針になるのではないでしょうか!