圧巻のハンドルさばき ! 度肝を抜くカーアクション映画15選【洋画】
信じられないドライビングテクニックで繰り広げられるスリリングなカーチェイスや、腹に響くエグゾーストノイズとともに駆け抜けるチューンアップされた車が登場する映画は、車好きには欠かせないシーンですよね。
何度も襲う絶体絶命、危機一髪のシーンも圧巻のハンドルさばきですり抜ける主人公たちを見ながら味わうスリルはまさに至高!!
観終えた後に軽い疲労感さえ感じる、ど度肝を抜かれること間違いなしのカーアクション映画を15本ご紹介していきます!
目次
おすすめカーアクション映画15本
1. トランスポーター
「俺に運べないものは無い!地獄の果てまで届けてやるぜ!」
あらすじ
依頼者の氏名も、運ぶ依頼品の中身も決して聞かず、何が起きても契約どおりに目的地に運び、高額の報酬を得るトランスポーターのフランク(ジェイソン・ステイサム)。
フランクが受けた依頼品は、大きなバッグだった。目的地へ向かう途中に車がパンクし、修理のためにトランクをあけるとそのバッグが動いているのに気づく。
「依頼品は開けない」とういうルールを破ってバッグを開けると、中には女が入っていた。女の正体は?なぜ荷物として運ばれていたのか?事件は思わぬ展開を見せていく!
カーアクション映画としてのみどころ!
シリーズ第1作。アクション映画の第一人者リュック・ベッソンが制作、脚本を手掛けていることも見どころのひとつです。シリーズ化され、TV版も放映された人気作品です。ジェイソン・スティサム演じる主人公のフランクは実は過去に特殊部隊にいた人物。
ドライビングテクニックもさることながら、銃器の扱いにも精通しています。鍛え上げられた肉体で繰り広げられる戦闘シーンは、洗練された美しささえ感じられます。
冒頭、依頼人のギャングをフランクの愛車BMW735iに乗せて、市街地を走るシーンが圧巻です!このシーンでフランクのドライビングテクニックの凄さが十二分にわかります。
街中の狭い路地をパトカーの追跡を圧巻のハンドルさばきで右に左にかわしながら逃走します。フランクのハンドルさばきで何台ものパトカーがクラッシュ!!でもこの冒頭のシーンは本作にとっては、オードブルに過ぎません!
メインディッシュは、その後に続く息をつく暇もない壮絶なカー・チェイス。最高にチューンアップされた車を、まるで自分の体の一部のように操るフランクのハンドルさばきは観ているものを必ず満足させてくれます。
こんな人におすすめ
- リュック・ベッソンのあの独特な世界観が好きな方。アクションシーンの美しさはリュック・ベッソンならでは
- 一匹狼が好きな方
- 寡黙な男性が好きな方(主人公はとにかく無口)
こんな人には向かないかも…
- アクション映画に笑いは不要だと思っているクールな方
- セクシーな女性が登場しないと映画を観る気がしない方
2. ワイルド・スピード
「走るか死ぬか。全てはファミリーのために。」
あらすじ
2001年に公開された「ワイルドスピード」シリーズの第1作で、ドミニクとフランクの二人の天才ドライバーを主人公に繰り広げられる物語。
その頃ロサンゼルスでは、車を使った強盗事件が多発していた。
ストリートレースの覇者ドミニクと、日本車を超絶ドライビングテクニックで繰るブライアンが、ある事件を軸に知り合うことになり、恋とファミリーのために極限まで改造した車で限界を超えたドライビングテクニックで激走する。
なぜフランクはドミニクに近づいたのか?何が善で何が悪なのか!激しいカーアクションの果てには意外な結末が待っていた!
カーアクション映画としてのみどころ!
