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これを知っていれば映画マニア!!カルト・ミッドナイト映画30選

アルファ

カルト映画は実際の定義づけが難しく、有名・マイナー問わず「一部の熱狂的なファンに絶大な支持を得ている」ことがカギとなっています。クオリティの高い・低いは関係ないため、いかに鑑賞者に愛されているかが重要ですね!

ここでは、数多く存在するカルト映画の中でもその入り口となるような作品を中心にご紹介していきます。隠れた名作も紹介していますので、きになる作品をぜひ探してみてくださいね!!

おすすめカルト・ミッドナイト映画

1.エル・トポ

「予告編や作品タイトルからは、想像し難い世界観」

エル・トポ
出典:Amazon.com

出典:映画『El Topo』予告編

あらすじ

主人公エル・トポ(アレハンドロ・ホドロフスキー)は、砂漠をさまよう子連れのガンマンである。
子供(ブロンティス・ホドロフスキー)はなぜか全裸のまま、旅に同行している。
エル・トポは子供が7歳になった時、彼に母親の写真とぬいぐるみを手放す様に言った。

とある集落に辿り着いたエル・トポらは、住民があちらこちらで惨殺されている光景を目にする。
そこでエル・トポは、絡んでくる3人のごろつきの内の1人にボスを尋ねた。
すると男は死ぬ間際に、ボスは修道院にいると口を割った。

エル・トポは修道院を襲い、大佐と呼ばれるボスを追い詰め自殺に追いやった。
彼は大佐の女であったマラ(マーラ・ロレンティオ)がエル・トポに惚れ込んだ事を知り、彼女を同行させる事にする。
その際7歳の実の息子は、その場に置いていった。

おすすめ!カルトなポイント

エルトルボ
出典:映画『エル・トポ』公式Facebook

キング・オブ・カルト・ムービー。本作品のタイトルになっているエル・トポとは、モグラを意味する言葉です。
また本作品は、ジョン・レノンが大絶賛した事でも有名です。

登場人物らの行動が不可解と言うよりは、本来の動機が理解し難いといった印象の作品です。
しかし本作品では数々のタブーが描かれながらも、決して支離滅裂なのではありません。
頭でっかちにならずに、感じるがままに鑑賞する方が作品をより楽しめるのではないかと思います。

エル・トポは1970年、ニューヨークのエルジン劇場にて深夜上映されました。
当時の時代背景も関係し、醒めた目で映画を観る様な若者らから絶大な支持を得る様になります。
公開後作品は口コミであっという間に話題になり、深夜に映画館でこの映画を鑑賞する事が、トレンドにもなりました。これらの作品はミッドナイトムービーと呼ばれています。
この後エルジン(ミッドナイト)劇場では『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』や『イレイザーヘッド』など、数々のカルト映画が上映される様になりました

2.ロッキー・ホラー・ショー

「次々現れる個性的な人物と、ロック音楽でノリノリの展開!」


出典:映画『ロッキー・ホラー・ショー』公式Facebook

出典:映画『ロッキー・ホラー・ショー』予告編

あらすじ

婚約中のブラッド(バリー・ボストウィック)とジャネット(スーザン・サランドン)は、恩師であるスコット博士(ジョナサン・アダムス)にその内容を伝えるべく、車を走らせていた。
しかしあいにく天候が悪く、その上車のタイヤがパンクしてしまう。

ブラッドらが周囲を見渡すと、一軒だけ古い城のような屋敷が見える。そこで2人は屋敷を訪ね、電話を貸してもらう事にした。
その屋敷は少し不気味な空間であったが、2人はどうにかリフ・ラフ(リチャード・オブライエン)により中に案内される。
薄暗い屋敷の奥ではパーティーが開かれているらしく、笑い声や奇声が聞こえた。

屋敷の奥の部屋に案内されると、今度は性転換者のフランク博士(ティム・カリー)がもてなした。
異様な程様々なルックスの人々が集まったパーティに、ジャネットは気絶する。
更に博士は今夜自作の人造人間を皆に見せると言い始めた。

おすすめ!カルトなポイント


出典:『ロッキー・ホラー・ショー』公式facebook

1970年代のカルト・ムービーの中でも、比較的名の知れた作品でもあります。
この作品を鑑賞した事は無くても、誰かに薦められたという人は意外と多いのではないでしょうか。
また『ロッキー・ホラー・ショー』を2000回以上観たという人もいるぐらい、コアなファンが存在する作品でもあります。

ホラー作品というよりはむしろコメディやSFの要素が強く、どちらかと言うとノリノリの音楽で気分をハイにしてくれるテイストの作品です。
フランク博士をはじめとする登場人物の髪型やファッションも垢抜けていて、独特の世界観が感じられます。

また、この映画の原作・脚本を手がけたリチャード・オブライエンが演じる執事、リフ・ラフの演技にも注目です。

3.イレイザーヘッド

「この赤ん坊が『エレファント・マン』のルーツなのか!?」

イレイザーヘッド
出典:Amazon.com

あらすじ

フィラデルフィアの印刷工場で働くヘンリー(ジャック・ナンス)は、鉛筆の裏に着いた消しゴムの様なヘアスタイルが特徴であった。
また彼は背が低く、その上だぼついたスーツを着ている。そんな彼には、メアリーというガールフレンドがいた。

ヘンリーはある日メアリー(シャーロット・スチュアート)の実家に招かれるが、食卓にはグロテスクなチキン料理が運ばれる。
更にメアリーの母親(ジーン・ベイツ)からは娘が出産したと聞かされ、ヘンリーは結婚を承諾する。
しかし生まれてきた赤ん坊は、ETを数倍も醜くした様なルックスでとても人間の子供とは思えない姿であった。
その奇妙な赤ん坊の夜泣きに耐える事が出来なくなったメアリーは、ある日アパートを出て実家に帰ってしまう。
ヘンリーはその不気味な赤ん坊をのぞき込んで、じっと眺めていた。
世話をする人がいなくなり、遂に赤ん坊の面倒を見始めるがヘンリーだが…。

おすすめ!カルトなポイント

赤ん坊の見た目があまりにもグロテスクで、多くの人に幅広く受け入れられる作品とは言い難いのが本作の特徴です。
しかしそこが新しくて良いというファンも多く、賛否両論ある作品とも言えるでしょう。
後半のストーリーでは育児ノイローゼ気味のヘンリーが、エイリアンの様な赤ん坊に対しとんでもない事をしでかすので、描写は更に想像しがたい表現となっています。

また本作品はフィラデルフィアの工業地帯の暗いイメージが、効果音としても表現されています。
決して愉快とは言い難い機械の不協和音が、不気味な描写に挿し込まれる事により心理的に追い詰められた様な気分にさせられる事でしょう。
この様な表現方法は当時大変珍しく、アート系作品を好む様な人々からは大いに賞賛された作品です。

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4.ファントム・オブ・パラダイス

「ロックンロール版オペラ座の怪人」

オペラ座
出典:Amazon.com

あらすじ

シンガーソングライターである主人公ウィンスロー(ウィリアム・フィンレイ)は、その天才的な才能で楽曲作りに励む日々。
制作中の曲の完成は間近であった。しかし彼には若干スター性が欠けており、それが玉に傷である。

