映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』のあらすじをネタバレありで解説!シリーズ最新作を考察してみた
高い人気を博す『死霊館』シリーズもついに第8作目!心霊研究科のウォーレン夫妻が様々な超常現象を調査し、謎を解き明かしていくこのシリーズ。今回は子供に憑依した悪魔とその呪いがテーマ。
人々を巻き込む恐ろしき悪魔は誰が呼び寄せたのか?サスペンス要素も盛り込んだ緊張感あふれるストーリーにも要注目です。ホラー作品ならではの怖さもしっかりと含まれた、非常に骨のある作品となっています!
オカルト好きにはたまらない『死霊館』、実在した事件をモチーフに制作されているという点も興味深いポイント。既存ファンには嬉しいエンディングの演出もバッチリで、最初から最後まで余すところなく楽しめることでしょう。
もちろん今回がシリーズ初見の方も大丈夫。本作を観れば過去作を遡りたくなるくらい、魅力がたくさん詰め込めれていますよ。
本記事はネタバレを含みますので、未鑑賞の方はご注意くださいね。
目次
映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』について
2013年にスクリーンに登場した『死霊館』。瞬く間にホラーファンの間では話題となり、“死霊館ユニバース”とされる『アナベル』シリーズや、続編である『死霊館 エンフィールド事件』など知名度をグングンと伸ばします。
今ではすっかりお馴染みのホラーシリーズとなり、『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』ではシリーズ第8作目を迎えました。
今までにない心霊研究夫妻が主人公という斬新さ、そして実在した人物・事件がモチーフですからリアリティがスゴイ!
エンディングでは必ず実際の音声や映像を織り交ぜ、観客に披露する徹底っぷりが流石ですよね。「作り物の恐怖だけではつまらない」、そんなオカルト好きな人の心をくすぐる映画となっています。
原案は『SAW1』や『デッド・サイレンス』などでお馴染み、ホラー界の若きカリスマのジェームズ・ワンが担当。監督を務めるのはワンが大きな期待を寄せる人物・マイケル・チャベス。
『ラ・ヨローナ~泣く女~』を担当し、今後も素晴らしい作品を次々と輩出していくことが予想されるでしょう。
死霊館/アナベルシリーズを見る順番は?時系列や基になった実話も解説!10秒で分かる!映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』の簡単なあらすじ
舞台は1980年。心霊研究科のウォーレン夫妻はある一家から悪魔払いの依頼を受けていました。8歳の幼き息子ディヴィッド(ジュリアン・ヒリアード)に悪魔が憑依しているとのことで、家族は気が気でなくなっていたのです。
調査の結果、憑依している真実が確信へと変わり、夫妻は儀式を実行することとなります。しかし悪魔の勢いはすさまじいもので、そう簡単に消えてはくれません。
司祭やウォーレン夫妻が苦戦する中、アニー(ルアイリ・オコナー)は悪魔へ話し掛けてしまいました。「来るならディヴィッドでなく、オレの中に来い」と……。
そこから事態は収まったように思えたものの、アニーに異変が起き始めます。いなくなったはずの悪魔に憑依され、操られた彼は家主を殺害。罪に問われるのです。
しかしアニーからすれば意志からは反した行為。「悪魔のせいだから」と無罪を主張するのですが……。
映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』のネタバレあらすじ
【あらすじ①】強力な悪魔の憑依
グラツェル家の息子・ディヴィッド(ジュリアン・ヒリアード)が悪魔に憑依されたとして、ウォーレン夫妻へ悪魔祓いの依頼をする。
司祭を呼んで儀式を始めるが、悪魔の力は想像以上に凄まじいものだった。家の中は荒れ狂い、吹き飛ばされてしまう人々。夫・エド(パトリック・ウィルソン)も最中に重傷を負ってしまい事態は騒然となる。
そんな中ディヴィッドの姉・デビー(サラ・キャサリン・フック)の恋人のアニー(ルアイリ・オコナー)が立ちはだかった。「乗り移るならオレにしろ!ディヴィッドから離れるんだ!」
悪魔と対話することを止めるエド。するとディヴィッドから悪魔は抜けていき、物事は一件落着したように見えた。けれどもその日以来、アニーの様子に異変が起き始めており……。
ダメージを負ったエドも、彼に憑依したことを懸念している。そして嫌な予感は当たってしまい、彼の異変は悪化していく。
【あらすじ②】悪魔のせいなら、無罪?
