【最強決定戦】マーベル映画に登場する悪役ヴィランを徹底解剖!
マーベル映画に欠かせない存在といえば、悪役ですよね。悪役は英語で”ヴィラン”と呼ばれます。ヴィランという存在がなければ、ヒーローが解決する問題もなく、映画はつまらないものになってしまいます。この記事では、悪いけれどカッコいい、悪いからこそ憧れてしまう、そんな魅力たっぷりな、マーベル映画に登場するヴィランを、強さや能力の解説を交えて、ランキング形式でご紹介します!!
【注意!】この記事では、全体的にMCU映画のネタバレを多く含みます。未鑑賞の作品がある場合は、十分注意してご覧ください!
MCUにおけるヴィランの特徴って?
出典:マーベル公式サイト
MCUに登場するヴィランは、ヒーローたちとの因縁を抱えていたり、全うな哲学に基づいて行動するヴィラン が多く見られます。確かに、私欲で動くヴィランもいますが、ヒーローと同じように平和を願い、虐げられている状況にある同胞を救うため、といった動機が過剰になったため、悪に染まってしまったヴィランも多くいます。
つまり、「単純な悪」ではないということです。そんな人間味のある彼らに共感し、ヴィラン推しになってしまうMCUファンも多くいます。
また、MCUでは、回を追うごとに、ヒーロー1人ではとても倒せないようなヴィランが続々登場します。ヒーロー達が、仲間と力を合わせて、さらには知恵や工夫を働かせて強大な敵に立ち向かうといった展開こそが、MCUが世界的な人気となった理由の一つでしょう。
ヒーロー映画にはかかせない!?MCUに登場するヴィラン最強ランキング!
それでは、最強ヴィランランキング10位をご紹介します!
10位.ゴースト/ハナ・ジョン=カーメン
出典:マーベル公式サイト
登場作品:『アントマン&ワスプ』
ハンクピム博士の研究所を狙う謎の女。壁などの障害物をすり抜けることができる能力(量子フェージング能力)を持ち、アントマンやワスプを苦しめます。彼女の正体は、エイヴァ・スター。
彼女は、ピム博士の元同僚エライアス・スター(マイケル・セルヴェリス)の一人娘で、彼女は6歳の頃に父が起こした実験事故により、両親を失います。その時、大量の量子エネルギーを浴びてしまった彼女は、全身の細胞が分離と収束を繰り返す体質になってしまいます。それ以来、普段の生活をするにも、特殊なチェンバー内でしか生きられず、外に出るには特殊なスーツを着なければなりません。その能力は、絶え間ない苦痛を伴います。
彼女はその能力を買われ、S.H.E.I.L.Dの秘密工作員として汚れ仕事を請け負っていました。それは、彼女自身が生きるためにはやむを得ない事でした。彼女の寿命は差し迫っており、生き延びるためにはピム博士のモバイル研究所が必要だったのです。
純粋な悪になりきれなかった彼女は、量子世界から帰還したジャネット(ミシェル・ファイファー)の能力や、量子エネルギーによって症状が緩和し、生き延びられることを知った後、スコットらに感謝の意を述べ、逃亡生活へ出ることを決意したのでした。
9位.ウルトロン/ジェームズ・スペイダー
出典:マーベル公式サイト
登場作品:『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』
人工知能ジャービスとセプターから生まれたロボット。トニーとブルースの共同研究によって生まれ、「平和をもたらす」とプログラムされましたが、「アベンジャーズを皆殺しにし、地球の人類を滅亡させれば、世界は平和になる」という極論に達してしまい、人類に牙を剥きます。
生みの親であるトニー・スタークのようにジョーク好きで、言動や思考も彼と似ていますが、それを指摘されると、図星なのか、激怒する人間臭い面もあります。
外見はまさにヴィランといった様子ですが、それは仮の姿であり、本体はあらゆるネットワークに接続できるプログラムです。プログラムの断片さえ残っていれば、すぐに復活できるという不死身の耐久性を持ちます。
さらには、自らのプログラムを他のボディにコピーし、増殖することも可能。戦闘力こそ、1対1ではアベンジャーズに劣りますが、圧倒的な数の力で彼らを苦しめました。
8位.キルモンガー/マイケル・B・ジョーダン
出典:マーベル公式サイト
登場作品:『ブラックパンサー』
ワカンダにしか存在しない幻の鉱物ヴィブラニウムを狙う謎の男。彼の正体は、ワカンダ前国王の弟ウンジョブの1人息子でした。つまり、ブラックパンサーであるティチャラとは従兄弟同士なのです。
彼は、19歳で海軍兵学校を卒業、さらにマサチューセッツ工科大学に進学ほど明晰な頭脳も持ち合わせています。そして米軍シールズに入隊後、様々な戦地を経て、傭兵として暗殺を請け負います。殺した人の数だけ、背中に傷を刻んでいます。
キルモンガーの父は、最先端の技術と希少鉱物ヴィブラニウムを独占するワカンダを開国しようとして、ワカンダに殺されてしまいます。世界中で虐げられている同胞を救おうとした父がなぜ殺されなければならなかったのか、彼は父の無念を晴らすため、母国に復讐を誓うヴィランになってしまったのです。
