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魅惑的な女性が男たちを誑かす「魔性の女」映画特集!

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あなたの周りに「魔性の女」と呼ばれる女性はいませんか? 同じ女性の立場から見て、「なぜあの人が?」と思う程、周りの男性が彼女の虜になってしまう、そんな女性が身近に1人はいませんか?

一般的に「魔性の女」とは、目を惹く美しさとミステリアスな雰囲気を持つ」、「簡単に振り向かないと思いきや、たくさんの男を翻弄する」、「上手に男に甘える」というタイプの女性をいいます。

今回は、そんな「魅力にあふれた魔性の女」が登場する映画をご紹介します。

おすすめの「魔性の女・悪女・小悪魔」が登場する映画

それでは早速、イチオシの「魔性の女」が登場する映画をご紹介していきます!

1.バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲

「氷河期&アマゾン襲来。2人のヒーローよ、絆で立ち向かえ」
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲
出典:映画『Batman and Robin』公式Facebook

あらすじ

冷凍光線銃を使って何でも凍らせてしまう怪人Mr.フリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)の軍団が現れ、宝石店を襲撃。ゴッサムシティの平和を守るバットマン(ジョージ・クルーニー)、ロビン(クリス・オドネル)が出動して戦うが、2人の息が合わず、フリーズを逃がしてしまう。

一方、過酷な環境下でも生きられる植物の品種改良を行う学者パメラ(ユマ・サーマン)は、研究所の上司ウッドルー(ジョン・グローヴァー)が怪しげな人体実験をし、怪人”ベイン”(ジープ・スウェンソン)を生み出している所を目撃した。

ウッドルーはパメラの研究を盗んで実験を行っていたことがバレたと考え、彼女を殺害した。しかし、人体実験で使用していた薬品の作用と植物の細胞が融合した結果、パメラは怪人”ポイズン・アイビー”としてよみがえる。

魔性の女っぷりを映画で堪能できるポイント

『バットマン』シリーズに出てくる魔性の女、悪女の1人が、このポイズン・アイビー。

元々は「人間を滅ぼし、植物たちだけの世界を築く」という危ない思想を持って研究に打ち込んでいた植物学者。そんな彼女が、ウッドリー博士に殺されたことで生まれ変わります。

髪はボサボサで女性らしい見た目が地味だったのが、正反対の妖しくも麗しい女性へと変貌しました。

その魔性な部分は見た目だけではなく、自身が出す特殊なフェロモンで男を惑わし、自分の意のままに操ります。これを使ってロビンを惑わし、バットマンと対立させようとしました。

そして最も恐ろしいのは自分の虜になった男にキスをし、植物の毒で瞬時に殺してしまうところです。

完全なる悪人となった彼女は、「強い男は好き」と称してMr.フリーズに取り入り、自分の野望を叶えようとします。

「美しいバラには棘がある」という言葉は、まさに彼女のためにあります。

こんな人におすすめ

  • 『DCコミック』シリーズの作品が好きな人
  • セクシーなユマ・サーマンが見てみたい人

こんな人には向かないかも……

  • アメコミヒーローの映画に興味がない人
  • シリアスな内容の作品を求める人
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2.名探偵コナン 漆黒の追跡者

「江戸川コナン、最も危険な事件」
名探偵コナン
出典:映画『劇場版名探偵コナン』公式Facebook

あらすじ

東京を含む4県にて連続殺人事件が発生。

全ての現場には、アルファベットとその中心に縦1本の線が書かれた麻雀パイが残されていたこと、被害者の所持品が一つなくなっていることが共通しており、被害者の1人が死に際に「たなばた、きょう」と呟いていた。

事件の捜査会議に呼ばれた小五郎(神谷明)についてきたコナン(高山みなみ)。そこで、童謡「七つの子」のメロディに合わせて携帯電話をプッシュする人物がいると知り、黒の組織の一員ベルモット(小山茉美)が潜入しているのではと疑う。