幻覚や幻聴を感じるようになってしまったアニー、その勢いで雇い主の男を誤って殺してしまう。
殺人罪に問われ死刑を求刑されるが、肝心の記憶が全くない。悪魔によって罪を犯したことを主張するのだが、立証がとても難しい事案だ。彼らの事情を知るウォーレン夫妻は彼の無実を裏付けるべく、悪魔の証拠を探し集めることとなった。
そもそもこの悪魔はディヴィッドに憑いていたため、まずはグラツェル家を徹底的に調べ上げる。すると床下から人間の下顎半分がモチーフのような、気味の悪い彫像を発見した。
見つけた際妻のロレイン(ヴェラ・ファーミガ)は嫌な予感を覚える。恐らくこのアイテムは呪いの儀式に使われたものだろう――。そう踏んだエドはとある神父の元へ伺うのだった。
かつてカルト教団を解散させるまでに追い込んだ、力ある神父・カストナー。(ジョン・ノーブル)現在は引退しているが、今でも教団が使用していた呪具は家に保管してあると言う。夫妻にその部屋を見せ、グラツェル家から持ち帰った彫像が呪具だということが明らかになった。
【あらすじ③】呪いをかけているのは誰?
この彫像が関与している事件の詳細を聞くため、2人は警察へ。夫妻の存在を怪しむ警察官だが、ロレインの力を知れば無視することはできない。アニーの無罪を立証するべく、手を組む流れとなった。
つい数か月前、この彫像が現場から見つかる事件があったと言う。行方不明になったまま殺害された女性がおり、彼女を刺したのはジェシカ(イングリッド・ビス)。だがジェシカも消息が分からなくなり、残された所持品から例の彫像が出てきたそうだ。
一体この呪具は誰のアイテムなのか?ロレインは透視能力を使い、事件があったであろう森で真実へと迫る。どうやらジェシカは悪魔に憑依され、女性を殺害。その後は崖から身を投げてしまったようで……。
ロレインの言う通り、捜査をすれば崖の下からジェシカの遺体が見つかる始末。彫像による呪いはホンモノだ、そう確信していたところアニーに再び異変が。
拘置所にいる彼はまたも取り憑かれ、悪魔に操られたまま自殺一歩手前の行動を図ってしまう。このままではアニーが危ない、夫妻は早急に呪いをかけている犯人を捜すことになる……。
【あらすじ④】犯人の正体
ジェシカの遺体から透視することで、真実が見えるかもしれない――。そう踏んだ2人は夜の葬儀場へ侵入し、計画をいざ実行することに。すると呪いの儀式が行われていた場所、環境が次第に浮かび上がってくる。
犯人の尻尾が掴めそうになるも、呪詛の力は強い。エドに力が働き、無意識のうちにロレインを襲おうとしていた。首謀者は2人の存在に気付いており、すでに呪いをかけていたのだ!