映画「ワイルドスピード」の原題は「The Fast the Furious」で直訳すると「速くて激しい」です。映画の内容は原題そのまま、全編激しいカーアクションが繰り広げられています。
レースの覇者ドミニクと、日本車を繰るブライアンが、ストリートレースで対決するシーンは、限界を超えたドライビングテクニックで激走しヒートアップ間違い無し!
作品中、ダッチ・チャージャー、シボレーなどのアメリカ車、フォルクスワーゲンなどのドイツ車、そしてトヨタ・スープラ、スカイラインGTRを始めとする数々の日本車が登場します。
とくに日本車びいきのブライアンが限界までチューンアップした三菱エクリプスで激走します。身近な日本車が公道をありえないスピードとテクニックで駆け抜けていくシーンは圧巻です。
また、情熱的なレディたちがレースに華を添えます。レゲエ音楽にのって豊満なボディをくねらせる、そんなセクシーアクションもお楽しみのポイントです。
後にシリーズ化され、8作品が制作されています。2020年に「ワイルドスピード9」がアメリカでの公開を控えており、「ワイルドスピード10」の制作も既に決定しています。
こんな人におすすめ
- ストーリートレースをしてみたい方
- セクシーな女性がお好きな方(セクシーな女性が沢山登場します)
こんな人には向かないかも
- つるんで暴走するのは子供っぽくてどうよ、と思う方
- 正義感の強い方
3. ドリヴン
「このおやじ、ハンドルを握ればただ者じゃない!」
出典:Amazon.com
あらすじ
主人公のジョー・タント(シルヴェスタ・スタローン)はかつては花形レーサーだったが、現在は引退していた。ある日、スランプに落ちた若いレーサー、ジミーのサポートを依頼され、現役復帰をすることに。
ジミーのライバルで前年度チャンピオンのボー、そしてジミーの恋人とその恋の行方も絡めて戦いが繰り広げられていく。
カーアクション映画としてのみどころ!
フォーミュラーカーレースが題材なだけに、実際のレース場での映像がふんだんに使われています。日本でのレースも作品中に使われていて日本人には嬉しいところ。
また、フォーミュラー1レース(F1)のシーンやエピソードもレースファンには見どころです。実際のレースシーンとCGを駆使して、フォーミュラーカーが時速400キロものスピードで競うシーンが満載です。特に画面いっぱいに広がるクラッシュシーンは圧巻です。
シルヴェスタ・スタローンが、早逝したF1レーサー、アイルトン・セナを題材に作った映画です。舞台はかつてのアメリカのCARTシリーズ、現在はインディカーシリーズと呼ばれる自動車レースが舞台になっています。
ストーリー展開の安直さなどで、公開当時は酷評されることもあった作品ですが、 珍しいフォーミュラーレースを見るだけでもレースファンには嬉しい作品です。
また、フォーミュラーカーが市街地の公道を爆走するシーンはこの映画ならではの楽しさで見どころのひとつです。
こんな人におすすめ
- 年齢に負けていないと自負している方(スターローン演じるジョー・タントに自分の姿を重ねることができます!)
- フォーミュラーレースのファンの方(フォーミュラーカーが公道を走ります)
こんな人には向かないかも…
- 盛りを過ぎたシルヴェスタ・スタローンを見たくない方
- 時代遅れのCGは見たくない方
- ストーリーに奥行きや複雑さを求める方
4. スピード
「ストップ禁止!そのバス、行き先は”生”か、全員”爆死”か!」
出典:Amazon.com
あらすじ
事件の始まりは、ロサンゼルスのオフィスビルでエレベーターに爆弾が仕掛けられたことだった。ジャック(キアヌ・リーブス)達、ロス警察のSWAT隊員が爆弾を除去し、胸を撫で下ろしたのもつかの間、犯人から今度はバスに爆弾を仕掛けたと強迫電話が掛ってきた。
爆弾が仕掛けられたバスに、たまたま乗り合わせたアニー(サンドラ・ブロック)が、車内でのいざこざで撃たれてしまった運転手の代わりに、バスのハンドルを握ることに。
なんとその爆弾は時速80キロ以下にスピードが落ちると、爆発するように仕掛けられていた。
バスに乗り込んだジャックと力を合わせて、バスを走らせ続けるアニーと乗客は無事に脱出できるのか?犯人の正体は?
