『チャーリーとチョコレート工場』名言集 | 大切なのは家族 ? それとも自由 ?
2005年に公開された映画『チャーリーとチョコレート工場』。主演は数々の名作で個性的なキャラクターを演じてきたジョニー・デップです。ウィリー・ウォンカという奇天烈な人物を見事に表現した、ジョニー・デップの怪演が話題になりましたよね!!
今作は、家族思いで優しい心を持った少年チャーリー・バケット(フレディ・ハイモア)と、世界中から注目されているチョコレート会社の工場長ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)が出会い、本当に大切なものを見つけていく物語です。
そんな夢や希望が詰まった映画『チャーリーとチョコレート工場』に出てくる素敵な名言、名セリフをご紹介します!
目次
あらすじ
とても貧乏な暮らしをしている少年・チャーリーは、有名なチョコレートを作っているウィリー・ウォンカに憧れていた。昔ウォンカの工場で働いていた祖父・ジョーおじいちゃん(デイビッド・ケリー)からウォンカの話を聞き、いつか会ってみたいと思うようになる。
そんな中、いつもは誰も入れないウォンカの工場に招いてもらえる金のチケットが、世界でたった5枚だけ、チョコレートの包み紙に入れられていると話題になった。世界中の人が血眼になってチケットを探していたが、チョコレートも買えないほど貧乏な自分には無理だと諦めるチャーリー。
しかし、家族からの後押しもあって金色のチケットを手に入れたチャーリーは、ジョーおじいちゃんと共にウォンカの工場へ。そこに広がっていたのは、想像を遥かに越えた不思議な世界だった……。
『チャーリーとチョコレート工場』の心に残る名言・名セリフ
コミカルでちょっぴり不思議な世界観が魅力の今作。「夢や希望を持ち続けることは素晴らしい」というメッセージが込められています。
また、「家族」がテーマになっていて、作中にも家族の大切さを教えてくれる名言が出てきます。家族思いのチャーリーと、家族に対してトラウマを持ったウォンカの言葉を中心に、心に残る名言・名セリフをご紹介します!
ぜひ、観て楽しい、聞いて楽しい映画『チョコレート工場』の素敵な言葉に触れて頂きたいです!
【名言①】「お金は毎日印刷されて世間に出回っとる。だが金のチケットは世界にたった5枚しかない」
原文:There’s plenty of money out there.They print more every day.But this ticket……there’s only five of them in the whole world.
金色のチケットを手に入れたチャーリーですが、このチケットを売ってお金に困っている家族を助けたいと考えていました。そんなチャーリーに、いつもは厳しいジョージおじいちゃん(ディビット・モリス)が言ったセリフです!
最初は「当たるわけがない。」と言っていたジョージおじいちゃん。でも、本当はチャーリーに当たってほしいと思ってました。家族のために夢を諦めようとするチャーリーの背中を押した、ジョージおじいちゃんの優しい言葉です。
チャーリーの人生が大きく変わっていくきっかけとなった、今作の中でもかかせない名言となっております!
【名言②】「残りは子どもたちのごりょ……」
原文:And the rest of you must be their……
チケットを当てた5人の子ども達とその家族を迎え入れたウォンカ。そこでウォンカが言葉に詰まりながら言った名セリフです。
歯医者を営む厳格な父ウィルバー・ウォンカ(クリストファー・リー)に育てられたウォンカは、子どもの頃お菓子を食べさせてもらえませんでした。自由のない幼少期の生活がトラウマとなり「両親」という言葉がどうしても言えなくなってしまったのです。
明るく、根っからのエンターテイナーに思えるウォンカの悲しい過去が垣間見えた、印象的な名セリフとなっております!
【名言③】「理屈抜きで楽しいのがチョコさ」
原文:Candy doesn’t have to have a point.That’s why it’s candy.
最初は5人もいた子ども達ですが、自分勝手な行動をした所為で次々と脱落していきます。その中でも残っていたチャーリーと、優れた頭脳を持つ少年マイク・ティービー(ジョーダン・フライ)。
「この工場にあるのは全部無意味だ。」と言うマイクに、チャーリーが返したセリフがこの言葉です!
他の4人の子どもたちはみんな裕福な家庭で育ち、わがままを言っていました。その中で、唯一純粋な心を持っていたチャーリー。貧乏で中々食べられないからこそ、お菓子がどれだけ素敵なものか知っていたのです。
チャーリーの心の綺麗さが表れている、子どもらしい名言となっております!
【名言④】「出てけ、お前の帰る家はないぞ」
原文:But I won’t be here when you come back.
幼少期のウォンカは、父親の目を盗んで食べたお菓子に感化されチョコレート職人になると決意します。その話を聞いた父がウォンカに言い放った名セリフです!
父は虫歯になるお菓子を毛嫌いしており、絶対にお菓子を食べないよう教育していました。そんな父に反発して家出をしたウォンカは、家族と疎遠になっていたのです。
実はこのセリフの裏に、不器用ながらにも息子を思う父の気持ちが込められています。
ウォンカが家を出ていった時、お父さんが一瞬だけ心配そうな表情をしているので、せひ注目してみてください!
【名言⑤】「そしてチャーリー、君を見つけた」
原文:And I did, Charlie.you.
