ナタリー・ポートマン出演のおすすめ映画10選｜幼少期から活躍し続ける名女優
様々な個性を発揮する役者が入り乱れるハリウッド映画の世界において、知性と美貌、演技力を武器に活躍している女優、ナタリー・ポートマン。子役として90年代から活動し、ヒロイン、脇役など幅広い役柄を演じてきたハリウッドを引っ張る代表的な女優の1人ですね。
彼女の魅力と言えば、品の良いキュートなルックスとファッションセンス、賢さを併せもつ独特な雰囲気です。デビュー作、映画『レオン』で演じたマチルダのオシャレな髪型とファッションは、現在でも女の子達のファッションアイコンとして高い支持を受けていて、SNSなどで話題に挙がる事がありますね。
そんな世界中の女性を惹きつける素敵な女性、ナタリー・ポートマンのこれまでの活動について見てみませんか？本記事では彼女のこれまでの作品で演じた役の魅力や裏話などを10作品に厳選してお伝えしたいと思います！
本記事を最後までご覧になって頂ければ、ナタリーの事をもっと好きになって貰えると思いますよ！
目次
ナタリー・ポートマンのプロフィール
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才色兼備の女優、ナタリー・ポートマンは1981年6月9日生まれ。イスラエルで生まれ3歳の時にアメリカに移住しており、国籍はイスラエルとアメリカの2つを持っています。
父はイスラエル人の産婦人科医、母はユダヤ系アメリカ人の元アーティストで現在はナタリーのエージェントをしています。移住後はコネチカット州、ニューヨーク州と移り住み、ニューヨークにあるユダヤ人の小学校へ入学しました。
かなり勉強のできる生徒だったようで、テストは常に90点以上、成績はオールAだったそうです。高校生の時には取り組んだ実験が論文として雑誌に掲載されており、学生時代から優秀だったんですね。
芸能活動については3歳からダンスレッスンを始め、10歳の時に化粧品会社・レブロンのモデルとしてスカウトされました。ファンだった俳優でダンサーのパトリック・スウェイジに会えるという謳い文句に惹かれてモデルの道へ進んだそうです。賢さだけじゃなく子供らしい可愛い一面もあったんですね。
しかしモデル業をしていた期間は短く、興味を持った女優の方向に活動方針を変えて1994年にはオフ・ブロードウェイで舞台デビューしました。同年のリュック・ベッソン監督作品『レオン』の2000人以上の応募があったオーディションを勝ち抜き、ヒロイン・マチルダ役に抜擢されました。映画『レオン』への出演が彼女の女優人生のターニングポイントとなった事は皆の知る所ですね！
その後、1999年公開の映画『スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でヒロイン・パドメ・アミダラ役を務め、高い演技力とキュートなルックスで女優としての人気を確立しました。
大学在籍時代は学業優先のため女優活動は控え目で、小さな役での出演などに留めていました。2004年から本格的に女優業を再開し、映画『クローサー』『Vフォー・ヴェンデッタ』など立て続けに出演しています。
2010年に入ると日本でもヒットした話題作の映画『ブラック・スワン』で主演を務め、過酷な減量をするなど体当たりで役作りをし、第83回アカデミー主演女優賞をはじめとする数々の賞を受賞しました。
私生活では2012年に『ブラック・スワン』で振付師をしていたバンジャマン・ミルピエと結婚し、2児の子供を授かっています。女優だけではなく、母としても充実していますね！
【2021年版】ナタリー・ポートマンのファンなら見逃せない！おすすめ映画10選
1.ルーシー・イン・ザ・スカイ
「宇宙飛行士の異変」
出典：Amazon
あらすじ