犯人との決着をつけるべく、それぞれが動き出す。犯人の居場所を突き止めるエドに、呪術の内容を知るべくカストナー神父の元へ向かうロレイン。そして取り憑かれたアニーを解放するべく、デビーは司祭を連れて拘置所で悪魔祓いを再開する……。
ロレインはカストナーより「自分には男手1人で育てた娘がいる」との話を聞く。自身が神父であったこと、仕事の内容を隠し続けていたのだが、隠せば隠すほど彼女は興味を持ってしまっていたらしい。
なんとその娘とは、ロレインが透視で見た人物と同じ――。つまりカストナーの娘が犯人ということ。
カストナーは呪いの儀式の内容を把握しており、完成させるには3人の生贄が必要だと語る。
すでに殺されたジェシカが1人目、2人目は今憑依されているアニー、そして3人目は……。そう、時折ダメージや影響を受けている、エドなのだ。
【あらすじ⑤】悪魔祓いの結末
出典:映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』公式Facebook
儀式を辞めさせるには祭壇を破壊するほかない。ロレインは彼のいう通り祭壇へと向かうが、カストナーは邪魔をする存在として娘に殺害されてしまった。
その頃呪いは大詰めとなっており、アニーは拘置所で激しく苦しんでいる。デビーと司祭はなんとか押さえ込むも、厳しい状況が続く。
エドは危機を感じてロレインの元へと到着するが、3人目の生贄は彼であるため、呪いの力で憑依。ロレインへと襲い掛かってしまう。
しかしロレインは諦めることなく「私よ、私を思い出して」と必死に精神へ語りかけた。
するとエドの想い、彼女の声は悪魔を弾き飛ばし、見事祭壇を破壊することに成功。エドやアニーから悪魔は抜けていき、儀式を食い止めることができた。
呪いを失敗させたカストナーの娘は、生贄を待つ悪魔に食われ命を落とすことになる……。
後日、例の彫像はウォーレン夫妻の地下室へと保管された。そして肝心のアニーは死刑を免れ5年の服役で済んだと言う。のちにデビーとの結婚が決まり、それぞれが再び平和な日常へと戻っていくのだった。
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』のキャスト
ロレイン/ヴェラ・ファーミガ
出典:映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』公式Facebook
霊視の能力に優れているロレイン。夫を陰で支え、大きな優しさと愛を持ったキャラクターです。常に上品な出で立ち、落ち着きのある性格にはどこかホッとさせられるものがあるでしょう。
エドの負傷を心配しながら1人で行動する姿を見ていると、とても勇敢で芯の強さを覚えますよね。ロレインの存在は『死霊館』シリーズでもっとも魅力的で、ついつい彼女のファンになってしまうこと間違いなし。今回も自らの力を発揮し、無事に事件解決へと導きました。
ロレインを演じるのはヴェラ・ファーミガ。以前のシリーズより続投しており、『アナベル』など死霊館ユニバースでもお馴染みですね。
エド/パトリック・ウィルソン
出典:映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』公式Facebook
悪魔研究科であるエド。かつてのシリーズをご覧の皆さんはよ~くお分かりかと思いますが、数々の困難を乗り越えてきたたくましきキャラクターです。
ロレインを想い、常に彼女を守る姿がとにかく男らしい!本作でもなかなかの活躍っぷりでしたが、冒頭から大きなダメージを負うなど苦戦を強いられます。
悪魔に操られても愛の力で状況を打破するなんて、とてもロマンチックでしたね!『死霊館』シリーズはホラー映画ながら、2人の愛にキュンとさせられるシーンがあるのも見どころと言えます(笑)
エド役は過去作から引き続き、パトリック・ウィルソンが担当。ジェームズ・ワン監督の作品への出演歴が多く、『インシディアス』シリーズや『アクアマン』で観たことがある人も多いでしょう。
アニー/ルアイリ・オコナー
出典:映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』公式Facebook
悪魔の被害に遭ってしまうアニー。ディヴィッドを助けようとした一心で取り憑かれてしまうのでした。
苦しみながら立ち向かう姿勢は立派で、最終的にはデビーと幸せな生活を送ることとなります。呪いの力は強く、アニーがいつ生贄になるのか冷や冷やさせられるシーンが満載でしたね。
アニーを演じるのはルアイリ・オコナー。2012年にデビューし『スパニッシュ・プリンセス』などに出演。今要注目のイケメン若手俳優さんです。
『死霊館』シリーズを今一度おさらい!
