『アベンジャーズ/エンドゲーム』あらすじネタバレ徹底解剖 ! これを読めば全てがわかる
衝撃的な終わり方で世界中のマーベルファンを落胆させた『アベンジャーズ インフィニティウォー』から約一年、その続編である『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されました。興行収入は『アバター』の27億8970万ドルを塗り替える27億9020万ドルを記録し、全世界歴代興行収入世界一となりました!
この記事では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のあらすじや、登場人物の紹介、分かりにくかった点をネタバレ全開で解説します!
また、映画ひとっとびでは、『アベンジャーズ インフィニティウォー』を解説した記事もありますので、インフィニティウォーをおさらいしたい方は是非そちらもご覧下さい!
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目次
- 『アベンジャーズ』前作までのあらすじ
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレあらすじ
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』で最後に生き残ったのは16人
- トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニーJr)
- スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
- ソー(クリス・ヘムズワース)
- ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)
- クリント・バートン/ホークアイ(ジェレミー・レナー)
- ハルク/ブルース・バナー(マーク・ラファロ)
- ジェームズ・ローズ/ウォーマシン(ドン・チードル)
- スコット・ラング/アントマン(ポール・ラッド)
- キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)
- ネビュラ(カレン・ギラン)
- オコエ(ダナイ・グリラ)
- ロケット(声:ブラッドリー・クーパー/モーション:ショーン・ガン)
- ウォン(ベネディクト・ウォン)
- ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)
- ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)
- サノス(ジョシュ・ブローリン)
- インフィニティ・ウォーからエンドゲームまでの出来事をおさらい!
- これを知ればもっと楽しめる!『アベンジャーズ/エンドゲーム』9つの注目ポイント
- まとめ
『アベンジャーズ』前作までのあらすじ
「全宇宙における生命体の数を半分にする」という野望を持ったサノスは、それを叶えるべく、強大な力を持つ6つの石「インフィニティ・ストーン」を奪うために宇宙を巡っていた。明晰な頭脳と圧倒的なパワーを備えた彼は、殺戮もいとわずにインフィニティ・ストーンを揃えていく。
サノスの野望を阻止するべく、地球を守る最強ヒーローたちのチーム「アベンジャーズ」が立ち上がる。しかし、命がけの彼らの抵抗も虚しく、サノスは全ての石を手に入れ、最悪の野望を達成してしまう。目の前で仲間、恋人、家族を失ったヒーロー達は途方にくれるのだった。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレあらすじ
【アベンジャーズ エンドゲームネタバレあらすじ①】サノスの指パッチン後
サノスの指パッチン、そのときクリントは
自宅軟禁中のクリントは、家族とともに幸せに暮らしていた。彼に弓矢の手ほどきを受けるのは娘のライラ(エイヴァ・ルッソ)だ。一発で的のど真ん中に命中させる彼女の実力に2代目ホークアイの素質を感じさせる。食事の準備をする妻ローラと話していたが、振り返ると娘の姿がない。娘の名前を呼びながら彼女を探すクリント。しかし、振り向くとそこには妻も息子二人の姿もなかった。
すべてを失い宇宙を漂うトニー、彼を救いに来たのは…
惑星タイタンでサノスと激戦を繰り広げたトニー。地球人では彼だけが生き残り、同じく生き残ったネビュラと行くあてもなく宇宙をさまよっていた。2人はお互いを助け合いながら助けを待つが、あれから3週間経った今、宇宙船ベネター号の燃料は底をつき、酸素も食糧も残りわずかとなっていた。衰弱死を覚悟したトニーは妻ペッパーに遺言ともとれるメッセージを残す。
その後、極度の疲労からトニーは深い眠りに落ちる。どれくらい眠ったのか、彼はまばゆい光で目を覚ます。宇宙船の外からこちらを見ていたのはキャプテン・マーベルことキャロル・ダンバースだった。
再開した一同、しかし亀裂が走る。
ニック・フューリーの救難信号を受信したキャロルは地球へ降り立ち、トニーの救出に来たのだった。彼女の誘導で地球に帰還したトニーとネビュラ。地球で待つ妻と、生き残ったアベンジャーズが出迎える。トニーはキャップに肩を預け、「止められなかった。あの子(ピーター・パーカー)を失ってしまった。」と告げる。ロケットは、ガーディアンズはネビュラしか残っていないことを知り、悲しみに暮れる二人は手を取り合うのだった。
生き残ったヒーローたち(上記参照)は、作戦会議を開く。しかし、トニーはこの状況についてよく思っていなかった。彼は、「自分が言う通りにしていれば、この危機を防げたかもしれない。アベンジャーズはやられてからやり返すだけなのか。」と主張する。激しく憤るトニーを前に、他のヒーローたちは言葉が出ない。胸のリアクターを外し、「これで戦ってこい」と乱暴にキャップに渡した後、トニーは倒れて気を失ってしまう。
再び、サノスと対峙