その後、事件の容疑者と見られる男が出没するデパートに張り込む捜査班とコナン。その現場でコナンは、ベルモットに遭遇する。

魔性の女っぷりを映画で堪能できるポイント

コナンの宿敵・黒の組織に所属する魔性の女ベルモット

ハリウッドの有名女優である彼女は他人に化ける変装術を含め、「自分の素顔を隠す」のが得意であり、同じ組織のメンバー・ジン(堀之紀)でも彼女の本心は読めないのです。

さらに彼女は組織の邪魔者であるコナン、灰原哀(林原めぐみ)の正体を知っているのに組織に知らせず、逆に彼らを助ける行動を取るのです。

今回の事件では、「組織のメンバーの情報を犯人が持っていること」、「警察内部に”アイリッシュ”というメンバーを潜入させていること」をコナンに伝えます。

罠かもしれないと灰原は危惧する一方、コナンは自分たちの正体をバラしていない彼女を信じてみることに決めました。

「不敵で妖しい笑みを浮かべ、何を考えているか読めない行動をする」ミステリアスな魔性の女という表現は、彼女のためにあると言っても過言ではありません。

こんな人におすすめ

  • コナンの宿敵・黒の組織が出てくる劇場版作品が観たい人
  • 悪人ながらも、ミステリアスな雰囲気を持った女性が見たい人

こんな人には向かないかも……

  • 『名探偵コナン』をあまり知らない人
  • リアリティのある作品が観たい人

3.スピーシーズ 種の起源

「未知の本能が、彼女をさらに美しくする」
魔性の女が登場する映画③
出典:IMDb

あらすじ

人類は長年にわたり、地球外生命体にメッセージを発信し続けてきたが、ついに返信があった。その内容は人類のDNAを基にした”新たな種”を生みだせるDNA情報だった。

その後、国立研究所内で女性のDNAを基にし、新たな生命体ジルを誕生させることに成功。加速度的に10歳ほどの少女へと成長するジル(ミシェル・ウィリアムズ)だが、危険なエイリアンの特徴を見せたことで研究所は彼女を有害と判断し、殺処分を決める。

しかし、彼女は研究所を脱走してしまう。事態を重く見た研究所は急遽、捜索チームを結成し、ジルの追跡を開始する。

その頃、列車内に潜り込んだジルは体を繭で覆い、大人の女性(ナターシャ・ヘンストリッジ)へと変貌を遂げる。

魔性の女っぷりを映画で堪能するポイント

人間とエイリアンのハイブリッドとして生まれたジル。生まれたばかりの少女の時はまだおとなしく純粋無垢だったのが、成長するにつれ、DNA情報によって妖しくも美しい魔性の女へと変わっていきました。

人間社会への適応力が優れているため、気に入った男を見つけては、喜びそうな誘い文句、挑発するような大胆でセクシーな振る舞いで虜にするのです。

彼女が男を誘うのは、「繁殖」のため。強くたくましい男を見つけてはセックスに誘いますが、相手が不健康だったり自分の都合が悪くなると、いとも簡単に殺してしまいます。

そして最終的に男性とセックスして妊娠したら、用済みだとして殺してしまうのです。

DNAに組み込まれた本能に従って男を求める分、「純粋さ」を含んだ魔性の女と言えます。

こんな人におすすめ

  • 美しく、セクシーな魅力を持った女性が見たい人
  • エイリアンが出てくるホラー映画が観たい人

こんな人には向かないかも……

  • 性的描写の強い作品が苦手な人
  • 恐い姿のモンスターが出てくる作品が苦手な人
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4.富江

「悪夢は増殖する」
魔性の女が登場する映画④
出典:Amazon.com

あらすじ

カメラマンを目指す専門学校生の月子(中村麻美)。彼女は3年前に起きた交通事故のせいで当時の記憶がなく、その影響か毎晩、悪夢にうなされていた。

月子は治療のため、精神科の細野(洞口依子)の催眠療法を受ける。すると月子は、「タナベ君に何をするつもりなの、トミエ」と呟く。

細野は「タナベ」、「トミエ」という名前に心当たりがないか聞いても、月子は分からずじまい。その後、刑事の原田(田口トモロヲ)が細野を訪れ、月子のことを尋ねる。

原田の話では、3年前に月子の高校に1人の女子生徒が転校してきたのだが、その後3ヶ月で月子のクラスが崩壊してしまった。その転校してきた女子生徒の名が「富江」だと言う。

