実話がベース!映画『タイタニック』のあらすじをネタバレも含めて解説!
レオナルド・ディカプリオの代表作であり、日本でブレイクするきっかけとなった映画『タイタニック』は、ご存知90年代を代表する不朽の名作。史上最多のアカデミー賞受賞数を記録したジェームズ・キャメロン監督がおくる壮大な世界観の中には、年を重ねた今だからこそ、もう一度観るべき大切なことが詰まっています。
初めて観るあなたにも、名作といわれる’観るべきポイント’をあわせて、細かいあらすじとともに解説します!
・ネタバレなし!『タイタニック』の簡単あらすじ
・『タイタニック』の詳しいあらすじ【ネタバレあり】
・主要キャスト紹介
・タイタニック号沈没は「陰謀説」が濃厚!?
・『タイタニック』を現代人が見るべき理由
目次
実話がベース!不朽の名作映画『タイタニック』について
90年代ハリウッドを代表する名作である『タイタニック』。1912年4月10日に起きた豪華客船沈没事故をもとに描かれたパニック映画で、主人公ふたりのラブロマンスが主軸です。『タイタニック』は1998年のアカデミー賞で14部門ノミネート、受賞数は史上最多の11部門を記録しました。監督のジェームズ・キャメロンは『タイタニック』と『アバター』でアカデミー賞を受賞しています。
惜しくも『タイタニック』では主演男優賞にノミネートのみで受賞を逃したものの、主演のレオナルド・ディカプリオは本作で大ブレイクを果たし、「レオ様」の愛称で親しまれるように。
同時期に大人気だった俳優といえばブラッド・ピットですが、2019年念願の共演作となる『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が公開され、再び『タイタニック』にも注目が集まりそうな予感ですね!
映画『タイタニック』は、若き日の’レオ様’が持つピュアな美しさがぎっしり詰まった不朽の名作です!
【英語付き】不朽の名作『タイタニック』の名言・名シーン特集10秒でわかる『タイタニック』の簡単なあらすじ
1912年、イギリス。その日暮らしの若き画家、ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)は幸運にもポーカーに勝ち、豪華客船タイタニック号のチケットを手に入れた。
向かうはアメリカ、自由の夢を抱いたジャックは、タイタニック号とともに処女航海へ。船のなかでジャックは、上流階級のローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)と出会う。
ローズには婚約者が、そのうえジャックとは身分のちがいもあったが惹かれ合うふたり。スリリングな恋のひと時を楽しむふたりを引き裂いたのは、氷山だった。「沈まない船」と呼ばれたタイタニック号は瞬く間に海へと引きずりこまれ、船内はパニックに。ジャックとローズは助かるのか、そしてふたりの恋の行方は?
映画『タイタニック』のネタバレあらすじ
ここからは、【ネタバレあり】のあらすじを紹介していきます。まだ観たことがない!というあなたは、知りたい場所まででストップしてくださいね。
【あらすじ①】タイタニックとともに自由の国、アメリカへ出航!