大手レコード会社の社長であるスワン(ポール・ウィリアムズ)は、このウィンスローのこの楽曲に目を付けていた。
スワンは最初からウィンスローを騙す気で、部下を使い彼に間接的に接近する。
結果彼はウィンスローの楽曲を横取りする事に成功。
スワンは新しく自前の劇場「パラダイス」の建設を企てており、杮落しでこの曲を使いたいと考えていた。

その後スワンの豪邸を訪ねたフェニックスは、美しい歌声のフェニックス(ジェシカ・ハーパー)に恋心を抱くが、屋敷から放り出されてしまう。
その上故意に麻薬をポケットに入れられ、刑務所行きとなってしまった…。

おすすめ!カルトなポイント

本作品は当時デ・パルマの問題作とも言われていました。
カルトなロックミュージカルとして、
『ロッキー・ホラー・ショー』と並び親しまれている映画作品です。
主要キャストは皆キャラの立った人物ばかりで、すぐにこの作品世界に引き込まれます。

やや毒のある作風は好みが分かれる所ですが、独特なセンスが光る作品でもあります。
特にストーリー終盤のパラダイスでの舞台シーンは、必見。ファントムが、自分から何もかも奪ったスワンに対して遂にとどめを刺すシーンは痛快です。
激しいカット割りのおかげで、スピード感のある映像描写に仕上がっており、より高揚感が感じられる仕上がりに。
何度も鑑賞したくなる作品です!

5.未来世紀ブラジル

「ブラック・ユーモアに満ちたSFファンタジー」

未来世紀ブラジル
出典:Amazon.com

近未来の架空の国。主人公サム(ジョナサン・プライス)は情報省に勤務するエリートでありながら、現実逃避願望が強く空想癖を持っていた。
そんなある日情報省が、テロ容疑者の名前を間違える。
原因はタイプライターに挟まれた蠅のせいで発生した、誤字によるものだった。
結果容疑者の名は【タトル】であったが、何の罪も犯していない【バトル】が連行される事になる。

バトルと同じアパートの上の階に住むジル(キム・グライスト)は、この件について抗議するが取りあってもらえない。
サムはこの頃から、自分の仕事に疑問を抱き始める。
更に彼女を偶然に見かけたサムは、この女性が最近彼の夢に度々登場する女性とそっくりである事に気付く…。

おすすめ!カルトなポイント

本作品では絶望的な管理社会と、主人公サムの理想の世界が交差する様に描かれています。
よってファンタスティックな作品とも言えますが、
ディストピアが描かれたSF作品と言っても差支えないでしょう。

重たいテーマを扱った作品でもありますが、サムの住居空間の表現などは大変新しく観る者を退屈させません。
また朝になるとオートマティックに準備される食事があり、サムは一見恵まれた環境の中生活している様にも見えます。
しかし劇中では、
プライバシーが守られていない上、心の自由の無い世界の窮屈さも同時に描かれています。

6.時計じかけのオレンジ

「好き放題暴れたアレックス青年の行く末は?」


出典:映画『時計じかけのオレンジ』公式Facebook

あらすじ

舞台はそう遠くない未来のロンドン。
主人公アレックス(マルコム・マクダウェル)は、夜毎に仲間らとコロヴァ・ミルク・バーへ通う。バーで彼らが飲んでいるのは、一見ミルクの様に見えるが、その飲み物にはドラッグが混ざっているのだ。

アレックスとその仲間は暴力行為から快楽得ている様で、その本能に従い罪のない人々に大いなるダメージを与えた。ある時はホームレスの老人(ポール・ファレル)をボコボコにしたり、またある時は不良チームを襲ったりと、彼らのバイオレンス行為は日々エスカレートする。

しかし歯止めが利かなかった彼らの行動に、遂に終止符を打つ時が来た。その日アレックスは仲間とちょっとしたいざこざがあり、そのせいで彼らに裏切られてしまったのだ。逮捕されたアレックスは、懲役14年の判決を言い渡される。

おすすめ!カルトなポイント


出典:映画『時計じかけのオレンジ』公式Facebook

この作品はアンソニー・バージェスのディストピアSF小説を、キューブリック監督が映画化したものです。
ストーリー序盤から主人公が数々のタブーを犯すので、キューブリック作品の中でもよりカルトな作品として評価され、また同時に批判もされています。
特に否定的な意見では、主人公のアレックスの暴力がいき過ぎていて、感情移入しづらいという点が挙げられます。

それ以外では本作の劇中に出てくる老婦人や作家夫婦の住む家の、インテリアデザインが秀逸な点も注目です。
またスタイリッシュでありつつも猥褻なモチーフのオブジェなど、
不謹慎ながらに笑ってしまう凝った小道具があれこれ登場します。

中盤以降のストーリーでは暴力や欲望に忠実な主人公を、徹底的に抑圧しようとする管理社会の恐ろしさが描かれています。

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7.フリークス

「イギリスでは公開後すぐに上映が禁止された問題作」

フリークス
出典:Amazon.com

あらすじ

舞台は、ある見世物小屋。小人症であるハンス(ハリー・アールス)は、フリーダ(デイジー・アールス)と婚約していた。しかし彼は、同時に空中ブランコ嬢であるクレオパトラ(オルガ・バクラノヴァ)に対しても、憧れのような感情を抱いている。ハンスのその心境を理解しているクレオパトラは、彼に高級な品物を貢がせ影ではあざ笑っていた。

ハンス同様小人であるフリーダは、その様子を心配そうに眺める。そんな折、クレオパトラはハンスが膨大な遺産を相続した事を知る。彼女は婚約者のいるハンスに擦り寄り、結婚を迫るが、目的は彼の財産であった。

おすすめ!カルトなポイント

本作品はあまりにもショッキングな内容の為、イギリスでは30年の間公開が禁止されていました。
また作品内では、役者も実際にサーカスで働く障害者の人々が、演じています。
このような理由が、賛否両論ある大問題作と言わる所以なのでしょう。

劇中ではハンスを見下しながら、どんどん貢がせるクレオパトラの悪役ぶりが存分に描かれています。また、特に結婚式のシーンでのクレオパトラの言動は、ハンスやその仲間を大いに傷つける内容のもの。

更に彼女はハンスの飲み物に毒を入れ殺害する事を試みますが、ラストでは彼の仲間に見付かり逆に復讐されます。このエンディングは、トラウマ級の怖さと言えるでしょう。

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8.ダーク・スター

「伝説の爆笑SF!!」

ダーク・スター
出典:Amazon.com 

あらすじ

人類は新たな植民地を求めていた。
探査船ダーク・スター号はその目的を果たすべく、広大な宇宙の中で、不安定惑星を爆発させながら進んでいった。クルーは4人、船長(ジョー・サンダース)は既に死んでいるが、冷凍冬眠によってかろうじて脳だけが生きているという状態が保たれていた。