彼の願いは、幼い頃から父に言い聞かされた「世界中で最も美しい夕陽」であるワカンダの夕陽を眺めることでした。彼はティチャラとの戦いに敗れますが、死の間際にその夕陽を見ます。
ヴィランでありながら、母国に憧れを持ち、父の無念を晴らすために戦う様は多くのファンを感動させ、MCUきっての人気ヴィランとなりました。
7位.ウィンター・ソルジャー/セバスチャン・スタン
登場作品:『キャプテン・アメリカ』シリーズ 『アベンジャーズ インフィニティウォー』他
ヒドラの秘密工作員。その正体は、第二次世界大戦時に戦死したと思われていたジェームズ・ブキャナン・バーンズでした。彼は、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)の親友でもあります。
彼は、ヒドラによって洗脳され、過酷な肉体訓練を受けます。その結果、自我を失い、「熱望、錆びつき、17、夜明け、灼熱、9、温情、帰郷、1、貨物列車」という単語を言い聞かせることによって、忠実に命令を聞く無慈悲な殺人鬼に改造されました。任務時にのみ、解放され、それ以外の時間は冷凍保存されていたため、キャプテンアメリカと同様、若い容姿を保っています。
強靭な肉体と格闘術の他、チタン性の左腕「サイバネティックアーム」を持ちます。この武器は、ナイフや銃弾はもちろん、キャプテン・アメリカの盾を受け止めたり、防弾仕様の車両を易々と破壊するパワーを持ちます。しかし、シビルウォーの時、トニーとの戦闘で破壊されてしまいました。
洗脳も解け、アベンジャーズの一員として正義のために戦うことになった彼は、ワカンダで治療を受け、ワカンダの技術によって作られた新しい義手を着けて戦場に向かいます。
以前はヒドラのマークである赤い星が肩部分にデザインされていたのですが、ワカンダ製の義手はマークが無く、黒を基調とし、金のラインが入ったデザイン(ティチャラの趣味?)となりました。
6位.ロキ/トム・ヒドルソン
出典:マーベル公式サイト
登場作品:『マイティ・ソー』シリーズ、『アベンジャーズ』シリーズ
ソー(クリス・ヘムズワース)の弟というイメージが強い彼ですが、オーディンの実の息子ではなく、養子です。ソーと共に育てられたロキは、実直な性格に育った兄のソーへの反発心なのか、ひねくれ、こじれた性格となりました。
チタウリの軍団を引き連れて地球征服を目論んだり、アスガルドの王座を狙ったり、死んだふりをして兄のソーを困らせたり…。悪戯の神というだけあり、姿を自在に変化させては人々を欺きます。ヴィランとしてアベンジャーズと戦ったこともある彼ですが、その戦歴は散々なもので、『アベンジャーズ』ではハルクにボコボコにされています。
しかし、彼の魅力はヴィランでありながら憎めない親しみやすさにあります。『マイティ・ソー ダークワールド』では、母フリッガを殺したダークエルフにソーと協力し2人で立ち向かったり、『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、リベンジャーズとしてソーやヴァルキリーとともにヘラに立ち向かいました。
そのいたずら好きで弟感満載の彼にはファンも多く、『アベンジャーズ インフィニティウォー』で、ソーやアスガルドの民を守るために自らが犠牲となり、サノスに殺された時は多くのファンが悲しみました。
5位.ロナン/リー・ペイス
出典:マーベル公式サイト
登場作品:『ガーディアンズオブギャラクシー』『キャプテンマーベル』
狂信的なクリー人。惑星ザンダーを滅ぼすため、サノスの手下となり、パワーストーンを狙います。戦闘能力は、ガーディアンズの力自慢であるドラックス(デイヴ・バウティスタ)を易々と返り討ちにするほどであり、相等の強さであることが伺えます。
パワーストーン奪還を失敗してはサノスにドヤされながらも、ついにストーンを手に入れます。しかし、クイル(クリス・プラット)の突然のダンスパフォーマンスに気を取られているうちに、ガーディアンズに再びストーンを取られてしまい、クイルの放つストーンの力で消失しました。この出来事は後に「ダンスで宇宙を救った」とドラックスにネタにされています。
皆に忘れ去られていた頃、なんと彼がある作品でMCUに再登場します。その作品は『キャプテン・マーベル』。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』から遡ることおよそ20年、彼はまだ若く、クリー帝国のアキューザー(最高告発者)でした。地球を征服しようとしたところ、キャロル・ダンバース(ブリー・ラーソン)の圧倒的な強さを目の当たりにし、怖気付いて引き返してしまったのです。
恐ろしい見た目の割に、ヘタレっぷりな一面があるところが彼の魅力ですね!