1996年。海には、84年前に沈没した豪華客船タイタニック号が眠っている。その船のなかに’ある’と言われるダイアモンドネックレス「碧洋のハート」を求め、トレジャーハンターたちはタイタニック号から金庫を引きあげた。
ネックレスそのものはなかったものの、金庫のなかには一枚のヌードデッサンが入っていた。描かれた女性が身に付けているものこそ、「碧洋のハート」だ。そのニュースを見て名乗りをあげた女性が、ローズだった。
時は1912年へとさかのぼり、舞台はイギリスへ。貴族の娘として生まれたローズだが、もともとの気性が上流階級の空気と合わず、窮屈さを感じていた。望まない結婚まで強いられ、ため息をつきながら受け止めている。
ローズたちブケイター家は、ローズの婚約者、キャルドン・ホックリー(ビリー・ゼイン)とともに、1912年4月10日に処女航海となる豪華客船・タイニック号へと向かっていた。
いっぽう、ローズとは真逆の生活をしていた青年・ジャック。彼は貧しいながらも自由奔放な生活を楽しみ、画家をめざしている。その日、ポーカーで勝ったジャックはタイタニック号のチケットを手に入れた。ジャックは夢をいだき、ローズは鎖につながれたように、ふたりは運命の船にのりこみ、自由の国をめざしたのだった。
【あらすじ②】身分違いの恋に燃え上がるふたり
ブケイター家は亡き父がのこした莫大な借金によって、破産寸前だった。プライド高いローズの母(フランシス・フィッシャー)は、身分的に申し分のない相手・キャルドンとローズの政略結婚を強制したのだった。
キャルドンはプライドばかり高いおぼっちゃまタイプの男。ローズのことは美しく若いお飾り程度にしか見ていなかった。母のため家のためとは言え、そんな人生に嫌気がさしたローズは船尾へと向かった。
真っ暗な海に身を投げようとするローズに気づいたのは、ジャック。足をすべらせたローズを思いっきり引っぱり上げ、ジャックはローズの命の恩人となる。ふたりの距離は急速に縮まり、ちっぽけなプライドや見栄を持たず、代わりに強い信念を持ったジャックにローズは惹かれた。
ジャックもまた、気高く美しく、そして聡明なローズに惹かれていた。その空気感に気づいたキャルドンやローズの母親は、ふたりを引き裂こうとする。それでもふたりの恋は留まることを知らずに燃え上がってゆく。
ローズは下等客船のダンスパーティーを楽しみ、ジャックのヌードデッサンモデルとなる。このときの絵こそ、84年後に発見されたものだった。
そしてジャックとローズはロマンチックな夜を過ごした。嫉妬に狂ったキャルドンは、ジャックにダイアモンドネックレス「碧洋のハート」を盗んだと濡れ衣を着せ、手錠をかけ、船底の管理室のような部屋に閉じ込める。その夜、タイタニック号に激震が走った。1912年4月14日、深夜のことだった。
【あらすじ③】沈みゆく船に描かれる生き様と死に様
「沈まない船」と呼ばれたタイタニック号は、巨大氷山に衝突、大きな音を立てながら沈みはじめた。容赦なく流れ込む海水、傾きはじめる大きな船、乗客たちは皆パニックを起こした。ローズは船底に閉じ込められたジャックを探し出し、斧を使って手錠のくさりを叩き切る。すでに腰以上の高さまで海水が迫っている船内、ジャックとローズは必死になって船内を駆け回った。
乗客の数を大きく下回る救命ボート、女子どもを先へ先へと乗せる船員。徐々に深い海へと沈みゆくタイタニック号、そこにはさまざまな乗客たちの生き様と死に様が映し出される。
我先にと生きようとする者、誰かを優先して生かそうとする者。愛する家族としっかりと抱き合い、死を覚悟する者。音楽家たちは楽器を奏で、最期までタイタニック号の優雅さを保とうとした。神父は聖書を読んだ。’沈まない船’の設計士は、みずからの設計の甘さを悔いながら、タイタニック号と運命をともにする覚悟を決める。
キャルドンは近くにいた子どもを「自分の子だ」と嘘をつき、救命ボートに乗っていた。そしてようやく外に出たジャックとローズたちを待ち受けていたのは、真っ二つに割れ、垂直に沈んでゆくタイタニック号だった。
【あらすじ④】ドーソンを名乗り生きたローズ
いよいよ勢いをつけて深く沈むタイタニック号。なんとか手すりにつかまっていたジャックとローズも、大きく息を吸い込み、真っ暗な海に投げ出された。静かでまっくらな海、ローズとジャックは船の残がいであろう板のようなものにしがみついている。ローズは板に寝そべるように、ジャックは腕だけを乗せるように。
極寒のなか、震えて弱っていくローズを、ジャックは明るく励ましつづけた。「君は生き残る。そしてたくさん子どもを産むんだ。子どもたちの成長を見守って、年を取って、温かいベッドで死ぬ。いいかい、こんなところで死ぬんじゃない。」