出典:映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』公式Facebook
2013年よりスタートした『死霊館』シリーズ。実際に起きた事件をベースに作品が制作され、『アナベル』シリーズを含んだ全8作品をまとめて『死霊館ユニバース』と呼んでいます。
どの物語も初見さんウェルカム!な内容となっていますが、やはりイチからの世界観に触れることでより味わい深くなるもの。『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』だけでなく、死霊館ユニバースの歴史をおさらいしてみましょう。
ウォーレン夫妻の活躍を描く『死霊館』シリーズ
実在する心霊研究科のウォーレン夫妻と、彼らの関わった事件を基に描く『死霊館』シリーズ。
作中には実際の映像や音声が必ず組み込まれており、オカルト好きにはたまらなすぎる演出も。まるで信じられないような超常現象の数々、これにはホラーマニアも思わず唸ってしまうほどの新鮮さです。
ウォーレン夫妻のもとへ相談しにきた依頼者、そして事件解決に奮闘する2人に毎度釘付けになってしまうことでしょう。ホラー映画には欠かせない恐怖演出もありながら、謎解きのサスペンス要素もたっぷりと含まれているシリーズです。
ホラー界の有名キャラと化した!?『アナベル』シリーズ
ジェイソン、ブギーマン、チャッキー人形など、ホラー界隈には個性あふれる印象的なキャラクターがいますよね。その1人として有名なアナベルも、死霊館ユニバースには欠かせないシリーズです。
ウォーレン宅に封印されたアナベル人形。その脅威は想像を絶するもので、手に取る人々を恐怖の渦へと突き落としました。作中でもいかにその力が恐ろしいかを見せつけられるのです。
顔は怖けれどSNS上ではかな~りいじられており(笑)、色々な意味で愛くるしいキャラクターなんだとか。『死霊館』シリーズに比べるとビックリ要素は強く、ジェットコースター感覚で楽しめるような作品もありますよ。
実はこの作品も死霊館ユニバースだった!
2019年に公開された『ラ・ヨローナ~泣く女~』をご存知でしょうか?タイトルに『死霊館』も『アナベル』もついていませんが、実はこちらも立派な死霊館ユニバースの一つ。
有名な怪談をモチーフにした物語で、パッと見はあまり死霊館と関係がなさそうに思えるもの。しかし『アナベル』シリーズで登場したペレズ神父や人形そのものも登場していますよ。
ウォーレン夫妻は出てきませんが、作品を鑑賞すれば繋がりがあることはしっかりと理解できるはず!怖さのテイストは『死霊館』そのものなので、シリーズを通してのファンなら必ず楽しめることでしょう!
ベースとなった事件とは?どこまでが本当?
出典:映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』公式Facebook
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』は実在する人物・アニーらの体験を元に映像化したものです。
ディヴィッドに憑依した悪魔はグラツェル家に危害を加え、一家を疲労困憊させるまでに至ってしまいました。教会に駆け込んでもあまり効果はなく、追い詰められた果てにウォーレン夫妻を頼ったと言うのです。
アニーが悪魔と対話したのも事実で、悪魔は彼の肉体へ。そして悲劇は終わらず職場の雇用主を刺殺……。無意識のうちに罪を犯し、「これは悪魔のせいだ」と無実を主張。アメリカ全土をおびやかす大きな事件へと発展するのでした。
悪魔が憑依してから乗り移り、罪を犯すまでが全て嘘でないことに驚きですね。まるで作り話のような事件ですが、現実として起こったからこそ現代でも語り継がれているのでしょう。
「世の中には不思議な出来事があるんだな……」と考えてしまう、そんなエピソードだと思いますね。
『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』のみどころ
出典:映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』公式Facebook
冒頭10分でドキドキハラハラ!スピード感のある恐怖
物語はデイヴィッドの悪魔祓いをするところからスタート。
儀式は困難を極め、家の中はグチャグチャ、人は吹っ飛ばされるわ、ケガをするわでとんでもない絵面に!悪魔のパワーを早々に見せつけられるだけでなく、スピード感がある恐怖をすぐ味わえるのも良いですね。
「この後更に酷くなるんだろう」というニオイもプンプン。ホラー好きにはワクワクするほどエンジン全開の幕開けがあなたを待っています。
本作は“アトラクション・ホラー”とも言われていて、確かにアトラクションへ乗っているようなエンターテイメント性があるんですよね。ドキドキハラハラとしたテンポの良さをお楽しみください!
