【保存版】歴代『ドラゴンボール』映画一覧まとめ | 30年分の歴史をおさらい!
今や世界的な人気作品にまで上り詰めた伝説の漫画『ドラゴンボール』。その『ドラゴンボール』がアニメ化されて30年以上経ちました。TVシリーズで人気を博した本作は、劇場版作品としても制作され、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画本編をアニメ化した物語とは別に、オリジナルストーリーとして書き下ろされた映画としても30年以上愛されています。
現在も根強い人気を誇っているので、懐かしのタイトルから話題になった最新作まで、『ドラゴンボール』の映画が気になる方がいらっしゃるのではないでしょうか!
「少年期の悟空が活躍する姿が観たい」「あの映画の名シーン、名シーンといえば・・・」「あの敵キャラが出てくる作品どれだっけ?」「新旧ブロリーが気になる」などなど、観る前に気になってしまう映画の概要をわかりやすくお伝えするまとめをご用意致しました!
公開から30年が経った今、ぜひ本記事を参考にして映画『ドラゴンボール』の世界をご堪能下さい!
・劇場版『ドラゴンボール』の人気ランキングが知りたい
・映画『ドラゴンボール』の映画を一覧で知りたい
・各作品のオススメなポイントを知りたい
目次
- 劇場版映画『ドラゴンボール』の人気ランキングTOP5!
- 『ドラゴンボール』シリーズの映画一覧
- 第1作目『ドラゴンボール 神龍の伝説』(1986年)
- 第2作目『ドラゴンボール 魔神城の眠り姫』(1987年)
- 第3作目『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』(1988年公開)
- 第4作目『ドラゴンボールZ』(1989年公開)
- 第5作目『ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ』(1990年公開)
- 第6作目『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』(1990年公開)
- 第7作目『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』(1991年)
- 第8作目『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』(1991年)
- 第9作目『ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』(1992年)
- 第10作目『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』(1992年)
- 第11作目『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』(1993年)
- 第12作目『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』(1993年)
- 第13作目『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』(1994年)
- 第14作目『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』(1994年)
- 第15作目『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』(1995年)
- 第16作目『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』(1995年)
- 第17作目『ドラゴンボール 最強への道』(1996年)
- 第18作目『ドラゴンボールZ 神と神』(2013年)
- 第19作目『ドラゴンボールZ 復活のF』(2015年)
- 第20作目『ドラゴンボール超 ブロリー』(2019)
- まとめ
劇場版映画『ドラゴンボール』の人気ランキングTOP5!
2019年に公開された最新作『ドラゴンボール超 ブロリー』の公開記念企画として、ファン6,000人による歴代映画過去19作を対象に人気投票が行われました。その結果、上位5タイトルが発表されたのでご紹介します!
順位 | 作品 | 公開年 | 興行収入 |
1 | 『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』 | 1995年 | 12.7億円 |
2 | 『ドラゴンボールZ 神と神』 | 2013年 | 29.9億円 |
3 | 『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』 | 2016年 | 13.7億円 |
4 | 『ドラゴンボールZ 復活の「F」』 | 2009年 | 37.4億円 |
5 | 『ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』 | 2001年 | 16.0億円 |
『ドラゴンボール』シリーズの映画一覧
それでは、映画『ドラゴンボール』シリーズの映画全20作品を、あらすじと見どころと共に紹介していきます!それと同時に、各映画を「感動」「アクション」「大人向け度」「子供向け度」の4つに分けて、MAX5点でランク付けしていきますよ。
トビくまくん
第1作目『ドラゴンボール 神龍の伝説』(1986年)
出典:Amazon.com
感動★★★☆☆ アクション★★★☆☆ 大人向け★★☆☆☆ 子供向け★★★★☆ |
映画『ドラゴンボール 神龍の伝説』について
記念すべき映画第1作目です!まだ主人公の孫悟空が少年の姿ですね。この頃の『ドラゴンボール』といえば、バトルアクションというより冒険色が強く、ギャグテイストもふんだんに散りばめられていて、様々な層の人が楽しめるエンタメ作品になっています。
『ドラゴンボール 神龍の伝説』の特色としては、漫画初期のストーリーを踏襲しながらも映画オリジナルに仕上げているという、TVアニメとは別のパラレルワールド世界での悟空の活躍の物語を描いた作品になっていること。
興行収入は約8億円で、本作オリジナルキャラクターであるグルメス一派、パンジのデザインは原作者である鳥山明先生によって描き起こされました。
あらすじ
7個集めるとどんな願いも叶えてくれるという世界に散らばる伝説の玉、ドラゴンボール。そのドラゴンボールを集める旅をしていた少女・ブルマと主人公・孫悟空はひょんな事から出会い、行動を共にする事に。そんな中、祖国の村人を苦しめる敵グルメス大王を倒すため、武術を極めた武天老師(亀仙人)に会う旅に出たパンジと偶然出会う。鬼に襲われているパンジを救出する悟空とブルマだったが――。
名シーン・名言プレイバック!
ドラゴンボールの原点の要素が詰まって魅力的なシーンも多い本作ですが、特に印象的なシーンといえばウーロンと亀仙人が放った名言というより迷言、「ぱふぱふ」です!ちょっとエッチなのですが、漫画やTVアニメにも登場している有名なシーンですね!
第2作目『ドラゴンボール 魔神城の眠り姫』(1987年)
出典:Amazon.com
アクション★★★☆☆
大人向け★★★☆☆
子供向け★★★★☆
映画『ドラゴンボール 魔神城のねむり姫』について
前作と同じように作品舞台としては、漫画、TVアニメシリーズとは別のパラレルワールドの扱いになる本作。世界観もヨーロッパテイストの不気味なホラー感を演出していて、漫画、TVアニメシリーズ含め全『ドラゴンボール』作品の中でも、特に絵的な面において異彩を放つ映画に仕上がっています。
物語上の特徴的なシーンで言えば、主人公の孫悟空が唯一大猿に変身する映画作品でもあり必見ですね!