そんなセリフでローズに未来への光を灯しながらも、ジャックはついに力尽きた。ジャックへの愛を誓うように、ローズは彼の身体を海へと沈める。そして必死に笛を吹いた。その目には生き抜くことに執着するかのような、力強い意思が宿っている。
救助され、キャルドンが着ていたコートを羽織っていたローズは、そのポケットから「碧洋のハート」を見つける。そして、名前を聞かれてこう答えた。「ドーソン。ローズ・ドーソンよ。」
物語は再び1996年を映しだす。ローズが語ったタイタニック号でのドラマに、トレジャーハンターたちは涙していた。その夜、ローズは「碧洋のハート」をジャックの眠る海へと、やさしく放りなげた。
温かいベッドのなか、目を閉じたローズが思い出すのは、「ローズ・ドーソン」になってからの自由で楽しい人生。そしてローズの心は、豪華なタイタニック号へと舞い戻り、たくさんの祝福を受けながらジャックとの再会を果たしたのだった。
映画『タイタニック』の主要キャスト
ここからは映画『タイタニック』のメインキャスト3名をご紹介します。
ジャック・ドーソン/レオナルド・ディカプリオ
夢をいだき野心あふれる主人公・ジャックを演じたのは、レオナルド・ディカプリオです。44歳をむかえた今でこそハリウッド界の大御所として、貫禄たっぷりの’レオ様’ですが、じつは子役から役者人生をスタート。1990年代、そのルックスと演技力の高さで大人気俳優へと成長していきます。
知的障がいを持つ少年を演じた『ギルバート・グレイプ』や、ドラッグ中毒の悲惨さを描いた『バスケットボール・ダイアリーズ』などで、キュートさ以上に高い演技力を評価されているという見方もあるでしょう。
親日家としても知られる’レオ様’、2019年8月にも『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の公開にあわせて来日しています!
レオナルド・ディカプリオ好きならこれを観よ!主演のおすすめ映画10選ローズ・デウィット・ブケイタ―/ケイト・ウィンスレット
『タイタニック』が公開された1997年当時、ヒロイン・ローズを演じたケイト・ウィンスレットは若干22歳の若さでした。2019年、43歳になったケイト・ウィンスレットですが、これまでに7回アカデミー賞にノミネートされています。
なかでも2008年、自身初となる主演女優賞を受賞した『愛を読むひと』は、ホロコーストを扱ったヘビーな作品。ケイト・ウィンスレットはナチス側看守の’その後’を演じています。
『タイタニック』では、賢くユーモアにあふれる若き子女ローズを熱演しましたが、40代のケイト・ウィンスレットもますます聡明さを増し、美しさにあふれる女優です!
キャルドン・ホックリー/ビリー・ゼイン
ローズの婚約者で鼻につくイヤな奴・キャルドンを演じたのは、シカゴ出身のビリー・ゼイン。『タイタニック』公開から20年以上経ってもなお、キャルドンのイメージで見られるそうですから、強烈なキャラクターを演じきった役者魂はみごとなもの。
彼自身のこととしては、1985年、役者をめざしてLAに移住してすぐ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の端役を勝ち取ったとか。運の強さは『タイタニック』のキャルドンと通ずる部分があるかもしれませんね。
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出典:Instagram
そして掲載したビリー・ゼインのInstagramの画像は、なんとご紹介した『タイタニック』メンバーの3ショットなんです!2017年にフランスでおこなわれたパーティーでのワンショットですが、ファンにはたまらない一枚ですよね!
タイタニック号の衝撃な真実と噂を徹底調査!実話と違う点は?
映画『タイタニック』が実際に起こった「タイタニック号沈没事故」をベースにした映画ということをご存知な方が多いのではないでしょうか。
当初、ジェームズ・キャメロン監督は実話に忠実に映画を撮る予定でした。しかし、彼が事故当時の時代考証をすすめていくうちに、「身分格差」に焦点を当てる方向に変更し、本作が制作されたのです。
ここからは、タイタニック号の意外な真実や噂を解説していきます。
①4つの煙突のうち、1つはダミーだった
タイタニック号には4つの煙突がありますが、そのうちの1つはなんとダミーだったというのです。より豪華な船にするため、見た目を重視して3つから4つに増やしたんだとか!