メリハリのあるストーリーで骨太な作品
『死霊館』シリーズはどれもメリハリのあるストーリーが特徴的。ただ驚かすだけでの大味な作品ではなく、最後まで飽きずに鑑賞できる工夫がたくさんなされているんですよ。
ホラーな部分はとことん怖く、サスペンスチックな展開もあり、そしてホロリとさせられる感動要素も含まれ……。ただ“怖い”、“ビックリする”のみで終わらせない細やかさがファンを多数ゲットする秘訣なのでしょう。
タイトルだけを見ればどうしてもオドロオドロしいイメージばかり先行してしまうものの、そうでないからこそ魅力的!ホラー好きさんだけでなく、少し内容の濃く深いストーリーに触れたい時にもオススメです。
霊や悪魔がソッ……“ヌルッと”出現するアノ感じがイイ!?
多くの人は「ドーン!」「バーン!」とモンスターや霊が派手に登場することを考えがち。けれど『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』に関しては、「気付いたらいた」レベルで“ヌルッ”と出てくるんです(笑)
よ~く目を凝らすと“いた”、核心に触れると目の前に“現れた”、ナチュラルな出現の仕方がクセになるんですよね。
エドと目が合って数秒停止、そしてようやく襲い掛かってくる緊張感も斬新でグッド!派手に出現するのも良いですが、ジワッと出てくるあの緊張感も更なる恐怖を誘うことでしょう。
ゆっくり出てこられることで悪魔や霊のヴィジュアルもしっかり確認できちゃう、そのイヤ~な感じでさえプラスに思えてしまいます(笑)
ホラーのお約束もアリ!定番ルールも守る硬派さ
ホラー映画には必ず定番ルールやお決まりの展開というのが存在しています。全てが王道だと目新しさには欠けますが、やはり一部は“お約束”を盛り込んでほしいですよね。ご安心ください、本作にはしっかりと含まれていますよ(笑)
例えば薄暗く、不気味な予感がする地下室。ウォーレン宅にもいわくつきの品が保管された部屋がありますが、それが本作だと他人の家の一部として登場。地下室=ヤバイのイコールをしっかりと守り、我々の期待を裏切らない設定となっています。
また“何かありそう”な床下、あまり役に立たない警察など(笑)、ホラー好きには嬉しすぎる定番ルールもアリ!斬新さ×あるあるのミックスも、より作品を盛り上げるエッセンスとなっているでしょう。
まとめ
ホラーファンはもちろんのこと、シリーズに初めて触れる方にも楽しめる『死霊館 悪魔のせいなら、無罪』。衝撃的なタイトルですが『死霊館』シリーズの軸は一切ぶらさず、作品の個性を貫き通すスタイルは流石のものです!
悪魔に憑依されるという実体のない恐怖、呪いの儀式に対する執念……。今回の作品はアナベル人形とは違い、形のない恐ろしさにフォーカスしたストーリーとなっていますよ。
ウォーレン夫妻の活躍やラブラブっぷりには要注目。かつて触れられなかった2人の馴れ初めシーンもあるため、既存ファンは絶対に見逃せません。
スピード感のあるジェットコースター・ホラーをぜひ劇場でお楽しみくださいね!