ダーク・スター号は地球からの距離が遠くなってしまった為、充分な支援を得る事も出来ない。長旅のせいか、宇宙飛行士らは引きこもり状態に陥るなど、精神的にも皆不安定だった。それに追い打ちをかける様に、ダーク・スター号は宇宙嵐に巻き込まれる。
これにより自我を持った「爆弾20号」が、誤作動を起こしてしまうのだが…。

おすすめ!カルトなポイント

ストーリー序盤での宇宙飛行士らの言動が、緊張感ゼロに等しく、他のSF映画では観る事の出来ない独特の世界観を味わう事が出来ます。
また爆弾が自我を持っているという観念がユニークで、今鑑賞しても新しく感じられます。

『ダーク・スター』は低予算で製作された作品ですが、劇中の随所に様々な創意工夫が感じられます。
本作を鑑賞すれば、多大な予算がかけられた作品が必ずしも面白いとは限らないと実感させられるのではないでしょうか。

また劇中には明らかに空気で膨らませたと思われる、ビーチボールの様な造形のエイリアンが登場します。
見た目もポップでややチープな印象のエイリアンですが、このキャラクターが案外怖くてそのギャップに驚かされます。
その他、登場人物が宇宙内でサーフィンをするなど、通常では考えられない奇想天外な発想を元に作られたシーンを楽しむ事も出来ます。

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9.バーバレラ

「異色のSF映画」

バーバレラ
出典:Amazon.com 

あらすじ

宇宙船内のバーバレラ(ジェーン・フォンダ)は地球大統領から、デュラン・デュラン博士(ミロ・オーシャ)を探すよう、指令を受ける。
そこでバーバレラは博士がいるタウ星に向かうが、着陸に失敗し宇宙船が壊れてしまう。
そこへなぜか大勢の子供らや不気味な人形が現れ、バーバレラの衣類をちぎり始めた。

そんな時毛皮を着た男(ウーゴ・トニャッツィ)が現れたので、バーバレラはこの不可解な危機から救われた。
更に彼女は、男に先程壊れた宇宙船の修理を依頼する。
彼女はそのお礼代わりなのか、体を求める男の要求に応える。その後バーバレラは再び宇宙船に乗り込み、出発するが…。

おすすめ!カルトなポイント

『バーバレラ』はフランスのコミック作家ジャン=クロード・フォレストのSFコミックが、カルトなタッチで映像化された作品です。
オープニングタイトルでのバーバレラの【無重力】ストリップシーンは、インパクトがあり話題性のある場面でもあります。

更に劇中では、未来の性行為は手の平を合わせてテレパシーの様なもので行う様になっており、従来の性行為の方法は、古いやり方で時代遅れの様に扱われているのが興味深いです。
加えて
劇中の各シーンに使用される小道具などにも1つ1つこだわりが感じられ、やたらと想像力を刺激される作品でもあります。

本作は異色のSF作品と評される事もありますが、この様な部類の映画から心の目が開かれるかも知れません。様々な映画に興味が持つ事が出来、視野が広がる可能性が感じられる作品です。

10.ファンタスティック・プラネット

「独特のタッチで描かれたストレンジな世界」

ファンタスティック・プラネット
出典:Amazon.com

あらすじ

舞台はドラーグ族が権力を持っている、イガムという名の惑星。ドラーグ族は巨大であり、目の色は赤く、肌の色は青かった。
対して人間そっくりのオム族は、ドラーグ族からすれば虫程の大きさに過ぎず、その為ペットとして飼われる事も多々あった。

テール(エリック・ボージャン)の母親も彼が赤ん坊の時、ドラーグ族によって殺されてしまう。孤児になったテールはその後ドラーグ族の子供であるティバ(ジェニファー・ドレイク)に拾われ、ペットとして飼育される事になる。

ドラーグ族の子供はレシーバーという学習道具を使用し、新しい知識を得ていた。テールはこっそりレシーバを使用し学習する日々。その後彼はタイミングを見計らい脱出を試みる…。

おすすめ!カルトなポイント

一言で言ってしまえば、かなり奇妙な作品です。ドラーグ族はパッと人目を引くキャッチ―なキャラクターで、ガサツな印象はありません。
しかしその行動は静かに残酷であり、それがより印象的でもあります。
またオム族とドラーグ族のサイズがあまりにも異なる為、鑑賞していても不安感を抱かずにはいられません。

アニメーションをただ何となく眺めているだけでも充分不気味ですが、更に強烈な内容の物語がプラスされる事により、何とも言い難い作品世界が作られています。

人類に似た姿のオム族がドラーグ族から乱暴な扱いを受けている様を観ると、我々人間はもっと昆虫類に対して、丁寧な態度を取らなければいけないと感じさせられます。後半ではこの弱き人類に似たオム族が次第に知恵を得て、進化しやがてドラーグ族の脅威の存在になっていく過程が描かれます。

11.ファイト・クラブ

「不眠症で悩む男がやがて生身の戦いにどんどんはまる」


出典:映画『ファイト・クラブ』公式Facebook

あらすじ

会社員の”僕”(エドワード・ノートン)は不眠症に悩まされていた。”僕”が睡眠薬を医者にせがむと、患者の会に参加してみる事を勧められる。
医者は、世の中にはもっと病気で苦しんでいる人がいる事を知るべきだと言った。

その後”僕”の不眠症は、様々な病気で悩む患者の集いにニセ患者として参加する内に完治した様に思えたのだが、その会で自分と似た事をいている女性に出会ってから、不眠が再発する。

更に高級家具に囲まれたマンションで何不自由ない生活をしていた”僕”であるが、ある日爆発事故が起こったせいで無一文になってしまった。その後出張に出た”僕”は、機内でタイラー(ブラッド・ピット)という男に出会う。

彼は”僕”とは程遠い性格であった。”僕”はタイラーから生身の人間同士の殴り合いの凄味を教わり、その行為にどんどんはまっていった。
次第にこの奇妙な行為の参加者が増え、それは集まりは【ファイト・クラブ】と名付けられる。

おすすめ!カルトなポイント


出典;映画『ファイト・クラブ』公式Facebook

観客を上手くミスリードする事によって騙し、最後にはあっと驚かされるオチが用意されています。そこでなぜ主人公が、名前ではなく”僕”という表現がされているのかなど様々な疑問が解決され、伏線も上手く回収される仕組みになっているのです。

もちろんバイオレンス描写もありますが、本作品はこの様な行為を賞賛するものではないと言えるでしょう。またブラッド・ピットが演じるタイラー・ダーデンのキャラクターが強烈で、多くの人々からの人気を得ています。ちなみにタイラー・ダーデンは、イギリスのエンパイア誌の2008年版「最高の映画キャラクター100人」で、見事1位を獲得しました。

最強に過激でバイオレンスなファイト・クラブの名言集

12.パルプフィクション

「時代にとどめをさす。」

パルプフィクション
出典:Amazon.com 

あらすじ

序幕では若い男女のカップル(ティム・ロス、アマンダ・プラマー)が軽い気持ちで、レストランでの強盗計画を企てている。その計画というのはレジを襲うスタイルの強盗ではなく、銃で脅しながらお客の財布を回収するといった内容のものであった。カップルは店内で大声を上げ、周囲の人々を銃で脅す。

場面は変わり、今度はジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)とヴィンセント(ジョン・トラボルタ)の車内での陽気な会話劇が始まる。
そんな彼らだがスーツケースを盗んだ若者らの部屋を訪ね、無残に殺害する。スーツケースを無事回収した彼らだが…。

おすすめ!カルトなポイント

『パルプフィクション』ビフォーアフターと言っても良い程、多くの人々に大きなインパクトと影響を与えた作品です。
また、この作品以降タランティーノ監督の映画が話題になる様になってからは、過去の様々なカルト映画が再び注目を浴びる様になりました。

本作品の特徴は、時間軸がバラバラになったストーリー構成です。冒頭部分で途切れていたカップルの物語のストーリーが、後半に展開されるという大胆な編集。ややこしい物語を頭の中で時系列に整理していくのも、本作品の楽しみの1つです。

ヴィンセントらの服装に注目すると、時間の流れがすんなりと読めるかも知れません。

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13.エスケープ・フロム・L.A.