NASAの宇宙飛行士のルーシー・コーラ(ナタリー・ポートマン)は宇宙活動の任務を終えて地球へ帰還した。宇宙へ行く前と変わらない夫婦生活と送っていたルーシーだったが、宇宙で見た地球と太陽の光景によって自分の中にある価値観を揺らがされており、心に違和感を感じている。
通常、宇宙ステーションで10日の活動をした者は地球へ帰って来た後は精神の安定を図るために休暇を取る。しかしルーシーはほとんど休暇を取らず、再び宇宙へ向かうための準備に明け暮れていた。
ある時、ルーシーはNASAの同僚・マーク・グッドウィン(ジョン・ハム)に誘われて宇宙飛行士のセッションに参加した。ルーシーが自分の中の異変を皆に説明すると、その場にいた宇宙飛行士達は同じ感覚を覚えていたのだったーー。
みどころ
宇宙飛行士の物語でありながら、ジャンルはサイコスリラーという不思議な設定の本作は、実際に宇宙飛行士が起こした殺傷事件がベースになっています。宇宙での経験がきっかけとなり、内面に異常性をきたしたルーシーが壊れていく様子に注目ですね。
それはまるで麻薬の禁断症状のようにルーシーを掻き立て、宇宙へまた行きたいという謎の渇望感に狂わされていきます。宇宙へ行った者同士がその感覚を持っていて、同僚と不貞な関係を持ち、夫との距離ができてしまって生活が壊れていく女性の異常な物語です。
『ブラックスワン』とはまた違った狂人役を演じたナタリーの鬼気迫る演技に注目ですよ！
こんな人におすすめ
- サイコスリラー、サスペンスなど狂気系の作品が好きな人
- 実話ベースの物語に興味がある人
こんな人には向かないかも
- ハッピーエンドや勇気の出る物語が好きな人
- アクションなどがあるSF作品が観たい人
2.アベンジャーズ/エンドゲーム
「ヒーロー達の最大の戦い」
あらすじ
インフィニティ・ストーンを手にしたサノスによって全宇宙の半分の生命が消される事件が起きてから3週間。宇宙空間を漂っていたアイアンマンとネビュラがキャプテン・マーベルの助けで地球へ戻ると、そこにはアベンジャーズの生存メンバー達が集まっていた。
その後、消された者達を復活させるため、居場所を突き止めてサノスを急襲したアベンジャーズだったが、既にインフィニティ・ストーンはサノスによって破壊されており、打つ手がないまま5年の月日が流れる。
ある日、ヒーローとして地球で活動するアベンジャーズの元にやって来たアントマン。量子世界から抜け出してきたアントマンは、絶望に暮れているアベンジャーズ達にタイムトラベルによる宇宙を元通りにする作戦を提案するのだった。
みどころ
マーベル映画で人気のアベンジャーズシリーズで、サノス編の最終章となる本作。クライマックスでのサノス軍とアベンジャーズ軍の激突シーンももちろん大注目ですが、天文物理学者・ジェーン・フォスターを演じているナタリーにも注目ですよ。体内にリアリティ・ストーンを埋め込まれていたため、物語の中でも重要なキャラクターとなっています。
登場人物が多いため、ナタリーの出演場面は少な目ですが、作品の娯楽性も高いのでナタリー目的じゃなくても楽しんで観れると思いますね！
こんな人におすすめ
- 派手なアクション映画が観たい人
- スケールの大きな物語が好きな人
こんな人には向かないかも
- 現実感のあるドラマが観たい人
- アクション物が好みではない人
3.ジョン・F・ドノヴァンの死と生
「手紙が語るスターの真実」
出典：Happinet phantom公式YouTubeチャンネル
あらすじ
10年前に亡くなった人気俳優・ジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)と交流していた若手俳優・ルパート・ターナー(ベン・シュネッツァー/ジェイコブ・トンブレイ)は、役時代に彼と行っていた手紙のやり取りを思い出していた。後日出版された死の真相についてまとめた本や、文通について記者からインタビューを受けるためだった。