カーアクション映画としてのみどころ!
1955年のアカデミー賞で2冠に輝いた、カーアクション映画の代表作です。
エレベーター爆破シーンで始まる本編。そして犯人からの爆破予告。仕掛けられた犯人の罠をどう解決していくのか予想を上回るスリルがあります。
また、見どころは何といっても止まることのできない大きなバスのカーアクションです。信号や渋滞する道路を、他の車や障害物を避けながら時速80キロを保って走り続けなければならないバス。
爆走するバスのカーアクションは瞬きするのも忘れるほどの緊張感でハラハラ、ドキドキがたまりません。
ノンストップカーアクションの名作です。また、犯人役のデニスホッパーの不気味な演技は一見の価値ありです。
こんな人におすすめ
- アカデミー賞受賞作に興味のある方
- サスペンス要素のある作品が好きな方
こんな人には向かないかも…
- バス通勤の方(しばらく安心してバスに乗れないかも知れません)
- せっかちな方(バスが走り 始めると、ずっとバスが走りっぱなしで、ストーリーが淡々と進むので、じれったいかも)
5. ミッションインポッシブル ローグネイション
「反逆者にされたスパイ!信じられるのは誰!ラストの大どんでん返しを見逃すな!」
出典:Amazon.com
出典:映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』予告編
あらすじ
謎の組織「シンジケート」により翻弄される主人公イーサンハントとIMFのエージェント達。IMFロンドン支部はあるシンジケートの手に落ち、ついにIMFは解体されてしまう。
その上、CIAはシンジケートなど存在しないとし、イーサンハント達を反逆者として指名手配する。イーサン達は国家に追われ、そしてシンジケートにも追われること。
シンジケートの正体を暴こうとしていたイーサン達だったが、逆にシンジケートに襲われ、仲間が掴まってしまった。
イーサンは仲間を救いだすために敵の誘いに乗るが、そこには恐ろしい罠が仕組まれていた。果たしてイーサンは仲間を無事に救い出すことができるのか!?シンジケートの真の目的とは——?
カーアション映画としてのみどころ!
ご存じ、ミッションインポッシブルシリーズの第5弾です。イーサンハントの超人的な能力が、いかんなく発揮されたアクションが今回も炸裂しています。
飛行機にぶら下がるかと思えば、機密情報を手に入れるために水中で死にかけたりと「ありえない」アクションの連発です。
とにかく、手に汗握るとはこのことだと言える作品です。その中でも見どころはイーサン達とシンジケートの、バイクvsBMWの激走シーンです。
市街地を猛スピードで走り抜けるバイクとBMW。ビルの隙間も、階段もおかまいなしのカーアクションはハラハラドキドキで見どころです。
どんでん返しが繰り返されるストーリーとアクションは、カメラワークひとつをとっても納得の出来栄えです!
こんな人におすすめ
- トムクルーズのファンの方
- バイクと車のカーチェイスを観たい方
- 大どんでん返しでスッキリしたい方
こんな人には向かないかも…
- あまりにも現実離れした作品は苦手な方
- スパイ映画には美しい女性が必要だ!と思う方
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の詳細を見る▷▷▷
6. TAXi
「乗客は警官。250キロで悪い奴らを追跡中。」
あらすじ
舞台はフランスマルセイユ。何度挑戦しても免許試験に落ちる運転オンチの警官、エミリアンは、母親の薦めもあって、ある日タクシーで警察署まで出勤する。そのタクシーのドライバーは念願のタクシードライバーになったダニエル(サミー・ナセリ)だった。
ダニエルはエミリアンが警官だとは 知らずに、猛スピードで市街地を駆け抜け、交通違反でエミリアンに逮捕されてしまう。エミリアンは、ダニエルのドライビングテクニックに目を付け、運転のできない自分の代わりの助手として、運転をすれば釈放すると持ちかける。
マルセイユでは赤いメルセデスの強盗団が出没、銀行強盗を繰り返していた。エミリアンは、ダニエルを従えて捜査を始めるが、このエミリアンが全くのヘボ警官。
それに比べて車に精通しているダニエルは強盗団の乗る赤いメルセデスの写真を元に見事な推理を展開してみせる。さて、ダニエルはエミリアンを助けて見事、事件を解決できるのか!