一方、月子のアパートの近所に住む青年が自分の部屋に女性の生首を置いていた。なんとその生首は生きており、そして18歳程の少女(菅野美穂)へと成長する

魔性の女っぷりを映画で堪能できるポイント

独特の世界観でホラー作品を描く漫画家・伊藤潤二が生み出した魔性の女、それが富江です。彼女の恐ろしさは「男を狂わせる程、自分の虜にし、自滅させる」点で、それは①無邪気でおしとやかな女性として近づき、惚れさせる⇒②付き合い始めたら、急に高飛車で傲慢な態度で冷たくあしらう⇒③用済みだからと相手をふり、違う男に目を向けるという方法で相手の男を翻弄します。

富江と付き合った男は「富江を自分だけのものにしたい」という独占欲に駆られ、彼女を殺し、そして体をバラバラにしてしまうのです。

しかし、ここかららが富江の恐ろしいところ。バラバラとなった体から再生し、平然と男の前に現れるのです。そして男は精神が崩壊し、やがて自ら命を落とします。

「ツンデレ」の女性がここまでくると、男を狂気へと駆り立ててしまうのですね。

こんな人におすすめ

  • 魔性の女を演じる菅野美穂が見てみたい人
  • 一味違ったホラー映画を観てみたい人

こんな人には向かないかも……

  • グロい描写のあるホラー映画が苦手な人
  • 虫が心底苦手な人 ※劇中、虫が出てくるシーンがあります
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5.ゴーン・ガール

「本当に大切なものは、いつも失って初めて分かる」
ゴーンガール
出典:映画『Gone Girl』公式Facebook

出典:映画『ゴーン・ガール』予告編

あらすじ

アメリカの田舎町に暮らすニック・ダン(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)の夫婦に突如、事件が起きる。結婚記念日の朝、エイミーが失踪してしまったのだ。

家の中で誰かと争ったような形跡があり、エイミーの身に何か起きたと考えたニックは警察に通報。その後、彼女の事件はマスコミが大々的に報道するようになった。

警察は台所の床に大量のエイミーの血液が拭きとられた跡があるのを見つけ、ニックを殺害の容疑者として事情聴取に呼ぶ。

「エイミーを殺していない」と否定するニック。しかし、その後の捜査で発見されたエイミーの日記に彼が暴力をふるい、「ニックに殺されるかもしれない」と書いてあったことから容疑が強まり、結果、ニックは逮捕される

「愛する妻を殺した男」とマスコミはニックを批判する中、遠く離れたはモーテルに1人、別人になりすまして滞在しているエイミーがいた。

魔性の女っぷりを映画で堪能できるポイント

夫と幸せな結婚生活を送っていたエイミーを悪女に走らせた理由は、「夫ニックへの憎悪」でした。彼が夫の役割をおろそかにし、夫婦生活をないがしろにしていたからです。

勝手に大都会ニューヨークからミズーリの田舎町に引越しを決めたり、義妹とバーを開く資金を自分に出資させたり、不妊治療に協力的でなかったことで、エイミーの中では身勝手なニックに不満が溜まっていきました。
挙句の果てには仕事先で知り合った若い女性と不倫し、
自分にしたのと同じ仕草を浮気相手にもしたことで、エイミーはニックへの復讐を決意しました。

そこで彼女は「ニックが自分を殺害した」と偽装し、行方をくらませたのです。ニックが警察に逮捕され、世間から非難を浴び、そして死刑になることまでが彼女の計画です。

「自分の思い通りの夫でいてくれなかったから、罰を与えたい」という彼女の気持ちから結婚に対する美意識の高さ、夫に対する支配欲がうかがえ、「女を怒らせたら恐い」と実感させられます。

こんな人におすすめ

  • 「女は恐い」と感じるミステリー作品が観たい人
  • 人間の傲慢さ、憎悪を描いた作品が好きな人

こんな人には向かないかも……

  • 結婚生活に夢を持っている人
  • 憎しみなど、人間の恐ろしい部分を描いた作品が苦手な人

6.ゼロの焦点

「愛する人のすべてを知っていますか?」
魔性の女が当y増する映画⑥
出典:Amazon.com

あらすじ

昭和32年の冬、鵜原憲一(西島秀俊)と禎子(広末涼子)はお見合い結婚。憲一は禎子との新生活を始めるため、会社の石川県金沢支局から東京本社へ転勤することに。その引き継ぎのため、1週間金沢へ出張すると言って憲一は出て行った