4位.エゴ/カート・ラッセル
出典:マーベル公式サイト
登場作品:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2』
ロケット(声・ブラッドリー・クーパー)がアニュラクスバッテリーを盗んだためにソヴリンの艦隊に追われていたガーディアンズを助けた彼は、クイルの父であると名乗ります。謎に包まれていたクイルの父親が判明しますが、彼の正体はなんと惑星そのもの。
初老のダンディな男性は仮の姿で、宇宙誕生から生き続けるセレスティアル(天界人)でした。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にて、人間が持つとそのパワーに耐えきれず崩壊してしまうパワーストーンをクイルが扱えたのも、このためです。
良き父を装っていたエゴですが、彼は様々な惑星に子種を残し、力を受け継げなかった子供たちを皆殺しにしていたのでした。クイルに接触した理由は、力を受け継いだ息子を取り込んで自らを「拡張」するためであり、その名の通り「エゴ」の塊だったのです。
クイルの母親が若くして亡くなった理由も、エゴが脳に腫瘍を埋め込んだからだったのです。この事実を知ったクイルは激昂し、ガーディアンズとエゴの戦いが始まります。
3位.ヘラ/ケイト・ブランシェット
出典:マーベル公式サイト
登場作品:『マイティーソー バトルロイヤル』
オーディン(アンソニー・ホプキンス)の第一子として生まれた死を司る女神。つまり、ソーの姉にあたります。
かつてオーディンと共に他の惑星を侵略し、アスガルドを最強帝国に作り上げた第一人者でした。しかし、アスガルドを平和的に統治することに決めたオーディンは、アスガルドの血塗られた歴史と共に、近衛兵であるヴァルキリーらを犠牲にしながら、ヘラを封印してしまいます。
オーディンが亡くなったことにより、その封印が解け、ヘラはソーとロキの前に現れます。彼女は、オーディンに変わり、アスガルドを征服しようと侵略を開始します。その強さは最強を誇り、オーディンが星の心臓で作ったムジョルニアを片手で破壊してしまいます。
無限に繰り出せる黒い剣を武器とし、アスガルドの兵士たちをいとも簡単に皆殺しにしてしまいます。あまりの強さに、ソーたちは、アスガルドの無限の炎で巨大化したスルトをヘラに仕向け、アスガルドと共に葬る形でなんとか倒しました。
2位.ドルマムゥ
登場作品:『ドクターストレンジ』
ダークディメンション(暗黒次元)の支配者。カエシリウス(マッツ・ミケルセン)たちと契約し、地球を征服するつもりでいました。
ドルマムゥは、これまでも地球を吸収しようとしましたが、それを阻んでいたのがストレンジ(ベネディクト・カンバーバッジ)の師匠であるエンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)でした。つまり、ここでカエシリウスと利害が一致したわけですね。
ドルマムゥの強さは計測不能といっても過言ではなく、彼には死という概念すら存在し得ません。そんな最強のヴィランを倒すためにストレンジがとった方法とは?