カーアクション映画としてのみどころ!
「TAXi」シリーズの第1作、1998年に公開されたフランス映画で爆発的な人気を博しました。超絶ドライビングテクニックを持つタクシードライバーのダニエルが繰り広げるドタバタの事件解決劇、カーアクションコメディです。
とにかく、エミリアンがずっこけで、こんなのでよく警察官をクビにならないなぁと思うレベルです。そんなエミリアンに容赦なくツッコミを入れるダニエルとの会話が漫才のようでさすがユーモア好きのフランス映画、笑いのエスプリが効いています。
主人公のひとり、タクシードライバーのダニエルは超絶ドライビングテクニックの持ち主。車はフランス映画だけに「プジョー406」です。でもこのプジョー、タクシーなのにレース仕様。街中を在りえないスピードで乗客を乗せながら、そのハンドルさばきを見るだけでも楽しめること請け合いです。
制作・脚本はあのリュック・ベッソンで、監督のジェラール・ピレスは、なんと元レーサーです。この二人がコンビを組んだカーアクション映画が面白くないはずはありません。
TAXiはその後シリーズ化され、 2019年1月にはシリーズ最新「TAXi ダイヤモンド・ミッション」が公開されました。
こんな人におすすめ
- わかりやすいストーリーのカーアクション映画です。深く考えずにカーアクションを楽しみたいという方
- エスプリの効いたコメディ映画のお好きな方
こんな人には向かないかも…
- ライトな作品より、厚みや奥深さのあるストーリーを好む方
- ドジですっとこどっこいな奴は、現実世界だけで充分、映画の中くらいスマートでカッコいい主人公が見たいと思う方
7. ワイルド・スピードX2
「失敗したら豚箱行き!このふたり崖っぷち、やばいぞ!」
出典:Amazon.com
あらすじ
前作で警察を裏切ってしまったブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)は、その代償にFBIから、ある組織の資金押収を命じられる。
ブライアンはその相棒として仮出所中の幼馴染のローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)を選ぶが、ブライアンの裏切りで、自分が逮捕されたと誤解していたローマンはその誘いを拒む。
その後、FBIが自由の身にすることを約束し、ローマンはブライアンに協力することを承諾。二人は運び屋の候補として組織に潜入することになる。
専任の運び屋として選ばれるために、FBIから与えられた車でブライアンとローマンの戦いが始まる!二人は無事に使命を果たせるのか!
カーアクション映画としてのみどころ!