サノスの居場所を突き止めようとするヒーローたち。そこに助言をしたのは、サノスの養子であるネビュラだった。サノスは常日頃から「やる事が済んだら農業をしたい」と言っていたという。また、ロケットは、以前指パッチンした時と同じ様なエネルギーをある星で感知したという。サノスはそこにいると推測したアベンジャーズは、全員でその惑星に向かうことに。
惑星にワープした一同、まずキャロルだけが偵察に向かう。帰って来た彼女は軍隊も衛星も防御システムもなく、サノス一人しかいないと報告する。サノスは一人で農作業をしていた。ガントレットを付けた左腕は爛れ、その左半身はボロボロで歩き方もままならない。
家で一息ついたサノスに、キャロルのフォトンブラストが襲いかかる。一瞬で彼の動きを封じたアベンジャーズ。さらにソーはサノスの左腕をガントレットごと切断した。
しかしそこにはインフィニティストーンが一つもなかった。サノスは再び石が使われることのないよう、全ての石を破壊したという。感知した異常なエネルギーとはその時のものだった。ソーは怒りに任せてサノスの首を切り落とす。為すすべのない一同は途方にくれるばかりだった。
【アベンジャーズ エンドゲームネタバレあらすじ②】最悪の事態から5年後
それぞれの生活、思い
最悪の事態から5年が経っていた。世界は荒れ果て、人々の心は荒んでいた。あの事件を忘れようとする者もいれば、前に進もうとする者もいた。
キャップは病んだ人々の心を癒やすため、グループセラピーを開いていた。他のアベンジャーズたちは、いろいろな地域に散らばり、各々の持ち場を守っていた。ガーディアンズやキャロルは宇宙で活動し、ナターシャをまとめ役として定期的に報告をしているようだ。ローズは、各地でマフィアを殺害しているのはクリントだと報告する。それを聞いたナターシャは通信を切るやいなや、何もできないこの状況を悲しみ、涙を流すのだった。
スコット・ラングの帰還
サンフランシスコの貸倉庫に古びた一台のバンがある。それは量子トンネルを搭載したピム博士のバンだった。どこからか忍び込んだネズミが偶然にスイッチを押してしまい、量子トンネルが起動。そこから出てきたのは5年前に量子世界に閉じ込められたスコットだった。何が起きたのかわかっていないスコット。
彼が貸倉庫から出ると街は荒れ果てていた。かつて住んでいた家に戻るとそこには見慣れない若い女性が。その女性は成長した娘のキャシー(エマ・ファーマン)だった。娘との5年ぶりの喜ぶスコット。彼が次に向かったのはアベンジャーズの基地だった。
大きな頭脳を求めて
アベンジャーズの基地についたスコットは、キャップとナターシャに事の成り行きを説明する。スコットいわく、現実世界の5年間は量子世界での5時間ほどだったそうだ。時空を超える世界が存在しているということは、時間を巻き戻せるのではないかと推測する。3人は、過去に戻ってインフィニティ・ストーンを集めれば、消えた仲間を取り戻せるのではないかと考える。3人はトニーに助けを求めることにする。
トニーは隠遁生活を送っており、妻ペッパーとの間には娘のモーガンができていた。キャップはトニーにタイムトラベルの件を提案するが、トニーはそれによって万が一家族を失うことはできないこと、そもそもタイムトラベルの理論が不確実であることを理由に提案を拒む。トニーに断られたキャップらは、より大きな頭脳を求めてある人を尋ねることにする。
3人が次に訪れたのは、ブルースだった。ブルースは5年の歳月をかけ、ハルクの体格にブルースの頭脳を統合させることに成功していた。ブルースにとってタイムトラベルは専門外の分野だったが、実験を行うことに。スコットを実験台として試行を重ねるが、座標が定まらず、青年になったり老人になってしまう。
無謀な作戦だったと打ちひしがれるキャップの前に一台のスーパーカーが止まる。それはタイムトラベルの理論を完成させてきたトニーだった。彼はシビル・ウォーの時に没収したままだった星条旗の盾を再びキャップに手渡す。こうして長い間仲違いしていた2人は和解したのであった。
ソー、クリントとの再会
タイムマシンを作る間、作戦を実行するため、各地に散らばったアベンジャーズたちを呼び戻す必要があった。ロケットとブルースはノルウェーにあるニューアスガルド村に向かう。そこには難民となったアスガルド人が定住していた。ヴァルキリーとも再会し、久々の再開を祝うブルース。
二人はソーと再会するが、以前のソーとは丸っきり変わってしまっていた。ビールの飲みすぎで膨れた腹、髭や髪は伸び放題、コーグ(タイカ・ワイティティ)らゲーム三昧の自堕落な日々を送っているようだ。ブルースがサノスについての話題を持ちかけるとソーの表情が一変する。彼は全てを失ったストレスからパニック障害になってしまったのだった。
場所は変わり、夜の東京ではヤクザの組織が謎の人物によって襲撃されていた。ヤクザのボスであるアキヒコ(真田広之)を殺した黒装束の男はクリントだった。彼は家族を失った悲しみを怒りに変え、各地のマフィア集団を壊滅させていたのだ。その様子を見守っていたナターシャはクリントを説得する。こうして初代アベンジャーズたちが再集結したのだった。
作戦会議
アベンジャーズの基地に集まったヒーローたちはストーンを集めるために作戦会議を開く。ここで行うのはタイムトラベルでなく、設定した時間の座標に飛ぶことによって過去や未来に改変しない「タイムヘイスト(時間泥棒)」だ。今度はクリントが実験台になり、過去の地点の自分の家に飛び、野球のグローブを現在に持ち出すことに成功する。
しかし、作戦に必要な燃料となるピム粒子の残りは少ない。それぞれの意見と記憶を持ち寄った会議の末、3つのチームにわかれ、ストーンを回収することになる。ロケットとソーが2013年のアスガルドで1つのストーンを、ローディ、ネビュラ、ナターシャ、クリントが2014年のモラグで、手分けして2つのストーンを、キャップ、トニー、ブルース、スコットが2012年のニューヨークで3つのストーンを回収することに決まる。
再び集結したアベンジャーズたちはそれぞれの思いを胸に、それぞれの時代へ飛んでいくのだった。
【アベンジャーズ エンドゲームネタバレあらすじ③】タイムヘイスト作戦、決行!
