コメディだけじゃない!ムロツヨシの魅力を味わう出演映画7選!
「サマータイムマシン・ブルース」や「アフタースクール」など、数多くの映画やドラマに出演しているムロツヨシさん。コミカルなお芝居と親しみやすいキャラクターで、人気急上昇中の俳優です!
ムロツヨシさんは1976年1月23日に神奈川県の横浜市で生まれました。身長は168cm、血液型はA型です。ASH&Dコーポレーションに所属していて、本名は非公開で活動しています。
大学時代に女優の深津絵里さんが出演していた舞台「陽だまりの樹」を観劇し、感銘を受けて俳優を志しました。大学を中退した後に俳優養成所に通い、2005年に映画「サマータイムマシン・ブルース」でメディアデビューを果たします。
多方面から引っ張りだこの人気俳優、ムロツヨシさんの出演映画を公開年順に紹介していきます!
ムロツヨシ出演のおすすめ映画7選
1.サマータイムマシン・ブルース
出典:Amazon.com
あらすじ
ある大学のSF研究会に所属する甲本拓馬(瑛太)、新美優(与座嘉秋)、小泉俊介(川岡大次郎)、石松大悟(ムロツヨシ)、曽我淳(永野宗典)は、夏休み中でもSFの研究などせず、毎日野球をして遊んでいた。ある日、男子生徒たちが部室に戻ってきて大騒ぎをしていると、大切なクーラーのリモコンが壊れてしまう。
翌日、猛暑の中ぐったりしながら部室に入ると、見慣れない金属の物体が出現していた。タイムマシンかもしれないと思った彼らは、昨日に戻ってクーラーのリモコンを取ってこようと考える。
ムロツヨシ出演映画「サマータイムマシン・ブルース」のトリビア!
・「サマータイムマシン・ブルース」は、タイムトラベルを題材とした上田誠の舞台を映画化した作品です。
・本作は、本広克行監督の出身地である香川県で撮影が行われました。撮影場所には、香川県の善通寺や、四国学院大学なども使用されています。
・ムロツヨシさんは、映画の中で与座嘉秋さん、川岡大次郎さんと共に「ずっこけ3人組」と呼ばれていますが、プロモーション活動でも3人一緒に回ることが多かったため、仲良くなったそうです。
映画「サマータイムマシン・ブルース」ムロツヨシのみどころ!
「サマータイムマシン・ブルース」のみどころは、ムロツヨシさんの初々しい演技です。ムロツヨシさんの映画初出演作品ですが、初々しいながらも当時から抜群の存在感を放っています。映画で演じた石松大悟という役は部内のお笑い担当で、ムロツヨシさんのはまり役でした。
タイムトラベルものですが、コメディーの要素や恋愛の要素もあり、ストーリーやどんでん返しが面白い作品です。
2.シュアリー・サムデイ
あらすじ
高校生の喜志巧(小出恵介)、真鍋京平(勝地涼)、後藤和生(鈴木亮平)、北村雄喜(ムロツヨシ)、岩崎秀人(綾野剛)は、中止になった文化祭を復活させようと、爆破予告をして教室に立て籠もった。
すると、ダミーとして用意していた爆弾がなぜか爆発してしまい、学校を退学処分になってしまう。それ以来何も良いことがなく、5人は行き詰まった生活を送っていた。
爆発事件から3年後のある日、ヤクザになった和生はボスから預かっていた現金3億円と女を何者かに盗まれてしまう。大人になっても悪友としてつるんでいた5人は、ボスから「翌日までに金と女を取り戻さなければ命はない」と脅され、人生最大のピンチを迎える。
ムロツヨシ出演映画「シュアリー・サムデイ」のトリビア!
・「シュアリー・サムデイ」は、俳優の小栗旬さんが監督デビューを果たした作品です。元々監督業への意欲を表していた小栗旬さんが、2005年に書いたあらすじを元に製作されました。
・監督を務めた小栗旬さんは、本編で警官役としてゲスト出演しています。
・登場人物たちのキャラクターは現場で撮影を進めながら徐々に当てはめられていき、演出方法が決まっていったそうです。
映画「シュアリー・サムデイ」ムロツヨシのみどころ!