「2013年、誰も知らないL.A.がそこにある…」

エスケープ・フロム・L.A.
出典:Amazon.com

あらすじ

舞台は2013年のロス。2000年の大地震の影響で、ロサンゼルスは完全に分離された島と化しており、囚人らの流刑地になっていた。
その上大統領(クリフ・ロバートソン)が妄信的な宗教信者であるせいか、
アメリカ国民は酒やたばこ、赤身の肉などの摂取を禁止されている。

そんな時大統領の娘であるユートピア(A・J・ランガー)が、国家の機密兵器を盗んだ。その兵器は地球上のあらゆる電子機器をストップさせる事が出来る、脅威のブラックボックスであった。

そこで大統領やマロイ(ステイシー・キーチ)らは、悪名高い犯罪者スネーク・プリスキン(カート・ラッセル)に、ブラックボックスの回収を依頼する。

おすすめ!カルトなポイント

『ニューヨーク1997』の続編とも言われていますが、どちらかと言えばリメイクとしてのニュアンスが強い作品です。なので、はじめて鑑賞される方はこちらの方が、より作品に親しめるのではないかと思います。

何と言っても本作品の最大の魅力は、スネーク・プリスケンという主人公のキャラクター。彼は犯罪者ですが、過去には大統領を救出した英雄であった事から、ちょったした有名人でもあります。「案外背が低いんだな」と皆から言われ、少しムッとする彼の表情が印象的です。

またスネークが島に辿り着いてからのディストピア描写は非常に凝ったもので、奇抜な映像表現を楽しむ事が出来ます。

 

14.マタンゴ

「無人島でのサバイバル!しかし果たして生き残れば幸せなのか?」

マタンゴ
出典:Amazon.com

あらすじ

物語は精神病院に入院している村井(久保明)の語りから始まる。
ヨット【アホウドリ号】に乗った若者ら男女7人は、船内ではしゃぎ回っていた。しかし日が暮れると天候は悪くなり、彼らの船は突如大嵐に見舞われる。
その後とある島を発見した一同は泳いでその島に上陸するが、そのジャングルの様な島は無人島であった。

島の中を歩き探索している内に、彼らは難破船を発見する。しかし奇妙な事に、その難破船には人や生き物の死骸が無かった。更に船内に残された航海日誌を読む限り、どうやらこの島に生えているきのこを食べると危険だと言う事が分かる…。

おすすめ!カルトなポイント

本作品はウィリアム・H・ホジスンの「夜の声」を原作に、シナリオが考えられました。海外の短編小説を元に、この様なカルトな日本の特撮作品が製作された事に、魅力が感じられますよね。『マタンゴ』は無人島に漂流した男女7人がサバイバルするだけの物語かと思われがちですが、実はそうではありません。

1人また1人と食の欲望に負けて、怪物化していく若者の姿が不気味に描かれているのが本作の特徴とも言えます。ブルジョアジーであるが故、空腹のストレスに絶える事が出来ない登場人物達のメンタルの弱さ。

劇中では島に漂流した男女のヒューマンドラマも、濃厚に描かれています。生きるか死ぬかの瀬戸際であるにもかかわらず、関口がやたらとセクシーで妖艶な雰囲気を醸し出している事にも惹き付けられます。
そして何よりも、怪奇なマタンゴの造形や動きがどこか芸術的で美しく印象的です。

15.吸血鬼ゴケミドロ

「ゴケミドロの侵入シーンがトラウマになった人は多数…」


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出典:映画『吸血鬼ゴケミドロ』予告編

あらすじ

羽田空港を発った旅客機はこれまでにない程赤く染まった空の中、目的地の伊丹空港に向かい飛行していた。しかしその時航空管制塔から、この機内に爆弾が仕掛けられているとの情報が入る。更にその後この飛行機は、拳銃を所持している寺岡(高英男)という男に乗っ取られた。彼はブリタニア大使を暗殺した、テロリストだったのである。

すぐさまこの旅客機の横を通過した未知なる物体の影響により、飛行機は山中に不時着した。搭乗者の中では副操縦士の杉坂(吉田輝雄)をはじめ、朝倉(佐藤友美)や真野(北村英三)ら計9名が生き残った。更には死んだと思われていた、ハイジャック犯の寺岡の生存も確認される。

寺岡は客室乗務員の朝倉を人質に取り機外に出るが、その後謎の円盤を発見する。彼はその中に、すっと吸い込まれていくのだった…。

おすすめ!カルトなポイント

額がパカッと割れその中にどろどろのゴケミドロが入り込んでいくシーンは、ゾクッとする様な、何とも言えない不快感を覚える有名なシーンです。また、テロリストであるが故脅威の存在であった寺岡が、別の意味で皆を怖がらせる存在になる展開も見物です。

この様なヴァンパイア作品で、不時着した飛行機が拠点とされる設定はどこかいびつで、好奇心を刺激されずにいられません。しかし寺岡が助けを求めに戻ってきた時、彼を機内に入れるかどうか内部の人間の心の葛藤が描かれている点では、【吸血鬼もの】の定番スタイルから外れていないとも言えます。

ちなみに冒頭で描写される異様な程赤い空は、タランティーノ監督のキル・ビルのあるワンシーンでオマージュされています。
また劇中で生き残った乗客らの個性がやたら強く、本作全体の雰囲気を際立たせています。

大好評のカルト・ミッドナイト映画15選のパート2となります!カルト映画と言うのは前回紹介した『エル・トポ』が筆頭となり、“カルト”というカテゴリー分けが生まれました。

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16.ケンタッキー・フライド・ムービー

「マニアにはたまらないオムニバス形式のブラックコメディ」


出典: Amazon.com

あらすじ

舞台はアメリカ合衆国に存在するケンタッキー州。全90分で全22話のオムニバス・ストーリーが楽しめる。

おすすめ!カルトポイント

決してケンタッキー・フライド・チキンは全く関係ないのでご注意ください(笑)これといった筋書きはない映画で、全22話のオムニバス・ストーリーが延々と続いていく作品です。