2006年のイギリスで過ごしていたルパート少年について、離婚した両親、シングルマザーとして母・サム(ナタリー・ポートマン)に育てられた事、学生時代の自分についてなどの身の上について、インタビュアーに語り出すルパート。
小学生だったルパート少年の楽しみはアメリカの人気俳優・ジョン・F・ドノヴァンのテレビ番組を観る事だった。ある時、ルパートは一ファンとしてドノヴァンに手紙を出してみる。すると驚いた事に返事が返ってきて、人気俳優との文通がスタートするがーー。
みどころ
回想シーンによって思い出を語りながら物語が進む本作。人気俳優だったドノヴァンの葛藤を、文通相手の少年の手紙視点で語られる展開は独特な雰囲気がありますね。少年時代のルパートが経験した両親の離婚やクラスメイトからのいじめなどの辛い出来事が、ドノヴァンの葛藤や悲壮感とクロスオーバーし、互いが手紙を通して引きあっていた事がわかります。
そんなシリアスな本作でナタリーは、息子・ルパートとドノヴァンのやりとりが公となって混乱に巻き込まれて葛藤するシングルマザー役を演じています。息子との衝突などヒューマンドラマ色の強い役柄に注目ですね。
こんな人におすすめ
- 葛藤や衝突など人間ドラマが観たい人
- 観た人が考えさせられる作品が好みな人
こんな人には向かないかも
- わかりやすいストーリーが好みな人
- エンタメ、娯楽性の強い楽しい作品が観たい人
4.ポップスター
「ネット社会のスキャンダル」
あらすじ
2000年のアメリカ。当時14歳だったセレステ(ナタリー・ポートマン/ラフィー・キャシディ)と姉のエレノア(ステイシー・マーティン)が通っている学校で銃乱射の事件が発生する。銃撃されたセレステは命の危機に瀕するも、奇跡的に生還。その後、姉妹は自作した追悼ソングを犠牲者の追悼集会で披露し、それが全米にTV中継されレコード化。大ヒットする事となった。
この出来事により姉妹はレコード会社から声が掛かり、マネージャーを付けて本格的な歌手活動をスタートさせる。レッスンをこなしながら発売した2曲は共にヒットし、順調にアーティストとしてキャリアを歩んでいた。
時は流れ、2017年。一時はショービジネス界で時代を築いていたセレステだったが、気ままな態度が国民の反感を買い、人気に陰りが見え始めていた。そんな中、海外で発生した銃乱射事件の犯人がセレステのヒット曲のPVで使用されたマスクを着用していたというニュースが世間に流れてしまうがーー。
みどころ
ショービジネス世界の裏側と、栄光から失墜する1人のアーティストの生き様を描いた本作。しかしこの作品の本質は、ネットの登場によって国民の関心毎が変わってしまった、という部分ですね。2000年とは打って変わり、2017年の銃乱射事件では国民の関心が事件の内容から有名人と絡めたスキャンダルに移行している、というショッキングな事実です。
この世間の変化のターゲットとなってしまったのがナタリー演じるセレステです。非常に難解な役ではありますが、酒に溺れ堕ちてゆく様を見事に演じています。
こんな人におすすめ
- ドラマ性のある作品が観たい人
- 風刺などが折り込まれた社会派の作品に興味がある人
こんな人には向かないかも
- どん底から昇ってゆくサクセスストーリーが観たい人
- コメディタッチのドラマが好みな人
5.アナイアレイションー全滅領域ー
「地球じゃない未知の領域」
出典：Amazon
あらすじ
退役軍人のレナ(ナタリー・ポートマン)は生物学者として大学で教鞭をとっていた。軍人である夫・ケイン(オスカー・アイザック)が極秘任務に向かい消息を絶ってから1年が経つが、希望を持って帰りを待っている。そんなある日、突如としてケインがレナの前に現れた。記憶が曖昧で、質問に対してしどろもどろに答えるケインだったが、突然吐血し、救急車を呼ぶ事に。