2012年 ニューヨーク
この時代では、アベンジャーズとチタウリの軍団が交戦していた。ニューヨークサンクタムの屋上ではフードを被った魔術師がチタウリを撃ち落としている。その魔術師とは、ドクター・ストレンジの師匠であるエンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)だった。
そこにたどり着いたブルースはワンを説得し、タイムストーンを回収しようとするが、時間の流れが変化すると別のパラレルワールドが生まれてしまうという理由で拒まれる。しかし、ストレンジがサノスにタイムストーンを差し出したことを説明すると、ワンはブルースとストレンジを信頼し、ストーンを彼に託すのだった。
ブルースがタイムストーンを回収している間、トニーらはスペースストーンとマインドストーンの回収に向かう。この時代ではロキがその2つのストーンを持っており、ちょうど過去のアベンジャーズ達がロキを捕らえたところだった。マインドストーンはロキの杖に埋め込まれており、SHIELDに持ち去られるところだった。この時代のSHIELDは敵対組織であるヒドラに支配されている。
ストーンを護衛するヒドラたちと同じエレベーターに乗り込んだキャップ。一大事かというところで、「Hail, Hydra(ヒドラ万歳)」とキャップが呟く。まんまと杖を手に入れたキャップ。しかし、降りたフロアで過去の自分に鉢合わせてしまう。当時の自分と戦い、なんとか倒した彼は合流地点に向かう。
過去のトニー達がストーンの保管についてピアース長官(ロバート・レッドフォード)と揉めている間、リアクターに侵入したスコットがヒューズを折ると、過去のトニーは軽い心臓発作を起こす。現場が騒然するなか、警備員に変装した現代のトニーがどさくさに紛れてスペースストーンを奪う。
しかし、ちょうど階段から降りてきた過去のハルクとぶつかってしまい、ストーンはロキの足元に。彼はとっさにストーンを拾うと、別の空間へ逃げてしまった。ストーンを取り損ねたトニー。ピム粒子は帰りの分しか残っていない。しかし、ある時代にピム粒子とスペースストーンが同時に存在していた場所があることを思いつく。キャップは彼の言葉を信じ、スコットを残して1970年のニュージャージーに飛ぶ。
2013年 アスガルド
ソーとロケットはアスガルド王国の宮殿に忍び込む。目的のリアリティストーンはエーテルとなってソーの元恋人ジェーン(ナタリー・ポートマン)の体内にある。早速作戦を実行しようとするロケットだが、ソーは自信を無くしており、勇気が出ない。逃げ出したソーは母親フリッガ(レネ・ルッソ)の姿を見つける。彼女はこの日にダークエルフに殺されてしまうのだ。
母を助けようか迷っていると、ソーはフリッガに見つかってしまう。彼女は今話しているソーが未来からやっていることに気づいていたのだ。「未来は辛かったのね?」とソーを抱きしめるフリッガ。ストーンを手に入れたロケットとも合流し、いざ現在へ、というところで制止するソー。左手を空に向けると、その手にはムジョルニアが飛んできた。
「俺にはまだ価値がある」と自信を取り戻したソーはロケットと共に現在へ飛ぶ。
2014年 モラグ、ヴォーミア
ナターシャらは2014年のモラグへ飛び、ローズとネビュラはそこでパワーストーンを、クリントとナターシャはそこからヴォーミアへ飛び、ソウルストーンを取りに行く計画だ。ナターシャらを見送ったローズらは、クイル(クリス・プラット)を気絶させ、パワーストーンを回収する。
現在に飛ぼうとした2人だが、ネビュラの調子がおかしい。その時代のネビュラが同期してしまい、サノスに存在がバレてしまったのだ。アベンジャーズの計画を知ったサノスは、当初の計画を早め、全ての生命体を消し去った上で新たな世界を創造することを決意。その時代のネビュラは、現代の彼女になりすまし、アベンジャーズの基地へ戻るのだった。
一方、ナターシャらは、ソウルストーンがある惑星ヴォーミアにたどり着く。レッドスカル(ヒューゴ・ウィーヴィング)の導きにより、自分の愛する存在を犠牲にしないとストーンを得られない事を知る。2人はお互いに自分こそが犠牲になるべきだともみ合いになり、一進一退の攻防の末、ナターシャが犠牲になる。目を覚ましたクリントの手にはソウルストーンが握られていた。
1970年 ニュージャージー
トニーとキャップはニュージャージーの軍事施設に忍び込む。ここでは若きピム博士が研究しているため、ピム粒子が存在し、スペースストーンもある。
二手に分かれた2人はそれぞれ目的の物を奪いに行く。キャップは首尾よくピム粒子を盗み出す。逃げる際に入った部屋は、ペギーカーター(ヘイリー・アトウェル)の部屋だった。すぐそこにいるのに、キャップは声をかけられない。彼は俯いたままその部屋を後にする。
一方、トニーは地下の保管施設に忍び込み、ストーンを拝借する。合流地点に戻ろうとすると、そこにはトニーの父であるハワード(ジェームズ・ダーシー)がいた。地上に出るまでのしばらくの間2人は他愛のない会話をする。もうすぐ子供が生まれるのでナーバスになっている彼を励まし、トニーは今まで言えなかった感謝の気持ちを伝える。
【アベンジャーズ エンドゲームネタバレあらすじ④】失われた仲間のために