あのファーストフードは全く関与していないのに、のっけから体に悪い「油」をイジる、女性の裸体や下ネタがバンバン登場する、「ニガー!」などと言ってはならない禁句が飛び出す、有名B級映画「燃えよドラゴン」を長尺でパクる……といった、これぞカルト映画!という要素がふんだんに詰め込まれています。

それをコメディ形式が進んでいくのですが、気軽にハハハ!と笑えるものから「これ、いいの?」と苦笑いしてしまうものまで、笑いのバリエーションが揃っているのも特徴的。もちろんアメリカン・ジョークや少々理解できないストーリーもありますので、好き嫌いはハッキリと分かれてしまうかも。

アメリカでの公開は1977年。撮影期間はたったの28日という超最短&低予算で制作された映画ですが、予想以上のヒットとなったのだとか。スタッフも当時は全員無名・新人であったにも関わらず、この作品で知名度を上げたといっても過言ではありません。

日本でも1978年で公開されており、実は1983年に地上波で放送されたのです。今ではテレビ放映ができないであろう作品のため、非常に貴重な時代でしたね!タブーとブラックコメディ満載の危うさがたまりません。バラエティ番組を観るような気持ちで楽しんでください。

 

17.悪魔のいけにえ

「レザーフェイスはトラウマ級の怖さ」

悪魔のいけにえ レザーフェイス
出典:Amazon.com

あらすじ

アメリカテキサス州にて、近頃は墓荒らしが頻発しているという。若い男女5人組は墓荒らしに遭っていないか確かめるべく、里帰りをすることに。途中、ヒッチハイクにて青年(エドウィン・ニール)を車に乗せるも、彼は頭のおかしい言動を取り、車内は混乱する。結局青年を無理矢理降ろし、再度仕切り直したところガソリンが足りなくなってしまった。

ガソリンを分けてもらうために5人は民家を訪れるが、その付近にはソーヤー家という不気味な一家が住んでおり……。一人、また一人と殺されていくのであった。

おすすめ!カルトポイント

今となっては認知度も高い本作ですが、実は公開当初は大問題となったそう。グロテスクでショッキングなシーンが多いために、全米では公開禁止を食らってしまったのです。また罪のない男女が殺される、レザーフェイス(お面)は人間の皮膚で作られているという設定も、当時の人たちからすれば恐ろしいものだったのでしょう。

今やスリラー映画やホラー映画も発達し、随分と熱狂的なファンも増えました。しかしかつてはこういった映画がそう多くなかったために、処分や規制も厳しかったことが予想されます。

確かに現代のホラー映画を見慣れていても、『悪魔のいけにえ』は気味が悪く、終始イヤ~な雰囲気に包まれているんですよね。「どのホラー映画の中でもコレが一番怖い」と嘆く声もあるほど!嫌悪感を掻き立てる仮面、残酷な殺人方法、ソーヤー家の室内の荒れ具合……ホラー・スリラーの基本要素である「不気味さ」の全ての原点のような作品ですよ。

制作予算があまりなかったそうですが、チープな感じは見受けられません。「元祖・後味悪い系ホラー」であり、これを観ずしてホラー映画は語れないかも?続編やスピンオフも制作されているため、長く愛されている作品とも言えますね!

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18.デス・レース2000

「ついツッコミを入れたくなる、ハラハラ感皆無のレース」

デス・レース2000 ルール
出典:Amazon.com

あらすじ

舞台は西暦2000年。国民が毎年心待ちにしている「デス・レース」が開催されることとなった。ニューヨークからロサンゼルスまでの距離を走り、ただ一着になるだけでなく、様々な方法でポイントを稼ぎながらゴールを目指さなくてはならない。

スタート地点に立って、一気にゴールを目指す参加者たち。しかし昨年の優勝者であるフランケンシュタイン(デビッド・キャラダイン)は、ある目的を持って参加していた。邪魔をしたり、されたりで一気に白熱するレース。栄光を掴むのは、一体誰なのか……!?

おすすめ!カルトポイント

ツッコミどころしかない『デス・レース2000』。まずポイント稼ぎのルールは人を轢き殺すことであり、子供や老人など弱者を殺すことで更にポイントアップ!というマズすぎる内容(笑)

「安楽死デー」と称して車椅子に乗るお年寄りを道端に並べる看護師さん、今じゃ批判殺到間違いなしの描写がバンバン炸裂します。これぞカルト映画ならでは!と頷いてしまうほど、ブラックでマニアックな笑いがあなたを誘いますよ。

正直ストーリーもグダグダでまぁ酷い部分も多いのですが、約84分一気に観れてしまう不思議な中毒性があります。基本的にレース→休息→レースの繰り返しなので、内容もそこまで濃くありません。無理矢理ストーリーを引き延ばすために、エロシーンを盛り込んでくるのもB級あるあるなのかも(笑)

チープな雰囲気、ふざけた車などのデザインが妙に面白く思えてしまうのもおすすめできるポイント。絶対に現代では制作できないであろう“カルト感”を心行くまで楽しんで頂きたいですね。

アメリカで公開されたのは1975年で、あのシルベスター・スタローンが大ヒットする前に出演している作品でも知られています。超低予算であったため、ギャラも驚くくらい安かったのだとか……。しかしそれでも作品は一部で猛烈な支持を得て、シリーズも制作されているほどの人気ぶり。

公開から40年以上経ちますが、今でも映画館でリバイバル上映がなされるほどの熱狂的なファンが多く存在していますよ!

 

19.バタリアン

「ゾンビ、強すぎない!?異色のゾンビ映画登場」

バタリアン ゾンビ
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あらすじ

主人公のフレディ(トム・マシューズ)はある医療会社でバイトをすることになったが、上司のフランク(ジェームズ・カレン)から会社の倉庫にミイラと化したゾンビが保存されている事実を知らされる。二人は興味本位で倉庫へ向かってしまった。

奴らが保管されているであろう箱を叩くと、国の陸軍が開発したガス「トライオキシン245」が倉庫中に充満してしまい、大パニックに!異臭騒ぎとなり、二人は気を失ってしまった。

このガスには死体をよみがえらせてゾンビ化させてしまう働きがあるため、倉庫に保存されていた死体たちは次々とゾンビと変貌していく。気づけばあっという間に周りはゾンビだらけ。人間VSゾンビの壮絶な戦いが幕を開けた……。

おすすめ!カルトポイント

まず倉庫にそんな危険物体(と、物質)が納めてあること自体問題なのでは……と、のっけから感じてしまうほどビックリな設定。ゾンビといえば「殺してもよみがえる」「数が多い」「ゆっくりとした動作」といったイメージを抱きますが、本作のゾンビは想像を超える力強さ!