救急車で搬送中、いきなり武装した兵士に囲まれて拘束され意識を失ってしまうレナ。意識取り戻すと見知らぬ施設に監禁されていた。部屋にやってきた心理学者・ヴェントレス(ジェニファー・ジェイソン・リー)によると、ケインは「シマー」と呼ばれる謎の危険領域から唯一帰還した兵士だという。
夫・ケインの症状の原因を知るため、レナは「シマー」へと向かう事になる。
みどころ
不思議な雰囲気を醸し出すSF作品の本作。「シマー」という未知の地区では生物が変異し、異形の植物が生えていたりと不可解な現象が起きています。
そんな「シマー」を調査するため、潜入調査に果敢に挑む元軍人・レナを演じているナタリー。正体不明の敵に攻撃され、真相に迫るほど追い詰められる人類の女性を迫真の演技で表現しています。ナタリーが出演した作品の中でもっともミステリアスな映画ではないでしょうか。
こんな人におすすめ
- 謎に迫るミステリー作品や未知の冒険物などが好きな人
- 変わった作風や個性的な作品に惹かれる人
こんな人には向かないかも
- 派手なアクションなど娯楽性のあるSFが好みな人
- 感動するようなドラマがある作品が観たい人
6.ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
「ファーストレディの葛藤」
出典：映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』公式サイト
あらすじ
1963年、アメリカ・テキサス州ダラス。パレードに参加していた当時のアメリカ大統領・ジョン・F・ケネディ(キャスパー・フィリップソン)が狙撃され、暗殺される。妻のジャクリーン(ナタリー・ポートマン)は夫が命を落とす様子を目の前で見ていた。
ホワイトハウスへ向かう飛行機の中、ジャクリーンは泣きながら夫の返り血を拭き取っている。夫が死亡した事実を受け止めきれず、ただ悲しみと混乱の中で我を忘れていた。ジャクリーンの想いとは裏腹に、急遽として機内で後任の大統領就任式が執り行われ、ジョンソン副大統領(ジョン・キャロル・リンチ)が大統領へ就任する事に。
ジョンソンが大統領となった事でジャクリーンはホワイトハウスを退去する事となり、生活が一変してしまうのだがーー。
みどころ
歴史的な大事件ケネディ暗殺を題材に、妻であるジャクリーンの波乱の人生を描いている本作。暗殺から怒涛の流れで国のトップが入れ替わり、気持ちの整理がつかぬままに生活が変化するファーストレディの様子をドラマチックに描いています。
本作でナタリーは、夫との死別を機にこれまでの豪勢なライフスタイルを捨て、家具や家電を売って女手一つで子供達を育てきる覚悟を決めるも、精神的な不安定さも併せ持った人間味のあるジャクリーン像を演技を通して作り上げています。ナタリーが演じた役の中でも、特にドラマ性のある役ではないでしょうか。
こんな人におすすめ
- 史実物や歴史作品が好みな人
- 人間の弱さを描くドラマが観たい人
こんな人には向かないかも
- サスペンスやスリラーなど、緊迫感のあるドラマが好みな人
- スカッとするような展開のドラマが観たい人
7.ブラック・スワン
「闇に堕ちるヒロイン」
出典：Amazon
あらすじ
ニューヨークのバレエ団に所属するバレリーナ・ニナ(ナタリー・ポートマン)。幼い頃からバレエに打ち込んできた彼女にある日、白鳥の湖でのプリマという大役を演じるチャンスが舞い込んでくる。しかしプリマは純粋な白鳥と悪の黒鳥という二面性を演じる必要があり、生真面目なニナにとって黒鳥を演じる事には抵抗感があった。
プリマの候補には新人のリリー(ミラ・クニス)、ヴェロニカ(ウィノナ・ライダー)、そしてニナの3名が挙がった。テストの中でリリーが演出家のトマ(ヴァンサン・カッセル)の目に留まりプリマに選ばれかけたが、ニナが再考をお願いしにトマに駆け寄った。その時、ふとトマがニナにキスをすると、ニナがトマの唇に噛みついた。ニナの中に意外な黒鳥の片鱗を見たトマは、急遽プリマ役をニナに変更する。