それぞれのインフィニティストーンを手に入れ、現代に帰還したアベンジャーズ。しかしそこにナターシャの姿は無かった。ソーはストーンがあれば彼女も元に戻るとみんなを励ます。しかし、クリントは彼女は決して戻らないと確信していた。彼女のためにも、一同は前を向いて計画を進める。
トニーは、自らが開発したガントレットに全てのインフィニティストーンをはめることに成功する。問題は、サノスですら死にかけたそのガントレットを誰が装着して指を鳴らすかだ。アベンジャーズ屈指の耐久力を持つソーが立候補するが、多量のガンマ線を浴びてハルクになったブルースがガントレットを装着することになる。
一方、現代のネビュラになりすました過去の彼女は、隙を見て量子トンネルを作動。現代にサノスを呼び出す手引きをしていた。トニーは基地の防御システムを作動、そしてガントレットを装着するブルース。ガントレットからは凄まじいエネルギーが放たれる。ブルースは苦しみながらも、皆の想いを乗せ、指を鳴らした。
【アベンジャーズ エンドゲームネタバレあらすじ⑤】迫りくるサノスの手
サノス、襲来
ブルースが指を鳴らすと、あたりはまばゆい光に包まれた。何も変わった様子はない。その時、クリントのスマートフォンが鳴る。消えたはずの妻ローラからの着信だった。消えた人たちは戻ってきたのだ。安堵の表情を浮かべるブルース。しかし、上空に不穏な影が。
次の瞬間、何者かに攻撃を受け、アベンジャーズの基地は崩壊する。過去のサノスが現在に来てしまったのだ。散り散りになるアベンジャーズ。インフィニティ・ガントレットはクリントの目の前にあった。サノスの軍団が彼に襲いかかる。ナターシャの魂が入ったガントレットを抱え、クリントは必死に逃げる。
揺れ動くガモーラ、その時ネビュラは…
現在のネビュラは、サノスの戦艦の中にいた。自分のせいでサノスを現在に送ってしまったと打ちひしがれる彼女に、ガモーラは「未来では、私たちの間に何が起こったの?」と問いかける。「幾度も殺しあった。でも最後は友達に、姉妹になった。」とネビュラは答える。それを聞いたガモーラは「彼を止めましょう。」と手を差し伸べる。こうして姉妹は再び結束したのだった。
サノスの軍団からなんとか逃げ切ったクリントはネビュラと出会う。ホッとしてガントレットを渡すクリント。それを受け取ったネビュラは「父上、石を見つけました。」とサノスに報告する。彼女は、過去からやってきたネビュラだった。
クリントを殺そうと引き金を引きかけたその時、ガモーラと現在のネビュラが現れる。なんとか過去のネビュラを説得する2人だったが、彼女は「私は変われない」とガモーラに銃口を向ける。その時、過去のネビュラを撃ったのは現在の彼女だった。再びガントレットはクリントの元に戻る。
BIG3の前に立ちはだかるサノス
キャップ、ソー、トニーの前にサノスが立ちはだかる。これまでに無い連携技でサノスと戦う3人だが、サノスはやはり強かった。トニーは気絶し、ソーが危機一髪となったその時、ムジョルニアがサノスを攻撃する。ムジョルニアが飛んで行った先にはキャップがいた。
ついにムジョルニアを持ち上げることができたキャップは、サノスを圧倒する。しかしそれも束の間、形勢は逆転し、今まで壊れたことの無かったキャップの盾も真っ二つに割れてしまう。
【アベンジャーズ エンドゲームネタバレあらすじ⑥】アベンジャーズ、アッセンブル
現れた光の輪
トドメだ、と言わんばかりにさらに軍団を加勢するサノス。他の皆が倒れる中、キャップは再び立ち上がる。その時、キャップに通信が入る。「On your left.(左から失礼)。」声の主はサム(アンソニー・マッキー)だった。左を見ると、光の輪から現れたのはティ・チャラ、シュリ、オコエの3人だった。
さらに続々と光の輪が現れる。消えたアベンジャーズたちが帰ってきたのだ。それだけでなく、ワカンダの戦士たちや、アスガルドの戦士たち、サンクタムの魔術師たち、ラヴェジャーズまでが集結する。最後に現れたのは、レスキューアーマーを着たペッパーだった。瓦礫の中からはジャイアントマンが現れ、ブルース、ロケット、ローズも無事だったようだ。
地球のヒーローたちは、サノスの軍団と向かい合う。先頭に立ったキャップはムジョルニアを引き寄せ、号令をかける。
「Avengers!!…Assemble.」
それぞれの再会
サノスの軍団とアベンジャーズの真っ向勝負が始まった。その中で、消えていたヒーローたちとの再会をはたす者もいる。トニーは戦闘の中でピーターことスパイダーマンと出会う。タイタンで彼を失い、自責の念に駆られていたトニーは、早口でまくしたてる彼を何も言わずに抱きしめるのだった。インフィニティ・ストーンを元の時代に戻すためには量子トンネルが必要だ。スコットはワスプは量子トンネルを直すために息のあったコンビネーションでおなじみのバンへと向かう。
インフィニティ・ストーンはリレー方式でバンへと運ばれる。クリントからティ・チャラに渡るも、彼の前に立ちはだかるサノス。しかし、サノスの目の前に降り立ったのはワンダ(エリザベス・オルセン)だった。ヴィジョン(ポール・ベタニー)を殺された怒りをぶつけるワンダ。さすがのサノスも彼女のパワーには押し負けてしまう。すると、サノスは手下に空爆を命じる。激しい爆撃によりアベンジャーズは形勢を逆転されてしまう。
女性アベンジャーズ、集結!