それはずばり、「嫌がらせ」でした。ストレンジは、あらかじめタイムストーンを使い、ドルマムゥに殺される度に時間を巻き戻し、彼の前に現れるようにしたのです。エネルギー波で焼き殺しても、串刺しにしても蘇っては「ドルマムゥ!話をしに来たぞ!」と何度も自分の前に現れるストレンジに音を上げたドルマムゥは、カエシリウスを暗黒次元に連れていく事、これ以上地球に手を出さない事をストレンジに約束します。
「嫌がらせ」というまさかの方法で最強のヴィランに勝ったストレンジですが、これも、「気が遠くなるほどの回数殺される」という彼の強靭な精神力ありきの作戦でした。
ちなみに、ドルマムゥの声は、ドクター・ストレンジを演じたベネディクト・カンバーバッチ本人が声優として演じています!ヒーローとヴィランの両方をやる遊び心もマーベル映画ならではですね!
1位.サノス/ジョシュ・ブローリン
出典:マーベル公式サイト
登場作品:『アベンジャーズ』シリーズ
言わずと知れた最強最悪のラスボス。その腕力はアベンジャーズで最も怪力のハルクを凌駕し、さらに知力や所有するテクノロジーも宇宙最強を誇ります。以前はロキやチタウリの軍団を使い、地球を征服しようとしましたが、満を辞して自ら地球に侵略、アベンジャーズと激戦を繰り広げます。
元は平和主義だった彼ですが、生まれ故郷である惑星タイタンが人口超過により制御できなくなった状態を目の当たりにし、民のほとんどを虐殺するという暴挙にでます。それ以来彼の思想は極端を走り、ついには「宇宙の生命を半分に減らす」という野望を叶えるために6つのインフィニティストーンを集めることに。
血も涙もないヴィランのように見えますが、彼には彼なりの慈悲があったのです。インフィニティストーンの一つであるソウルストーンを手に入れるために、娘であるガモーラ(ゾーイ・ザルダナ)を犠牲にしなければなりませんでした。その時に流した涙は彼の本心であり、彼が一筋縄ではいかないヴィランであることがよくわかります。
ヒーローたちが束になっても歯が立たない底知れぬ強さをみせたサノスは、アベンジャーズシリーズのラスボスとしては申し分のない最強のヴィランでした。
【番外編】最凶?印象に残ったヴィラン5選!
ここまでは最強ヴィランをご紹介しました。ここからは、最強ランキング圏外ですが、印象に残ったヴィランをご紹介します!
1.ジモ大佐/ダニエル・ブルーリュ
登場作品:『アベンジャーズ シビルウォー』
元特殊暗殺部隊のリーダーでしたが、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』でアベンジャーズとウルトロンの戦いに巻きこまれ、妻と娘、そして2人を守っていた父を失います。それ以来、愛する家族を奪った原因となったアベンジャーズに恨みを抱きながら復讐を誓います。
しかし、彼には特殊な能力もなければ知能も腕力も平均男性レベルです。そんな彼がスーパーヒーローたちに復讐するために立てた計画は、「内部分裂」でした。
ヒドラの残党を脅迫し手に入れたのは、ウィンターソルジャーを操るためのキーワードが書かれた門外不出の手帳でした。彼はそれを使い、ソコヴィア協定で亀裂が入ったトニー(ロバート・ダウニーJr.)とキャップ(クリス・エヴァンス)の絆にさらに揺さぶりをかけたのです。
ヒーローのあり方を今一度問いかける『キャプテン・アメリカ シビルウォー』という作品にふさわしく、一味違ったヴィランでした。
2 ヴァルチャー(エイドリアン)/マイケル・キートン
登場作品:『スパイダーマン ホームカミング』
舞台は『アベンジャーズ』に遡ります。チタウリの軍団とアベンジャーズの戦いにより、壊滅状態になったニューヨーク。エイドリアンは、その残骸処理を任されていた作業会社の社長でした。
しかし、彼はトニー・スタークが設立したダメージコントロールに仕事を奪われてしまいます。それによって社員共々仕事を失い、露頭に迷うかと思われましたが、彼らは残骸処理をしながらチタウリのテクノロジーを密かに拝借し、兵器製造に使用したのです。それ以降もウルトロンやヒドラなど、アベンジャーズに敗れたヴィランの残骸を使ってはハイテク兵器を製造、それを密輸して会社を持たせていました。
時は経ち、『スパイダーマン ホームカミング』にてついに表舞台に現れます。エイドリアンは自分専用のウィングスーツを開発し、ヴァルチャーとして暗躍していたところ、スパイダーマンというヒーローと遭遇します。裏稼業を邪魔された彼はヴィランとしてスパイダーマンと戦うことになります。