1週間後、予定日になっても帰ってこない憲一を心配した禎子は金沢支局に問い合わせるも、すでに東京へ帰ったと言われる。とりあえず金沢から家に届いた憲一の荷物を整理していると、どこか分からない2枚の異なる家の写真が出てくる。

その後も帰らない憲一を探すため、禎子は金沢へ向かう。しかし到着したのも束の間、警察から海岸沿いで憲一と思われる男性の遺体が発見されたという知らせを聞き、驚愕する。

魔性の女っぷりを映画で堪能するポイント

原作者・松本清張の作品には、『黒革の手帳』をはじめとする「野心を抱いてのし上がろうとする悪女」がしばしば出てきます。この映画でも同様に、室田佐知子(中谷美紀)という女性が悪女として出てきます。

彼女が悪女となったきっかけは、過去にあります。戦後から数年経った頃、彼女は在留中の米軍を相手にする売春婦をしていました。

女が必死に生きるためには、これしかなかった仕事。そうと割り切りながらも、「女がこんなみじめな仕事をしなくても、幸せに暮らせる時代にしたい」と心に決め、売春婦であったことを隠し、のし上がっていきます

当時の女性はまともに受けられなかった教育を受けて才色兼備となり、金沢市で大きな製造業を営む名士・室田儀作(鹿賀丈史)の妻となり、そして金沢市長選で初の女性候補の後援者という社会的地位を得ました。

そんな自分の望む人生を送っている佐智子の前に突然、自分の過去を知る人物が現れました。すると彼女は、「やっと掴んだ人生を壊されてたまるか」と邪魔な人間を始末し、今の「虚栄に満ちた人生」を守ろうとするのです。

佐知子のように「人生を豊かにするために努力する姿勢」は見習うべきですが、無理して自分の都合の悪い部分を取り繕おうとすると、いつか破滅してしまうのです。

こんな人におすすめ

  • 昭和に時代設定された作品が好きな人
  • 人の欲望が渦巻くサスペンスを題材にした作品が好きな人
  • 影のある女性が出てくる作品が好きな人

こんな人には向かないかも……

  • 終始暗い雰囲気のストーリーが苦手な人
  • 昔の差別的表現がある作品、女性を卑下する作品に抵抗を感じる人
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7.氷の微笑

「事件の真実は、彼女の”魅惑”の中に」
魔性の女が登場する映画⑦
出典:IMDb

あらすじ

サンフランシスコに住む元ロックスターの男が殺害された。彼は自宅のベッドに裸で両手を縛られ、体に無数のアイスピックによる刺し傷があった。

市警殺人課の刑事ニック(マイケル・ダグラス)は相棒ガス(ジョージ・ズンザ)と共に事件前夜、男と会っていたという恋人キャサリン・トラメル(シャロン・ストーン)に話を聞きに行く。彼女は男とは単に体の関係であり、そして動機も証拠もないと主張する。

その後の捜査でミステリー作家であるキャサリンの小説に今回の事件と同じ手口の殺人シーンが登場することが分かり、彼女を第一容疑者として署に連行する。

キャサリンは刑事たちの尋問にタバコを吹かしながら、臆せずに答えていった。さらにニックに対し、さも「あなたのことは色々と知っている」かのように話しかける。

魔性の女っぷりを映画で堪能できるポイント

ハリウッド映画史上、名高い魔性の女・悪女と称されるのが、このキャサリン・トラメルです。彼女のその魅力の秘訣は2つ。

1つ目は「相手を良く知ること」。ニックに近づくにあたり、まず彼のことを徹底的に調べ上げました。彼の人間関係から過去に担当した事件に至るまで知り尽くし、彼との会話の材料にしたのです。

そうすることで、ニックは「なぜ自分のことをそんなに知ってるんだ」とこちらに興味を抱かせるようにしました。

2つ目は「人たらし」。捜査担当のニックに対し、自分のことを話すと同時にミステリー小説のための取材と称して刑事である彼への質問を行う。こうすることで会話が続き、徐々に彼が会いたくなるように仕向けました。