インフィニティ・ガントレットはティ・チャラからピーターに託されていた。ペッパーやヴァルキリーの助けを借りるも、サノス軍艦の爆撃により、動けなくなるピーター。
その時、軍艦の砲撃が方向を変え、空を撃ち始める。フライデーの分析によると、正体不明の物が大気圏に突入してきたと言う。
その正体はキャロルことキャプテンマーベルだった。軍艦を一撃で破壊するキャロル。サノスは絶望の表情を浮かべる。迫り来るサノスの軍団を前に、ガントレットをキャロルに託すピーター。「心配しないで、私たちがついている。」ピーターを守るように集まったのは、女性アベンジャーズたちだった。
次々とサノスの軍団を倒す彼女たち。キャロルは一直線に量子トンネルのバンへと向かう。しかし、そのバンにサノスはブレードを投げ、破壊してしまう。
1,400万605分の1の結末とは
量子トンネルが破壊された衝撃で吹き飛ぶキャロル。転がったガントレットにサノスが駆け寄るが、彼に取らせまいとアベンジャーズは必死に抵抗する。キャロルも参戦するが、ガントレットはサノスの手に渡ってしまう。
その刹那、トニーとストレンジは顔を見合わせる。意味ありげに人差し指を立てるストレンジに、トニーは全てを悟る。これが1,400万605分の1の結末なのだと。指を鳴らそうとするサノスに最後の抵抗をかけ、ガントレットを奪おうとするトニー。しかし、その抵抗も虚しく、一瞬で跳ね除けられてしまう。
「I am inevitable.(私は絶対なのだ)。」と指を鳴らすサノス。しかし何も起こらない。トニーの方を振り返ると、インフィニティ・ストーンは全て彼のアーマーに装着されていた。「And, I… am Ironman.(ならば、私はアイアンマンだ)。」とトニーは指を鳴らした。
【アベンジャーズ エンドゲームネタバレあらすじ⑦】別れ、そして…
トニー・スタークの最後
あたりはまばゆい光に包まれる。サノスの軍団が塵になりゆく中、サノスは諦めたように座り込む。彼もまた、塵になっていくのだった。
インフィニティストーンの衝撃で致命的なダメージを負ったトニーにアベンジャーズたちが駆け寄る。「スタークさん、僕ら勝ったんだよ…」と泣きながら言うピーターをなだめるペッパー。妻である彼女はトニーに最後の言葉をかける。「私たちは大丈夫だから、ゆっくり休んで。」トニーはその言葉を聞き、静かに生き絶えた。
葬儀、そしてそれぞれの道
戻ってきた友人や家族たちとの再会を祝う人々。トニーの家では、家族やハッピー(ジョン・ファブロー)が集まり、生前トニーが残したメッセージを聞いていた。最後にトニーは、以前娘モーガンが彼に言ったセリフを言う。「I love you 3000.(3000回愛してる)。」と。録画映像でありながら、その視線は娘に向けられているようだった。
ペッパーたちが外に出ると、礼服を着たヒーローたちや、シールドのメンバーが集まっていた。トニーの訃報を聞き、葬儀に駆けつけた人々だ。花束を川に流すペッパー。そこには、「トニー・スタークにも心がある」と刻まれたトニーのリアクターがあった。
キャプテン・アメリカの引退
改良された新型の量子トンネルに立つキャップ。その傍らにはムジョルニアもある。時間の流れを変えないために、インフィニティ・ストーンを元の時代に戻してくる必要があるのだ。バッキー(セバスチャン・スタン)とサムが見守る中、ブルースがスイッチを入れると、タイムトラベルが始まり、キャップの姿は消える。もう一度量子トンネルのスイッチを入れると、キャップが戻るはずだが、そこにキャップの姿は無かった。
バッキーは湖畔のベンチに老人が座っていることに気づく。彼は年老いたキャップだった。タイムトラベルで現在には戻らず、そのまま自分の人生を生きようとしたのだ。サムに星条旗の盾と2代目キャプテン・アメリカを託すスティーブ。その表情はどこか満足そうだった。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』で最後に生き残ったのは16人
トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニーJr)
出典:マーベル公式サイト
天才発明家、プレイボーイ、金持ちという特技を持った世界的に有名な実業家。自ら開発したアーマードスーツを装着し、アイアンマンとなる。そのスーツは常にアップグレードされており、『インフィニティ・ウォー』からは、ナノテクを使ったスーツを駆使して戦う。
サノスの手下にさらわれたドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)を追ってピーター・パーカー(トム・ホランド)と宇宙船に乗ってしまい、惑星タイタンにたどり着く。サノスとの激戦の末、敗北。現在はネビュラとともに宇宙を漂流中。
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
出典:マーベル公式サイト
元はひ弱な青年だったが、人一倍強い愛国心から超人血清を打たれ、キャプテンアメリカとなる。敵対組織であるヒドラとの死闘の末、氷山に墜落、70年もの間氷漬けになっていたところを発見され、現代に蘇る。アベンジャーズのリーダー的存在。
トニーの父が発明したヴィヴラニウム製の盾を駆使して戦うが、現在はトニーとの仲違いにより使用していない。ソコヴィア協定に反対し、政府に逆らったため、逃亡生活を送った。ワカンダ王国でサノスと交戦するが、敗北。
ソー(クリス・ヘムズワース)
出典:マーベル公式サイト
アスガルド王国の王子であり、雷の神。神様なので、腕力と耐久力はアベンジャーズの中でもトップクラス。唯一生身でハルクとタイマンを張れる存在。