興行収入は約8.5億円。
あらすじ
亀仙人に弟子入りしたい悟空とクリリンは、眠り姫を連れ出すため、我先にと切磋琢磨しながら魔神城へ向かう。意気揚々と旅に出た2人をよそに、そんな指示を出した亀仙人の本当の目的はちょっとエッチな妄想を達成するためだった?!
名シーン・名言プレイバック!
石によって捕らわれた悟空がたまたま夜空に出ていた満月を見て大猿に変化するシーンは印象的です!ドラゴンボールの醍醐味の1つ、サイヤ人の大猿はこんな初期から大暴れしていましたのか…と思い出すような作品となっています。
第3作目『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』(1988年公開)
出典:Amazon.com
アクション★★★☆☆
大人向け★★★☆☆
子供向け★★★★☆
映画『ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険』について
本作の特徴としては、漫画原作の物語内容を再編集して構成した、TVアニメ版とは違うアニメ化作品といった方向性が興味深い点になります。登場キャラクターの設定、ストーリーの流れなどに原作を踏襲したTVアニメ版との違いが見られ、つまりは漫画ファンにとってもオリジナリティーを感じ取れる作品に仕上がっているのではないでしょうか!
また、天津飯と餃子という2人の人気キャラクターも映画初登場となります。2人の設定も原作とは異なっているので、一見の価値ありです!
興行収入は約6.3億円。
あらすじ
ミーファン帝国の皇帝・餃子の花嫁、ランランが行方不明となる事件が発生する。ドラゴンボールを集め、ランランを連れ戻そうと計画する大臣・鶴仙人。そんな中、ミーファンでは恒例の武道大会が開催される事になり、カリンという町からやってきた親子ウパとその父ポラ、亀仙人の弟子となった悟空とクリリンが大会へ参加する事になる。
名シーン・名言プレイバック!
柱に乗って飛行中の殺し屋・桃白白がアラレちゃんの投げた岩によって撃墜され、ガっちゃんの電撃にやられる鳥山作品の名コラボシーンはファンならずとも楽しめるのでは?!後にベジータとも戦うアラレちゃんはやっぱり強いですね!
第4作目『ドラゴンボールZ』(1989年公開)
出典:東映ビデオ株式会社
アクション★★★★☆
大人向け★★★☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ』について
本作から舞台は成人した孫悟空をはじめとする、現在のドラゴンボールの原型となるZ戦士と呼ばれるキャラクター達の登場、物語においてもバトル物に大きく舵を切ったテイストになりました。
また、原作を踏襲しつつ再編集するパラレルワールドではなく、原作ストーリーの間に起こった出来事として扱われる作品になっていて、基本的にこの作品以降の劇場版の扱いは正規の物語の延長線上に起きた1つの出来事として認識されています。
小ネタになりますが、細かく考察すると実は時間軸的な矛盾があるのも面白いポイントです!最新作でブロリーがリブートされ再登場できた理由も、矛盾指摘され過去作がパラレル扱いに変わったから、なんて話も?同じように次の新作でも過去作品のキャラクターが新規として登場する?なんて噂も出ています。どうなんでしょうか!
今作映画『ドラゴンボールZ』の特色としては、悟空の息子である幼い孫悟飯が初登場、物語に大きく関わっている部分、そして成人した悟空が如意棒を使う珍しい演出があるという事です!そういえば使っている所を見た事がないですね!これはこれで一見の価値あり?!かもしれません。
また、敵キャラクターのガーリックJr.は後にTVアニメにも再登場しています。
興行収入は約7.2億円。
あらすじ
天下一武道会で敗れた悟空にリベンジを果たすため厳しい修行に励むピッコロであったが、謎の集団に襲撃を受け倒れる。ピッコロを襲った一味を率いていたのは、300年前に先代の地球の神様と神の座を争って破れたガーリックの生まれ変わり、ガーリックJr.。300年前の恨みを晴らし、ドラゴンボールを使って永遠の命を手に入れ、神に成り代わって地球の支配者に君臨する事ためピッコロを襲撃したのだった。ガーリックJr.の魔の手は孫悟空一家にも及び、悟空の外出中に四星球が奪われ、そして愛息子悟飯が誘拐されてしまう。
名シーン・名言プレイバック!
最終奥義としてガーリックJr.が放った全てを吸い込む穴デッドゾーンを前にピンチに陥る悟空達ですが、息子・悟飯が怒りのパワーを発揮し、ガーリックJr.を逆にデッドゾーンに落としてしまうシーンは熱いです!悟飯のポテンシャルはこの頃から高かったのですね!
第5作目『ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ』(1990年公開)
出典:東映ビデオ株式会社
アクション★★★★☆
大人向け★★★★☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ』について
洗脳されてしまったピッコロと悟空のバトルなど、戦闘を主題に置いた作品になっていて、現役を退いた亀仙人のバトル参戦や、悟飯のサイヤ人としてのポテンシャルを描いたりしています。戦闘シーンが特に好きな方は楽しめるのではないでしょうか!
今作の敵のボスDr.ウィローは、肉体を持たず、助手のDr.コーチンによって脳と一部の臓器以外はサイボーグという変わった敵キャラクターに仕上がっているのもポイントです。人造人間とは違うサイボーグがどう闘うのか気になりますね!
また、敵キャラクター達の名前が名古屋の名物で構成されているのも面白い点ですね!ドラゴンボールといえば、果物や野菜や家電など、様々な食料品、日用品等からキャラクター名がつけられる事が多いですが、今作は脚本を担当された小山高生さんが命名したそうです。遊び心を入れながらもしっかり鳥山明節を踏襲されてます!