また適度にニックに弱い自分を見せて甘えることで、より「側にいたい」と思わせるのです。

こうして過去も含め、彼女の周りの男は彼女に夢中になっていき、やがて命を落としてしまいます。

こんな人におすすめ

  • ミステリアスな雰囲気を持った女性を目指す人
  • 謎の女性が出てくるミステリー作品が好きな人

こんな人には向かないかも……

  • 性的描写の強い作品が苦手な人
  • 血が多いシーンを見るのが苦手な人
  • スッキリと完結する作品が好きな人

8.夜明けの街で

「この恋は甘い地獄」
魔性の女が登場する映画⑧
出典:Amazon.com

あらすじ

建設会社の設計部門に勤める和也(岸谷五朗)は妻・有美子(木村多江)、娘の園美(栗本有規)と平凡ながらも幸せな暮らしを送っていた。

ある日、仕事外で和也は同じ部署で働く派遣社員・秋葉(深田恭子)と偶然出会う。2人は意気投合してそのまま飲みに行ったのだが、秋葉が飲み過ぎてしまい、和也は介抱することに。

翌日、あの夜のお礼をしたいと秋葉は和也を外出に誘う。これがきっかけとなり、その後も2人は再び会うことになり、そしてついに一線を超えてしまう。

妻に嘘をつき、秋葉と過ごす日々を送る中、和也は彼女が自分の家族のことを話題にしないのが気になり、思いきって尋ねてみた。すると彼女の口から出たのは、「15年前、自宅で父の愛人が殺されているのを発見した」という驚愕の過去だった。

魔性の女っぷりを映画で堪能できるポイント

会社ではまじめに仕事に取り組み、清楚で嫌みのない愛想の良さで職場に溶け込む秋葉。けれど彼女は「15年前に見た父の愛人の死」の苦しみから自分を解放するため、心の中である計画を練っていました

「2人で食事に行くのは、不倫ではない」と言い、不倫への抵抗をなくす⇒②自分が孤独に生きてきた過去を話し、「不幸な女だ」と同情を誘う⇒③「自分は不倫相手だから、人の家庭を壊したくない」と伝え、離婚するように惑わせると、自分の計画通りに和也と不倫を続けていったのです。

そんな風に意図的に関係を持ったとはいえ、和也への愛情は本物でした。しかし、「自分は不倫の犠牲になり、幸せな人生を送れなかった」という気持ちがあり、最後は和也の元を去ったのです。

不倫という許されない愛なのに、「美しい純粋な愛」として描かれた作品。人間模様を上手く描写する東野圭吾の真骨頂だと言えます。

こんな人におすすめ

  • 不倫をテーマにした作品をよく観ている人
  • ミステリーの要素を含んだラブストーリーが苦手な人
  • 横浜のきれいな夜景が見たい人

こんな人には向かないかも……

  • 不倫に嫌悪感を持つ人
  • 終始暗い雰囲気のストーリーが苦手な人
  • 東野圭吾らしく、もっと凝ったミステリー作品が観たい人
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9.ピーチガール

「5分に一度、恋の事件が巻き起こる」
魔性の女が登場する映画⑨
出典:映画『ピーチガール』公式Twitter

あらすじ

高校入学から見た目のせいで”ビッチ”と同級生に噂されるもも(山本美月)実は彼女は、同じ中学校から入学してきた同級生・一矢(真剣佑)に片想いをしていた

そんなももの唯一の親友・沙絵は彼女の恋路を邪魔しようと、ももが学校一のモテ男・浬(伊野尾慧)に不意にキスされた所を写真を撮り、SNSに投稿する。一時は疑っていた一矢だが、意外にも浬自身が「彼女とは何もない」と証明した。

誤解が解け、一矢と付き合うようになったもも。しかし、沙絵は彼女が幸せになることが許せず、何とか2人の仲を引き裂こうと動く

魔性の女っぷりを映画で堪能できるポイント

ファッション雑誌の人気モデルをやり、仕事仲間の男たちに学校へ送り迎えをさせるなど、男関係が派手な沙絵。見た目の清楚さとのギャップから、「校内一の小悪魔」と呼ばれています。

しかし彼女はももに対してだけ、「ももが不幸になるのが、自分の幸せ」と考え、悪女になります。浬とのキス写真のばら撒きだけでなく、ももが他の男と関係を持っていると一矢を騙し、自分に惚れさせようと仕向けるのです。