ダミーの煙突は、厨房の換気用や乗客から預かったペットを預かるスペースとして使用していたらしいですよ。
ちなみにタイタニック号を所有していたホワイト・スター・ライン社が作った別の船である「オリンピック号」と「ブリタニック号」は4つ全てが煙突だったので、それにあわせて4つにしたのかもしれません。
②沈没の原因に「陰謀説」も…?
タイタニック号が沈没した原因として、操縦ミス説や、石炭火災などが挙げられていますが、中でも目を引くのが、陰謀説。
タイタニック号を所有していたのはホワイト・スター・ライン社でしたが、事実上の所有権は同社に出資していた貿易会社の社長であるジョン・モルガン氏。彼はタイタニック号の処女航海に乗船する予定でした。
しかしモルガン氏はその直前に乗船をキャンセル。代わりに乗船するはずだった友人の大富豪夫婦もキャンセルしたと言うのです。
そのほかにもモルガン氏の友人ら50人ほどがキャンセルしていたという事実と、モルガン氏の会社が財政難だったことから、「保険金目当ての陰謀説なのでは?」という噂が流れているのです。
しかしながら、遺族や関係者に支払った補償金は日本円で5億8000万ほどにのぼっていますし、正直これは単なる噂話でしょう・・・。
ちなみに結局タイタニック号に乗ったのは、ホワイト・スター・ライン社の社長であるブルース・イズメイ氏。彼は救命ボートに乗ることができたので、命が助かった数少ない人物の1人となっています。
③乗組員の1人は自殺していた
「正面に氷山!(Iceberg rightahead!)」
この言葉が印象に残っている方が多いのではないでしょうか?
タイタニック号の見張り役として乗船していたフレデリック・フリートが放った言葉です。彼はタイタニック号が衝突した際に一番最初に氷山を見つけた人物でした。
彼は無事に救護ボートに乗って生き残ることができました。その後はタイタニック号を所有していたホワイト・スター・ライン社の「オリンピック号」で業務をしていましたが、タイタニック号の悲劇と関係している人物だから縁起が悪いといって解雇されてしまいます。
結婚を経て結局海上の仕事を辞め、アルバイトとして職を転々としたフリート。妻の死後は行き場をなくし、最後は自殺をしてしまいました。
これもタイタニック号がもたらした、もう一つの悲劇といえるでしょう。
今だからこそ『タイタニック』を観返すべき理由
1997年に公開された本作を、子供の時や若い頃に観たことがあると言う方が多いのではないでしょうか?
本作は、2021年現在だからこそ見返してほしい理由があるのです。
年を重ねてからもう一度観るべき理由
現在30代以上の方なら、おそらく『タイタニック』公開当時は中学生や高校生だったことでしょう。初見から20年以上、同じだけ年を重ねてから観る魅力が、映画『タイタニック』にはあります。
10代のころに観た『タイタニック』の印象が「ハラハラどきどき、泣ける」だとしたら、30代のあなたはもっと現実的な視点で『タイタニック』を観るかもしれません。
たとえば、「いくら魅力的でも財力ゼロで出会ったばかりの男のために、ヌードデッサンのモデルになるものだろうか?」とか。たとえば、「いくら悲恋でも、これってキャルドンに対する浮気では?」とか。
そしてそんなちょっと下世話な視点だけではなく、「人生の選択」について思いを馳せるはず。ジャックがポーカーで勝たなければ……。身投げ寸前のローズを助けなければ……。そう、『タイタニック』では、小さな「選択」の積み重ねが、ジャックとローズの運命を変えていくのです。
トム・ハンクス主演の映画『フォレスト・ガンプ』に、「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで中身はわからない」という有名なフレーズがあります。
ジャックとローズもまた、チョコレートの箱を開けるように、ひとつひとつの選択をタイタニック号の中でしてきました。映画のラスト、ジャックはタイタニック号のせいで死を目前にしながらも、「タイタニック号のチケットは、人生最高のおくりもの」とローズに伝えます。
「なにが起きるか分からないから、朝起きたときがいちばん好き」、これはジャックの言葉です。ぶれない芯を持ちつづけたジャックだからこそ、死を迎える時も自分の「選択」に、絶対の自信を持てたのではないでしょうか。
ローズもまた同様です。ジャックとは正反対のローズですが、信念をしっかりと持っています。だからこそ、迷うことなく「ドーソン」の名を選択したのでしょう。そんな若いふたりの「選択」をドラマチックに、そしてスピード感たっぷりに描くことができたのは、ジェームズ・キャメロン監督だからこそ!