ワイルドスピードシリーズの第2弾。原題は「2 Fast 2 Furious」です。ブライアンの正体について、前作で敷かれた伏線の答えがこの作品で描かれているワイルドスピードのスピンオフ的な作品です。
その後のワイルドスピードシリーズの人気を決定づけた作品と言えます。
前作を凌ぐカーアクションの連続で、登場する車にも注目です。ブライアンと幼なじみのローマンは共に最高にチューンアップされた三菱ランサーエボリューションⅦ、三菱エクリプススパイダーなどの日本車で画面一杯に走り抜けます。
ブライアンのシフトワークとクラッチワークに観る者の心が高鳴ります。見どころのひとつは、ストリートレースのシーン。
参加している車が次々とクラッシュしたり圧巻のハンドルさばきで間一髪、クリアしていくシーンは豪快そのものです。
こんな人におすすめ
- やっぱり日本車だ!という方
- ゴリゴリの筋肉の好きな方
- 若いポール・ウォーカーを見たい方
こんな人には向かないかも…
- ワイルドスピードは、やっぱりファミリーだと思う方
- アンチ三菱車の方
8. ベイビー・ドライバー
「組織の天才ドライバー、音楽で覚醒するそのテクニック。彼の名はベイビー。」
出典:Amazon.com
あらすじ
幼いころの事故がもとで耳鳴りがする主人公のな前は、通称ベイビー(アンセル・セルゴート)。彼の仕事は、強盗組織の逃がし屋。運転する時にいつもイヤホンで音楽を聴くことで、ドライビングテクニックが驚異的に覚醒するのだった。
それなりに仲間と楽しくやっていたベイビーだが、恋人の存在を組織に知られたことがきっかけで、組織を抜ける決心をする。最後の仕事だと決めたアメリカ合衆国郵便局の襲撃。
果たしてベイビーは無事に彼女を連れて、組織を抜けられるのか。
カーアクション映画としてのみどころ!
ベイビーのドライビングがとにかくオシャレでカッコいい!音楽がストーリーの展開に絶妙にマッチしていてとにかく美しいカーアクションです。
イヤホンから流れる音楽に合わせる様に、ハンドルを軽やかに操るベイビーと組織を追いかける警察とのカーチェイスは、ミュージックPVのワンシーンのようなカッコよさです。
文句なしのド派手なカーアクションが冒頭から炸裂するクライムアクションムービーで、劇中の銃撃音やバトルの音、生活音までが音楽に聞こえる、音楽好きにもたまらない新感覚な作品です。
カーチェイスのスリルにドキドキする心臓の鼓動と、スクリーンに流れる音楽のアップテンポなリズムが頭の中で交錯し、全身が映画の中に引き込まれていく今までにない体感型のカーアクション映画です。
こんな人におすすめ
- 映画には素敵な音楽が絶対外せないという方
- 警察が出し抜かれるところが見たい方
こんな人には向かないかも…
- やっぱりカーアクションが大切、音楽はそれほど興味がないという方
- やはり映画を観る以上は何か学ぶものが欲しいと思う方
9. 007 慰めの報酬
「007史上、最強のカーチェイスを見逃すな!」
出典:Amazon.com
あらすじ
主人公はイギリスの諜報機関MI6の諜報部員、ジェームズ・ボンド。彼の恋人が亡くなった原因の裏にある謎の組織を追いかけていたのだが、反対にCIAとMI6の両方から反逆者として追われることになってしまう。
やがてボンドはある一人謎の美女に辿り着き、謎の組織の真の目的を知ることになる。
次々と現れる敵の暗殺者、謎の美女の正体は?ボンドは謎の組織の正体を暴き、汚名を濯ぐことができるのか――!?
カーアクション映画としてのみどころ!