そして何と言っても後の映画にも登場するクリリン定番のセリフ、「なんで俺だけ・・・」が爆誕した作品でもあります!その初出をぜひその目で確認してみては?!
興行収入は約9.5億円。
あらすじ
氷河地帯でドラゴンボール探しをしていた悟飯とウーロン。偶然見つけた研究施設に近づくと、突如現れた狂暴戦士に襲われてピンチに。そこへピッコロが現れ狂暴戦士を蹴散らして2人は難を逃れるも、更に強力な狂暴戦士が現れ、ピッコロは捕まってしまう。
なんとかカメハウスに戻った悟飯とウーロンだったが、悪の天才科学者Dr.ウィローの命令により遣わされた狂暴戦士が再び現れ、武天老師(亀仙人)がDr.ウィローの元へ連れて行かれる。ウーロンから事情を聞いた悟空は、すぐに武天老師とブルマを救出するため敵のアジトへ向かうのだった。
名言・名シーンプレイバック!
宇宙空間にいるDr.ウイローに止めの追撃を加えるため、ピッコロ&悟飯の師弟タッグが空を昇ってゆくシーンはカッコいいです!この2人の絆はいつ見ても熱いですね!
第6作目『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』(1990年公開)
出典:東映ビデオ株式会社
アクション★★★★☆
大人向け★★★★☆
子供向け★★☆☆☆
映画『ドラゴンボール 地球まるごと超決戦』について
まずは主人公・孫悟空と瓜二つのサイヤ人・ターレスの存在は注目せざるを得ないのではないでしょうか!とはいっても血縁関係はなく、サイヤ人の容姿のパターンは少ないようで、強さの階級と育てられ方によってモブキャラクターのように同じ容姿が多くなるようです。悟空とターレスは容姿が重複しやすい下級戦士の階層に属しているからが理由なようですね。
本作のキーアイテム、星の滋養(エネルギー)を吸い上げ大きく育つ神精樹のデザインをしたのは原作者の鳥山明先生との事。キャラクター以外のビジュアルを担当せれるのはとても珍しい事で、一見の価値があります。
また、後の映画シリーズ、TVシリーズに登場する悟飯と仲良しのドラゴン、ハイヤードラゴンも今作で初登場しました。可愛らしい姿に癒された方も多いのではないでしょうか!
興行収入は約8億円。
あらすじ
悟飯達がキャンプをしていると、山火事が起こる。消火活動を始めた悟飯とクリリンだったが、山は焼け野原のようになってしまう。山火事の原因は、ターレス軍団が地球の土壌を調査する目的で送り込んだ偵察マシンだった。
ターレス軍団が地球に降り立ち、神精樹の種を1つ蒔くと、地球のエネルギーを急激に吸い上げ、瞬く間に巨大な大樹への成長を遂げる。このままでは星の活力が全て奪われ地球が滅亡してしまうと界王様にテレパシーで告げられた悟空は、仲間に声をかけ、神精樹の破壊へ向かうのだった――。
名シーン・名言プレイバック!
神精樹の実を食べて強くなったターレスに向かってゆくボロボロの悟空の姿は少年漫画王道のカッコよさです!元気玉すら一度破られた今、どうやって立ち向かうのでしょうか!
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第7作目『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』(1991年)
出典:Amazon.com
アクション★★★★☆
大人向け★★★☆☆
子供向け★★★☆☆☆
映画『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』について
この作品の特徴としては、敵のボスキャラクター・スラッグの存在ですね!ピッコロと同じくナメック星人なのですが、純粋に悪の心しか持たずに生まれ成長を遂げた、突然変異のナメック星人であり魔族です。
通常ナメック星人は善と悪が一体となっていて、地球の神様も悪の性質を持つピッコロ大魔王と分離して誕生しました。しかしスラッグは生まれた時から悪の性分のみ持つという特異な存在で、その冷酷さと残忍さ、高い戦闘力を持って銀河を次々に侵略しています。
その脅威は海王様に、フリーザや超サイヤ人ですら敵わないかもしれない相手、スーパーナメック星人と称されるほど。宇宙規模で恐ろしいヤツだという事がわかりますね!
また、劇中で悟飯が口笛を吹くシーンがあるのですが、これは原作者である鳥山明先生が考案されたそうです。ちなみに口笛はストーリーに大きく関わっているのでただの遊び心ではない所もポイントです。
興行収入は約13億円。
あらすじ
地球を移動要塞・惑星クルーザーとして利用しようと、邪悪な宇宙人スラッグが地球に目を付け襲来してきた。悟空達は、侵略目的のスラッグ一派が乗っている惑星だとは知らず、惑星の軌道を逸らす作戦を決行しようとする。
しかし衝突する直前に軌道が逸れ、惑星の中からスラッグ軍団が現れて侵略するために攻撃を仕掛けてきた。悟飯達はスラッグ軍団を蹴散らすも、スラッグ本人のパワーの前にあっさりとやられてしまう。悟飯の帽子に付いていた四星球を見たスラッグは、永遠の若さを手に入れるため、部下達にドラゴンボールの収集を命じるのであった――。
名シーン・名言プレイバック!
ドラゴンボールによって若返ったスラッグの圧倒的な力に追い込まれた悟空が、負けられない思いから潜在能力を解放して覚醒するシーンは熱いですね!スラッグを凌駕しています!
