イケメンすぎる!「振り向かないで」他ハクの名言・名セリフ特集
2001年に公開された『千と千尋の神隠し』。世界7ヵ国でも上映された本作は、スタジオジブリ総選挙でも1位に輝いた作品です。
ジブリの作品は、子供だけでなく大人の心にも響く作品がたくさんありますが、中でもこの『千と千尋の神隠し』は、少年ながらも中性的な魅力のハクの存在が、多くの女性を虜にしています。千尋とハクの名シーンにキュンとなった女性も多いのではないでしょうか。
そこで、多くの女性たちを萌え死にさせそうな”ハク様”の、人々をキュンとさせるセリフの数々をご紹介していきます!!
出典:スタジオジブリ公式サイト
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目次
- 「千と千尋の神隠し」のあらすじ
- 世の女性を魅了するハクってどんなキャラ?
- ハク様の胸に沁みる名言と名シーンの数々!
- 【名言①】「怖がるな。私はそなたの味方だ。」
- 【名言②】「いや、千尋はよく頑張った」
- 【名言③】「嫌だとか、帰りたいとか言わせるように仕向けてくるけど、働きたいとだけ言うんだ。辛くても、耐えて機会を待つんだよ。」
- 【名言④】「そなたの小さいときから知っている。」
- 【名言⑤】「私のことは、ハク様と呼べ。」
- 【名言⑥】「湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ。いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだよ。」
- 【名言⑦】「つらかったろう。さ、お食べ。」
- 【名言⑧】「闇の中で千尋が何度も私を呼びました、その声を頼りにもがいて……気が付いたらここに寝ていました。」
- 【名言⑨】「まだ分かりませんか?大切なものがすり替わったのに」
- 【名言⑩】「千尋、ありがとう。私の本当の名は、ニギハヤミ コハクヌシだ。」
- 【名言⑪】「私も思いだした。千尋が私の中に落ちたときのこと。靴を拾おうとしたんだね。」
- 【名言⑫】「さぁ行きな。振り向かないで。」
- ジブリ映画を自宅で気軽に視聴する方法
- まとめ
「千と千尋の神隠し」のあらすじ
10歳の千尋(柊留美)は、両親とともに引っ越し先の家に向かう途中、森の中に迷い込んでしまう。森の中にあるトンネルを通り、向こう側に行くと、そこには奇妙な世界が広がっていた。
そこは人間が入ってはいけない、八百万の神々が住む世界だった。
誰もいない飲食店には料理が皿に盛られており、千尋が止めるのも聞かずに憑りつかれたように料理をむさぼり食べる父(内藤剛士)と母(沢口靖子)。しかし神が食べる料理を食べてしまった両親は、罰として豚に変えられてしまった。
千尋の体も消えてしまいそうになり、神々が乗った船が近づいてくる。しかし、そこで突然千尋はハク(入野自由)という一人の少年に助けられる。
この世界では、仕事をしない者は動物に変えられてしまうと教えられた千尋は、ハクに言われた通り神が湯を浴びにくる油屋に行き、湯婆婆(夏木マリ)のもとで働き始めるのだった。
湯婆婆から「千」という名前に変えられた千尋は、油屋で働きながら両親を元の人間の姿に戻そうとするのだが…。
映画『千と千尋の神隠し』あらすじ結末ネタバレ | 千尋の髪留めに込められた思いとは ?世の女性を魅了するハクってどんなキャラ?
「千と千尋の神隠し」では、ハクの存在が千尋の唯一の心の拠り所であり、千尋にとって大切な存在です。
そんなハクは凛とした12歳ほどの少年であり、優しさや包容力を感じさせると同時に、女性の母性を刺激するような守ってあげたくなる雰囲気を持つ不思議なキャラクターです。
湯屋の帳場を預かる身として湯婆婆に仕えており、風のようなスピードで疾走したり、時間を僅かに止められるなど、少しの魔法を使うことが出来ます。
しかし、”ハク”というのは湯婆婆にもらった仮初の名前。本当の名は「饒速水小白主(ニギハヤミコハクヌシ)」と言い、千尋が住んでいた家の近くにあった「コハク川」の主である神様だったのです。川を埋め立てるマンション開発が進み居場所を失う前、実はコハク川で溺れていた幼い千尋を助けた過去がありました。
自分の本当の名と姿、幼い頃に出会っていた千尋との記憶。湯婆婆の元へ弟子入りする際にそれらを奪われてしまいましたが、千尋のお陰で思い出し、記憶と本当の名を思い出すことができたのです!