数の増え方は尋常じゃないですし、走るのはあり得ないくらい早いです(笑)基本ゾンビに見つかれば命はないレベルに襲い掛かってくるのも『バタリアン』ならでは。人間と同等の知恵もあるようで、彼らが電話を掛けている姿はシュールで、ついつい笑ってしまうはずです。

ビジュアル・ポスターを見ればゾンビが少し可愛らしいキャラクターに思えますが、実際動いているところは不気味。人間の脳味噌を食らいつくすシーンは、ちょっぴり生理的嫌悪感を覚えてしまうかもしれません……。

なぜかスウェーデンにて、理由もわからず上映禁止となった面白エピソードも(笑)ゾンビ映画の金字塔である『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の影響を大きく受け、作中でもそのタイトルが登場するほどです。ほぼパロディのようなものですね。

ゾンビ映画ファンにはたまらない、「脳味噌を攻撃しても死なない」常識を覆すゾンビたち。コメディタッチで描きながらもラストシーンはかなり辛辣。予想の斜め上をいく物語も、長きにわたって愛されている秘訣なのでしょう。

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20.悪魔の毒々モンスター

「掃除用モップが世界を救う!カルトすぎてB級すぎる?」

悪魔の毒々モンスター モップ
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あらすじ

いじめられている気弱な青年・メルヴィン(マーク・トーグル)は清掃員の仕事をしていた。勤務先のジムに通う不良軍団にいつもいじめられ、馬鹿にされる生活を送っている。

ある日不良グループがひらめいたイタズラで、メルヴィンは騙されてしまい有毒廃棄物が入ったドラム缶へ体ごと突っ込んでしまう。そして気弱な出っ歯の青年から、顔が醜くひしゃげている、恐ろしき毒々モンスター(ミッチェル・コーエン)へ変化してしまったのだ!

モンスターへと変貌を遂げた彼は醜い見た目ながらも、悪者を嗅ぎつける特殊な能力を持っている。掃除用モップを持ちながら正義を振りかざし、町の悪者を懲らしめるべく立ち向かっていくこととなった。そして盲目の女性、サラ(アンドリー・マランダ)と出会うこととなり……。

おすすめ!カルトポイント

B級映画を専門に扱う「トロマ・エンターテイメント」によって製作され、『悪魔の毒々モンスター 東京へ行く』『悪魔の毒々ハイスクール』『チキン・オブ・ザ・デッド/悪魔の毒々チキンバリューセット』など様々な毒々シリーズを展開。1984年に公開されて以来、多くの作品が世に発表されています。

B級、そしてカルト映画ながら物語や設定がしっかりと作りこまれており、おバカ要素を含めながらも観る者を惹きつける魅力があります。「毒々モンスター」という醜く奇妙なキャラクターですが、観ているうちに愛らしく思えてくるのも非常に不思議な部分でしょう。

町中の悪を懲らしめるのがメルヴィンの役目だが、その内容は目つぶしや臓物が出てしまうほどの暴力など、少々やり過ぎ感も否めません。ですがトコトンやりこんでいく姿には、つい応援したくなってしまうほど。

見ているのがイライラするくらいいじめられっこで気弱な体質だった彼が、モンスターになることで変わっていく……そんなところも見どころの一つ。ただ悪者退治をするのではなく、その後の逆境が待ち受けるシーンまで丁寧に描かれているのが、本作の評価されるべきポイントでしょう。ストーリー性はしっかり、でも少しカルト要素も欲しい!そんな気持ちを満たしてくれるのが『悪魔の毒々モンスター』なのです。

21.トレインスポッティング

「ヘロイン中毒の行く先は……若者たちの青春劇」

トレインスポッティング ヘロイン
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あらすじ

スコットランドで生きるレントン(ユアン・マクレガー)はろくに働きもせず、仲間達と共にヘロイン漬けの日々を送っていた。何度も薬物を断つ決断をするものの、そう簡単にはやめられない状態が続く。レントンは本格的にやめようと決意し、今度は女性関係に走るも、一夜を共にした相手がまだ学生なことに気づく。仲間達もそれぞれ失敗し、再びヘロインを使用してしまった。

しかしある日薬物が原因で、仲間内の赤ん坊が死亡してしまう。それでも辞められない青年達の暴走はエスカレート、遂には犯罪を犯してしまい……。堕ちるところまで堕ちてしまった若者達は、無事に這い上がることができるのだろうか?

おすすめ!カルトポイント

原作は小説である『トレインスポッティング』。自堕落な若者たちを映像化し、衝撃的な内容でカルト的人気を誇りました。ヘロイン漬けである序盤~中盤は画面も常に薄暗く、汚らしい雰囲気に包まれています。まるで地獄の底のような画が並び、特にレントンが駆け込んだ「スコットランドで一番汚いトイレ」のシーンを観れば、必ず身の毛がよだつはず。

働きもせずただただ薬物に溺れる若者たちの様は救いようがなく、気持ちがギュッと締め付けられることもあるでしょう。

しかし「観ていて鬱になる」映画ではなく、どこか爽快感があるのもクセになる点です。何度も薬物断ちに失敗したレントンが変わっていく様子から目が離せません。ヘロインの恐ろしさ、薬物中毒者の怖さを思い知れるほか、一人の人間の成長を見届けられるのも良いですね。

セックス・ドラッグ・バイオレンスと三拍子そろったこの作品、パンチのある映画を観たい時にはぜひどうぞ!

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22.アリス

「摩訶不思議なアリスの世界へ、ようこそ」

アリス ヤン・シュヴァンクマイエル
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あらすじ

アリス(クリスティーナ・コホウトヴァー)は部屋で一人、退屈していた。すると何やら置物のウサギの入ったショーケースから音が聞こえる。注意深く見てみると置物のウサギは動き出し、ケースを割って出ていってしまった。懐中時計を気にしながら遅刻すると呟くウサギは、机の引き出しへと姿を消す。

気になったアリスは引き出しへ顔を突っ込むと、そのまま別世界へ……。ウサギを追いかけてもなかなか捕まらない。アリスはどうなってしまうのか?

おすすめ!カルトポイント

皆さんのよく知る『不思議の国のアリス』ではなく、ヤン・シュヴァンクマイエルが監督を務める実写×アニメーションが織りなす、摩訶不思議な異色の世界です。ただのおとぎ話ではなく、どこか残酷なダークファンタジー。アリス以外は全て人形であり、目が飛び出ている、可愛げのないキャラも特殊な世界観を作り出す重要な要素となっています。

ほとんど台詞がないのも特徴で、アリスのナレーションが淡々と進んでいくのみ。ウサギは置物であることから、身体の内側にはオガクズが詰め込まれています。ほころびればそれを自分で縫合する……なんだか儚いげで、どこか奇妙な気持ちになるのも『アリス』だからこそ。

本来『不思議の国のアリス』とは掴みどころのないストーリーで、主人公であるアリスも一言多いタイプ。本作は原作と全く別物となっているものの、“掴みどころのなさ”は非常に忠実です。夢々しい物語ではなく、大人向けのファンタジーを楽しみたい方にはうってつけでしょう。

オチもしっかりと用意されていて、ラストのどんでん返しに息を呑んでしまうはず。個性的な映像に気を取られがちですが、ぜひストーリーも推測しながら鑑賞して下さいね。

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23.マニアック

「マザコンの変態男が、日夜女性の頭皮を狙う狂気」

マニアック マネキン
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あらすじ

近頃のロサンゼルスでは、女性の頭皮が髪の毛ごと剥がされている死体が相次いで発見されていた。主人公の中年男性・フランク(ジョー・スピネル)はマネキンの修復技師として働いているも、女性への殺害が辞められずにいた。つまり犯人はフランク。頭皮を剥がしてはマネキンに被せて、夜な夜な愛でる行為を繰り返している。