サノスにアスガルドの民と弟ロキ(トム・ヒドルストン)を殺され、復讐心に燃える。死の神である姉ヘラ(ケイト・ブランシェット)に愛用のハンマー「ムジョルニア」を破壊され、新たな武器「ストームブレイカー」を作る。ワカンダ王国での戦いで、あと一歩のところでサノスを殺し損ねる。
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)
出典:マーベル公式サイト
過酷な訓練によって育てられた元KGBの最強スパイ。現在はアベンジャーズとして平和のために戦う。初代アベンジャーズでは紅一点であり、なにかといがみ合うチームを影で支えてきた存在。サノスが現れるまでの2年間はキャップたちと隠遁生活を共にしていた。
クリント・バートン/ホークアイ(ジェレミー・レナー)
出典:マーベル公式サイト
元エージェントであり、地球最強の弓の使い手。スーパーパワーこそ持たないが、卓越した戦闘スキルと状況判断能力で超人たちと対等に渡り合う。シビルウォーにてキャップと共にトニーらと戦ったため、共犯者として逮捕。現在は司法取引により自宅軟禁されている。本作の冒頭で生存していることが判明。
ハルク/ブルース・バナー(マーク・ラファロ)
出典:マーベル公式サイト
天才科学者。過去の実験事故で多量のガンマ線を浴びたことにより、興奮や怒りを感じると超人ハルクとなってしまう。そのパワーと耐久はアベンジャーズ最強とも言われており、一度暴れだすと誰も手がつけられない。
しばらく消息不明だったが、ソーとともに行動していたことが判明。サノスと交戦し、敗北したことにより、ハルクに変身できなくなってしまう。
ジェームズ・ローズ/ウォーマシン(ドン・チードル)
出典:マーベル公式サイト
アメリカ空軍の大佐であり、トニーの親友。トニーが作ったアイアンスーツを装着し、ウォーマシンとなりアメリカのために戦う。シビルウォーにて半身不随となってしまうが、トニーの開発したスーツで歩行できるようになる。
法を守る立場だが、サノスが襲来したことにより、長官の命令を無視し、ワカンダ王国にてキャップとともに戦う。
スコット・ラング/アントマン(ポール・ラッド)
出典:マーベル公式サイト
元泥棒だったが、そのスキルを買われ、ピム博士(マイケル・ダグラス)が開発したスーツを装着し、アントマンとなる。身長1.5センチから、10メートルまで体の大きさを変えることができる。娘のことが大好き。シヴィルウォーでキャップと共に戦ったため、共犯者として逮捕、自宅軟禁の身になる。
キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)
出典:マーベル公式サイト
最強のパワーを持ったクリー人の元地球人。地球に不時着した際に記憶を失うが、覚醒後はキャプテン・マーベルとして戦う。地球のみならず、別の惑星の守護者でもあり、なにかと忙しい。地球でニック・フューリー(サミュエル・ジャクソン)と共に行動した時期があり、アベンジャーズ発足のきっかけとなる。フューリーは体が消えゆく中、彼女へSOSを発信する。
ネビュラ(カレン・ギラン)
出典:マーベル公式サイト
サノスの養女であり、彼によって全身を機械に改造され、殺人鬼として育てられる。同じように育てられた姉ガモーラとはいがみ合っていたが、和解。ガーディアンズの一員として行動を共にするようになる。
惑星タイタンにてトニーと共にサノスと戦ったが、敗北。トニーと宇宙をさまよう。
オコエ(ダナイ・グリラ)
出典:マーベル公式サイト
ワカンダの誇り高き戦士。親衛隊の隊長であり、最強の戦士。ブラックパンサーことティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)を小さい頃から守ってきた。執事のような存在でありながら、彼に対して軽口も叩く。ワカンダ王国で最後までサノスの軍団と戦うが、目の前でティ・チャラが塵になるのを目撃し、深い悲しみに暮れる。
ロケット(声:ブラッドリー・クーパー/モーション:ショーン・ガン)
出典:マーベル公式サイト
遺伝子改造されたアライグマ。ガーディアンズの一員で、見た目とは裏腹に腹黒く口が悪い。宇宙のテクノロジーに精通しており、機械の扱いもお手の物。気が荒く、いつも冗談を言っているが、人一倍仲間思い。
ソーの新たな武器「ストームブレイカー」を作る手伝いをし、サノスの軍団と戦ったが、相棒のグルート(ヴィン・ディーゼル)を目の前で失う。
ウォン(ベネディクト・ウォン)
出典:マーベル公式サイト
魔術の総本山である「カマー・タージ」にある図書館の司書。不届き者に禁書が渡らぬよう守る守護者であり、ドクター・ストレンジに助言をする良き理解者でもある。ハルクファッジが好き。本作で生存していることが判明。
ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)
出典:マーベル公式サイト
元はアスガルド王国を守る最強の女戦士だったが、死の女神ヘラに敗れたトラウマと王家への不信感から国を捨て、流浪の惑星サカールで賞金稼ぎをしていた。ソーやハルクとともにアスガルドの民を救い、宇宙を漂っていたところ、サノスの襲撃を受ける。命からがら脱出し、生きながらえる。大酒豪。本作で生存していることが判明。
ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)
トニーの秘書であり、妻。いつもトニーを側で見守ってきた良き理解者。トニーのスーツ依存症をよく思っていない。本作で生存していることが判明。
サノス(ジョシュ・ブローリン)
出典:マーベル公式サイト
最強にして最悪の存在。腕力だけでなく、知力も宇宙最強を誇る。その極端な思想から宇宙の生命体の半分を消し去るインフィニティ・ストーンを集め、アベンジャーズに勝利、自らの野望を達成する。その後はどこかの惑星の農園で一息ついている。
インフィニティ・ウォーからエンドゲームまでの出来事をおさらい!