挙句の果てにはももを信じ続ける一矢を脅し、ももと別れさせ、自分と付き合うようにさせました。

そんな彼女も真剣に好きになった男性・涼(水上剣星)に騙されて援助交際し、お金を彼に貢ごうとします。

男性に襲われそうになったところをももと浬に助けられ、初めて「人に傷つけられる痛み」を知った彼女。その後は心を入れ替え、陰でももに恋の手助けをするのです

「自分の身近な女性が幸せになるのが、許せない」。そういう嫉妬に駆られて相手を不幸のどん底に落とそうとする悪女には、一生会いたくないですね。

こんな人におすすめ

  • 小悪魔女子がかき回す、急展開なラブストーリーが観てみたい人
  • 学園を舞台にした青春ラブストーリーが観たい人
  • 海外ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』を観ていた人

こんな人には向かないかも……

  • 漫画の実写化作品が好きじゃない人
  • 人の幸せを邪魔する嫌な女性が出てくる作品が観たくない人
  • くっついたり、離れたりする恋模様のラブストーリーが好きじゃない人
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10.(500)日のサマー

「サマーに恋をした最低で最高の500日」
(500)日のサマー
出典:映画『500 Days of Summer 』公式Facebook

出典:映画『(500日)のサマー』予告編

あらすじ

この物語は、「運命の相手と結ばれる恋」が現実にあると信じる青年トム・ハンセン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と、「真剣な恋愛なんてしない」と恋に悲観的な女性サマー・フィン(ズーイー・デシャネル)との出会いから500日間の記録である。

建築デザイナーの夢を捨て、グリーティングカードの制作会社に勤めるトムは、社長秘書として入社してきたサマーに一目惚れ。その容姿が自分の抱く「運命の相手」の理想像にぴったりなため、彼女にアタックする

しかし、サマーは「両親が離婚したせいで、本当の愛を信じていない。だから、恋人同士という関係に縛られずに自由に付き合いたい」と言い、友達として交際し始める

「親友だ」と言いつつも、思わせぶりな態度で接してくるサマーにトムはついに我慢できず、「2人の関係は一体何だ?」と彼女に怒ってしまう。

魔性の女っぷりを映画で堪能できるポイント

サマーの行動は客観的に見れば、「その気がないのに男性を翻弄する小悪魔」にあたります。ですが、彼女は純粋に「恋愛関係に縛られたくない」という気持ちから、友達としてトムと付き合いたいと考えるのです。

トムも最初は友人関係と割り切っていましたが、サマーからふいにキスされ、恋人同士のようなデートを重ね、お互いの部屋に泊まるまでになったのだから、「恋人になっても良いだろ」と強く思い始めました。

けれどサマーの気持ちは変わらず、逆にトムが恋愛関係を求めてくることに対し、「もうトムとは付き合うべきではない」と決め、彼から離れます

しかしその後、トムと偶然再会した際、彼女は「あなたのおかげで考え方が変わり、運命の相手と結婚する」と伝えたのです。そこでトムはやっと、「サマーは親友なんだ」と悟るのでした。

サマーの振る舞いは酷いと思われますが、トム自身には「現実的に女性と向き合ういい経験」になったことでしょう。

こんな人におすすめ

  • サバサバした性格の女性が出る作品が観たい人
  • カワイイ小悪魔女性と翻弄される男性とのラブストーリーが観たい人

こんな人には向かないかも……

  • 駆け引きなどはせず、素直に相手へ気持ちを伝えるのが良いと考える人
  • じれったい関係が続く男女のラブストーリーが好きじゃない人
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まとめ

魔性の女・悪女・小悪魔が出る映画を10選、ご紹介しました。

彼女たちが魅力的に映るのは映画のキャラ設定が秀逸という理由だけでなく、ひとえに演じる女優さん、声優さんの表現力も相まって「悪い女」像ができあがるからでしょう。

それに加え、作品の中の彼女たちは自分の才能、生い立ち、性格だけに安住せず、「魅力的な女性になろう」という意識の高さがうかがえます。

この記事を読んでくださったあなた、ぜひ気になった作品を観て、今からでも「一味違う魔の女性」へと生まれ変わってみませんか!

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