犯行がバレずにいる中、フランクはアンナという女性カメラマンに対して恋をした。初めて自分を理解してくれる相手だと思い、どんどん彼女にハマっていってしまう。しかしアンナは、彼を恋人の対象と思っておらず……。

おすすめ!カルトポイント

生身の人間ではなく、マネキンに愛を注ぐ男の異様な姿を描いた作品。女性の頭皮を剥ぎ取ってマネキンに被せ、悦に入っている様はもうトリハダもの!性癖をこじらせてしまった救いようのない中年男を、ジョー・スピネルがリアルに演じています。

決して美しくない主人公で、でっぷりと太ったお腹、観る者をゾワッとさせる怪しげな演技に吸い込まれそうになりますね。また生身の女性を愛したことがないので、少し優しくしてくれるアンナが現れると「理解してもらった!」と思ってしまう妄想っぷり。現実にも存在しそうな迫力に、驚いてしまう人も多いはず。

残虐描写もそこそこにあり、おでこに刃物を突き付けて頭皮を剥がしていく時に「イタタタ……」と思ってしまうことも。物語はそこまで濃いものではありませんが、女性の頭皮に異常なまでの執着を示した作品。狂った男がどういった方向へ向かっていくのか、結末が気になって仕方がありません。

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24.バスケット・ケース

「カルト・ホラーの傑作と呼ばれた、兄弟の復讐劇」

バスケット・ケース 映画
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あらすじ

ニューヨークへやってきた青年・ドゥエイン(ケヴィン・ヴァン・ヘンテンリック)は大きなバスケットケースを抱えて旅をしていた。宿屋に中身を怪しまれるものの、決して人前で公開することはない。どこへ行くにもバスケットは必要で、ある医師の元へ向かっていく。

彼の右の脇腹には大きな傷跡があり、これはシャム双生児であった兄・ベリアルが切り離された跡なのである。ドゥエイン本人は至って普通の見た目をしているが、兄は化け物にしか見えない。恐ろしいほどの狂気で人を殺し、大量の食物を食らうモンスターのような存在であった。

ベリアルは自身を手術した医者を恨み、復讐を試みている。それに協力すべく行動していたドゥエインだったが、段々とすれ違いが生じて……。

おすすめ!カルトポイント

シャム双生児であった双子を大人の意思で引き剥がしてしまう、そして化け物の兄は捨てられた……という過激すぎる設定が話題を集めました。80年代カルトホラーの傑作とも言われています。ベリアルは恐ろしい見た目をしており、とてもドゥエインと同じ兄弟と思えません。

しかし二人は異常な絆で結ばれており、当初はベリアルに徹底的に加担します。というのも、兄の存在を全面から否定したのは彼らの父親。ドゥエイン本人は大切な兄と思っていたのでしょう。大人達の意志に振り回される子供、そしてそれが憎しみへと変わる――。そんな痛々しいメッセージさえ感じ取れるほどです。

また主人公である兄弟が、どんどんすれ違っていってしまうのも見どころの一つ。弟は生身の肉体を持っていますが、兄は人間としての形ですらないのです。しかし意思だけはハッキリと持っており、その部分は人間となんら変わりはありません。やるせない現実に、鑑賞者も胸が締め付けられるはず。

様々なメッセージ性を含んだ考えさせられる作品です。ただ怖いだけのホラーでは満足できない方におすすめですよ。

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25.タクシードライバー

「英雄と狂人は、紙一重なのかもしれない」

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あらすじ

小さなタクシー会社に、ドライバー希望の男性が現れた。彼の名はトラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)、近頃不眠症が続いているため、あえてタクシー運転手という職業を選ぶことに。孤独を生きる彼は、通常の運転手なら嫌がるような歓楽街や黒人街も躊躇なく行くため、仲間内では「銭ゲバ」呼ばわりされているのだった。

あまり人との関わりが得意でないトラヴィスは、気になる相手ができてもうまくアプローチできず空回り。日に日に心が荒んでいくさなか、幼い娼婦の女の子がタクシーへ乗り込んでくる。すぐに客引きの男に連れ去られるも、彼が自分の方向性を決めるにはふさわしい出来事だった。そしてトラヴィスは自分の手で、悪党に手をかけることを決意する。

おすすめ!カルトポイント

戦争帰りのトラヴィスはその後遺症で不眠に悩まされ、眠れないのを理由にタクシードライバーを始めます。常に孤独のため楽しみはポルノ映画くらい。仕事仲間もおらず、好きな人が出来ても空回りして、むしろ相手に罵声を浴びせる始末……。不器用な男が歪んだ正義を手にし、振りかざしていく様子はどこか狂気的なものを感じます。

一般的な映画なら、孤独な男が正義に目覚め、人生が明るくなる……という筋書きでしょう。しかし本作は決して“真正面からの正義”ではないのです。娼婦を見かけても助けてあげたいというよりかは、自分の自己満足のために動いているといった感じ。

「人間味のない正義」と言っても過言ではないでしょう。鑑賞後の無機質な感覚は、他の映画では味わえないはず。決して鬱になる映画ではないのですが、いい意味で心が満たされない作品かも……?

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26.アタック・オブ・ザ・キラートマト

「Z級映画とも称されるトマトがメインの脱力系映画」

アタック・オブ・ザ・キラートマト Z級
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あらすじ

とある町で、一人の女性が死体となって発見された。血まみれに思えた死体だったが、実は全身トマトまみれだったということが明らかになる。次第にアメリカのあちこちでトマトによる被害が相次ぎ、調査をしたところ突然変異によって凶暴化しているとのことだった。

とにかくこの被害を止めねばならない、と特殊捜査のチームまで結成。本腰をいれて大人たちはトマトへ立ち向かうこととなる。

おすすめ!カルトポイント

まずあらすじを読んでいるだけで、何が何だかわからないはず(笑)そうなんです、“トマトが突然狂暴化して人々を襲う”という、つい二度聞きしてしまうような内容なんです!トマトによって人々が殺され、町中は大パニックに。

低予算&チープであるために、トマト本体が恐ろしい化け物だとか、そんな細工は一切ありません。ただただ普通のトマト(一部ホンモノあり)が人々の顔や身体めがけて飛んでくる→大騒ぎする人々、というシュールな光景が繰り返されます。まるでドリフのような「分かり切ったギャグ」も次々と連発され、全身の力が抜けるような感覚を覚えるはず……。

しかしながらここまで突き抜けたZ級映画もそう存在しないために、公開当初から大人気を博したのです。完全にふざけきった作品って、実はそうそう見つからないんですよね。お涙頂戴要素もなし、とにかく最後までおふざけを貫いている姿勢が、大きな人気に繋がったと予測できます。

カルト的な人気を誇るため、日本国内でも度々リバイバル上映がされていますよ。また長い時間を経て、次作の『アタック・オブ・ザ・キラードーナツ』も2016年に登場。何も考えたくない時に観ると、ほどよく体の力が抜けるのでオススメです!