007シリーズ22作目、主人公のジェームズ・ボンドをダニエル・クレイグが演じた第2作目です。前作の「カジノ・ロワイヤル」のラストシーンの続きから始まる、007シリーズでは初の連作になっている珍しい作品です。
ラストの大どんでん返しは、見ていてスッキリ。前作で死んだ恋人の影を引きずる、ちょっと情けないジェームズ・ボンドも見ものです。
冒頭、いきなりのカーチェイスから始まり、カーアクション好きにはグっと心を掴まれます。ボンドの繰るアストンマーティンDBS対、謎の組織のアルファロメオ159が激しいバトルを繰り広げます。
ボンドカーといえばアストンマーティン。そのスマートで迫力あるカーアクションは007ファンには嬉しいところでしょう。
歴代ジェームスボンドと言えば、クールでスマートに任務をこなす印象が強いですが、今回のダニエル・クレイグが演じたジェームスボンドは、スパイとしては超 一流ではあるものの何処か人間臭く、中年男性の哀愁が漂う泥臭さが感じられます。
ストーリーも前作からの絡みがある分複雑で奥行きが感じられます。是非、前作のカジノロワイヤルもご覧になることをおすすめします。
こんな人におすすめ
- ボンドカーはやっぱりアストンマーティンだろうと思う方
- 人間臭いジェームスボンドを見てみたいと思う方
こんな人には向かないかも…
- 勧善懲悪でスマートなボンドが見たいと思う方
- 複雑なストーリーはめんどくさいと思う方
10. ワイルド・スピード スカイミッション
「人生で一番大切な物、それはファミリー。行くぜファミリー!今度は空だ!」
出典:Amazon.com
出典:映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』予告編
あらすじ
前回、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)とホブス捜査官(ドゥエイン・ジョンソン)が倒した国際犯罪者、オーウェンの兄・デッカード(ジェイソン・ステイサム)が弟の復讐を始めたことからストーリーが始まる。
まず、ホブス捜査官が襲撃され入院。そしてファミリーのハン(ハン・ルー)は東京で殺されてしまう。ドミニクは神出鬼没のデッカードを見つけるために国の組織と組み、ある天才ハッカーのラムジー(ナタリー・エマニュエル)を救い出すことになる。
彼女は、世界中のカメラのハッキングをすることで誰でも探し出せるとういう「ゴッドアイ」の開発者だった。
空から車で襲撃するというとんでもない作戦で、見事ラムジーを救出し「ゴッドアイ」の隠し場所に赴くが、なんとそこは中東の超高級高層タワーマンションのペントハウスだった!
果たして、ドム達ファミリーは、ゴッドアイを手に入れることができるのか、またデッカードを探しだし倒すことができるのか!?
カーアクション映画としてのみどころ!
ワイルドスピードシリーズの7作目。スカイミッションというだけあって、なんと車が空を飛びます。空から車で敵を襲撃するシーン、そして中東を舞台に夕日を背にタワーマンションからタワーマンションに飛ぶ、真っ赤なスーパーカー。
理解を越えたそのシーンを見るだけでも価値のある一作です。
そして今回は車以外のアクションシーンも見ものです。特にブライアンのアクションは半端ない!この作品の撮影中に交通事故で無くなったブライアン役のポール・ウォーカーの追悼作品になっていることもあって、ブライアンの活躍は心に残ります
また、エンディングに流れるブライアンに捧ぐ楽曲の「See You Again 」はチャーリー・プースの悲しげな歌声にウィズ・カリファーのラップが加わった心を打つ1曲です。
こんな人におすすめ
- 現実離れしている方が面白いと思う方
- 映画くらいはゴージャスでなくちゃと思う方
こんな人には向かないかも…
- 現実離れしている方が面白いと思う方
- 映画くらいはゴージャスでなくちゃと思う方
11. 60セカンズ
「気をつけな! お前の車、60秒後には俺のものだ。」
出典:Amazon.com
あらすじ
元高級車専門の泥棒だったメンフィス(ニコライ・ケイジ)が、弟の命を窃盗組織から守るために、高級車泥棒にカムバックすることに。弟が助かる条件は4日間で50台の超高級車を盗むこと。メンフィスは約束どおり、50台の車を調達できるのか。
カーアクション映画としてのみどころ!