作中のこの”壁ドン”シーンは、これこそが”元祖壁ドン”だとネット上で話題になりました。いや~、本当にかっこいいですね。
ちなみに、女性を魅了するハクの声優を務めた入野自由さんは、当時声変わりしたての15歳。千と千尋の神隠しが2001年公開だったため「今ではもうあの声は出せない」と本人も語っているようです。あの絶妙に艶やかな声は奇跡のようなタイミングで収録されたものだったんですね。その貴重さに思わず入野自由さんを拝みたくなってしまいます。
ハク様の胸に沁みる名言と名シーンの数々!
彼セリフには、女性がキュンとするものから生き方の指針にもなるような奥の深い言葉まで多く登場します。いくつかあるハク様の言葉のなかから、これぞというものを名シーンとともにご紹介していきます!
【名言①】「怖がるな。私はそなたの味方だ。」
初っ端からいきなりこの破壊力!!!凄まじいですね・・・。
両親が豚に変えられ、河岸に停泊した船から神様が降りてきて、千尋も危機一髪という状況になります。その時突然ハクに肩を抱かれ、びっくりした千尋に向かって言ったハクの一言です。
こういう出合がしらの一言に女性は弱いです。しかも味方という言葉。短い言葉の中に強い包容力と逞しさを感じるセリフです。「そなた」という呼びかけ方もまた、彼の品の良さが伝わってきてドキッとさせられますね。
【名言②】「いや、千尋はよく頑張った」
二人で油屋に行く橋を渡る途中、息をしてはいけないと言われた千尋は、渡り終わったところで出てきた青蛙に驚いて息を吐いてしまい、人間だということがバレてしまいます。
息をしてしまったことを謝った千尋に、ハクが言った一言です。仕方のないこととはいえ、犯してしまった失敗を責めずに頑張りを認めてくれる。世の中こんな紳士的な男性ばかりなら、どんなに素敵なことでしょう・・・。尋常ではない世界に迷い込んでしまった千尋をなんとか助けようとするハクの優しさを感じる言葉です。
【名言③】「嫌だとか、帰りたいとか言わせるように仕向けてくるけど、働きたいとだけ言うんだ。辛くても、耐えて機会を待つんだよ。」
働かなければ動物に変えられてしまうため、湯婆婆のところに行って油屋で働けるように頼むことを千尋に教えているシーンでの言葉です。
両親を助けるためにはまずこの世界に馴染んでチャンスをうかがわなければなりません。心が折れそうになる千尋を励ますハクのやさしさが感じられます。
【名言④】「そなたの小さいときから知っている。」
このセリフの直前の「忘れないで、私は千尋の味方だからね。」という一言を受けて、千尋が「なぜ自分のことを知っているのか」と尋ねたことへの答えです。
「千尋の味方だからね」というそのセリフもなかなかの破壊力ですが、それ以上に「小さいときから知っている」と言う言葉は、なぜ知っているのか分からなくともどこか不思議な安心感を抱かせてくれます。
当然、リアルで見知らぬ人に突然こんなことを言われたら即通報モノですが、ハク様に言われるとなんだか運命を感じてしまいますよね。
【名言⑤】「私のことは、ハク様と呼べ。」
湯婆婆に働くことを許された千尋は、ハクに連れられて皆に紹介されます。その時「ハク」と呼び掛けた千尋にぴしゃりと返した一言です。
皆の前だったからとはいえ、このツンデレ感がなんだかたまらないです。”様付け”で呼べだなんて超俺様な一言も、美しく凛としたハクのヴィジュアルだからこそ許されてしまうのです。
もう一度言います。
美しく凛としたハク様のヴィジュアルだからこそ、許されてしまうのです。
【名言⑥】「湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ。いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだよ。」
油屋で働くことになった千尋は、湯婆婆から「千」という名前に変えられてしまいます。千になった千尋は、だんだん自分の本当の名前を忘れそうになっていました。その時にハクにこう言われたのです。