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27.血の魔術師

「Z級映画とも称されるトマトがメインの脱力系映画」

血の魔術師 スプラッター
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あらすじ

舞台上でショーを展開する魔術師・モンターグ(レイ・セイガー)は若い女性を血に染め上げる残虐ショーを展開していた。見るも無残な姿で痛ましく女性を痛めつけるも、気づけば元通り。彼のイリュージョンは多くの観客の心を掴み、会場は満席になっていた。

ショーを観てモンターグの存在が気になったシェリーは、彼にテレビ番組の出演を依頼。だが許可をしてくれることはなかった。しかしショーに登壇した女性は後に死亡していることが発覚し、殺害方法はどちらも共通している。彼のトリックにはどのような仕掛けがあるのだろうか?

おすすめ!カルトポイント

監督のハーシェル・ゴードン・ルイス氏はスプラッター映画を得意としています。そのため容赦のない残虐描写が炸裂、苦手な方は拒否反応を示すレベルのためお気を付けください。モザイク一切なしの臓物がアップになり、これでもか!というくらいの血が吹き出ます。

モンターグの残虐ショーは容赦がなく、腹部を裂かれる、首を斬るなど見るも無残なものばかり。グロテスクなシーンはとてもこだわりがあるようで、体内から飛び出す臓物がとてもリアル……。全体的にチープではありますが、臓物に対する気合はやたらと入っています(笑)

ラストのオチは、ちょっぴりB級感が否めません。残念なような、でも世の中ってそんなもんなような、不思議な気持ちになる作品です。

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28.キャリー

「超能力を持った少女は、血の雨に濡れる」

キャリー 映画
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あらすじ

高校生のキャリー(シシー・スペイセク)は内向的な性格をしており、いつもクラスメイトからいじめられていた。ある日体育の終わりに初経が来てしまったキャリー。母親(パイパーローリー)はキリスト信者であるためにそういった教育をしていなかったのだ。驚くキャリーに、クラスメイトのいじめは加速する。

体育教師はそんないじめを見かねてクラスの女子たちを厳しく注意。そして今まで嫌がらせをしたお詫びに、ある人物がキャリーをパーティーへ誘うこととなった。またいじめのワナだと思う彼女だが、パーティへ行く決心をする。

おすすめ!カルトポイント

スティーヴンキングの小説が原作となっているホラー映画。心霊が出てくるのではなく、スティーヴンキングお得意の「人間の恐ろしさが滲み出ている」タイプのホラーです。キャリーは感情が高まってしまうと、傍にあるものが壊れる・動くといった超能力を持っているのです。

何より怖いのはいじめっ子たちと、キャリーの母親。初経が来たからといって実の娘を物置に閉じ込める姿は、異常としか思えません。パーティーへ行くことを告げてもとにかく大激怒!ここまで娘を口汚く罵る母親キャラモ、そうそう見かけないような……。

じっとりと滲み寄る不気味さ、怖さがとにかくたまりません。最も盛り上がるラストシーンまで、絶対に目を離さないようにして。

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29.CUBE

「狂いそうになるほどの閉鎖感に、あなたは耐えられる?」

CUBE スリラー
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出典:映画『キューブ』予告編

あらすじ

目が覚めると、立方体の四角い部屋に閉じ込められていた男女。全員部屋に連れてこられた記憶があいまいで、共通して同じ服を着ている。なぜ部屋に閉じ込められたのかは分からず、困惑する中、建物全てが立方体の部屋で作られていることを知る。

脱出方法を考えるも、ワナが仕掛けられている部屋もあり、そう簡単に外へは出られないらしい。一同は協力して部屋の脱出を試みるが……。

オススメ!カルトポイント

ソリッドシチュエーションスリラーの金字塔として知られる『CUBE』。延々と続く立方体の部屋を観続けていると、妙な気持ち悪さを覚えますね。理由もわからず閉じ込められた男女達が協力して脱出を試みようとしますが、死人が出るほどのワナが仕掛けられている部屋も存在するのです。

一切外の様子は描かれず、全編通して立方体の部屋しか登場しません。場面が変わらないのはつまらないのでは?と思われそうですが、この「一つの舞台にくくる」のは非常に緊迫感が生まれます。鑑賞者は閉じ込められていないのにも関わらず、どこか息苦しささえ覚えるほど。まるで自分も立方体の中に閉じ込められてしまうような錯覚に陥ってしまうのですね。

そんなリアルさがとてもクセになりますし、テンポの良いストーリーに誰もがハマってしまうはず。また「狭い部屋に長時間閉じ込められたら、人間はどうなるのか?」といった、観察的要素も含むでしょう。一作だけではすべての謎が解明されないため、ぜひ続編もご覧くださいね。

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30.アイズ・ワイド・シャット

「仮面のシーンはトラウマレベル!」

アイズ・ワイド・シャット キューブリック
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出典:映画『アイズ・ワイド・シャット』予告編

あらすじ

夫婦であるビル(トム・クルーズ)とアリス(ニコール・キッドマン)は、一見幸せそうな家族。家庭も裕福で7歳の可愛い愛娘もおり、はたから見れば何一つ不自由がないように見えているのだ。実際に仲が悪いこともなく、円満な夫婦生活を送っていた。

しかし結婚8年目となるとマンネリ化は否めない。更には二人が行ったパーティが原因で口論になってしまい、アリスには忘れられない人がいると衝撃的な告白をするのであった。ビルは大きなショックを受けるも、次第にアリスがその男性に抱かれる妄想をするようになってしまう。

おすすめ!カルトポイント

まるで成人映画!?と思ってしまうほど大胆なシーンが多い『アイズ・ワイド・シャット』。仲は良いけどマンネリ感が否めない、結婚生活8年目の二人。そのリアルさが話題を呼び、共感する声も多数あがったのだとか。

よくある純愛映画なら喧嘩をして仲直り~の流れですが、本作はビルがいらん妄想にふけってしまいます。挙句の果てには富豪たちが集まる怪しげなパーティーにまで足を運び出し、「愛とは何か?」と深く考えさせられる作品となっているでしょう。一筋縄ではいかない夫婦の悩みを、また違った切り口で展開していくストーリーには脱帽!

過激な描写も多く、パーティーでの仮面のシーンはトラウマになった人も多いはず。観る人を選ぶ映画ではありますが、今なお多くの男女から支持を受けている名作です。

まとめ

以上、おすすめのカルト映画の紹介でした。かつてはDVDレンタルがなかったまぼろしの作品も、現在では配信やBlu-rayなどで華麗な復活を遂げています。またリバイバル上映も度々行われているため、機会があれば映画館へ足を運んでみるのも良いでしょう。

観ていればあなたも熱狂的な一部のファンになってしまうかも?気になる作品はぜひチェックしてみて下さいね。

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この記事を書いた人
アルファ
アルファ

滋賀県在住、高卒から映画ひとっとび専属ライターになりました。 親の影響で映画が好きになり、特にアクション系が大好き。 特にトム・クルーズとキアヌ・リーブスは私のマイヒーローです!