[say name="トビくまくん" img="https://eigahitottobi.com/wp-content/uploads/2019/06/トビくまくん.png"]ちなみに題名にある「超サイヤ人」は一瞬たりとも出てこないのです…新手のタイトル詐欺。。笑
第8作目『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』(1991年)
出典:東映ビデオ株式会社
アクション★★★★☆
大人向け★★★☆☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』について
何と言っても悪の帝王・フリーザの実の兄であるクウラの存在ではないでしょうか!映画シリーズの中でもブロリーと双璧を成す屈指の人気キャラクターで、数々のゲームや関連グッズ等にも登場しています。
弟・フリーザとは違って常時第三形態で体を慣らしていて、さらにもう一段階の変身を可能としている事から、その戦闘力のポテンシャルはフリーザを凌ぎます。
現在のフリーザと同じくゴールデン化したらどうなるのか?など、興味を掻き立てる想像をファンに与えてくれる存在でもあり、まだ発展性のある魅力的なキャラクターとして認知されています。ファン人気の高いブロリーがリブートされたならクウラも可能性はありますね!
また、フリーザの優秀な部下だったギニュー特戦隊と類似する、クウラ機甲戦隊も登場します。3人ともギニュー隊長を上回る戦闘力を持ち、それぞれが個性的な特技を持ちます。リーダーのサウザーはギニュー特戦隊のジースと同郷の中だそうで、ギニューとはクウラ機甲戦隊の隊長席を争った事もあるんだとか。実力主義なんですね!
興行収入は約14億円。
あらすじ
地球より来たサイヤ人の手によって弟・フリーザが倒されたと知ったクウラは、そのサイヤ人を抹殺するため地球へ赴く事に。キャンプを楽しんでいる最中、悟飯達は何者かに不意打ちを受け倒れてしまう。
クウラの手下、クウラ機甲戦隊が襲ってきたのだった。遠くで釣りをしていた悟空が駆けつけ、クウラ機甲戦隊の3人とバトルになるも、強い気を感じ取って振り向くとフリーザの面影を持つクウラが立っていた。記憶に気を取られていた悟空の元へ悟飯が助太刀にやってくる。クウラが悟飯めがけて放った破壊光線を身を挺して庇った悟空は、背中に大きなダメージを負ってしまうのだった。
名シーン・名言プレイバック
クウラ一味にやられて倒れる仲間の姿を想って怒った悟空が超サイヤ人に覚醒するシーンは激熱ですね!金色に輝くオーラを纏った姿はまさに伝説の戦士です!
第9作目『ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』(1992年)
出典:東映ビデオ株式会社
アクション★★★★★
大人向け★★★★☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』について
前作の敵、クウラがマシン惑星・ビッグゲテスターと融合し、メタルクウラとして再び悟空達の前に現れました。全身がマシン化して見た目がインパクトのある銀色になっただけではなく、戦闘力も前作のクウラより大幅にアップしていて、超サイヤ人の悟空、ベジータと互角の闘いを繰り広げます。
悟空と同じく瞬間移動が可能で、故障した箇所を自己修復可能、長時間の戦闘にも耐えうるスタミナ、そして大量に生産できるという恐ろしい強みがあります。とんでもない数のメタルクウラを前にした悟空とベジータが、この絶体絶命の危機をどうやって乗り越えるのかとても見応えがあります!
興行収入は約16億円。
あらすじ
新ナメック星に機械惑星・ビッグゲテスターが飛来し、星のエネルギーを吸い取るため食らいつくように衝突してきた。地球の神・デンデはこの緊急事態を察知し、新ナメック星に危険が迫っているので助けてほしいと悟空に伝える。
事態を知った悟空達は宇宙船で新ナメック星へと急行する事に。新ナメック星に降り立つと、ナメック星人達が制圧されロボット兵に強制連行されている。悟空達がロボット兵の暴挙に割って入ると、全身を銀色に輝かせた倒したはずのクウラが現れるのだった。
名シーン・名言プレイバック!
悟空とベジータの超サイヤ人タッグでやっと倒したメタルクウラが、集団となってボロボロになった2人に襲い掛かってくるシーンは緊張感あります!気合を入れる悟空の指示を前に「指図するな!」と強がるベジータもカッコいいですね!
第10作目『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』(1992年)
出典:東映ビデオ株式会社
アクション★★★★★
大人向け★★★★☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』について
原作では未登場であるドクターゲロの開発した人造人間シリーズ13号、14号、15号が敵として登場します。自由気ままに行動する16号、17号、18号とは違い、ドクターゲロの意思を強く受け継いでいて、孫悟空抹殺を目的としてZ戦士達に襲い掛かってきました。原案のデザインは原作者の鳥山明先生との事で、ドラゴンボールの世界観にマッチしたルックスをしていますね!
また、今作からベジータの息子、未来戦士・トランクスが映画初登場しているのもポイントで、タイトルの通り、3人の超サイヤ人が揃いぶみした見応えのある戦闘シーンもぜひ注目して観てほしいです!
興行収入は約15億円。
あらすじ
Dr.ゲロとレッドリボン軍の孫悟空抹殺という理念を受け継いでいたスーパーコンピューターは、ゲロ亡きあとも独自の活動を続けていた。
ある日、開発を続けていた人造人間14号、15号が完成し、ショッピングを楽しんでいた悟空と妻のチチ、クリリン、トランクスを襲撃する。被害を出さないため移動した北の地にもう1人の人造人間13号が現れ、悟空、トランクス、そして駆けつけたベジータを巻き込んで激しい戦闘へと突入するのだった。
名シーン・名言プレイバック!
人造人間の圧倒的な攻撃を前に圧される悟空、ベジータ、トランクスですが、舐めるなとばかりに超サイヤ人に3人が同時に変身するシーンは熱いです!超サイヤ人達が揃った絵はとてもカッコいいですね!