アントマン&ワスプ
ゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)との激戦を終えたスコット。彼女の治療をするためには量子世界にある量子エネルギーが必要だ。スコットは量子トンネルを搭載したおなじみのバンで量子世界に入る。作業を終えた彼は、外にいるワスプ(エヴァンジェリン・リリー)やピム夫妻に連絡するが、応答がない。最初は冗談だろうと思っていたがどうやら様子がおかしい。
外の世界ではサノスが指パッチンを鳴らした瞬間であり、ワスプとピム夫妻も塵になってしまったのだった。
キャプテン・マーベル
『インフィニティ・ウォー』にて多くのヒーローを失い、残されたアベンジャーズは悲嘆に暮れていた。唯一残ったのはフューリーの私物である謎のポケットベルだけだ。
しかし、その通信機器も機能を停止してしまう。再起動を試みるも、彼らにはこれがなんなのかすら分からない。ナターシャは、フューリーが残したものである限り必ず意味があると主張する。彼女が振り返るとそこにはキャロル・ダンバースの姿があった。
これを知ればもっと楽しめる!『アベンジャーズ/エンドゲーム』9つの注目ポイント
ここからは、知っておくとより『エンドゲーム』を楽しめる9つの注目ポイントをピックアップ致します!
【ポイント①】アベンジャーズが時空を移動できた理由
今作の最も重要なパートと言えば「タイムヘイスト編」ですよね。あまり聞かない名前に戸惑った人も多かったのではないでしょうか?
これはタイムスリップと差別化した呼び方であり、本作で言及されていたバックトゥザ・フューチャーのようなものではありません。
ニューヨークでのエンシェント・ワンとブルースの会話によると、その時代のインフィニティストーンを奪ったことによって起きるパラレルワールドも、ストーンを元に戻すことによって閉じられるという理論です。
これは、アントマンが量子世界から帰還した際、時空移動ができたことを実際に体験した結果唱えられた理論です。それをトニーが正確に特定の座標に飛ばせる理論と統合できたため、今回の作戦が可能になったのです。
【ポイント②】衝撃のビジュアル!ソーが激太りした悲しい理由
激太りしたソーのビジュアルは衝撃的でしたよね。なぜソーは5年の間であれほど太ってしまったのでしょう?
時は『マイティ・ソー バトルロイヤル』まで遡ります。神様としての誇りを持っていたソーは、姉のヘラに王の証であるムジョルニアを破壊されてしまいます。その時、ソーはハンマーが無いと戦えないと自信をなくしていました。作品の最後では雷の神としての自信を取り戻しますが、姉に父を殺され、さらにその父から貰ったハンマーを破壊されたソーは悲しみに暮れます。
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』でロケットにそのことを打ち明けるシーンがありましたよね。
さらに、サノスに弟であるロキを殺され、そのサノスをあと一歩のところで倒せなかった彼は、『アベンジャーズ エンドゲーム』で無抵抗のサノスを怒りに任せて殺してしまいます。怒りによって神としての尊厳を忘れてしまったソーは、それ以来サノスのことがトラウマになり、PTSDを抱えてしまったのです。
悲しみやトラウマのストレスから、暴飲暴食に走ったのでしょう。母フリッガにそれを打ち明ける場面は涙モノでしたよね。
ちなみにあの太ったソーには正式名称があります。その名も「Bro Thor(ブロ・ソー)」。親しみをこめて、兄弟やダチという意味の「Brother」をかけ合わせて名付けたそうです。確かに太ったソーには以前より人間味が増してて、親しみが湧きますよね。
ちなみにソーを演じているクリス・ヘムズワースは特殊メイクで太ったソーを演じました。
【ポイント③】タイムヘイスト編は伏線が満載!
アベンジャーズたちが過去の場面までタイムトラベルするシーンは、あのシーンがもう一度見れるのか!別の角度から見るとこう見えるのか!と興奮の連続でしたよね!エンシェント・ワンがチタウリと戦っていたシーンや、クイルがノリノリで歌ってるシーンなど、過去作を見ているとより楽しめるシーンが満載です!『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』でのエレベーターの戦闘シーンを再現した場面は、戦闘せずにキャップの機転で切り抜けたりと、嬉しい肩透かしもありましたね。
また、1970年ニュージャージー編で、ハワード・スタークの運転手が誰だかお気付きでしょうか?あの人はジャービスというスターク家の執事です。
そう、トニーの以前のA.I.の名前は彼からとっているのです。映画のみを見ていた人は、「この人があのジャービスなのか!」と納得したでしょう。今回ジャービス役を演じたジェームズ・ダーシーは、MCUのドラマシリーズ『ペギー・カーター』でもジャービス役を演じているのです!ドラマのファンにまでサービスをするというマーベルの抜かりなさを感じさせる嬉しい演出でした。
【ポイント④】クリントがソウルストーンを手に入れる事ができた理由
惑星ヴォーミアでのクリントとナターシャの攻防は見ていて辛いものがありました。『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』から見ている方は、ソウルストーンの入手条件を知っているだけに、「どうか、行かないでくれ!」と思った方も多かったはず。
しかし、ソウルストーンの入手条件は「愛するものを犠牲にする」だったはず、クリントとナターシャは愛し合っていたの!?と思った方もいるのではないでしょうか。
サノスがソウルストーンを手に入れた時は、娘のガモーラを犠牲にしていました。つまり、恋愛の愛でなく、家族愛という形の愛を差し出したのです。
愛するものを犠牲にしなければならないという条件を出されたときに、真っ先に自らが犠牲になろうとしたクリントとナターシャは、長い間アベンジャーズとして活動していたうちに、お互いが家族のような存在になっていることを確信していたのです。
【ポイント⑤】ムジョルニアを持ち上げるキャップ!