「シュアリー・サムデイ」でムロツヨシさんが演じた北村雄喜は、爆発事件をきっかけに引きこもりになってしまう少年で、持ち前の明るさを封印して挑んでいます。そんなムロツヨシさんの、陰気漂うミステリアスな演技がみどころです。たとえ失敗したとしても、前を向いて進んでいくことの大切さを教えてくれる映画です。
3.幕が上がる
出典:映画『幕が上がる』予告編
あらすじ
富士ヶ丘高校の弱小演劇部で、卒部した先輩たちに代わって部長を務めることになった高橋さおり(百田夏菜子)は、どうしたら演技が上手くなるのかと日々悩んでいた。
演劇部にはお嬢様キャラの橋爪裕子(玉井詩織)、ムードメーカー的存在の西条美紀(高城れに)、しっかり者の加藤明美(佐々木彩夏)という個性豊かなメンバーが揃っている。
ある日、元演劇の女王だったという吉岡先生(黒木華)が赴任し、演劇部の生徒たちに「全国大会に行きたい。」と告げた。吉岡先生の気迫に圧倒された部員たちは、どこか頼りない顧問の溝口先生(ムロツヨシ)と、吉岡先生と共に全国制覇という目標に向かって奮闘する。
ムロツヨシ出演映画「幕が上がる」のトリビア!
・「幕が上がる」を手がけた本広克行監督は、どの世代の人々にも共感し、感動してもらえるような青春映画を目指して本作を製作しました。
・撮影中、ムロツヨシさんは主演のももいろクローバーZのメンバーたちと、空き時間によく話したり遊んだりしていて、かなり仲良くなったそうです。ももいろクローバーZのメンバーは、あまり演技の経験がなかったため、ムロツヨシさんがアドバイスをすることもありました。
映画「幕が上がる」ムロツヨシのみどころ!
「幕が上がる」は、演劇に興味がない人でも楽しめる、面白くて秀逸なストーリーが魅力です。演劇部の高校生が奮闘する姿を描いた作品ですが、全国を目指してひたむきに頑張る演劇部の部員たちの姿に心を打たれます。ムロツヨシさんが演じた溝口先生の、頼りないながらも思わず応援したくなってしまうキャラクターにも注目です!
4.明烏
あらすじ
品川のホストクラブ「明烏」で一番人気がないホストのナオキ(菅田将暉)は、借金を完済するための1,000万円を用意することができ、同僚たちと祝杯をあげていた。
しかし、翌日ナオキが目を覚ますと、昨日はあったはずの金がなくなっていて、昨日の出来事が夢だったことに気付く。
返済期限までに金を用意できなければ東京湾に沈められてしまうナオキは慌てふためくが、同僚のアオイ(城田優)や、ノリオ(若葉竜也)、店長のアキラ(ムロツヨシ)など、周りの人々は全く頼りにならない。
そんな中、借金取りが店にやってくる。
ムロツヨシ出演映画「明烏」のトリビア!
・「明烏」は、古典落語の「芝浜」という演目を元に福田雄一監督が作った戯曲です。もともと舞台として上演されていた物語が、映画化されました。
・福田雄一監督の作品に多数出演しているムロツヨシさんや佐藤二朗さんは、「明烏」の撮影でかなりアドリブの演技を入れていました。彼らの想像できない言動に、キャストやスタッフは撮影中にもかかわらず笑ってしまってNGを何度も出したそうですね。
映画「明烏」ムロツヨシのみどころ!
「明烏」のみどころは、ムロツヨシさんが演じた店長アキラの、面白すぎるキャラクターです。細かくアドリブの演技を組み込んでいたというムロツヨシさんですが、あれほど面白い言動をとっさに思いつくことに脱帽してしまいます。
共演者やスタッフが思わず笑ってしまい、NGが連発したというのも納得です。福田雄一監督から絶大な信頼を寄せられているムロツヨシさんの、コミカルな魅力がふんだんに詰まっています!
5.ヒメアノ〜ル
あらすじ
ビルの清掃員としてパートタイムで働いている岡田進(濱田岳)は、同僚の安藤勇次(ムロツヨシ)から、好意を寄せているユカ(佐津川愛美)とのキューピットになってほしいと頼まれ、彼女が働いているカフェに向かう。
ユカが働くカフェで彼女と接触する機会を伺っていた岡田は、そこで高校時代の同級生である森田正一(森田剛)と再会した。ユカが森田にストーキングされていると知った岡田は、高校時代に酷いいじめを受けていた森田に対してどこか不穏な気持ちを抱く。
ムロツヨシ出演映画「ヒメアノ〜ル」のトリビア!
・「ヒメアノ〜ル」は、「週刊ヤングマガジン」で連載されていた漫画を映画化した作品です。
・本作にはムロツヨシさんの坊主頭にツノが生えたような「衝撃的な髪型」が登場しますが、カツラではなく地毛を実際に剃って撮影に臨んだそうです。
・ムロツヨシさんは自身が演じた安藤という役柄について、「ピュアすぎる男だが、それでいて常識を持った犯罪者の一歩手前のような人。」と語っています。
映画「ヒメアノ〜ル」ムロツヨシのみどころ!