この「千と千尋の神隠し」のテーマが、「自分のアイデンティティを失わない」ということであることがここで初めて見えてくる一言です。物語の後半の会話にもつながる重要な部分でもあります。
【名言⑦】「つらかったろう。さ、お食べ。」
目まぐるしく一日が終わった千尋に、ハクがおにぎりをくれるシーンです。元気が出るようにまじないをかけたと言ってくれたおにぎりを一口食べて号泣してしまった千尋にかけた言葉です。
このシーンはとても切なくて、一緒に泣いてしまった観客も多いのではないでしょうか。ハクの、母性ならぬ父性が溢れ出ていて心がギュッとしめつけられるような場面です。
【名言⑧】「闇の中で千尋が何度も私を呼びました、その声を頼りにもがいて……気が付いたらここに寝ていました。」
銭婆の呪いで傷を負ったハクが、千尋の介抱のおかげで目を覚ました時に釜爺に言ったセリフです。
ハクに助けてもらった千尋が、今度はハクを助けてあげた場面です。傷ついたハクの姿は、守ってあげたくなるような弱々しさでした。そのハクが昏睡状態にいる間に自分の声を頼りにしてくれたなんて…女性にとっては母性がダダ漏れしてしまいそうな嬉しすぎる言葉です。こんなこと言われたら、なんでもしてあげたくなります。
【名言⑨】「まだ分かりませんか?大切なものがすり替わったのに」
可愛がっている坊が、実は双子の銭婆の呪いで坊の姿に変えられた大頭であることに気づかない湯婆婆に向かってハクが放った言葉です。
欲に目がくらんで、目の前の大事なものを失っていることにも気づかないことを諭すセリフは、湯婆婆にだけでなく、人間社会のなかでも通用する奥の深い言葉です。
【名言⑩】「千尋、ありがとう。私の本当の名は、ニギハヤミ コハクヌシだ。」
銭婆の家から白竜のハクの背中に乗って帰る途中、子供の頃のことを思い出した千尋の話を聞いて、ハクも自分の本当の名前を思い出すシーンです。
ハクは琥珀川の神様だったんですね。千尋とハクの繋がりが分かった場面でもあります。ハクは千尋によって自分の本当の名前を取り戻せたのです。千尋は、ひょっとすると彼を助けるためにこの世界に迷い込んだのではないかとさえ思わせます。
運命の人に出会えた、という言葉が浮かんでしまうようなシーンです。
【名言⑪】「私も思いだした。千尋が私の中に落ちたときのこと。靴を拾おうとしたんだね。」
二人が昔のことを思い出したときの会話です。
自分が幼いころの話を誰かが覚えていてくれるって、なぜかとても嬉しくて心が温かくなります。千尋が琥珀川に落ちたのは、落ちた靴を拾おうとしたからでした。そしてそんな千尋ば溺れないように河岸に運んでくれたのはハクでした。なんの繋がりもないと思っていた二人には、二人だけの思い出があったのです。しかもちゃんとハクは覚えていてくれた。号泣必須のシーンです。
【名言⑫】「さぁ行きな。振り向かないで。」
無事に両親を助けることができ、人間の世界に戻ろうとする千尋にハクが最後にかけた言葉です。
自分の大切な思い出に出会えた千尋ですが、神様と人間とでは同じ世界に住むことはできません。旧約聖書に出てくる、塩柱に変えられたロトの妻の話と共通する言葉ですが、そこにプラスして、これから前を向いて生きていきなさい、という意味も含まれているとも受け取れる言葉です。二度と会えないけれど、きっと近くにいてくれるだろうという願いを持ちたくなるような感動的なラストシーンです。
ジブリ映画を自宅で気軽に視聴する方法
まとめ
「千と千尋の神隠し」のグッとくるハク様の名言を、各シーンとともにご紹介してきました。女子の心をくすぐるものから、ジーンと心に響くものまでいろいろありますね。
それぞれの言葉が持つパワーが美しい映像とともに深く染み入ってくるようです。そんな素敵なセリフの数々を味わいながら、もう一度映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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