こうしてプリマに大抜擢されたニナ。ところがプリマを演じるための過酷な練習の中、追い込まれたニナは少しづつ精神が蝕まれていき、様子がおかしくなっていくのだった。
みどころ
日本でもヒットした映画『ブラック・スワン』。プレッシャーに押されて演技に入り込みすぎるあまり、演技者自身の心が邪悪な役柄に侵され、現実の生活すらも狂わせてしまうスリリングな展開に引き込まれますね。
サイコスリラーとして秀逸な本作で主人公・ニナを演じているナタリー。乱れていく性にドラッグ、幻覚や妄想といった狂い堕ちていく人間の様子を持ち前の演技力で表現しています。映画『レオン』のマチルダと双璧を成すナタリーの当たり役ですね！
こんな人におすすめ
- サイコスリラーやサスペンスなどの作品が好きな人
- バッドエンドや悲壮感のある物語が観たい人
こんな人には向かないかも
- 明るくポップな物語が好みな人
- 謎解きのあるミステリーやサスペンスが観たい人
8.ブーリン家の姉妹
「王宮内の愛と謀略」
出典：Amazon
あらすじ
16世紀のイングランド。片田舎で美しく成長した姉妹の姉・アン(ナタリー・ポートマン)にイングランドの王(エリック・バナ)とキャサリン妃(アナ・トレント)の仲が冷え込んでいるという話が伝わってくる。男児を生む事ができなかったキャサリン妃から王の心が離れているという内容だ。
姉妹の父は我が子アンを王の愛人にしようと、地元に王が訪問した際に目に留まるよう工夫するようにアンを説得。そして王が村にやって来ると、村の女性の仲でも特に美しいアンにすぐさま見惚れ、翌日の狩りへ誘うのだった。
しかし翌日の狩りで負傷した王を手当した妹・メアリー(スカーレット・ヨハンソン)を王は気に入り、メアリーの夫に爵位を与えるなど施しを与える。そして姉妹は侍女として宮殿へ招かれ、史実の裏で起きた愛憎劇の幕が上がるーー。
みどころ
昼ドラ顔負けのドロドロとした王宮内の愛憎劇に注目ですね。既婚者でありながら王と関係を持つメアリーや王の気持ちを惹きつけるために策を打つアンなど、それぞれが欲望と思惑を持って宮殿内で立ち振る舞うドラマは普遍的な人の嫉妬や欲を表現していて見入ってしまいます。
本作でナタリーは主人公・アンを演じています。片田舎の村出身ながら、持ち前の美貌を武器に王族の仲間入りをしてのし上がろうとする姿や、同時に女のプライドや恋愛模様も表現しないといけない難役ですが、ナタリーの美しい容姿と演技力で作品に見事に入り込んでいます。
こんな人におすすめ
- ドロドロとした人間ドラマが観たい人
- 悲劇の物語が観たい人
こんな人には向かないかも
- 歴史上の人物が活躍する物語が観たい人
- ハッピーエンドや救われる物語が好きな人
9.スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
「名作SF活劇の前日譚」
出典：映画『スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』公式サイト
あらすじ
遠い昔、遥か彼方の銀河系。銀河共和国の内政は腐敗の一途を辿っていた。統率を取っている元老院は機能を失い、貿易税率をめぐって対立論争が通商連合や関係各所と巻き起こっており、ついには共和国にある惑星・ナブーが通商連合に包囲されるという事態にまで発展。
状況を重く受け止めた元老院最高議長・ヴァローラム(テレンス・スタンプ)は、守護者であるジェダイに紛争への介入を求めると、ジェダイから派遣された騎士が通商連合の宇宙船に乗り込み、武力侵攻を阻止しつつ、惑星・ナブー元首・アミダラ女王(ナタリー・ポートマン)を保護した。
しかし宇宙船が損傷して共和国首都惑星・コンサントへの航行が不能となり、一行は修理をするため砂漠の惑星・タトゥイーンに立ち寄る。一行が宇宙船のパーツを買いに訪れた店で、奴隷の少年・アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)と出会うのだった。