「ヒメアノ〜ル」のみどころは、ムロツヨシさんの薄気味悪い芝居です。ムロツヨシさんは、岡田進の同僚である安藤勇次を演じていますが、言葉の発し方や所作などが変わり者のキャラクターに合っていて、ムロツヨシさん史上1番気味の悪い役と言っても過言ではありません。
シリアルキラーの森田をただただ恐ろしい人間として描くのではなく、森田を変えてしまうきっかけになった物事の残酷さもしっかり描いています。そんな人間の怖さを思い知ることができる深い作品です。
6.金メダル男
あらすじ
東京オリンピックで盛り上がる1964年に、長野県塩尻市で生まれた秋田泉一(内村光良)は、小学生の時に徒競走で1位になったことをきっかけに、1番になることの素晴らしさを知る。それ以来、いろいろなジャンルの大会に挑戦して金メダルを獲得し、「塩尻の神童」と呼ばれるようになった。
中学に進学してからも周りの生徒から「金メダル男」と称されていた泉一だったが、思春期を迎えて女子に惹かれるようになると大会に集中できず、めっきり一等賞が取れなくなってしまう。
ムロツヨシ出演映画「金メダル男」のトリビア!
・「金メダル男」は、本作で監督を務めたお笑い芸人の内村光良さんが出演していた1人舞台「東京オリンピック生まれの男」を映画化した作品です。
・主人公の秋田泉一を内村光良さんと2人1役で演じている知念侑李さんですが、もともとの利き手は左でした。しかし、右利きの秋田泉一を演じるにあたって、いろいろなことを右手でこなす練習をしたそうです。その結果、テニスや卓球をするシーンや、箸で食事をするシーンなど、かなり自然に演じられるまでになりました。
・内村光良さんの作品に立て続けに出演しているムロツヨシさんは、現場での自身の役割について、「内村さんが疲れている時に、愚痴を聞く相手」と語っていたそうです。
映画「金メダル男」ムロツヨシのみどころ!
「金メダル男」に、主人公の秋田泉一が所属する劇団の団長である、村田俊太郎役で出演しているムロツヨシさん。内村光良さん曰く、もともとの年齢設定はムロツヨシさんよりずっと若かったそうですが、年などもろともしない完璧な演技を見せています。
内村作品に何度も起用されているだけあって、息もピッタリで2人の信頼感が伝わってきます。
7.空飛ぶタイヤ
あらすじ
トレーラーの事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社の社長である赤松徳郎(長瀬智也)は、事故の原因は走行中のトレーラーからタイヤが突然外れたことだと聞き、衝撃を受ける。
トレーラーの整備不良を疑われた赤松は、世間やマスコミからバッシングを受ける中で、トレーラーの構造自体に欠陥があることに気付いた。
そこで赤松は、製造元であるホープ自動車のカスタマー戦略課で課長を務める沢田悠太(ディーン・フジオカ)に再調査を依頼する。なかなか調査が進展しないことに痺れを切らした赤松は、自ら調査を開始した。
一方、ホープ銀行の井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社であるホープ自動車の経営に疑問を抱き、独自に調査をしていた。
すると、彼らは大企業のリコール隠しの実態を突き止めてしまう。
ムロツヨシ出演映画「空飛ぶタイヤ」のトリビア!
・池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ」が原作となった本作ですが、原作ではトレーラー事故を取り巻く70人近くの人間のそれぞれの人生が描かれています。映画化するにあたって本木克英監督は、数多くの登場人物の中から誰を選び、どれだけ深く描くのかを重要視して大まかなストーリーを構築していきました。
・映画にはかなり大勢のキャストが出演していますが、長瀬智也さんや高橋一生さんなど、メインキャスト同士であってもあまり同じシーンを撮ることがなく、撮影中に一度も会わないキャストもいたそうです。
映画「空飛ぶタイヤ」ムロツヨシのみどころ!
「空飛ぶタイヤ」のみどころは、大企業の不正に立ち向かう男たちの奮闘ぶりです。癖のある役を演じることが多いムロツヨシさんですが、「空飛ぶタイヤ」では、同僚をサポートする冷静沈着な社員の小牧重道を演じています。小牧は頼り甲斐があり、正義感が強い男で、小牧を演じたムロツヨシさんのシリアスな表情や言動にも注目です。面白さや明るさだけではない、ムロツヨシさんの新たな魅力を感じることができます!
まとめ
人気俳優ムロツヨシさんの、これまでに出演した映画を公開年順に紹介しました。
明るくてユーモアのあるキャラクターで人気のムロツヨシさんですが、コミカルな演技はもちろん、シリアスな演技も難なくこなしています。
これからも活躍し続けるであろうムロツヨシさんの、今後の出演作品にも注目です!