第11作目『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』(1993年)
出典:Amazon.com
アクション★★★★★
大人向け★★★★☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』について
この作品で人気キャラクター、伝説の超サイヤ人・ブロリーが初登場しました!圧倒的な戦闘力を誇るも普段は大人しく、父・パラガスの言う事に従順な青年ですが、怒りの感情のコントロールが苦手で、その驚異的な力を暴走させ解放してしまう狂気を持ち合わせています。そのため、パラガスの手によって首に暴走を食い止めるコントロール装置を付けられ飼いならされるように従っています。
また、パラガスは息子・ブロリーを手なずけ上手く操る事で、伝説の超サイヤ人とまで称される戦闘力を利用し全宇宙を支配するという危険な野望を抱いているようですね!ドラゴンボールの世界には野心家が多く出てきます…。
パラガスはサイヤ人の王でベジータの父でもあるベジータ王に強い恨みを抱いています。赤ん坊だった息子・ブロリーの戦闘力があまりにも高く(なんと赤ちゃんの時点で1万と言われています!)、怖れを抱いたベジータ王にブロリー共々処刑されかけるという凄絶な過去を経験していて、本ストーリーでも惑星ベジータの正統王子であるベジータを利用し、真っ先に殺そうとします。
ちなみに戦闘力1万の赤ん坊を誰があやすのでしょうか。数千の戦闘力が大半のサイヤ人では一部のエリート戦士以外恐ろしくてベビーシッターにはなれません!伝説の超サイヤ人ブロリー恐るべしですね。
興行収入は約13.7億円。
あらすじ
海王様に呼び出された悟空は、伝説の超サイヤ人が南の銀河の星々を破壊し、次は地球のある北の銀河を狙っている事を知る。地球で花見をしている悟飯達の前に宇宙船が飛来してくる。
降りて来たのはサイヤ人・パラガス。暴れている伝説の超サイヤ人討伐の話に興味を持ったベジータは、新惑星ベジータへ宇宙船に同乗し向かう事に。悟飯達も流れで同行し、新惑星ベジータに到着すると、シャモ星人が奴隷として働かされていた。
そこへ瞬間移動で悟空もやってくる。ベジータと共に向かった伝説の超サイヤ人討伐が未遂に終わり宮殿に帰ってきたブロリーは、悟空に強い怒りを向けるのだった。
名シーン・名言プレイバック!
ブロリーが父パラガスの言葉を聞かず、ついに伝説の超サイヤ人の力を解放するシーンは印象的です!あまりのパワーにベジータさえ怯え切っていて、戦闘力の凄まじさが伝わってきますね!
第12作目『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』(1993年)
出典:Amazon.com
アクション★★★★☆
大人向け★★★☆☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』について
原作にて悟空がセルと共に自爆して亡くなったため、悟飯が主人公に据えられています。また、作中にて悟飯が着用しているのはピッコロ仕様の装束ではなく、父・悟空と同じ亀仙流の道着に変更されています。幼少期の悟空を彷彿とさせる姿は新鮮ですね!
注目して欲しい部分の1つに、悟空の死後、カカロットを倒すという目標を失って戦いへの意欲を無くしていたベジータが、再び戦闘にモチベーションを取り戻す経緯が描かれている所です。原作では描かれなかった部分が映画でわかるというのも興味深くて面白い試みですね!
制作初期段階でスタッフ側から敵キャラクター原案のラフスケッチを鳥山明先生に送ると、数枚のカラー原稿にて手が加えらた海賊風デザインにガッツリ仕上がって返ってきたそうです。鳥山先生の持ち味である未来風のデザインではなく、過去の作風とは違ったディティールで描かれた海賊風のデザインでした。絵の引き出しの多さにスタッフはビックリしたそうです。
興行収入は約13.1億円。
あらすじ
セルゲームより数か月経ったある日、世界的な大富豪が天下一武道会を開催。悟飯達は腕試しに参戦する事に。勝ち上って決勝戦へコマを進めたのは悟飯、クリリン、トランクス、そしてミスターサタンの弟子。
決勝戦のルールは、乗り物でトンネルを抜けた先にある特設ステージでミスターサタンの弟子達とのバトルに勝利し一番乗りで地上に戻ってくる事。しかしトンネルを抜けた先で悟飯達を待ち受けていたのはミスターサタンの弟子ではなく、かつて銀河を荒らし回り非道の限りを尽くしていたボージャック率いるヘラー一族であった。
名シーン・名言プレイバック!
ボージャックに追い詰められ、命の危険に晒された息子・悟飯の窮地に、死んだはずの悟空があの世から一瞬だけ瞬間移動して現れてボージャックにパンチをお見舞いします!夢うつつの中、悟飯に「真の力を見せてみろ」と激を飛ばすシーンは孫親子の名シーンですね!
第13作目『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』(1994年)
出典:Amazon.com
アクション★★★★★
大人向け★★★☆☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』について
伝説の超サイヤ人・ブロリーがカムバックした2作目になります。孫悟空の次男である悟天とベジータの息子・トランクスが主役に据えられていて、後半では高校生に成長した悟飯がブロリーとの対決にて登場します。
悟空はセルとの戦いで死亡しているため幻として登場するに留まっていますが、孫親子3人の共闘をイメージさせるようなドラマチックな演出もあって存在感はあります!悟空抜きでブロリーという強敵にどう立ち向かうのでしょうか!
また、ミスターサタンの娘であり悟飯のクラスメイトでもあるビーデルが映画初登場しています。ストーリーにも大きく関わっていて、なんとブロリーと少し戦ったり?!へっぴり腰のミスターサタンとは違いパワフルです!