悲恋を描きながらも、エンターテインメントとしての要素をこれでもかと詰め込んだ映画が『タイタニック』です。きっと今観ても「ハラハラどきどき、泣ける」。でもその感動は、もっと奥深いものになっていることでしょう!
現代人が観るべき理由
映画『タイタニック』の舞台も、実際に起きたタイタニック号沈没も、100年以上前のできごとです。しかし、そこに描かれている人間模様は現代社会にも通ずるものばかり。いわば普遍的な社会の縮図です。
まずは冒頭、ローズの政略結婚。’政略結婚’自体は現代にはなかなか無いかもしれません。しかしローズの母親のように、虚栄心でいっぱいになっている人は大勢いるのでは?そしてもっとも、そんな人間の醜さや汚さが描かれるのは、やはり船が沈みはじめるころから。ヒエラルキーによる差別、どんな状況下においても金銭で解決しようとする人、そしてなかには自身の選択を悔いて銃で自殺する乗組員も……。
反面、そういったドロドロした人間たちのなか、己の気高さを守り続けるのはローズとジャックだけではありません。守るべきプライドは何なのか、見極めて気高く生きることのすばらしさをローズたちは教えてくれます。自尊心のなさや自己肯定感の低さに悩みやすい現代人だからこそ、ジャックやローズたちの生き様から学べることがたくさん詰まっている映画です!
名作『タイタニック』に「駄作」の声も?
映画『タイタニック』は壮大で涙なしには観られない映画……というのが、多くの人が持つイメージです。しかし、映画の口コミサイトなどでは「駄作」の声も意外と多いもの。その声を一部紹介しつつ、考察してみました!
①ローズの不貞行為に賛否両論!
タイタニックは最後にデカプリオ捨てたところでオレ的に駄作になったよ
日本的な考えかもしれないけど好きな人を犠牲にして生き残るという考えは無いと思うが たぶん不倫?の証拠隠滅にしか思えなくなるアレ— しおしおのぱぁ=Q (@siosiorx) March 2, 2016
ジャックとローズは出会って一瞬にして恋に堕ち、燃え上がるように愛を育てます。このふたりの愛は映画『タイタニック』における見どころのひとつである事は、間違いありません。
しかしジャックと出会った時、ローズにはキャルドンという婚約者が。この点に疑問を感じる人も、ちらほらいるようです。とはいえ、映画を観ればキャルドンがいかに卑劣な人物であるかは分かるはず。
しかもローズとしてはまったく望んでいない政略結婚。そんな時に、人間的にも素晴らしいジャックと運命的な出会いを果たせば……。もちろん恋愛観・貞操観は人それぞれ。この部分をどう感じるかも『タイタニック』の楽しみ方と言えるでしょう。
②「現実味がない!」の声も
やはり映画『タイタニック』を観るときには、心のどこかに「こんな事故が実際に起きたのか……。」という気持ちを持つことでしょう。
ジャックとローズの話は完全にフィクションですが、それでも「ローズがジャックの鎖を一発で切るシーン」など、一部現実味が無い部分でしらけてしまう人もいるようです。
しかし「手を握りあって死を覚悟する夫婦」や「最後の最期まで音楽を演奏し続ける楽団」などは実際にあったエピソード。実話のなかにフィクションを混ぜた映画だからこそ、「こんなふたりが、もしかしたら本当にいたのかもしれない」と思わせてくれる力を持っています。
まとめ
『タイタニック』は、たった6日間の物語。だからこそ初めて出会ったふたりと同じ目線で楽しめます。
さらに、実話がベースとなっていることから、よりリアリティのあるロマンス映画として楽しめるのも本作のいいところ。
エンターテインメントとして、ロマンスとして、そして人生で大切なことに触れる教科書として、後世に残すべき名作です!
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