4人の子ども達はみんな途中で脱落し、最後まで残ったのはチャーリー。ウォンカはチャーリーに「チョコレート工場をまるごとあげる」と提案します。そこでウォンカが言った名言です!
ウォンカは後継者を探すために金のチケットをチョコレートに入れ、やって来た子どもの中でまともな子を選ぶつもりでした。そして、心からお菓子を愛している、後継者にぴったりなチャーリーを見つけました。素敵な後継者を見つけられた喜びがセリフに表れています!
チャーリーとの出会いに感謝する、ウォンカの熱い思いが込められた名言ではないでしょうか。
【名言⑥】「誰にも邪魔されず、自由奔放に夢を追わなきゃ」
原文:A chocolatier has to run free and solo.He has to follow his dreams. Gosh darn the consequences.
チョコレート工場で一緒に働くことを提案されて喜ぶチャーリー。しかし、ウォンカは「家族を連れて行ってはいけない。」と交換条件を出します。ウォンカが家族の必要性がない事を説明する場面で出てくる名セリフです!
ウォンカは父親から離れ一人で成功したため、そのやり方に自信を持っていました。家族がいたら不自由になり、独創的なチョコレートを作れないと思い込んでいたのです。
ウォンカの歪んだ家族観がこの言葉に表れています。
孤独を抱えたウォンカだからこそ生まれた、印象深い名言です!
【名言⑦】「家族は一番大事だもん、世界中のチョコよりね」
原文:I wouldn’t give up my family for anything.Not for all the chocolate in the world.
チャーリーは家族を連れて行けないなら工場に行かないと決意します。そこで、ウォンカにチャーリーが言ったのがこの名言です!
心の優しいチャーリーは、たとえお菓子を心から愛していても家族の方が大切だと思っていました。夢に溢れたチョコレート工場を捨て、小さな家で家族と過ごす未来を選びます。
このセリフを言うチャーリーの真剣な表情も印象的なので、ぜひ注目して頂きたいです!
家族思いで優しいチャーリー、家族を嫌い孤独に生きるウォンカ。二人の対比がなされた、今作の中でも感動的な名場面となっております。
【名言⑧】「愛しているから心配なのさ」
原文:Usually they’re just trying to protect you because they love you.
チャーリーに誘いを断られてから、ウォンカはチョコレートを作る事が出来なくなっていました。そこで、靴磨きをするチャーリーの元へ客として現れたウォンカ。「家族は何か始めようとするといつも邪魔する。」と言うウォンカに、チャーリーが返したのがこのセリフです。
とにかく自由を愛するウォンカは、父親からされる事を全て邪魔だと思っていました。しかし、本当はそこに愛情があるとチャーリーは知っていたのです。
愛しているからこそ心配し、時には叱ってくれる。そんな家族という存在の大切さを教えてくれる素敵な言葉ですよね!
ウォンカの心を動かすきっかけとなった、印象深い名言となっております!
【名言⑨】「極めて珍しい小臼歯だ……もしや、ウィリーか?」
原文:I haven’t seen bicuspids like these since ……Willy?
チャーリーの言葉に感化され、ウォンカは父親と会うことを決意します。チャーリーと共に歯医者を営む父の元へ。そこでウォンカは、正体を明かさずに歯を見てもらいました。父親はウォンカの歯を見た時に言った名言がこの言葉です!
厳しかったお父さんですが、実は息子の事をずっと気にかけていて、ウォンカのチョコレートに関する新聞の記事を大事に保管していました。不器用ながらに、心から息子を愛していたのです。
ウォンカの見た目がすっかり変わっていたため、最初は誰か気づかなかったお父さん。しかし、珍しい歯の形を見て我が子だと気づきます。
途切れているように見えた親子の絆が、実はずっと繋がっていた事が分かる感動的な名シーンです!
【名言⑩】「あなたは老人と石鹸のにおい、大好きだ」
原文:You smell like……old people and soap. I like it.
家族観について考え直したウォンカはもう一度チャーリーを誘い、「家族も一緒に連れて行く」という条件をのんで一緒に働き始めました。
チャーリーの家族と一緒に夕食を共にするウォンカ。そこでチャーリーの祖母・ジョージーナおばあちゃん(リズ・スミス)に「あなたピーナッツのにおいがするわ。」と言われ、ウォンカが返したセリフです。
今までのウォンカは嫌味なことばかり言っていました。しかし、家族の温かさを知ってからは言葉も柔らかくなり、人を気づかえるようになったのです。
「老人」という言葉を使ってしまうなど、まだぎこちない部分が残っているのも魅力ですよね!
トラウマを克服したウォンカの成長を感じる、印象的な名セリフとなっております!
まとめ
『チャーリーとチョコレート工場』の心に残る名言・名セリフをご紹介しました!
家族の大切さを改めて感じさせてくれる、温かい言葉ばかりでしたね!最初は全く違う考え方だったチャーリーとウォンカが共に成長し、心を通わせていく姿はとても感動的です。
ぜひご家族と一緒に、子どもから大人まで楽しめる名作『チャーリーとチョコレート工場』をご覧ください!
映画『チャーリーとチョコレート工場』あらすじネタバレ |魅力たっぷり異色のファンタジー・コメディ