宇宙や地球規模のヴィランと戦ってきたアベンジャーズでしたが、「親愛なる隣人」であるスパイダーマンの敵として、ヴァルチャーのようなご当地ヴィランは新鮮ですね。
しかし、彼の正体は、ピーター・パーカー(スパイダーマン)の片思い相手であるリズの父親だったのです。ホームカミングパーティのパートナーとしてリズを迎えにきたピーターの前に、彼女の父親としてヴィランが現れたシーンは衝撃的でした。
3.マンダリン/エド・ギルバード
登場作品:『アイアンマン3』
秘密結社テンリングスはMCU第1作目『アイアンマン』からトニーを狙うテロリストとして登場しており、『アイアンマン2』では電撃ムチを操るヴァンコ(ミッキー・ローク)を支援していたりと、その後も度々その存在を匂わせています。
『アイアンマン3 』ではそのリーダーとしてついにマンダリンが登場します。しかし、その正体は年老いた売れない俳優トレヴァーであり、贅を尽くした生活を与えられるかわりに整形手術を施され、真のキリアン(ガイ・ピアース)の影武者として動いていただけでした。
その後は姿を消したと思われたテンリングスですが、マンダリン含めこの組織はMCUフェーズ4に登場する可能性があるのです。原作のマーベルコミックでは、マンダリンは10個の指輪をつけることによって、インフィニティストーン以上の能力が使えるヴィランとして登場します。
トレヴァーも形だけとはいえ、10個の指輪をしていましたよね。サノスに代わるラスボスとして登場であろうテンリングスとマンダリンから目が離せませんね!
4.ミステリオ/ジェイク・ギレンホール
登場作品:『スパイダーマン ファーフロムホーム』
修学旅行でイタリアを訪れていたピーターは謎の怪物に襲われます。そんな彼を危機一髪のところで救ったのがミステリオでした。戦闘時にはドームのようなヘルメットを被り、空を自在に飛びながら手から緑色の光線を放出し、謎の怪物「エレメンタルズ」を撃退します。
彼は、「アース833」という並行世界(マルチヴァース)からやってきたと名乗ります。自らの世界を滅ぼしたエレメンタルズという超常現象のようなヴィランたちを追って、ピーターたちの暮らす「アース616」にやってきたと言うのです。
突然現れた頼もしいヒーローにトニーの面影を見たピーターは彼を信頼し、トニーの遺品である人工知能「イーディス」を託します。しかし、ミステリオの正体はただの人でした。並行世界などは嘘っぱちであり、エレメンタルズや自分の能力も特殊効果で再現したリアルな映像だったのです。
「アベンジャーズが活躍するようになった昨今、人々はより過激なヴィランやスーパーヒーローを求めている」と主張するミステリオは、飽和したMCUの世界観に一石を投じるヴィランでした。
5.レッドスカル/ヒューゴ・ウィーヴィング
登場作品:『キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー』『アベンジャーズ インフィニティウォー』
キャプテン・アメリカの因縁の敵となる秘密結社ヒドラの創始者。スティーブ・ロジャーズに打たれた超人血清と同じものを投与しますが、未完成であったため、皮膚が剥がれ落ち、赤いガイコツのようなビジュアルになってしまいます。
その人の持つ腕力や精神を増強させる超人血清は、レッドスカルの邪悪な野心も増長させてしまったのです。キャプテン・アメリカとの死闘の末、暴発したキューブ(スペースストーン)のエネルギーに巻き込まれて消失してしまいます。
しかし、時は経ち、なんと『アベンジャーズ インフィニティウォー』にてMCU再登場を果たします。死亡したかと思われていた彼ですが、惑星ヴォーミアでソウルストーンの守護者として生きていたのです。かつての野望にあふれた面影はなく、どこか悟りきった雰囲気で登場しました。あれほど求めたストーンを守る立場になるという皮肉な運命でした。
まとめ
MCUに登場する最強ヴィランをランキング形式で紹介しました!彼らは悪役でありがら独自の哲学を持っていたり、時折人間臭い一面を見せたりします。
そんな彼らに憧れてしまったり、共感するのもMCU映画の楽しみ方なのです!みなさんも、ヒーローに注目するだけでなく、推しヴィランを見つけてみてはいかかでしょうか!
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