作品の印象を一新し、新世代の活躍を描く目的もあってか登場人物は限られています。そのため、ベジータ、天津飯、ヤムチャなどは登場していません。上の世代からは幻の悟空とピッコロのみ登場しています。
興行収入は約14.5億円。
あらすじ
新惑星ベジータから脱出して地球へ到着したブロリーは、意識を失ったまま氷河の中に閉じ込められてしまう。7年後、ビーデル、孫悟天、トランクスの3人はドラゴンボールを探して世界を渡り歩いていた。最期の1個を求めて辿り着いたナタデ村の村人から聞かされたのは、村が怪物に襲われ窮地に陥っているという話だった。
悟天とトランクスは怪物退治を請け負い、お礼として村にあるドラゴンボールを貰おうと考える。怪物・恐竜を難なく倒した2人だったが、翌日、近くの湖で爆発があり、ビーデルが見に行ってみると、そこには前日の悟天の泣き声を聞いて目覚めた伝説の超サイヤ人・ブロリーの姿があった。
名シーン・名言プレイバック!
ブロリーのエネルギー波に圧される悟飯、悟天の元に神龍の力によって死んだはずの悟空が現れ、孫親子3人によるかめはめ波は圧巻の反撃シーンです!天才超サイヤ人3人による攻撃を前にしたらどんな強い相手も敵わないでしょう!
第14作目『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』(1994年)
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アクション★★★★☆
大人向け★★★☆☆
子供向け★★★★☆
映画『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』について
この作品もブロリーが敵キャラクターとして扱われているのですが(3作目になります)、なんと科学技術によりクローンとして蘇ったバイオブロリーとして登場します!クウラの作品と同じく前作と物語が繋がっていて、主役には再び悟天とトランクスが据えられています。
また、悟天とトランクスの活躍を描くため、悟空は最期のシーンにて少しだけ言葉を発するだけに留まり前作でブロリーと戦った悟飯は全く登場していません。新世代の物語を扱う作品として制作されたようですね!
あらすじ
天下一武道会の賞金2000万ゼニーの取り立てでミスターサタンの自宅を訪れた人造人間18号。そこへサタンの幼馴染である富豪ジャガー・バッダの秘書・メンメンが遣いとして現れ、挑戦状をサタンへ渡す。
復讐のため、人間の遺伝子を戦闘用に培養して生み出したバイオ戦士を使ってサタンを潰してやろうと考えたのだった。ジャガーの屋敷に着くと、サタンの弟子として戦う事となった18号、悟天、トランクスはあっさりバイオ戦士達を倒してのける。
しかし、ジャガーが秘策として用意していたバイオ戦士達のカプセルの1つには倒したはずのブロリーの姿があるのだった。
名シーン・名言プレイバック!
バイオ戦士として復活したブロリーと戦う悟天のピンチに、トランクスがお尻を出して挑発、応戦します!少年戦士2人の真面目なのかふざけているのかわからない戦い方はコミカルで楽しいですね!
第15作目『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』(1995年)
出典:Amazon.com
アクション★★★★★
大人向け★★★☆☆
子供向け★★★☆☆
『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』について
特筆すべき点は、フリーザを始め過去に倒した敵キャラクター達が勢揃いして襲い掛かってくるという、ある意味お得感のある作品になっている事ですね!原作で登場したギニュー特戦隊や映画のキャラクター・ボージャック一味など、なかなか豪華なメンバーがフリーザの手下として登場しています!
ストーリーにも特徴があり、支配や悟空への復讐など明らかな悪意を目的とした敵のボスキャラクターは登場しておらず、天国と地獄を管理する鬼の手違いによってジャネンバという怪物が出現し、現世では悪のキャラクターが復活してしまうという、これまでの作品とは少し毛色の違うストーリー展開となっています。
また、ジャネンバを倒すため、悟空とベジータがフュージョンした戦士「ゴジータ」が初登場しているのもポイントです!ピンチに陥った悟空の元に彗星の如く現れた永遠のライバル・ベジータが手を貸す展開は無条件に熱いですね!後にドラゴンボール超ブロリーにて再登場する事となる戦士の初陣はどんな戦いなのでしょうか!
興行収入は約12.7億円。
あらすじ
ある日、地獄へ行く者の魂を洗う装置のタンクが故障し、蓄積していた悪の気が漏れ出して管理人であるサイケ鬼に憑り付いてジャネンバと変化してしまう。大界王星にて武道大会の決勝戦を行っていた悟空は異変に気づき、パイクーハンと共に閻魔界に足を運んでみると、閻魔宮と周囲の様子がすっかり変わってしまっていた。
元の閻魔界に戻すには閻魔宮に張られた結界を解き、ジャネンバを倒す必要があると閻魔大王に教えられた2人は、悟空はジャネンバと戦い、パイクーハンは結界の解除を目指す事になるのだった。
名シーン・名言プレイバック!
フュージョンして登場したゴジータがジャネンバに向け「俺は悟空でもベジータでもない。俺は貴様を倒す者だ!」と言い放つシーンはカッコいいですね!最強戦士2人が合体した時のパワーは凄まじいです!
第16作目『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』(1995年)
出典:Amazon.com
アクション★★★☆☆
大人向け★★★★☆
子供向け★★★★☆
映画『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』について
原作である漫画版ドラゴンボールが完結した後に制作が発表された作品で、ストーリーもそれに合わせ原作が終結したポイントから展開されています。
悟空やベジータは死者から復活して肉体を持った状態で生活していたり、悟飯が青年姿のまま戦い、悟天とトランクスがフュージョンしたゴテンクスが超サイヤ人3で戦うなど、原作ラストからの流れを引き継ぐ形でキャラクターが活躍していますね!
また、未来で人造人間と戦っていたトランクスが持っていた剣がどのようにして手に入ったか?が描かれていて、戦闘以外の描写も興味深く追いかける事のできる内容になっています。復活した勇者・タピオンに憧れと兄のような感情を抱いて献身的に身の回りの世話をしてあげるトランクスは、主人公と言っていいくらい物語に関わっています。少年トランクスから青年トランクスへと繋がる成長物語としてもぜひ注目して観て欲しいですね!