とにかく超高級車が続々登場します。超高級車のカーアクションは 見どころです。またメンフィスのドライビングテクニックもさることながらその車を窃盗するテクニックも見どころのひとつです。超高級車が爆走するクライムカーアクションムービーです。
1974年に公開された「バニシングin60」のリメイクですが、公開当時はバニシングファンには不評でした。この「バニシングin60」を知らないほうが楽しめるかもしれない作品です。
メンフィスの元カノのスウェイ役で若き日のアンジェリーナ・ジョリーが出演しているのも見どころのひとつです。
こんな人におすすめ
- アンジー(アンジェリーナ・ジョリー)ファンの方
- 超高級クラシックカーの好きな方(アストンマーティン、ベントレー、キャデラック、シボレーからデトマソパンティーラなど、50台の超高級クラシックスーパーカーが登場します)
こんな人には向かないかも…
- 車を盗まれた経験のある方
- 「バニシングin60」ファンの人(バニシングファンからは酷評されています)
12. ナイトクローラー
「デカく当てたいならリスクを取れ!そのニュースは真実なのか。」
出典:Amazon.com
あらすじ
事件や事故の現場の刺激的な映像をメディアに売り込むことを生業にしている「ナイトクローラー」。あることがきっかけで、ナイトクローラーになった青年の主人公ルイス(ジェイク・ギレンホール)は、
やがて高額な報酬を得るためにより過激なスクープ映像を求めて次第にエスカレートしていき、ついには超えてはならない一線を越えてしまう…
カーアクション映画としてのみどころ!
警察無線を盗聴し、事故や事件現場に誰よりも先に到着するために、猛スピードで車を走らせるナイトクローラー達。走ることを楽しむ他のカーアクション映画とは少し違い、不気味な恐ろしさを感じさせます。
まず主人公のルイスを演じるジェイク・ギレンホールの演技が底知れぬ不気味さを漂わせています。
彼は本作のために10キロ以上もダイエットしたそうで、もともと大きな目が痩せて落ち込み、その表情が作品により異様な雰囲気を与えています。人間の裏側を見る様で後味は爽快とは言えませんが、その分余韻の残る作品です。
こんな人におすすめ
- パパラッチになってみたいと思う方
- 普通の人間が破滅していく過程を見てみたい人
こんな人には向かないかも…
- 怖がりな方(ある意味、ホラー映画より怖いかも。)
- 嫌な気分を引きずる傾向のある方
13. トランスポーター3アンリミテッド
「爆弾と美女、今度の荷物は厄介だぜ!」
出典:Amazon.com
あらすじ
今回も問題ありの依頼品を運ぶはめになる主人公フランク(ジェイソン・ステイサム)。こともあろうか依頼主に車から20m離れると爆発する爆弾を手首に巻かれてしまう。
荷物はヴァレンティーナ(ナターシャ・ルドコワ)という女性。なんと大臣の娘で、犯罪組織が国家との交渉を思い通りにするために誘拐し、時間稼ぎにフランクに運ばせていたのだ。
フランクは娘を救出し、そのハンドルさばきで国家の危機を回避できるのか。
カーアクション映画としてのみどころ!
トランスポーターシリーズの第3弾。国家を巻き込んだ犯罪組織との戦いに発展するストーリーはそれほど目新しくはありませんが、笑いのエッセンスもあってリラックスして楽しめる作品です。
もちろんカーアクションの凄さは間違いなし!圧巻のハンドルさばきは今回も健在です。
次々と襲ってくる敵の追跡を、相棒AUDI A8と己のドライビングテクニックだけを武器に振り切ります。そして、カーアクションと同等以上に凄いのが、本作のフランクの戦闘シーンです。
鍛えられた肉体で軽やかなリズムを刻むように敵を打ちのめしていくシーンは見どころです。
こんな人におすすめ
- トランスポーター2作目にはがっかりしたとういう方
- 結果の見えているストーリが安心できて好きだという方
- リュック・ベッソンの作品が好きな方
こんな人には向かないかも…
- ミステリーの要素が全くない作品は面白くないという方
- わがまますぎる女性が嫌いだという方
14. チェイサー
「私の息子を返して。決して諦めない、どこまでも追いかける。」
出典:Amazon.com
出典:映画『チェイサー』予告篇
あらすじ
ウエイトレスをしながら、離婚調停中のカーラ(ハル・ベリー)はその日、仕事の帰りに公園で一人息子のフランキーを遊ばせていた。
電話で離婚の話を弁護士としている僅かな隙に、息子が目の前で何者かに車に連れ込まれてしまう!誘拐された息子を追いかけるカーラ。
なぜ、息子が誘拐されたのか、一体犯人は誰なのか。たった一人で息子を救うために、命がけで正体不明の悪の組織に立ち向かう!