『スター・ウォーズ』シリーズは公開順で｜時系列と順番が違う理由は？
みどころ
スターウォーズ旧三部作の舞台から32年前の銀河で、ダース・ベイダーになる前の少年・アナキン・スカイウォーカーがジェダイマスター・クワイ＝ガン・ジンとオビ＝ワン・ケノービと出会い、シスと呼ばれる暗黒面のフォースを信奉する者の復活を阻止するため立ち向かいます。王道のSFファンタジーで、シリーズをあまり知らない方を含め、どなたでも楽しめる作風なのがポイント。
そんな本作で、キーキャラクターであるヒロイン・アミダラ女王を演じているのがナタリーですね。影武者にアミダラ女王を演じさせている時には侍女・パドメとして行動するなど、アクティブな一国のトップを演じています。
こんな人におすすめ
- 宇宙を舞台にしたSFファンタジーが好き
- メカや未来のテクノロジーが登場する作品が観たい人
こんな人には向かないかも
- 現代が舞台のSF作品が観たい人
- エイリアンなどが登場するパニック作品が観たい人
10.レオン
「殺し屋と少女のラブストーリー」
出典：Amazon
あらすじ
アメリカ・ニューヨーク。殺し屋を生業とするイタリア系移民・レオン(ジャン・レノ)はある日、ひょんな事から同じアパートの隣に住む少女・マチルダ(ナタリー・ポートマン)と知り合う。
ある時、麻薬組織と関係があったマチルダの実の父親が取り引きで下手を打った事により、組織に襲撃されマチルダを除く一家が皆殺しにされる事件が起きる。たまたま外出しており、事件の最中にアパートに帰って来たマチルダは、家の惨劇を見るも無関係を装って素通りし、レオンの部屋のチャイムを鳴らした。
「助けて」とつぶやくマチルダをドアののぞき穴から見たレオンは、見捨てる事ができず部屋へ避難させる。4歳の弟が殺され、悲痛な表情を見せるマチルダを慰めるレオン。「私も殺し屋になりたい」と弟の敵討ちを願い弟子にしてくれとレオンに頼むも、「子供だから無理だ」と突き放されてしまうマチルダ。
「餞別にこの銃をあげるから出て行ってくれ」とレオンに銃を渡されると、その銃を乱射するマチルダ。危険な行為に驚いたレオンは、とりあえず一緒に過ごしてみる事に。
こうして殺し屋と少女という奇妙な2人の生活が始まったがーー。
みどころ
世界中にファンがいる名作映画『レオン』ですが、実は監督のリュック・ベッソンが映画『フィフス・エレメント』を撮影するための費用稼ぎに制作された1本だったんです。ハリウッド初監督作品ながらドラマチックな物語と設定に大ヒットを飛ばし、今もなお愛される名作として語り継がれているんですね。なんとシナリオは2日で完成させたとの事ですが、短時間で書き上げたとは思えないほど心を打つ物語は必見です。
そしてナタリーにとっても映画デビュー作であり、彼女の代名詞ともいえる作品であるというのも大注目ポイントですね！若干13歳とは思えない演技力とキュートなルックス、オシャレなファッションなど、ハリウッド女優・ナタリー・ポートマンを知る上で外せない原点の作品になっています。
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こんな人におすすめ
- ドラマ性のある作品が観たい人
- オシャレな雰囲気を演出している作品が好みな人
こんな人には向かないかも
- 戦いがメインの殺し屋作品が観たい人
- 謎解きやサスペンス要素が欲しい人
まとめ
年齢を重ね、より魅力的な女優となったナタリー・ポートマン。
美しい容姿だけでなく、高い演技力と知的なキャラクターを武器に、これからのハリウッド映画界でも活躍してくれる事でしょう！
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