興行収入は約8.5億円。
あらすじ
悟飯とビーデルが正義のヒーロー・グレートサイヤマンとなり地球の平和を守っていたある日。タワーの上で叫んでいる老人・ホイを救出すると、オルゴールを直し、音を鳴らして勇者を復活させて欲しいとホイから頼まれる。
ドラゴンボールを集めてオルゴールを修理すると音が鳴り、封印が解けて勇者・タピオンが現れる。しかし老人・ホイの正体は幻魔人・ヒルデガーンを生み出した邪悪な魔導士の生き残りで、タピオンの肉体に封じ込められたヒルデガーンの上半身を蘇らせ、強大なパワーを利用して宇宙を支配する事だった。
名シーン・名言プレイバック!
幻魔人・ヒルデガーンを復活させないため、勇者・タピオンが剣をトランクスに渡し、「お前が地球を守るんだ」と自分を殺すように頼むシーンは印象深いです!涙を流し拒否するトランクスも覚悟を決め、剣を受け取りました。互いの信頼感が伝わってくる名シーンですね!
第17作目『ドラゴンボール 最強への道』(1996年)
出典:Amazon.com
アクション★★★☆☆
大人向け★★★★☆
子供向け★★★★☆
映画『ドラゴンボール 最強への道』について
原作漫画の1~8巻までのストーリーを再構成、新規作画によってリメイクされた本作。アニメ化された80年代の絵を90年代最新だった作画技術によりクオリティを向上させて復刻し、鳥山明先生の最新の絵柄も考慮したデザインが取り入れられたりなど、今までの映画とは趣の異なる挑戦的な作品となっています。
また、亀仙人やレッドリボン軍を務める声優陣もTVアニメ版と変更されていて、元々のTVアニメをよく知っているファンも新鮮な気持ちで視聴できるのではないでしょうか!
興行収入は約6億円。
あらすじ
パオズ山に住む尻尾の生えた少年・孫悟空。山道を歩いていると、少女・ブルマの乗った車に轢かれそうになる。じっちゃんに女性には優しくしろと言われていた悟空は、ブルマを自宅へ招くことに。
家にはじっちゃんの形見であるドラゴンボールがあった。7個あつめるとどんな願いでも叶えてくれると伝わる不思議な球だが、ブルマはそのドラゴンボールを集める旅をしていた。悟空にドラゴンボールを譲って欲しいと頼んでみるブルマだったが拒否されてしまう。そこで一緒にドラゴンボール探しを手伝って欲しいと頼むと悟空は了承し、2人の旅が始まるのだった。
名シーン・名言プレイバック!
襲い来るレッドリボン軍から悟空を守るために戦いを挑んだはっちゃん(人造人間8号)が巨大マシンにやられてしまうシーンは印象的です。自分のために傷ついたはっちゃんの姿を見た悟空は涙を流して覚醒します!一瞬見せた髪を逆立てるその姿は、まるで怒りの戦士・超サイヤ人のようですね!
第18作目『ドラゴンボールZ 神と神』(2013年)
出典:東映ビデオ株式会社
アクション★★★★★
大人向け★★★★☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ 神と神』について
前作の映画から17年ぶりに公開となった作品です。また、〇〇まつりなど他のアニメ映画との併映ではなく単独上映の映画としては初のタイトルとなりました。
脚本段階から加わっていた原作者である鳥山明先生が発案したストーリーの流れ、セリフなどを書き記したプロットを軸に制作されつつも、「破壊神」や「超サイヤ人ゴッド」のアイデアは脚本家である渡辺雄介氏によって提案され、物語に落とし込まれました。
映画オリジナルキャラクターである破壊神・ビルスとウイス、一部のメインキャラクター達の服装も鳥山先生によりデザインされました。ここまでガッツリと鳥山先生が作品にタッチしているという事は、映画作品というより原作漫画の完全なる続きといった方が合っていますね!
あらすじ
魔人ブウとの戦いから4年後、恐ろしい戦闘力を持ち、星を気ままに破壊する破壊神・ビルスが39年ぶりに目覚めた。付き人であるウイスから、自分に匹敵する程強いとされるスーパーサイヤ人ゴッドの存在を聞いたビルスはその存在に興味を持つ。
かつてフリーザを倒したというサイヤ人である悟空に会ったものの、スーパーサイヤ人ゴッドについては何も情報を得られなかった。去ろうとするビルスに手合わせを願う悟空。スーパーサイヤ人3に変身して挑んでみるも手も足も出ず完敗する悟空。そして伝説の戦士スーパーサイヤ人ゴッドを求めて地球へと向かう破壊神・ビルスとウイスなのであった――。
名シーン・名言プレイバック!
破壊神・ビルスに妻であるブルマをぶたれたベジータが「よくも!俺のブルマを!」と怒りのままビルスに猛攻を仕掛けるシーンはカッコいいですね!実は愛妻家であるベジータのキャラクターにびっくりするかもしれません!
第19作目『ドラゴンボールZ 復活のF』(2015年)
出典:東映公式サイト
アクション★★★★☆
大人向け★★★★☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボールZ 復活のF』について
前作、『ドラゴンボールZ 神と神』のストーリー上の続編になっている作品で、なんといっても屈指の人気敵キャラクターである宇宙の帝王・フリーザが新たな力を得て悟空達の前に再び立ちはだかるという熱すぎる内容には大注目です!