本作で最も盛り上がったシーンの一つといえば、キャップがムジョルニアを持ち上げた瞬間でしょう。ソーも「I knew it!!(わかってたぜ)」と言っていたように、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』の飲み会の余興で、誰も持ち上げることができなかったムジョルニアをキャップだけは持ち上げかけるシーンがありました。
ムジョルニアは元々ソーの父であるオーディンが、「この力は相応しきものが授かるだろう」という魔法をかけたハンマーです。周りの全員が倒れようとも、何度地に伏せようとも、キャップだけは最後まで諦めずに立ち上がってサノスに挑みました。彼がヒーローたる所以である自己犠牲と不屈の精神にハンマーが呼応し、遂に持つことができたあのシーンはとても感動的でした。
【ポイント⑥】「アベンジャーズ・アッセンブル」のセリフの真意
原作ファンの間では、アベンジャーズと言えば!なセリフがあります。それは「アベンジャーズ、アッセンブル!」です。原作では毎回キャップが言うおなじみのセリフなので、ファンから言わせれば、「なぜ今まで言わなかったんだ!」とモヤモヤするほどでした。
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』の最後で「アベンジャーズ…」と言いかけたときも結局そのセリフは出ませんでした。満を持しての名台詞、まさに『アベンジャーズ エンドゲーム』のためにとっておいた珠玉の掛け声でした。
【ポイント⑦】ガモーラの行方
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』で犠牲となったガモーラ。今回では、過去の彼女が登場します。彼女は、現在のネビュラに心を動かされ、サノスに反旗を翻します。最終決戦でクイルと出会いますが、もちろん彼のことは知りません。
ここで皆さんが気になるのは、やはり「トニーの指パッチンでガモーラは消えてしまったのか?」ということですよね。
実は、未公開映像にその答えがあります。トニーがストーンを使い、息絶えたあと、ヒーローたちは彼に敬意を表して跪きます。そこには、立ち去るガモーラの姿がありました。
あくまで未公開映像なので、生死に影響する可能性は低いのですが、やはり期待してしまいますよね。本作の最後では、クイルがガモーラを探していました。
2023年には『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol. 3』の公開が予定されており、そこでのガモーラ再登場への期待が高まりますね!
【ポイント⑧】キャップが自分の人生を生きることを選んだ理由
キャップは本作の最後で老人になって登場しました。彼は、タイムトラベル先で自分の人生を生きようと決意したのです。1970年のニュージャージーに飛んだときも、窓の向こうのペギーを見て物憂げな表情をしていましたね。また、過去の自分の対決では、肌見放さずもっていたペギーの写真が功を奏しました。彼はそれほどペギーのことを思っていたのです。
思えば、キャップは時代に翻弄された人生を送ってきました。『キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャーズ』で祖国アメリカの名前を背負った彼は、ヒーローであり続けました。しかし『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』では、忠誠を誓った政府組織がヒドラに支配されており、祖国から裏切られるという事態に陥りました。だからこそ、彼は『キャプテン・アメリカ シビルウォー』でソコヴィア協定に反対したのです。
変わりゆく彼の心のなかでも、変わらないのはペギーへの思いでした。氷山に墜落する寸前に交わした約束は、ダンスの約束でした。約束通り、スローな曲で踊る二人で本作は終わります。「今までありがとう、お疲れ様。」とキャップを祝ってあげたい素晴らしいラストシーンでした。
【ポイント⑨】エンドクレジットがない理由。あの「音」の意味は?
マーベル映画のお楽しみといえば、次の作品につながるエンドクレジットですよね。しかし、本作にはそのお楽しみがありませんでした。代わりに、初代アベンジャーズを演じた俳優たちのサインという特別なクレジットがありました。正真正銘、アベンジャーズの最後の作品ということを実感させる終わり方でした。
また、クレジットのあとにある音がなります。それは、鐘を叩くような音でした。鐘の音は6回鳴り、本作は終了します。この「6回」という回数から、初代アベンジャーズである「6人」の引退を示唆しているのではという意見があります。また、その音は、MCU第一作目の『アイアンマン』でトニーが洞窟でマーク1を作ったときの音と非常によく似ています。新たなアイアンマンの誕生、もしくはMCUの再始動を予感させます。
まとめ
『アベンジャーズ エンドゲーム』について、あらすじや見どころをネタバレ全開で徹底解説しました!
MCUにおけるアベンジャーズ最終章にふさわしい終わり方でしたね。みなさんの中には、まだ全てのMCU作品を見ていないという方もいると思います。本作は、MCU作品を見ていれば見ているほどその興奮と感動は大きくなります。
ぜひ、MCU作品をもう一度最初から見直してみてはいかがでしょうか!その際に、この記事を参考にして頂ければ幸いです。
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