カーアクション映画としてのみどころ!
「追撃者」の意味がある本作は、2017年にアメリカで公開されたスリラー映画で、子供を誘拐された母親の格闘劇を描いています。息子を誘拐された母親、カーラ役をハル・ベリーが演じています。
興行収入は予想を上回ったにもかかわらず、脚本の評判がいまいちだった作品ですが、ハル・ベリーの体当たりのカーアクションが見どころです。
見当違いの人物を犯人として逮捕するあてにならない警察に見切りをつけて、カーラは自ら息子の救出に立ち上がり犯人の車を必死に追いかける。ハルベリーのカーアクションと、母としての強さで敵に立ち向かうアクションシーンも見どころです。
こんな人におすすめ
- 犯人はもちろん目的さえもわからない、サスペンス要素の強い作品が好きな方
- 美人の主人公が活躍するアクション映画が好きな方
こんな人には向かないかも
- お涙ちょうだいの母子もののストーリーが苦手な人
- サスペンスの要素は不要、とにかくスッキリしたいという方
15. カーズ
「みんなで進もう!夢は必ずかなうから!」
出典:Amazon.com
あらすじ
主人公は真っ赤なレースカーのマックイーン。彼の夢はレースの最高峰「ピストン・カップ」に優勝することだった。そんなマックイーンは、レースで速く走ることができるのは全て自分一人の実力。仲間なんて大切ではない。自己中で自惚れ屋なレースカーだった。
そして、その年の「ピストン・カップ」に出場したマックイーンだったが、なんとマックィーン、キング、チックの3台の車が同着という結果になった。そして、その3台で優勝を争うことになるのだった。カリフォルニアで行われる決勝戦!その行方は!
カーアクション映画としてのみどころ!
ディズニーのアニメーション映画です。登場人物は全て車で擬人化されています。
主人公のマックイーンは優勝候補ではあるものの、どこか身勝手で自己中心的です。中型レッカー車のメーターや、恋の予感のするポルシェのサリー、
街の有力者のドック・ハドソンなど様々な車たちとの関わりで、少しずつ成長していく様子も見どころです。
かわいい車たちが繰り広げるレーシングシーンを中心に、頑張ること、仲間との友情、思いやりなど、普段忘れがちな大切な何かを教えてくれるハートフルなカーアクションムービー。小さなお子さんと一緒に家族で楽しめる作品です。
こんな人におすすめ
- なんだか疲れていて童心に帰ってみたい方
- 家族みんなでカーアクション映画を楽しみたいけれど、お父さん好みのカーアクション映画は激しすぎるので、子供と一緒に気楽に楽しみたいという方
こんな人には向かないかも…
- なんとなくお説教されるような作品が嫌な方
- やっぱりアニメ映画はジブリでしょうって思う方
まとめ
カーアクション映画の中でも、圧巻のハンドルさばきを堪能できる作品15選をご紹介しました。どの作品もまるで車に命を吹き込むようなそのハンドルさばきでスリリングな世界に引き込んでくれます。
流れるようなシフトワーク、響き渡るエグゾストノート、そしてタイヤのきしむ音、全てが官能的です。そのスピードは、観るものの思考を停止させてしまいます。
日常のあれこれや、全てを忘れて画面に釘付けになる、そんな理屈抜きの楽しみ方ができる、それがカーアクション映画の醍醐味でしょう。
ここでご紹介した他にも、たくさんのカーアクションの名作があります。シリーズ化されている作品も多く、一緒に時の流れを感じることができるのも楽しみのひとつです。自分好みの1本を探すのも良いですね。さぁ、とにかく観て、全身で感じてスッキリして下さい。
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