ナメック星の時点ではかなりの強敵でしたが、今や悟空やベジータにとってフリーザは手こずるような相手ではなくなりました。しかし、何のトレーニングもせずに宇宙を恐怖に陥れる実力を持っていたフリーザが、悟空へのリベンジの為に自らを鍛え上げ、その潜在能力を引き出した時、どこまで強くなってしまうのか?という問いを立て、その答えをこの作品で描いています!持てる力を解放したフリーザの新たな形態・ゴールデンフリーザは必見!
また、戦闘シーンの描き方にもこだわりがあり、実際の武術やカンフーのよりリアルな打撃の描画を取り入れ、今までのドラゴンボール作品では表現されて無かった格闘技ファンもうなる肉弾戦シーンに仕上がっていて注目ポイントですね!
興行収入は約37.4億円。
あらすじ
破壊神・ビルスとの戦いから間もないある日。フリーザ軍の残党であるソルベとその部下のタゴマは、地球のドラゴンボールによってフリーザを復活させる。復活したフリーザは、自分をこんな目に合わせた孫悟空に復讐するため、生まれて初めて4ヵ月にもおよぶ激しいトレーニング生活に入る事に。
半年後、フリーザは新たな軍勢を率いて地球に襲来。修行のため悟空が地球に不在と知ったフリーザは、悟飯達に悟空を呼び戻すよう要求する。事態を知った悟空とベジータが瞬間移動で地球へと戻ると、フリーザによる復讐劇の幕があがるのだった。
名シーン・名言プレイバック!
宇宙の帝王・フリーザ様が新たな姿に変身するシーンは大注目です!金色に輝きを放ちながら変化してゆく演出はカッコいいですね!「安っぽいネーミングですが、ゴールデンフリーザとでもしておきましょうか」と自虐っぽく自信を表しているのも流石です!
第20作目『ドラゴンボール超 ブロリー』(2019)
出典:東映公式サイト
アクション★★★★★
大人向け★★★★☆
子供向け★★★☆☆
映画『ドラゴンボール超 ブロリー』見どころ
注目すべきは、劇場映画3作品にて登場した人気キャラクター・ブロリーを、ストーリー上の繋がり、サイヤ人同士の関係性を構成し直して再登場させ、全く新しいサイヤ人の物語として映画をリブートさせた過去に無い作品に仕上がっている所ですね!下級戦士の悟空、エリート王子のベジータ、そして伝説の超サイヤ人であり、星を追放されたブロリーという3人のサイヤ人の運命をドラマティックに描いていて、旧作のブロリーを知っている人、知らない人どちらの人でも楽しめる映画になっています。
また、ドラゴンボール史上最高の潜在能力を持つであろうブロリーの強さというもう一つのテーマを描いた戦闘シーンも必見です!作中には何人もの超サイヤ人が登場しますが、本物の伝説の超サイヤ人はブロリーのみと称される程、その戦闘能力は突き抜けています。
本作の戦闘では、まるで野性的なブロリーに稽古をつけているかのように悟空とベジータが変身の段階を経て戦います。しかし、戦闘中に驚異的な速度で成長進化するブロリーが悟空やベジータを凌駕する程パワーを増してゆく凄まじい展開には、思わず見入ってしまうのではないでしょうか!
そしてあまりにも高いブロリーの戦闘力に対抗するため、悟空とベジータがフュージョンした戦士、ゴジータも23年ぶりに登場します!『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』以来の復活となりますね。ブロリーすら圧倒するその存在感は必見です!
他の登場キャラクター達も魅力的です。悟空の両親、ベジータの父ベジータ王、フリーザの父コルド大王、若い頃のナッパ、子供時代のベジータやラディッツ、ブロリーの理解者であるチライとレモなど、過去作から新規登場まで様々なキャラクターが物語を彩っています。懐かしい顔ぶれもありますね!
作画についてもこだわりが見られ、できるだけ原作の鳥山明先生のタッチに近づけるよう制作されました。キャラクター、メカニック、惑星の様子などのイメージは鳥山先生がデザインし、キャラクター作画の最終チェックと修正も鳥山先生が自ら担当され、特に女性キャラクターのスタイルや顔の造形にはこだわっていたそうです。確かにチライなど女性キャラクターは魅力的に描かれています!
世界90カ国で公開され、世界での興行収入は130億円以上(2019年時点)。
日本での興行収入は約40億円。
あらすじ
宇宙の存亡を賭け戦った力の大会よりしばらく経ったある日。フリーザがドラゴンボールでよからぬ願いを叶えようと企んでいると考えた悟空達は、全部揃えるのを阻止するため最期の1個がある氷河の大陸へ向うと、フリーザの手下が最期のドラゴンボールを探している所に遭遇する。
そこに宇宙船に乗ったフリーザが部下を引き連れ襲来。フリーザと手下達、そして傍らには見た事のない2人のサイヤ人が。フリーザ軍に拾われたサイヤ人のパラガスが、息子のブロリーを使ってベジータに復讐をするためやって来たのだった。フリーザに戦いの了承を得たパラガスがブロリーに戦闘開始の合図を送ると、サイヤ人による運命の戦いが開戦する事に――。
名シーン・名言プレイバック!
悟空とベジータがフュージョンした姿ゴジータと伝説の超サイヤ人にまで進化したブロリーのバトルシーンは激熱ですね!空間を切り裂いて異次元へ突入する演出など、観ているこちらを一気にバトルへ引き込む臨場感のある名シーンをぜひその目で確認して欲しいです!
まとめ
最初の映画『ドラゴンボール 神龍の伝説』が公開されてから30年以上経った劇場版ドラゴンボールシリーズ。20作目の節目を通過し、これからさらなる進化を遂げてスクリーンに主人公・孫悟空と仲間達の姿を映し出してくれる事と思います。この機会に劇場版シリーズを通して長年愛されるドラゴンボールの世界観を感じてみてはいかがでしょうか。